【ただいま読書中】

おかだ 外郎という乱読家です。mixiに書いている読書日記を、こちらにも出しています。

すごい速度

2020-09-13 09:21:18 | Weblog

 リニア新幹線の速度は時速500kmとか600kmとか言われています。東海道新幹線開業当初は200kmだったのだからすごい進歩だと思えます。
 ところでこの速度、第二次世界大戦当時のプロペラ戦闘機の速度とほぼ同じなんですよね(ゼロ戦が565km、紫電改が594km)。
 この場合、リニアとプロペラ機、どちらに感心するべきなのでしょう?

【ただいま読書中】『おどろきダンゴムシ図鑑』奥山風太郎 著、 幻冬舎、2020年、1300円(税別)

 ダンゴムシというけれど、脚の数を見たらわかるように、「昆虫」ではありません。なんと甲殻類なのだそうです。ということは、食ったら美味いのかな? ワラジムシ亜目(世界中に3700種存在)に属していて、さらにその中でダンゴムシの仲間はおよそ1350種。ところがワラジムシ亜目の研究者はとても少なく、したがってダンゴムシの研究は進んでいません。
 著者は学者ではなくて、たまたまフィールドで出会ったダンゴムシの魅力に取りつかれ、自宅で世界中の数十万匹のダンゴムシを飼育するようになってしまった生きものライターだそうです。
 「とげとげのあるダンゴムシ」の写真はインパクトがあります。ウニのようなものや金平糖のようなものやいがぐりのようなものも。一体このトゲは何の役に立っているのでしょう? エーゲ海のトリコダンゴムシにはごわごわした「毛」がはえています。なんで?
 「青く輝くダンゴムシ」は世界中に出現しますが、これは「病気(イリドウイルス感染)のダンゴムシ」だそうです。イリドウイルスは人には感染しないから、触っても大丈夫だそうです。
 世界にはいろんなダンゴムシがいるものだ、と豊富な写真を見ながら感心しましたが、私が一番馴染みがあるのは子供のころから身近にいたオカダンゴムシです。飼育はとっても楽ちんだそうですが、さすがに飼いたいとまでは思いませんねえ。庭をダンゴムシに快適な環境に保つくらいにしておきましょう。

 



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