MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

新年度レッスンスタート

2009年04月20日 | バイオリン

3月の発表会を最後に
バイオリンレッスンは春休みとなっていましたが
今年度のレッスンがスタートしました。
久々、ほぼ1ヶ月ぶりです。
            
今回は、ポジション・トレーニングに始まり
短い練習曲を6つの調に移調して演奏した後
新曲を聴いていただきました。

曲については、
アクセントのつけ方や強弱
弓を返す時、ほとんど音が切れないように
などのアドバイスをいただきました。

先生、あまり具体的には説明なさらない。
『耳でわかれば、できますよね』
みたいな感じです。

唯一、具体的に注意してくださったのが
『左手、使わない指の力を抜いてください』でした。

ピアノだと、使わない指は脱力して
鍵盤の上に放置しておけるのですが

バイオリンの弦の上に脱力した指を放置したら
音が変わってしまうじゃありませんか。
持ち上げた状態で脱力なんて
ピアノと逆です。ありえません

で、避けようと意識するあまり、
必要以上に力が入ってしまうのですね。

次回のレッスンは、すぐ来週なのですが
いよいよ次から、新しいポジションに入る
と、先生が宣言なさいました

(昨年度は、3月に発表会もあったため
 結局、第1ポジションだけのレッスンだったのです。)

いよいよ、かあ。
とりあえず、脱力、脱力と…。

2年と2日。

2009年04月19日 | Weblog

おとといの4月17日は
『MY研究所』ブログの開設日でございました。
        
去年の4月19日、
自分のブログ開設日を本人が忘れ
2日遅れで「ブログ1周年」に気付いて日記を書きましたが
それが やたら印象に強かったらしく
自分でも「開設日は4月19日だった」と
と思い込んでいまして
再び2日遅れの『2周年』でございます。

もし来年3周年まで続いていたら
また間違えそうな気がします。

まあ、ブログの記念日より大切なのは
ブログを通して得たものだと思うので、よいのですが。

        
2年といえば、バイオリンも習い始めて2年以上が経ち
弓も運指も、だいぶ慣れてきました。
同じバイオリン仲間も見つかり
これからが楽しみです。

こちらのブログへ遊びに来てくださる皆様には
暖かい言葉をいただいたり
相談したり、質問しあったり
直接は会えなくても、人とのつながりを感じられた
楽しい1年を過ごさせていただきました
ありがとうございます。

皆様へ、心からの感謝を込めて。
これからもよろしくお願い申し上げます。


おわびです

2009年04月18日 | Weblog

日頃レッスンで気付いた事や
あれこれ調べた事などを
自分用の資料として、ノートにまとめてあるのですが

先日、そのノートをパラパラと見直して
「ん?」と ひっかかったモノが

スメタナの誕生日、書き写し間違っている…

(誤)→ 2月3日
(正)→ 3月2日

月と日が逆転しています

あ~っやっちゃった
書いてから、何か変だと思った~

以前2月生まれの作曲家の話を書きましたが
案の定、間違えたまま書いていました。

と、いうわけで
すみません、日記(2月4日)の方は書き直しましたが
スメタナの誕生日を間違って覚えてしまわれた方
正しくは3月2日です。ひな祭りの前日です。


5月から新課題曲。

2009年04月17日 | Weblog

10~6級の学習者グレードには
Aコース・Bコースの2種類がありまして

Bコースは昔ながらの総合的テスト
(自由曲演奏・初見・即興・聴音)
Aコースは新しくできたコースで
自由曲・課題曲・初見と、『演奏重視』のテストです。

当然、内容的にいろいろ要求される
Bコースの方が難しく、準備に時間もかかります
その反面、きちんと勉強して実力をつければ
音楽の楽しみ方が広がるコースですね

もっとも、
そんなにたくさん勉強している時間も余裕もない。
演奏を楽しむだけで十分満足、というのであれば
Aコースは良いのでしょう。
        
ただし、Bコースが
いくらでも勉強に時間をかけられるなら
ゆっくり4年、5年かけて実力を蓄えられるのに対し
Aコースには、タイムリミットがあります。

課題曲が、4年ごとに変更されるのです。

つまり、のんびりと構えて
受験を延ばし延ばしにしていると
それまで弾いていた課題曲が『課題曲』ではなくなり
新しく「課題曲」を勉強しなおさなければならない
というわけ。
(それまでの旧課題曲は、自由曲として使えます)

