2000年代に入って中国ビジネスに携わるようになった頃、色々な中国関係の本屋映画、ビデオを見ました。中国ビジネスに関わるなら必ず読むべき本という中に、山崎豊子の「大地の子」があり、最初はビデオを借りてきて、その後に小説を読みました。
「大地の子」も、ここでご紹介する「遥かなる絆」も共に中国残留孤児の人生を描いた物なんですが、前者は未だに中国では放映されておらず、海賊版DVDも見たことがありません。一方後者は今年の放映にもかかわらず直ぐに海賊版DVDが発売され、買ってきてみたという次第です。
大地の子に比べると、放送回数や総時間が短いので当然かと思いますが、遥かなる絆は、残留孤児のお嬢さんが主人公となっていること、誇示だった実父の方も1970年には日本に帰国されたとの事で、中国国内でのご苦労については余り露骨に描かれていない事が、中国でもDVDが販売された理由なんでしょう。
ドラマとして評価するなら、圧倒的に大地のこのほうが印象に残ります。遥かなる絆は視聴率が10%に届かなかったようですが、それでも検討したほうといわざるを得ません、中国に関する日本人の関心が深まっているのだろうと思います。
日本にいる方はこういうドラマを見てどう感じるのでしょうか?一方的な嫌中感情、嫌韓感情が謳われ、その中には確かに見るべきものもあるのですが、日本側のメディアの報道は嫌中、一方中国経済の成長への事業機会という論調が多いのではないかと見えます。
中国や中国人にはいやな面も山ほどあります。心からすきかというと、私はYesとは言えません。
でも、大地の子にしろ、遥かなる絆にせよ、本来元占領者であり嫌悪する対象であった日本人の子を、ちゃんと育て、費用のかかる大学まで行かせた中国人の方がいらっしゃる事を忘れてはいけないと思います。
全てが嫌悪する対象の筈がないんです。嫌な人は山ほどいますが、尊敬すべき人も沢山いる。中国を含む海外に行くのならば、これって忘れちゃいけないと思います。日本人が大好きな欧米諸国でも、特にヨーロッパに行けば露骨な人種差別を受ける事があるはずなんです。そして、日本人はお金がそこそこあって、彼らの上流階級に入ることはできない。就職の差別も受ける。いい面だけじゃないですよね。
http://www.nhk.or.jp/dodra/harukanaru/
「大地の子」も、ここでご紹介する「遥かなる絆」も共に中国残留孤児の人生を描いた物なんですが、前者は未だに中国では放映されておらず、海賊版DVDも見たことがありません。一方後者は今年の放映にもかかわらず直ぐに海賊版DVDが発売され、買ってきてみたという次第です。
大地の子に比べると、放送回数や総時間が短いので当然かと思いますが、遥かなる絆は、残留孤児のお嬢さんが主人公となっていること、誇示だった実父の方も1970年には日本に帰国されたとの事で、中国国内でのご苦労については余り露骨に描かれていない事が、中国でもDVDが販売された理由なんでしょう。
ドラマとして評価するなら、圧倒的に大地のこのほうが印象に残ります。遥かなる絆は視聴率が10%に届かなかったようですが、それでも検討したほうといわざるを得ません、中国に関する日本人の関心が深まっているのだろうと思います。
日本にいる方はこういうドラマを見てどう感じるのでしょうか?一方的な嫌中感情、嫌韓感情が謳われ、その中には確かに見るべきものもあるのですが、日本側のメディアの報道は嫌中、一方中国経済の成長への事業機会という論調が多いのではないかと見えます。
中国や中国人にはいやな面も山ほどあります。心からすきかというと、私はYesとは言えません。
でも、大地の子にしろ、遥かなる絆にせよ、本来元占領者であり嫌悪する対象であった日本人の子を、ちゃんと育て、費用のかかる大学まで行かせた中国人の方がいらっしゃる事を忘れてはいけないと思います。
全てが嫌悪する対象の筈がないんです。嫌な人は山ほどいますが、尊敬すべき人も沢山いる。中国を含む海外に行くのならば、これって忘れちゃいけないと思います。日本人が大好きな欧米諸国でも、特にヨーロッパに行けば露骨な人種差別を受ける事があるはずなんです。そして、日本人はお金がそこそこあって、彼らの上流階級に入ることはできない。就職の差別も受ける。いい面だけじゃないですよね。
http://www.nhk.or.jp/dodra/harukanaru/