日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

中国では年寄りが整形

2010-06-04 | 中国経済関連
 上海ではお年寄りの整形手術が増加しているそうです。

 上海人民解放軍455病院の医者によれば、市内にたくさんの整形外科があるけれど患者は年寄りが多く、年々増加しているとの事。この病院では、5月の連休には50人以上の手術が行われたそうですが、なんと昨年の4倍近くになったとの事。

 当たり前ですが患者の大半は女性ですが、男性も少なくは無い。最年長者は65歳。この病院では毎日60名の患者がおり、そのうちの10%が50歳以上との事。

 年寄りの手術の多くは、しみなどをレーザーで消すことで、この場合はお金も余りかからないそうです。以前はこのような手術は2千元したそうですが、今ではその半分程度で済むことも患者の増加をもたらしているそうです。

 注射やまつげの移植?も人気があるとの事。

 上海第10人民病院でも年寄りの患者がこの2年で20%も増加したとの事。高齢の女優の出る中国のドラマや、韓国のドラマの影響で年配の方も自分を若く見せたい、そのためには手術もいとわない、そしてそのコストが高くは無い、ということで整形がはやりだしたそうです。

 30台後半以上のおばはんを相手にした化粧品なんて簡単には売れないと昔書いたことがあるのですが、考えてみれば義母(57-8歳)も、テスト販売を依頼された金粉入りの化粧品が気に入ってそれを継続的に使うとか、明治のコラーゲンが欲しいと言うことで先日4缶ほど送ってもらったところです。(あ、費用は僕らもちですよ当然)。

 ネット販売の対象ではないのですが、お金を支払うのは高齢者というより彼らの子女のはずで、そういう点ではマーケティングに工夫は必要ですが、高齢者美容市場も無視はできないですね。

 ただし、日本と違いその世代自体の可処分所得は低いので、価格帯、誰を攻めるか等は日本流は通じないと思いますけど。

 
コメント
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