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一顆明珠~住職の記録~

尽十方世界一顆明珠。日々これ修行です。いち住職の気ままなブログ。ときどき真面目です。

仏前結婚式の法要解説

2006年12月23日 | 思い・お寺の活動
今日はこれから仏前結婚式のお手伝いに行ってきます。

場所は教区の後輩のお寺で行われます。

新郎新婦はお寺関係ではなく一般の方。

私の配役(係り)は、法要解説(司会)。

あんちょこはあるものの、責任重大です。

仏前結婚式自体あまりないので、良い経験になりそうです。

頑張りまっす!


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第1回般若心経勉強会開催

2006年12月05日 | 思い・お寺の活動
本日、記念すべき第1回般若心経勉強会を当寺で開催した。

と言うと、いささか大げさだが、
先日来より、いつもの固定化した暁天(朝の坐禅)のメンバー4人で、般若心経勉強会を開くことが決まっていた(過去記事「般若心経勉強会」)

暁天はいつものように行い、改めて10:30にお寺に集合。

テキストは『よくわかる般若心経 岡野守也著 PHP文庫』を用いた。

会のスタイルは、私がメンバーにレクチャーをするというのではなく、みんなが車座になって活発に話し合いながら進行することにした。

私は司会進行役を務める。

まずは、お互いの自己紹介から。

そして、それについての質問。

次に、本文を順番に朗読し、内容についてそれぞれがコメントをしたり、さらにそのコメントについて意見を述べたりした。

途中、世相のことなどに話題が逸れたりしたが、仏教と現代が抱えている問題がいかにリンクしているか、仏教が現代的な問題にどのように関わることが可能か、ということにも絡んでいるので、あながち無駄な会話とは言えない。

今回は何より、メンバーが話し合うことで親睦が深まったのが良かったと思う。

これから、ともに学び、活発に話し合っていく中で、それぞれの般若心経の読みが深まっていくことを願っている。

この勉強会を通して、しっかりと大乗仏教の核心、「空」を理解することが狙いなのだ。

私もしっかりと学んでいこう。

地道に続けて行けば必ず力になるはずだ。

当初は12:00までの予定が、時間を忘れて話し合い、いつの間にか30分オーバーしてしまった。

初回が活発なうちに終わって何よりである。


余談だが、テキストの読みやすさ、分かりやすさを改めて感じた今回でもあった。


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1日は祝祷日

2006年12月01日 | 思い・お寺の活動
当寺では毎月1日の朝は祝祷日(しゅくとうび)として、大般若理趣分という神秘的な強い力があるとされるお経を真読しご祈祷をしている。

分厚いお経なので読むのは苦労だが、8年休まず続けているうちにだいぶ早く読めるようになった。

では、本堂に行って来るとしよう。


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来春には中国へ!

2006年11月30日 | 思い・お寺の活動
来年の3月には、当寺団参で中国旅行(3泊4日)に行って参ります。

もちろん道元禅師の祖蹟を参拝する予定です。

杭州から紹興へ。

紹興からバスで阿育王寺、天童寺参拝。

そしてまた杭州へ戻って市内観光。

メイン目的地となる「天童寺」は、宋に渡った道元禅師が正師如浄禅師と運命的な出会いを果たし、身命を省みずにご修行された名刹の寺です。

当寺初の海外団参旅行。

近隣のJ寺さんとの共同企画。

今からワクワクドキドキです。

いいぞいいぞ~!


