いつも拙ブログをご覧いただきありがとうございます。
私、冬場(12~3月)は山歩きを休止しております。
投稿自体も間遠になり、有っても振り返りや再編集(リメイク)の記事が主体となりますが、どうかご寛容下さい。
引き続きよろしくお願いいたします。
焼石岳には既に十数回、登っているものの、不思議と7月下旬には行ったことがなかった
(もしかしたら数十年前、行ったのかもしれないが記録として残っていない)。
それを満たすべく、今回は7月27日、中沼ルートから訪ねてみた。
参考マップ
中沼ルートの歩き始めは暗い林の中を歩く。
小さな登り坂が数回現れる。
(右上)中沼ルートの前半でしんどいのは五番目くらいの登り坂。
ここさえクリアーしてしまえば、ほどなく次のような絶景が展開する。
早朝はいつも素晴らしい鏡面風景になっているが、今日は珍しく低い雲がたなびいていた。
中沼と横岳
その先はエスカレーターに乗ったような気分で山頂まで行ける。と言ったら大袈裟か。
沼の畔に咲く花たち。
マルバキンレイカ
トリアシショウマ
(右上)ヤマブキショウマ
ここではよく似たトリアシショウマとヤマブキショウマが一緒に咲いていた。
前者はユキノシタ科で咲き出したばかり、後者はバラ科で終わりに近かった。
科が違うのにこの二種は実によく似ている。しかも同じような場所に生えている。
一種の擬態だろうか。
中沼の奥の方の湿原ではトウゲブキが咲いていた。花のアップは後でお目にかけるつもり。
湿原を通り過ぎ、森林に入ると・・・
ショウキラン(古花と実)
(右上)タケシマラン実
ほどなくして上沼。
上沼と横岳
沼面を覆い尽くそうとしている草はミツガシワ。
上沼の先は森林歩きとなり、視界は効かなくなる。
一部、渓流になった場所を歩く。
雪解けの六月や大雨の後などは水量が多くなる。そのためか、この山の登山者はゴム長を履く人が多い。
(右上)ヒオウギアヤメ
やがて小湿原が開ける。
今回はトウゲブキの他にヒオウギアヤメの残り花が有った。
新たにコバギボウシやミズギクも咲き出していた。
コバギボウシ
(右上)ミズギク
銀明水が近づくと、少しだけ樹林が途切れ、横岳の一部が見えた。
横岳から獅子ヶ鼻岳への連なり
横岳
木陰にキヌガサソウを見つけたが、残念、花は終わっていた。
キヌガサソウ(古花)
以上。
「焼石岳(2)銀明水~姥石平」へ続く。
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