日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

イチローへの侮辱! 「日本の姚明」の形容に反発―中国

2009-03-09 | 中国の社会・文化・歴史等
 正直意外な内容の記事がサーチナに載っていました。

 中国の報道姿勢は、一般に政府に統制されていて、対日本に関してはややもするとネガティブなニュースの報道が目立つと思っていました。表題を見た時、姚明の方がイチローより上だという避難の声が上がっていると思って除いた記事です。

 フェギアの浅田選手の韓国での優勝に関しても好ましい報道がされていたようですね。

 野球人気に関しては、それほど高くないどころか全く無いに等しいと思うのですけど、イチローを知っている中国人ファンがいるのですね。

 日本側の対中感情は益々悪化しているように思えるのですけど、中国側の対日感情は今のところ改善しているようです。経済発展で自分たちに余力が出た中国側と、先が真っ暗な日本側の感情の問題でしょうか?

 週末に東京のコンサル会社と打ち合わせしたのですが、未だに中国に販売する事を嫌がる会社も多いようです。まぁ、コピー品の問題とか確かにリスクもありますけど、結局のところ労働人口が今後10年間で800万人減ってしまうという(10%減)避けえない事実を認識できていない人が多いからのようですね。地方自治体がかなり力を入れて上海に地方の名産品とかを販売しようとしています。県庁の方とか関連の方が、頭下げながらなんとか店頭でのフェアを開催してもらい、販売実績の良かったものだけ店においてもらう苦労をしています。

 人種感情等を考えると理解もできるのですけど、「未だに中国は嫌いだから自社製品を売りたくない」という会社が東京には多いとのこと。まぁ、コンサル会社の場合は購入の難しさを強調して自分の貢献度を示してお金を取ろうとするのでしょうね。これは中国の中国進出コンサルと同じでは有ります。よって、その言葉を鵜呑みにはしていないですけど、中小製造業が本当にその意識なら勝手にやってください、でも生き残りには世界最先端技術を開発するとかが必要ですよといいたいですし、多少は興味もっているなら、コンサルなんかにたよらずに早く現地を真面目に視察(カラオケに連れまわされるのではなく、地に足をつけて)すべきだよ、と助言いたします。

 

以下記事:
イチローへの侮辱! 「日本の姚明」の形容に反発―中国
  中国のインターネット掲示板に、野球のイチロー選手を、中国人のバスケットボール姚明(ヤオ・ミン)選手にたとえることを批判する書き込みが相次いだ。姚明選手は上海出身で、北米プロバスケットボールチームのヒューストン・ロケッツで活躍している。

  中国メディアはこのところ、イチロー選手の紹介で「日本の姚明」との表現を多用している。野球人気がそれほど高くない中国で、読者向けに本場・米国のプロリーグで活躍するイチロー選手のイメージを伝えるための工夫とみられる。

  7日に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日韓戦を伝える記事に添えられた掲示板に寄せられた書き込みは17本と少ないが、多くがイチロー選手を高く評価するもの。同記事がイチロー選手を「日本の姚明」と形容したことに対する中国人ファンの反発とみられる。

  書き込みには、「Ichiroは、米国の安打記録を82年ぶりに更新した選手。ゴールデン・グラブ賞を連続8年受賞。バスケットボールの優秀選手とは違い、ファンではなく、専門家が選んだもの。姚明とは、米国野球界での実績が違う」、「姚明の成績は、鈴木一朗に比べれば、はるかに劣る」「姚明の名を持ち出して、一朗を侮辱するな」などの声が寄せられた。

  「比べること自体が無意味」との声もあるが、「姚明の方が偉大」などとする意見はみられない。中国では反日感情も根強いが、世界的な実績をあげる日本人選手には称賛の声を惜しまないスポーツファンが多い。(編集担当:如月隼人)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0308&f=national_0308_005.shtml
浅田真央、韓国で勝てたあなたはスゴい―中国メディア
【社会ニュース】 Y! 2008/12/16(火) 10:00
  中国のスポーツ専門サイト「騰訊体育」はこのほど、韓国・ソウルで12日と13日に行われたフィギュアスケートのグランプリファイナルで優勝した浅田真央選手を「金妍児(キム・ヨナ)選手に勝つことは難しくなかった。韓国で勝つことが難しかった」などと、実力を発揮できたことを高く評価する論評を掲載した。

