MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

バスティンにプラス。

2009年11月11日 | 音楽教室


「導入テキスト」として何度か取り上げている
バスティンの「ピアノパーティー」シリーズは
A・B・C・Dの4段階のうち
A・Bがプレリーディングと言われる
五線を使わない、『音名とリズム』の楽譜
C・Dが、五線(大譜表)の楽譜となります。

かつて、このシリーズを より効果的に使うために
バスティン教材を研究していらっしゃる先生の講座を、
何度か受けに行ったものでしたが
パーティーシリーズのテキストで
『できれば一回のレッスンで進めたい』範囲
個人レッスンの30分では、厳しいところもあります。
(ご自分のレッスン方法を紹介して下さった先生も
  基本、レッスン形態はグループで1時間くらい)
            
さて その「ピアノパーティー」
Cの段階で、
ヘ音記号からト音記号まで、大譜表の音を
線の音符11個・間の音符12個に分けて
一気に23個教えてしまう方式ですが

個人の30分レッスンでは繰り返し復習する時間がなく
一回レッスンを休まれてしまったとき
あやふやになってしまうことも多いです。
(線と間の取り違えとか
もちろん、レッスン中に復習はしているのですが、
他の事をする時間が…時間が…。

                
そこで最近になって、試しているのが
「パーティーB」のテキストが終わりかけ
線・間の音符の区別を覚えたあたりで
バーナムピアノテクニックなどの
やさしい大譜表のテキストを加える方法です。
(一番やさしいミニブックを使う事が多いです)

鍵盤把握ができているので、ちょっと説明すれば
1グループ12曲を、ほぼ一気に譜読みしてくれます。
五線譜の読み方に小さい範囲で慣れてから
パーティーCへ。あるいは全然違うテキストへ。

まだ実験段階なので、どうなるかわかりませんが
パーティーだけでレッスンするより
定着がいいような気がします。