そして、まさに来月5月から
Aコースの課題曲が、新しいものに替わります。

        
ばたばたして、その事を忘れていた私。
(Aコースを受けさせる事がないので、つい…)
これから課題曲研究します。

とりあえず、エレクトーンの音色作ってみなくちゃ。

荷物軽量化作戦

2009年04月16日 | 音楽教室

イベントが続いたり
午前中は講座を受講し、返す足でレッスン会場へ
なんて事を続けていますと
ちょこちょこ忘れ物をしでかします

忘れ物トップ3
1位:筆記用具
2位: レッスンシール
3位:音楽データ(間違えて持ってくる)

実を言えば、腕時計を一番忘れるのですが
これは無くても困らない上(会場にも時計はある)
演奏する時は、結局外しますので除外。
        
さて、
曲が仕上がった時の、ご褒美のレッスンシールは
「ごめん、来週貼るね」と約束しておけますし
データは、無ければその場で作ることもできます。


筆記用具は…無いと仕事になりません。

会場のスタッフさんに
すみません、鉛筆と赤ボールペン、貸してください
とお願いするのは、何か悲しいものがありますね。
――小学生ですか
と自分に突っ込みを入れたくなります。

何にせよ、仕事用バッグは
グッズや楽譜でいっぱいになり結構重い。
なるべく軽く、軽く…と入れ替えるうちに
入れ忘れるわけですが。

そこで
『いっそ、発想を転換させてみては』と気付き
レッスン会場に、置き傘ならぬ、
筆記用具1セット』置いてみました。
(鉛筆、消しゴム、色鉛筆に色ペン。)

バッグが ちょっと軽くなりました


…横着じゃないもん。


できている分はキープで

2009年04月15日 | 音楽教室
以前、スタッフさんが
生徒さんの担当講師を決める時
男の子(特に小さい生徒さん)は
『男の子のレッスンに慣れている先生』に
お任せする、という事でした。
        
幸か不幸か、男の子のレッスンに慣れて
というか、次々来るので慣れさせられて、
うちのクラスの男の子率、異様に高いです
(だいたい3割強)

十何年か前の、新人講師だった頃は
男の子って、レッスンでのノリはいいけれど
 一週間経ったら、大方忘れてしまうのは何故だろう?
と悩んでいましたが

十何年後かの現在は
男の子って、乗せやすくてかわいい
 練習してこなかった?
 そりゃあ、練習する気にさせられなかった
 私の教え方が悪かったんだわ。

慣れって怖いですね。


まあ、男の子でも女の子でも
基本は一緒で
「ひたすら褒めて、やる気を出す。」
できている所は、何度でもしっかり褒めます。

だって、褒めないと、
本人が「自分はこれが出来ている」という意識を無くすから。
自覚しなくなると、
できていた事もできなくなったりするので
しっかり自覚してもらって、実力キープです。
        
今週、手強いボクは
1週間のうち2日練習してきました(正味10分くらいずつ)

私「そうか、2日は練習したんだね。
  2日がんばって練習したから、ここは上手に弾けたのね。
  来週は、もう1日弾く日が増えるといいなあ。」

彼『あっ、じゃあ来週は4日弾く

私「それはすごい。素晴らしい。
  期待しております。」


たぶん、2日は弾いてきてくれます。


学習者グレード準備(初見演奏)

2009年04月14日 | 音楽教室

学習者グレードに向けて、ただいま準備中。
今回が「お初」となる生徒さんも数名います。
初めて(Bコース)を受ける生徒さんは
初見演奏、ちょっと訓練が要りました

【よくある初見(10~8級)のミス】

調号の見落とし
音を読み取る事に夢中になり、
調号をすっぱり忘れて弾く人が多い。
(9割くらいの人が調号の♯♭を見落とします。)
最初に必ず調性を確認し、
メロディーも伴奏も、両方意識すること。

「右手パートは意識できたのに、左手パートは見落とし」
これ、結構あります

拍子感
4分の3拍子の曲なのに、
1小節毎に「考える時間」が1拍入って4拍子。
3拍子が苦手な生徒さんは多いので
うちのクラスは重点的に3拍子をやります。

音価の見落とし
4分音符も2分音符もみな同じ長さで弾いて
音符の少ない小節は短く、多い小節は長くなる…
わかっていないわけではないのだけど
「試験」となると、焦ってよくやるミス。

先の動きを読み取れない
片手ずつ動く部分はさらさら弾けるのに
両手同時に弾く小節になった時初めて
それぞれの音を確認し直す人多し。
弾きながら、先を読めないのですね。
譜読みの段階で、実際手がどう動くのかを
イメージトレーニングしてね、とアドバイスします。