いま檀家さんに送る旅行案内の手紙を三つ折りにしています♪


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講演デビュー・・・結果は、及第点。

2006年11月22日 | 思い・お寺の活動
実は今日は講演デビューの日。

講演と言うのは大げさか・・・。

それほど大勢ではない。

定員20名のところ18名お集まりいただいた。

年齢層はやはり高齢者が中心。

平均すると70代くらいだろうか。

ほぼ2時間、休みなしで、ぶっつづけで話す。

内容は仏教の根幹『縁起』の教えについて。

一緒に私たちのご先祖様を遥かな過去にまでさかのぼりながら、無限のご縁に生かされている命の意味を考えていく。

わたしたち一人ひとりには、たかだか800年前(鎌倉時代)までさかのぼった時点で、すでに1兆人を超すご先祖様がいらっしゃる。

つまり私たちのご先祖様は無限にいるということ、そしてそのご先祖様のうち、たった一人でも命をつなぐことができなければ、いまここに私は生かされていないということ。

さらにさかのぼる。

人類の祖先→旧人→原人→原始哺乳類→爬虫類→魚類→単細胞生物→地球・太陽系→原子(水素原子)→ビッグバン(137億年前)

137億年前にビッグバンが起こってから現在まで、一度の途切れもなく無限の奇跡的なご縁と、無限のご先祖様が途切れなく命をつないできてくれたおかげで私がいまここに生かされているということ。

だから私たち一人ひとりの命には宇宙137億年の歴史が込められている。

私たちの命はわけがあって生まれてきたのであり、無駄な命も、無駄な人生もない。

この命は「私の物」ではなく、宇宙の無限のご縁からいただいた「預かりものの命」であるということ。

それが分かれば、人を簡単には殺せないだろうし、自ら簡単に命を断つこともできないはず。
どんな命であっても私の好き勝手にしていいものではない。

人生は、私の欲望をひたすら追い求めるためにあるのではない。

全宇宙のすべての存在がはてしなくつながって一体であることを覚れば、私もあなたも現れとしては区別できても、バラバラに存在しているわけではなく、関係性の中でつながっていると言うことが分かる。

そうなると、あなたの幸せがそのまま私の幸せになるような生き方を目指すようになる。

とまあ、このような内容のことを時に道元禅師の言葉を引用したりしながら、なんとか1時間半話し続けることできた。

結果はまあ及第点といったところ。

最近、成功や大成功ばかりだったけど、いつもそううまくいくとは限らない。

お施餓鬼の法話の時の方が、聞いている人数は圧倒的に多かったが、今回は講座というためか、こちらもかしこまってしまい妙に意識して緊張してしまった・・・。

緊張すると、論理性がなくなる。

話があちこちに飛んでしまう。

また今回は欲張って、まだ完全には自分のものになっていない話材を入れてしまったことも話をギクシャクさせてしまった原因かもしれない。

それでも、及第点なのは、熱意をもって話せたこと。

なんとか『縁起』を分かりやすく伝えたいという思いで話した。

参加者にも多少なりとも縁起の理法の意味が伝わったんではないかと思う。

それにしても今回の講演はよい経験になった。

反省点を踏まえ次回に活かしたい。


夕方からは、○○城址復興まちづくりの会の賛同者として、地域のセンターに発会式に行ってきた。

ここでも、衆議院議員Hさんや、県会議員Sさんに混じって挨拶をする役目がまわってくる。

この立場である限り、人前で話をすることからは逃れられそうもない。

元々大勢の人前で話すようなタイプではないのだが・・・というか苦手としてきたが、これもCallingなのだろう。

逃げることなく取り組んで行きたいと思う。

とりあえず、疲れたので黒糖焼酎をいただいて寝ます。

最近なかなかハードです。


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般若心経勉強会

2006年11月22日 | 思い・お寺の活動
よくわかる般若心経 二七六字の本当の意味が見えてくる

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毎朝の暁天坐禅のメンバーで般若心経勉強会をすることになった。

みんなけっこうやる気だ。

週1時間程度を考えている。

曜日、時間帯はまだ未定。

基本のテキストには本書を用いる。

難しいことを難しく説くのは比較的簡単なことだ。

難しいことを平易に説くことが難しい。

それができるということが、難しいことを理解していることの証左とも言える。

著者はまさに一般にも「よくわかる」ように手を替え品を替え、たくみな比喩を用いて、般若心経の「空」の教えを解説している。

それはひとえに、著者が「空」を深く理解していることの証明であろう。

ここで言う理解とは、言語による理解に限定されたものではない。

氏の真摯な求道の半生によって、身心にまで深まり定着した「空理解」と言っていい。

いや、「解空(げくう)」と言う方が適切か・・・。


とまれ「行学一如」。

われわれの学びと実践がひとつになっていくことを目指していく。

それはささやかなものかもしれない。

だが間もなく着実な一歩を踏み出そうとしているのだ。

いま静かな胸の高鳴りを覚えている・・・。


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シンポジウム大成功!!!

