日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

中山公園の日本料理屋で思った事

2010-06-10 | 上海ライフ・子育て
 一応日本人なので実名はとりあえず避けます。

 日曜に妻と息子と3人で中山公園の「龍の夢」というショッピングセンターの裏にある某日本料理屋に行きました。実は最近知人との飲み会でそこに伺ったのですが、日本人客が多いのと、昼間のカツどんが39元という事でカツどん目当てだったんです。日本人が多けりゃ味も良いだろうという思惑もありました。

 さて、お店に着いたのですが、メニューが来ない。

 ようやく来て、カツどん、天丼を注文。カツどんはスムーズに来て、妻いわく

「うん。おいしい」との事。まぁたしかにまぁまあ上手く、虹橋百盛の中のカツどん(定食だったかな?)がその倍近い値段だったのに比べればリーズナブルだなと思いました(中国は肉は安いですから、日本と同じ価格を取る店は密輸品売っているんじゃない限り暴利を取っています)。

 しかし。。

 天丼はこない。。

 天丼があまりにもこないのと、息子が思ったよりカツどんをだべたものですから、追加でその日の昼定食の寿司定食を追加。。

 しかし。。まだこない。

 イラついていると妻がなにやら怒っている。どうも店員が地面に落ちたティッシュを僕らの机の上に並べていたらしい。

 水を頼んでも中々こない。。

 結局3回以上催促してようやく天丼が着たが、注文してから30分近くたっていた。

 そして味は。。。まず。。アメリカのテリヤキソースみたいなのをまぶしてあるので非常に妙な味。。なんだろこれ。。まぁてんぷら自体は期待はしていなかったのと、嫁に言わせると変わった味ね(日本で天綱とか良く言っていたので)、ですんでいましたが。。

 次いで寿司定食。。。

 まぁ時間帯が遅かったせいもあるのでしょうが、見事に干からびている。。

 場所が場所だけに日本人も来るんでしょうね。昼間の時間が遅くなってくると客は中国人と台湾人のほうが多いようでした。カツどんだけなら、ここまでむかつかなかったのでしょうが、思ったのは。

 客は日本人向けか中国人向けかはっきりしない。

 まずサービスレベルは非常に悪い。日系のレストランは、一般に台湾系や香港系よりも教育ができていないのでサービスの悪さには慣れていますが(例外もたくさんありますよ)、中国国営企業レストラン並みでした。

 夜行ったときはこんなに酷くなかったんだけどな。

 思うのですが、中国人はこのレストランも実名上げて、かなり露骨に非難します。だから、このサービスレベルでは中国人のネット上の評価が上がるとは思えないので、日本人向けにするしかないと思うんですよね。

 こういうネットの評価は日本では結構名誉毀損につながりかねないのであまり露骨じゃないですよね。実は上海でもヘンシャンルーという旧フランス疎開にある割と有名なお店が高いのにまずいと評価されて、サイトを告訴した事があったそうです。でも、実際に行った人の評価という事で敗訴したとか。

 この辺は中国の方がフェアだと思いませんか?

 そして、これが中国ビジネスの怖さでもあります。日本人はお互いにかばいあい(海外に来ても)、それが実はお互いをだめにしているんだよと思います。企業の中でもそうですよね。アメリカ企業のほうが、上司には逆らえない物の、悪い点は悪いと指摘する意見は良く出るように思います。その代わりにそのソリューションを要求され、かつ実行まで要求されるのですけど。

 日本企業や日本人の事なかれ主義が、今のガラパゴスかを呼んだのでしょうね。

 日本再生??

コメント (1)
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