日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

浴衣姿に見物客から罵詈雑言の嵐―湖北省武漢市

2009-03-29 | 中国の社会・文化・歴史等
 最近中国人コンサルタントがビジネスウィークに投稿している記事を見ていたところ、上海、北京、広州等の中国の第一級都市は、商業施設の賃料が高い、人件費も安くなく直ぐに転職する、広告費も高くその割りに請うかも薄い等等の理由から、今後10年間はより成長の望める成都、重慶、武漢等の第二級から第三級の都市から市場開拓を進めるべきだと記載されていました。

 コストや人の流動性は事実であり、一理ある話なのですが、さて日本企業にとってどうかというと、個人的には強い疑問を持っていました。その最大の理由が反日感情なのですが、この記事を見てやっぱりなぁと思わされました。

 昨年8月に上海の日本人居住区にある夏祭りでは、上海人の若い女の子達が浴衣姿でたくさん出席しようとしていましたので、正直驚きました。今の所上海に関しては、2005年の反日騒ぎがどこにいったかという感じなのですが(それでも日本や日本人が嫌いという話をアメリカ人や香港人にしているようで、彼らから心配されることはあります)。地方都市は上海以上に反日感情が強いですから、それを克服するのは容易ではないでしょう。

 イトーヨーカドーが成都、や北京でオペレーションしていますが、その実態とかが解れば面白いですね。製造拠点の場合は労働問題や地方政府との関係のみ考えていればよいので、お金を落とす限り問題は大きくは露見しないでしょうが、各地方都市に商品を提示したあとのフォローとかは面倒くさそうです。

 確かに2-3級都市までは今後中国市場の販売拠点にはなるでしょう。欧米企業はその先の市場まで(農民)考えていますが、個人的には中国の政治体制が変わるまでは、そんな田舎に行くよりその暇あったら東南アジアを考えたほうが良いと思いますけど。インドネシアも年齢が若くて人口も多いですよね。中国も地域別や都市別にさまざまな商品郡のメーカー別市場シェアとか抑えていかないと駄目ですね。 


記事抜粋:
2009年3月22日、湖北省武漢市にある武漢大学にある桜の花見客の中で、浴衣姿で花見を楽しんでいた地元の母娘が、見物客らから罵詈(ばり)雑言を浴びせられる騒ぎが起きた。長江商報が伝えた。彼女らが庭園にいたのは10分ほどだが、その浴衣姿は周囲の視線を惹きつけていたという。

「写真なんか撮るな!!」「ここから出て行け!!」。きっかけは、同大のある男子学生が突然母娘に向かって非難の声を上げたことにある。1人の女子学生がそれに便乗したことで、周囲から次々と罵声(ばせい)が飛び、騒ぎは半径10mを巻き込んでエスカレートしていった。

母娘はすぐに写真を撮るのをやめ、その場をそっと立ち去ったという。羽織っていた和服を脱いだ少女に、連れの若い女性は「気にしなくていいよ。あの人たちは頭がおかしいのよ」と声を掛けていたらしい。同紙記者が浴衣姿で花見に来た理由について質問したところ、「和服を着て写真を撮りたかっただけ。特別な意味はないわ」と母娘は答えている。

取材の結果、最初に非難の声を上げたのは、同大情報学部2年の男子と判明。この学生からのコメントは得られなかったが、便乗した女子学生は「和服はきれいだと思うけど、やっぱり日本特有のもの。見ていて異様な感じがしたし、いい気持ちはしない」と答えている。しかし、一部の学生からは「個人的な行為に他人が干渉すべきではない」と母娘に同情的な意見もあがっている。(翻訳・編集/SN)

http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=29732&type=1&p=0#t
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世界最悪の旅行者は中国人、最良は日本人 「エクスペディア・ベスト・ツーリスト 2008」

2009-03-29 | 中国経済関連
 昨年のデータなのですが、何故か今日のライブドアニュースに流れていました。
「エクスペディア・ベスト・ツーリスト 2008」www.expedia.co.jpが行った欧米のホテル32,000件のホテルに対するE-mailによるアンケート結果だそうです。 回答ホテルは4,400軒のホテルで、対象国は50以上の回答があった国ということですから、旅行者が少ない国はこの調査結果には出ていないことになります。

 という事で31カ国のランキングがなされており、日本はどうどう2年連続1位、最悪は中国という結果になっています。 まぁ両国の国内におけるマナーを考えれば有る意味当然かとも思います。

最悪が中国、ブービーがインドというのはまぁ納得できるのですが、意外に思ったのは、フランス人が下から3番目。アメリカとタイがほぼ中間の11位で同意なこと。タイが入っていて韓国が無い事。 総合ランクは
1 日本
2 ドイツ・イギリス
3 カナダ
4 スイス
5 オランダ
6 オーストラリア・スウェーデン
7 ベルギー
8 ノルウェー
9 オーストリー、デンマーク、アイルランド
10 ニュージーランド
11 アメリカ・タイ
12 アイルランド、チェコ、南アフリカ、ポルトガル
13 ブラジル
14 イタリア、ギリシャ、ポーランド
15 トルコ
16 スペイン
17 メキシコ
18 ロシア
19 フランス
20 インド
21 中国
 
