日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

自殺大国 中国

2009-09-08 | 中国の社会・文化・歴史等
 日本の自殺数の多さは世界でも有名なんですけど、中国も急増しているようです。

 15歳から34歳の人の死亡原因のトップが自殺だった。また、中国の死亡原因の中でも5位になり10万人に22.2人が自殺しているという。

 なんと、毎年225万人が自殺を試み、25万人が死亡した。

 世界の自殺者数は1年で100万人なので、中国は30%近くを占める。
http://www.chinadaily.com.cn/china/2009-09/04/content_8655834.htm

過去のデータが無いのでトレンドはわかりませんが、凄いですね。日本も中年の自殺が増えていると社会問題になっていますが、それより若いそうに多いんですね。経済成長に伴い中国社会に対する圧力も増えているのでしょうか。
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淘宝、オンラインショッピング保障プランを実施予定

2009-09-08 | 中国EC事情・淘宝
アジアで最大規模を誇るオンライン小売業者である淘宝(Taobao)サイトは2日、2000万元のオンラインショッピング保障基金を設立し、2009年内に淘宝サイトの全面的なオンラインショッピング保障プランを実施する計画だと発表した。

 全面的なオンラインショッピング保障プランが実施されることにより、淘宝サイトのネットショップでは、ショッピングした消費者が商品の品質問題にぶつかり、ネットショップがみつからない、あるいはトラブルで賠償が得られない場合には、淘宝が2000万元の基金から賠償する。その後、ネットショップに対し責任を追及して処罰し、オンラインショッピング保障基金に賠償金を支払わせる。


※この記事の続きは有料となります⇒中国市場進出/販売実践会


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凡人起業

2009-09-08 | 中国経済関連
凡人起業―「カリスマ経営者」は見習うな! (新潮新書)
多田 正幸
新潮社

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 ていう本をこの前日本に帰った時に読みました。

「もしあなたが渡しの父と似たタイプで脱サラ・起業を考えているのであれば。私には何もアドバイスする事はないように思います。それ以前に、こんなめんどうくさい本を読んでいないと思います」

 という発言が最後の方にあるのですが、これが全てかもしれません。

 著者の父上は貿易会社を経営されており、著者は大阪大学から丸紅入社というエリートコースを歩みながら、途中で独立、失敗、その後中小企業のサラリーマンを経て税理士になられた方です。

 仕事柄多くの中小企業の経営者とせっつる機会が有り、上手く行っている経営者は
・行動が非常にスピーディ
・ある意味恥知らずでどんかん

そして、

「起業とは無から有を作る作業で、経営とは有から有を作る作業」
「経営が必要になるには従業員が15人程度。卸で売上10億、小売で3-4億」

 うーん。この本サラリーマンやっていて企業を考える方には絶対お薦めです。
僕自身はどうかというと、本書の中では癖はあるけどバランスの取れた典型的サラリーマンタイプに該当します。そしてそれが解っているから、結局独立したのは去年と非常に遅いスタートになりました。

 金融やさんで色々お客さん見ましたし、友人で独立した人もみました。そして、その10年来の独立した友人に見事に裏切られて苦渋を飲んだ事もあります。それだけに、有る程度ブランドのある大企業で、そこそこの地位にいた方が不満はあっても楽だって思っていましたし、今でもそういう機会があればそっちを選択していたでしょう。大会社の中での事業の立ち上げは、給与は保障されていますし、資金も大企業でなくても多少は使えますから、楽なんです。

 さて、私の妻は典型的な中小企業オーナータイプです。そして、彼女がいるからこそ何とか上海で食っていけているのが本当の所です。そして、中国もそうでしょうが、海外で海外市場向けに成功するためには、かならずこういうタイプの人を身内に抱えないと駄目ではないかと思っています。もちろん、海外の日本人市場を狙う場合は客が日本人ですから全く別ですし、大企業の場合は組織と資金力で組み立てますから、全然話は異なります。

 一度だけ上海の中小コンサル会社で、現地採用の給与でそれまでの赤字事業を1年半で売上3倍、黒字化したことがあり、それが自分の自信にはなっています。でも、有る程度顧客を抱えている企業の新規事業であり、少ないながら自分の給与は確保され、スタッフも2名は事前に抱えていました。そういう意味ではゼロからの立ち上げではなく、唯大企業で行った事業立ち上げの小規模版だったというのが実際の所です。正直既存の資源をいかに有効に活用するか、どう売るかというのが課題であり、営業では現地採用の日本人女性がサポートしてくれたのが大いに助かりました。

 そうなんです。私の嫁って結婚前はきずかなかったんですが、営業センスがあるのでしょう。結構いろいろな人に好かれます。そして、決して論理的ではないのですが日本で言うコンサル営業的な対応ができる。思いついたら深く考えずに直ぐに行動する。何かと新しい事にてを出す。事前に市場調査的なことはあまりしないで突っ走る。人の感情の動きの機微とかには鈍感なのか、平気で土日とか夜遅くまでスタッフを働かせる。

 暴走機関車のような存在で、事業を始めた頃は、売上そのものはスムーズに拡大している物の、ごっそり荷物を盗まれるわ、山のように在庫を抱えて私の数少ない資金を全部使ってしまうわ、知らないうちに親戚からお金借り手回しているわ、おかげで私は私で別な事業を考えていたのに何もできなくなりで怒り狂った事が有ります。

 でも、1年が経過し、淘宝という日本で言えば楽天の中のネットショップ程度では有りますが、信用度を高め、日本の中堅サラリーマン程度の給与分は稼ぐ仕組を作り上げました。年商1億円のサイトって日本でも上位300位に入るらしいですね。もちろん、まだ単月ベースであり、初年度の売上がそんなにあるわけではないですが、たいした物だと感心しています。

 僕はといえば、中国市場や淘宝を理解し上手く日本人に伝える事、仕入先の開拓、資金繰り、業績の把握とそのための体制作り、在庫管理、発送作業、競合や売れ筋商品の調査など、考えてみれば相変わらずcfo的な動きしかできていません。自分ではそれで一時期の資金繰り破綻状態から軌道に載せる所まで回復させたのだと、再び暴走しそうな嫁に時々釘をさすのですが、実際のところどうなんでしょう。ブレーキになっているのかもしれません。

 まぁ、異国で異国人相手のビジネスですから、当たり前といえば当たりませなんですが。。

 最近、中国のネットビジネスで成功している例としてヒアリングしたいというお話を何度も伺うようになりました。多分、個人レベルでは成功していると確かに思います。もちろん大手企業が運営しているサイトに比べれば知れているかもしれませんが、投資金額がこちらはゴミですから。。

 テクニカルな問題や手段はいろいろあります。表だけでなく裏も見た中国ビジネスの実態も理解する必要があります。でも。。。

・最大の肝は、中国で起業できるパートナーを見つけたこと(たまたま)。

・そしてそのパートナーは、優秀さはそこそこだが、人として信用できること

 としか言いようが無いですね。中国人への物販は、日本人だけでは不可能です。

でも、是が実は一番難しい事で、その点ラッキーだと思っています。

 起業って、全然かっこよくないです。そして、これはやらないと絶対にわからないのだろうと身にしみて感じています。
  
 そして、社長と副社長の違いは、副社長と新入社員の差よりも大きいといいますが、大企業の社長と中小企業の差はどうなんでしょうね。
コメント (2)
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