この辺が基本で、さらに
どこまでを1フレーズとして弾くか
どこに旋律があるのか
どう表情をつけて弾くか
という表現部分にこだわります。

これらは、実際、試験の場でできるとは限りません。
でも日頃のレッスンで注意している事を
『これは初見だから』と
見逃しに出たくはないなあ、という気持ちがありまして。

クローゼット整理

2009年04月13日 | Weblog

この土日、上天気が続き
絶好の行楽日和となりました

私も、土曜日は京都へ遊びに行ってまいりましたが
(お花見ではなく和菓子目的。花より団子です。)
その日のあまりの暑さにびっくりし
翌日の日曜は、丸1日自宅に引きこもって
衣替え&洗濯をしておりました。

もう、いくら寒さが戻ってきたとしても
これは見た目が暑苦しすぎるからNG、
これは色が秋冬向きだからボツ、と
仕事に着ていく服を一通り見直し
自宅で洗えるものは、せっせと手洗い。

天気が良いので、洗ったセーター類はすぐに乾き
これで秋冬の衣装とは半年後までさようなら。

今週からは、さわやかに
春(というか初夏)らしい服装で出勤です。

と思ったら、今朝はなんだか肌寒いのですが。
しまった。早まった?

音楽仲間発見

2009年04月12日 | Weblog

インターネットで知り合い、
メールや掲示板などで交流することは多々ありますが
これが現実に会おうと思うと
こちらは大阪だけど あちらは青森だったりと
実際はなかなか難しいものです。

ところが
インターネットを通してやり取りしていた知人らに
『チェンバロを弾きに行ってみた』という話題をふったところ

「あ、私はピアノ弾いています」
「バイオリン習っていますよ」
「私はクラリネット吹けますが」
「声楽を勉強していました」

なんだか
【実は私も音楽やっています】
カミングアウト大会となりました

それがまた、
全員(公共交通機関で15分以内)という
妙に近いところに住んでいることもわかりまして

それなら、と
皆で集まって、お茶してまいりました。
そのうち、この新しい音楽仲間と
アンサンブルができそうな予感がします

最近は何故か鶏肉も

2009年04月11日 | 音楽教室
曲の中の あるフレーズが
音やリズムは同じなのに
スラーのかかる位置が変わっている
スタッカートが付いていたりいなかったりする
強弱表現が違う
ということがあります

これ、結構生徒さんは見落としがちです。

最初に、どのくらいきちんと譜面を見ておくか、
が大切なのですが
この「一見同じフレーズだけど微妙に違う」
こういう変化に気付かないで
同じだ』と思い込んで覚えてしまったあげく
後で『違った』と気付いて直すのに苦労する曲は
初級・中級・上級を問わずあります。

うちのクラスの場合、ブルグミュラーが最初。

使っている楽譜は全音楽譜のものなのですが
「牧歌」「おしゃべりさん」
この二曲は、皆よく引っかかります。

「牧歌」は、フレーズの息の長さの変化に注意ですが
「おしゃべりさん」は、
冒頭と、再現部に出てくるテーマの一部に
フレージングだけが違う箇所』があり

現在これを弾いているMちゃん
案の定 どちらも同じように弾いてしまっています。

        
・ドドドラソ・ドドドソファ・ラララレドミレミレド
このフレーズ

初めに現れる時は
・ドドドラソ・ドドドソファ・ラララレドミレミレド

二回目に現れる時は
・ドドドラソ・ドドドソファラララレドミレミレド

(色の変わり目がフレーズの変わり目)

フレーズの取り方が変わり、息継ぎの場所が違うという事は
文章の中で「句読点( 、)」が付く場所が違う
つまり、言葉の切れ目が違うわけですから
言っている内容が違うということ。

って、言葉でいってわかれば苦労はしません。
Mちゃん、わかっていても
手がその弾き方に慣れてしまっていて
弾いても 弾いても直らない。

じゃあ、実際に言葉をつけてみたら?
と提案してみました。

M「どうやって?」

例えばですね、おしゃべりさんだから
世間一般のおしゃべり代表、おばちゃんの
物価高騰をぐちる会話』ということで

小麦粉も、牛乳も、卵も 値上がりして(最初のフレーズ)
ジャガイモも、タマネギも 、ダイコンも高いのよ(二回目の〃)

Mちゃんが弾いている横で歌ってあげたのですが
Mちゃんが爆笑して弾けなくなりました。
        

まあいいや。絶対正しく覚えられたはず。