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梅の花 今咲ける如(ごと) 散り過ぎず
わが家(へ)の園に ありこせぬかも
=巻5-816 小野老=
梅の花よ、今咲いているように、散り過ぎることなく我が家の庭に咲き続けておくれ。という意味。
作者の小野老(おののおゆ)(?~737年)は天平2年(730年)ごろ九州で大宰少弐として大伴旅人の下におり、同9年に大宰大弐従四位下で没した。
この歌は大宰府の大宰府長官大伴旅人宅で開催された梅花の宴での梅花を詠んだもの。
この万葉歌碑は茨城県下妻市の大宝八幡宮の境内、若宮八幡宮の入口脇に立っている。比較的新しいもののようだ。
裏面に建立日 平成二十五年四月三日 大木昇・百合子 下妻市 とあった。
奥に見える狛犬の裏側には万葉歌が刻まれている(これはこちらの万葉アルバムで)。
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