  論評は外電を引用して、「(キム・ヨナ選手を相手に)韓国で勝つことは難しい」との浅田選手の言葉を紹介。韓国人観衆の自国選手への熱狂的な応援の中で、浅田選手は「魔物がいるリンクで、得がたい結果を出した」と評価。浅田選手にとっても、日本のフィギュアスケート界にとって、キム選手のホームの韓国で勝利したことは、「特別な意味がある」とした。

  中国メディアはこれまでも、水泳の北島康介選手、マラソンの高橋尚子選手など、世界的な成績をあげる日本人選手を大きく扱ってきた。中国国内での活動歴がある福原愛選手の人気も絶大だ。フィギュアスケートでは、荒川静香選手が2006年のトリノ五輪で優勝した際、「アジアに初の『金』もたらした」として、新華社などが大きく報じた。 (編集担当:如月隼人)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1216&f=national_1216_003.shtml
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2月 中国の輸出はさらに減少

2009-03-09 | 中国経済関連
 中国のコンテナ取扱量は2月も前年比で下回った。1月より下落率が拡大している。


File image shows cargo ships docked at a shipyard in Shanghai. [Agencies]

 コンテナの取扱量は、697万TEUと昨年2月より17%下落した。前年比13.3%減となった1月と比べても22.5%下落(899万TEU)。特に2月は、昨年の旧正月が2月にあった影響で、今年の稼働日は3日増加しているそうです。

  2月の輸出データは来週発表されるそうですが、昨年比で20%の下落になるとの予測がでているようです。

 石炭の輸出が15百万トン減少(昨年比マイナス15.5%)、金属も8%下落。

 さてさて、お国の政策の効果がどちらかと農村部や地方向けとなると輸出に頼る上海を含む華東地区と広東省は、経済危機の影響はまだまだこれからなのでしょうね。
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ヒラリークリントンのアジアツアー

2009-03-09 | 中国の社会・文化・歴史等
 NewYork Timesにヒラリークリントンのアジアツアーについての記事が掲載されていました。最初の訪問地が日本だったのですが、主目的は中国訪問だったようで、以下の記事もそうですが、それ以外も全て中国関連の事のみが紹介されていました。ちょっと複雑な気持ちですが、麻生政権の現状を考えるとやむえおないのかなと。。

 日本に関して皇后陛下とのお茶会のみというのはさびしい感じですが、韓国に関しては全く触れられていません。今のアメリカのアジアに対する関心度ということなんでしょうね。

記事の意訳
 ヒラリー国務長官の今回のアジアツアーの目的は、様々な意見を聞くことだったのに、しゃべりすぎましたね。

 中国ではトークショーに出て、「中国は安全かつ優良な投資としてアメリカ国債の購入を続けるべきであり、アメリカの経済が復調すれば中国の輸入も増加する。経済を回復する為には、アメリカはもっと借金をする必要がある。中国とアメリカは本当に同じ船にのっているのですよ、幸いに同じ方向を向いてボートを漕いでいます」。と発言したようで、外トナー財務長官との間の業務分担に関して摩擦も在ったようですね。米中間の北朝鮮の問題や経済問題など戦略的課題に関して調整をすると言う発言をしたようです。

 その他の国として、インドネシア訪問時に、ジャカルタの空港でオバマ大統領が子供の頃インドネシアに住んでいた時に通っていた学校の生徒が迎えてくれたとか、外相との面談後に何時ごろオバマ大統領が訪問すると聞かれたり何度もオバマ大統領の訪問の県を聞かれたそうです。

 そして、日本では。

 美智子妃殿下に招かれて公式のお茶会に招かれたとのこと。皇居に招かれる事が非常にまれであると紹介されています。皇后は英語でお話なさっていたそうですが、お互いに年を取りましたね。どういう風に老人をケアする事がこれからの日本の成長産業なのです、といった会話がなされたそうです。


http://www.nytimes.com/2009/02/23/world/asia/23notebook.html?ref=asia
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