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夕闇は 道たづたづし 月待ちて
行かせ吾が背子 その間にも見ん
=巻3-709 豊前国の娘子、大宅女=
夕闇は路が確かではありません。月が出るのを待ってお出かけなさい。貴方。その間、貴方を見ていたいのです。という意味。
作者は豊前国(とよのみちのくちのくに)の娘子(をとめ)、大宅女(おほやけめ)。
豊前国は現在の福岡県西部から大分県北西部。大宅女は遊行女婦(うかれめ)ではないかとみられる。
大伴家持が酒宴の席で何人かの遊行女婦と交歓した歌が巻3にのっている。その中のひとつ。
「たづたづし」は「たどたどしい」。「行かせ」は行クの尊敬語イマスの命令形。
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高崎自然歩道、マップ26地点付近
この万葉歌碑は群馬県高崎市の高崎自然歩道、マップ26地点に建っている。
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