モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

甑山に絶景を見た。(2017年10月14日)

2020-01-21 | 秋田県南の山

(本頁は「10月14日、甑山見聞録(淑女編)」「・・・(紳士編)をブログ用にリメイクしました。

 

10月14日、山形秋田県境にある甑山(こしきやま)に行ってみた。
標高は1000mに満たない低山だが、面白い形をしたこの山には『絶景』があるらしい。ただし傾斜がきつく、登るのはけっこうしんどそうだ。
夜明け前に山麓に到着。小雨がぱらついていたが、不思議とこの山の上だけは晴れていた。


早朝、主寝坂峠から見た甑山。
左が男甑(981m)、右が女甑(979m)。今回はその間の鞍部、男女のコルからアプローチの予定。 

 

甑山にはずっと前から登りたいと思っていた。
昨年秋にアプローチしたところ、秋田県側は林道が通行止めだったので断念した。
その後、友人から山形側の前森山林道は大丈夫だったとの情報を得たので、今回はそのルートから入山してみた。
ところが、林道の終点近くで大型トラックが早朝から林道を塞いで停まっており、伐採木の積み込み作業をしていた。
トラックの運ちゃんに聞いたところ、あと30分くらい待ってくれとのこと。
私の後から団体さんが乗ったマイクロバスやら他の登山者の車も来たが、みんな少し下流の交叉可能な場所に戻って待機せざるを得なかった。


今回歩いたルートは赤破線。 

 

 
前森山林道側の登山口 

 

30分超のタイムロスの後、登山道を歩き出す。
気持ちの良いブナ林(おそらく二次林)が続く。林内の小道はほとんど平らで歩きやすかった。
女甑の大カツラを過ぎると、だんだん傾斜がきつくなる。
ひと汗かくと男女のコルに到着。
 
女甑の大カツラ                                     男女コル 

 

男女コルではどちらに行こうか迷ったが、まずはレディ・ファーストで女甑へ。
ほどなく樹林越しに岩峰、加無山が見えて来た。こちらも男女揃っている。


左が女加無山(924m)、右が男加無山(997m)。 

 

女甑の上りは思ったほどきつくなかった。コースタイム通り、30分かけて登頂。
その山頂はけっこう広く、素晴らしい展望場所だった( (´π`;)あまりにも佳かったので一時間以上滞在)。

まずは西側から。
紅葉真っ盛りの丁(ひのと)山塊と冠雪した鳥海山の眺めが素晴らしい。


手前左から丁岳(1146m)、萱森(1070m)、大森山(1078m)。奥に鳥海山。 
 


鳥海山と大森山(1078m)のアップ。 

北の方を望むと・・・
この日、北側は秋田県中央部に位置する男鹿本山や太平山、白子森など、北北東には秋田駒ヶ岳や和賀岳も見えたが、写真は省略。
北東側には横堀(湯沢市)の街並みや焼石岳など。


真ん中の平地にある市街地は横堀(湯沢市)、その左奥の三角形の山は東鳥海山(777m)。
右奥に焼石岳の山なみ。

 

東の奥の方には栗駒山や山伏岳。


左から栗駒山、手前に山伏岳。右に雲を被っているのが高松岳。 

南東方向は逆光気味なのでちょっと見えにくかった。

 

南の方を望むと男甑の山頂越しに月山が見えた。


男甑越しに月山。 

次は男甑だーっ。

女甑山頂(979m)からの眺望を堪能した後は一旦、男女コルまで降下。

 
男甑を見ながら男女コルへと下る。                     男女コルを過ぎ、振り返ると女甑が。 

次は男甑(981m)へ登る。ちょっと歩いて振り返ると女甑がダルマさんの横顔のように見えた。

急坂を上るにつれ、女甑がせり上がって見えて来る。
もしかしたらここは甑山最大の見せ場、絶景でショー!。

 

 

ほどよく紅葉した女甑の左、お尻の方には小さな沼が。

 
名勝沼   

上り坂の傾斜も極に達し、ロープが現れる。
男甑は山頂が近づくと、またブナの林になる。

 
   
林床の艶々した葉はイワウチワかな。 

男甑は林の下に岩の鎧を秘めていた。


 
男甑山頂直前からの眺め。

下は高さ200mの絶壁なので、さすがに足がすくんだ。 

男甑山頂は樹木が多く、女甑のように眺めは佳くないものの
(´π`;)他では見られない絶品が見える。

 
烏帽子岩                                         女甑 

この岩こそ、この山が「男」を冠する所以とも言えるが、不思議なことに女甑の反対側にそそり立っている。

帰りは女甑を見下ろしながら、同じ道を下る。男女コルから名勝沼に下りようとしたが、道の状態が悪く、今回は断念。また男女コルに引き返したので、今日はこのコルを4回も通過したことになる。

 



【後日談】
翌2018年は春に訪ねる機会に恵まれた。

 ⇒ 5月27日、新緑の甑山(淑女編)  ・・・(紳士編)ほか 


2018/05/27 湯沢市郊外から甑山を望む。 

初夏の甑山も好かったので、真夏や晩秋にも訪ねてみようと思っていたが、2018年真夏、集中豪雨で林道の土砂崩れが発生、前森山林道など山形県側から入山することは不可能な状況がいまだに続いている。
ただし秋田県側(由利本荘市)からは2019年以降、入れるようになったとの情報あり。


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