観察月日 2020.11.8.晴 24℃
観察場所 山北町 玄倉
「風の様に、何か顔に当たるのだけど」誰かが呟いた。
暫く振りに、玄倉川沿いの林道を歩いている。車で玄
倉に付いた時は気温18℃、日中は24度と上がり、そ
の空気の中を同じ方向を目指して、風のように流れて
行くのは、小さな虫たちナミテントウムシであった。
林道を歩いた始めは、左程感じない程度であったが、
進むにつれ気になる様になった。やがて林道に立つ電
柱が見えると、虫たちの流れは変わり、乱舞となり多く
の虫は電柱に着地するものの、歩き回って落ち付かな
い。最近では林道の電柱も金属製の物も現われ、そち
らの方がより集まるようだ。
11月に入り、晴天、風なし、気温高く暖かな日、林道
を歩いていると、このような現象に出会う。私は「今日は、
テントウムシのお祭りだ」と、独り言を言ってしまう。
殆どがナミテントウムシの集団で、越冬の為の行動と
言われるが、良くは解っていないと思われる。
先へ進むと、サンショウの葉にアゲハチョウの5令幼
虫が2匹いた。越冬蛹に間に合うのか心配になった。
フクラスズメの5令幼虫もいたが、成虫越冬に時間が
あるのか、尚心配だ。
シロヨメナ、リュウノウギク、ヤクシソウ、アキノキリン
ソウ、リンドウの花に秋を惜しみつつ、現在進行形の
1日を過ごす事が出来た。
暫く振りの 玄倉林道歩きだ。
風の様に ナミテントウが飛ぶ。
電柱で お祭りだ!
アゲハ5令幼虫が心配だ。
フクラスズメの幼虫も心配だ。
シロヨメナ・・・・・・・・・。
リンドウが多い。
いい空気を吸って 仲間たち。