村山織物協同組合のブログ

武蔵野と狭山丘陵

やっと秋が

2024-09-04 10:35:07 | 日記
村山大島の女物は縦糸2種類で地糸+縦絣、横糸は地糸+横絣で構成されています。
縦絣は模様が作られていて、横絣は一本続きの糸で模様が染められていて、縦絣に横絣を合わせて模様が出てきます。
女物は模様が絣糸に染められていて、横絣を合わせて織り出します。
男物は縦糸は地糸+乱絣、横糸はマキ、ポチ、ヤハズ、マキポチという絣糸+地糸で構成されています。
縦の乱絣に合わせて一本一本違った種類の横絣糸を作る柄に合わせて選んで組み合わせて、模様を織り出します。
違いは女物は一本の模様のついた横絣をそのまま織り上げるのに対し、男物は種類の違う横絣を組み合わせて模様にします。
したがって、女物は模様が大きくなり(大きい絣と小さい絣の混合)、男物は小さくなります。(小さい絣の連続)
女物は裏表がなく(厳密には織っている上側が表になる)男物は裏と表があります、だいたい織っている上側が表になります。



織元は気候に合わせて糸の準備をします。特に湿度は糸の伸びに大きく影響するのでかなり気を使います。
風に吹かれればグチャグチャになるし、天気には気を付けています。
個人的な天気予報は富士山に雲がかかると午後風が出るとか、いろいろ。



     (^_-)-☆



コメント
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