2006年11月19日 | 思い・お寺の活動
シンポジウム『日本も緑の福祉国家にしたい―スウェーデンに学びつつ』が成功裡に終わりました。

会場提供者としては、大きな責任を感じていただけに心底安堵しています。

本当によかった・・・。

まずザックリと本シンポジウムの成果を先に言うと、これから日本において、スウェーデン型バックキャストに基づく環境運動のうねりを作っていくという合意形成が、ほとんどの参加者の上でなされたということだと思います。

以下シンポジウムに参加した雑感を述べます。

このまま日本がフォアキャスト式に経済拡大路線を進んでいくと、持続可能な社会は到底築けないということ。

従来の官僚主導のフォアキャスト的行政ではなく、政治主導の中長期の明確なビジョンを持ったバックキャスト的行政に移行することよって、国全体の方向性を変えていくということ。

そのためには、国を動かしていくリーダー(特に若い世代の)たちの意識の変容が必要であるということ(私はこの岡野先生の考えに全面的に賛同)。

環境問題は、現実にはあまり国民的関心を集めにくいが、実は環境問題こそ、福祉、教育、経済を包摂した中心的課題であるということ。

なぜなら、環境問題は、言ってみれば、われわれがよって立つ大地をどうにか持続可能にするということだからである。
つまり、すべての問題のコア(核)にある事柄と言ってもいい。
だから、自然環境をまともにしなければ、諸問題も解決しないのである。

だが、これまで日本は、すべての問題の本質にある、環境問題に抜本的に取り組むことを避け、福祉の問題にしろ、経済の問題にしろ、局所的に対症療法を施してなんとかその場しのぎをすることに汲々としてきたのではないだろうか・・・。

スウェーデンは、あらゆる事柄において徹底的な予防志向の国であると言われる。

つまり、困難な事態に陥る前に、あらかじめ数十年先を見据えて、今なにをすべきかを考えた施策をなんのためらいもなく実行に移せる国であるということだ。


以上、とりとめのない中途半端な雑感ですが、少し疲れているのでこれまでとします。


とにかく、成功してよかったです。

経験値、かなりアップ!!!

今月は、大仕事が信じられないほど多くて自分でもビックリです。

それを黙々とこなしている自分に拍手を送りたい(正当な自己承認)。

みなさんもよかったら拍手をくださいね・・・なんて

そして、実は近日中にな、な、なんと・・・この私が講演デビューします・・・

頑張りますぞ~!!!


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シンポジウム前日準備完了!

2006年11月18日 | 思い・お寺の活動
今日は二軒の法事のあと、13:00から21:30まで、シンポジウム「日本も緑の福祉国家にしたい―スウェーデンに学びつつ―」の前日準備を行った。

われながらなかなかタフだと思う。

スタッフの方たちも大勢来て、みんなで掃除に準備に走り回った。

ホールの床板もすべて雑巾がけ。

ふと永平寺時代の廻廊掃除を思い出す・・・。

私たちの思いが一杯詰まったシンポジウム。

会場もシンポジウムにふさわしい形になった。

いよいよ明日。

必ず成功する。

はじめは小さなコア(核)に過ぎないかもしれない。

だが、それを上手に転がして、大きな影響力を持つ運動にしていく。

私たちの社会をベターにしていくこと。

わたしたちのために。

こどもたちのために。

まだ見ぬ子孫たちのために。


明日は、われらがサングラハ教育・心理研究所の岡野守也先生、環境問題スペシャリスト小澤徳太郎氏、国立環境研究所理事 西岡秀隆氏、元国立環境研究所長 大井玄氏の4名がそれぞれの立場から環境施策に対する具体的提言をされる。