 一方項目別のランクは以下の通りで、どういう点数配分で総合評価をしたのかまでは解らないのですけど、アメリカも金遣いがよくチップを払うという項目以外では相当低いですね。思い切り成金という感じがあります。フランスは洗練されたイメージがあるのですが国民性はかなりルーズなのでしょうか。ファッションとホテルの中で騒がない事以外は軒並み低いランクです。その他低位置の国は、ロシア、インド、中国なのですが、新興国ですのでやむをえない面もあるでしょう。 唯、加えてアメリカとフランスが酷いのはちょっと興味深く有ります。イギリス以外の第二次大戦の連合国が軒並みそろっていますね。国が傲慢になって国民が海外で取る対応も傲慢なのかもしれません。

 日本の良さは、元元の素養もあるのでしょうが、明治維新後にイギリスとドイツを模範にしたのがよかったのか、あまり合理的ではないにしろこれらの国と似ているのかもしれませんね。

 中国は、ホテルで静か、苦情が少ないの2項目では評価が高いのですが、これは欧米での調査ですので、言語面と白人対応の問題もあってこういう結果になっているだけで、中国国内では正反対の行動をとっていますから、実際には良く見えすぎていますね。金払いは一方派手なところもあるのでやはりアメリカに近いのでしょうね。

行儀の良い  礼儀正しい   現地語を使う  地元の料理に興味を持つ
日本      日本     アメリカ    アメリカ
イギリス   イギリス     ドイツ    イギリス
ドイツ     カナダ     オランダ   フランス 
カナダ    オーストラリア  イギリス   ドイツ 
スイス     オランダ    スペイン   イタリア

悪い
アメリカ    アメリカ    フランス   中国
ロシア     フランス    中国     インド
フランス    ロシア     日本     日本
中国      ドイツ     イタリア   ロシア
インド     イタリア    ロシア    メキシコ

お金を使う  チップを払う  部屋が綺麗  ホテルで静か
良い
アメリカ   アメリカ     ドイツ   日本
イギリス   カナダ      日本    中国
ロシア    ロシア      イギリス  ドイツ
日本     オーストラリア  カナダ   フランス
イタリア   スイス      スイス   カナダ

悪い
ドイツ    フランス     アメリカ  アメリカ
中国     ドイツ      インド   イタリア
フランス   イギリス     中国    イギリス 
インド    中国       ロシア   スペイン
カナダ    スペイン     イタリア  ロシア

ファッション  苦情が多い
良い      多い
イタリア    アメリカ 
イギリス    ドイツ
フランス    フランス 
ドイツ     イギリス
日本      スペイン

悪い      少ない
アメリカ    日本
中国      中国
ロシア     カナダ
インド     オランダ
メキシコ    オーストラリア




http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0806/10/news016.html
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北朝鮮のミサイル迎撃に備える日本

2009-03-29 | 中国の社会・文化・歴史等

 海上自衛隊が北朝鮮が計画しているロケットの発射を妨害する為にイージス艦を日本海に派遣した。


Japan Maritime Self-Defense Force's (JMSDF) ballistic missile defense ships Chokai (front) and Kongou leave from a port of JMSDF Sasebo Base in Sasebo, southwestern Japan, March 28, 2009. [Agencies]

 海上自衛隊の金剛と鳥海は、スタンダードミサイル3を配備している。2艦は、ロケットが発射された場合その軌道の追跡と、もし打上げが失敗した場合、及びうまく行ってもその破片が日本領海内に落ちる場合に撃破することを期待されている。

 これは自衛隊が北朝鮮のミサイルが日本の領域に落ちるかもしれないという事態にそ備えるため、前例の無い政府決定に従って行われる

⇒中国は北朝鮮の宗主国のような物ですから、北朝鮮側の報道になるのはやむをえないものがありますが、今回の日本の体制に付いては大きく報道されています。新民版報の記事等をみていますと、北朝鮮の人工衛星打上げに何を騒ぐのか?日本や日本領海に落ちる可能性は限りなく少ないのにどうしてここまで騒ぐのか、というのがおおむねの報道姿勢です。

 個人的には、過激かもしれないですが撃墜して欲しいですね。。

 日本も投資しているミサイル防衛システムが本当に何処まで機能するのか、また完全ではないにしても事例としてデータ収集目的でも良いので経験してもらう事が大きく後の役に立つと思います。

 逆に中国側としては今後もしかしたら発生するかもしれない台湾や日本との問題で、彼らのミサイルが役に立ちそうも無いと見せられたらどうするのか。

http://www.chinadaily.com.cn/world/2009-03/28/content_7626894.htm


 
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