今回のシンポジウムは、そこで決められた、落としどころというか、ある意味合意ラインを参加者全体が共有することで、ひとつの環境問題に対する方向性、ひいては日本がこれから進んでいくべき方向性を明示し、具体的運動を展開していくという狙いがあるのだと思う。

だから、そのへんの意気込み、目指すところの高さが、従来の環境シンポジウムとは決定的に違うのではないだろうか。

とにかく明日!

頑張ろう!

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第1回写経会成功!

2006年11月16日 | 思い・お寺の活動
今日は当寺にて記念すべき第1回写経会が開かれました。

なんと13名の参加。

人数的には成功です。

みなさん初心者の方が多かったようですが、熱心に写経していらっしゃいました。

はじめに聖観世音菩薩の掛け軸前に線香を立て、一同で、四弘誓願、般若心経を唱えてから写経をはじめます。

10:00~12:00まで。

みなさん一枚は写せたようでした。

実は、私も写経をするのは高校の時以来。

とても新鮮に感じました。

月並みな言い方ですが、やはり心が落ち着きますね。

雑念がスーッと消えて、心がなんとも爽やかになります。

みなさんも心なしか清々しいお顔をされて帰っていかれました。

これからも地道に継続して行こうと思います。


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開山忌円成!

2006年11月13日 | 思い・お寺の活動
お寺の言葉で、行事が円満に成功することを「円成(えんじょう)」と言います。

おかげさまで、昨日、恒例の開山忌が無事円成しました。

開山とは、初代のご住職のこと。開山忌とは初代ご住職への報恩感謝の法要と言えます。

今年の開山忌は、地元のお祭りと重なってしまい参加者は例年より若干少なめでしたが、40数人集まりました。

法要には末寺のご寺院さま方もご随喜にいらしてくださいます。

厳かに開山忌法要が営まれた後は、檀家さんたちが輪になって大数珠を手に取り、大念佛が始まります。

お念仏が終わった後は、私の法話。

ご寺院様への応対、檀家さんへの法話・・・住職は大忙しです。

法話に取り上げたのは修証義の冒頭「生を明らめ死を明らむるは仏家一大事の因縁なり」。

拙い法話でしたが、みなさん熱心に聞いてくださいました。

よかった点は、自信を持って力強く話せたこと。

ですが、あまりにも表現が未熟・・・

また論理性にも欠けています。

表現を磨いていくこと。

話の組み立て方を工夫すること。

反省点を踏まえて次に繋げようと思います。

とりあえず情熱的に話せたので○!

しかしハナマルまではまだ遠い。。。


昨日の夕方6時には、サングラハのBさん(大学院生、心理学専攻)が来て、一緒にシンポジウムの音響をチェック。
結果、やはりお寺の音響は幼稚園のホールでは使えないことが分かりました。
とは言え、なんとか幼稚園の設備を使ってできそうです。
今週末にはついに環境シンポジウムです。
後世を今よりベターにしていくこと。
それが後世への最大遺物。

やることたくさん・・・頑張るぞ!

チェックの後は、Bさんを連れて、檀家さんの弟さんがやってる行きつけの小料理屋で飲みました。
かなり飲んでしまい、今日はちょっと二日酔い。
前途有望の素敵な若者と飲む酒は余計にうまいですね。


<追記>
去年の開山忌の記事を読んだら、去年は法話をしなかった様子。
毎年、開山忌はお寺さんの応対があるからだと思うが、なんでも言い訳にしてしまえばできなくなる。
たいていのことは「やればできる」ということを今回改めて感じた。
おっと・・・と思ったらしっかり法話していた勘違い・・・やるじゃん俺!

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