今年の秋田、夏以降は踏んだり蹴ったりだった。
七月は県都秋田市や県北部に記録的な大雨が降った。
八月、九月はこれまた記録的な猛暑。
高温障害で秋田の一等米比率は過去二番目に低い水準、
おまけに紅葉もダメだと言うのに、クマは大豊作、その出現が異常に多く、
10月以降は毎日のように街中に現れて怪我人が出る始末。
こちらの人数はダントツ過去最高だ(最下段の参考資料をご覧あれ)。
そのため今年の秋は家内から山行き禁止令が出ていた。
ところが、11月9日は好天との予報だった。
山に行くのはたぶん今年最後だろうし、クマが絶対出ない処に行くからと、
家内を拝み倒し、ナントカ登山許可を得た。
折角なので、この日は低山をふたつ登ることにした。
前置きが長くなったが、
今日のひとつめは、男鹿半島にある寒風山(355m)。
低いが一応、火山で、クマは居ないはず。
もしかしたら今までに百回くらい来ている我が郷土の低山だが、
日中にしか来たことが無かったので、御来光はまだ見たことがなかった。
今回は御来光に合わせて山頂に着くようにと、5時ちょうどに自宅を出発した。
山頂には6時20分頃、到着。ちょうど御来光が始まった。
今の時期、日の出は太平山(1170m)山頂付近、厳密には弟子還だった。
寒風山山頂からの早朝の眺めを続ける。
個人的に圧巻だと思うのは、秋田湾のカーブだ。
今朝はカーブの右端に微かながらも鳥海山が見えた。ここから望む鳥海山は海上鳥海だ。
海上鳥海
男鹿半島には寒風山以外にも山がある。
男鹿三山だ。山頂から望むと、姫ヶ岳の噴火口越しに並んでいる。
標高は最高峰の本山で715m、形は東側から望むと、緩やかに裾を引いているので、
火山のように見えるが、火山では無い。
山頂から姫ヶ岳の噴火口と男鹿三山を望む。
山頂から姫ヶ岳の噴火口とパノラマライン、男鹿三山を望む。
パノラマライン上から男鹿三山だけ(右から真山、本山、毛無山)を望む。
寒風山から見える他の景色を。
北側を望むと、能代湾のカーブと白神山地が見える。
パノラマライン上から北側を。
少し拡大すると・・・
風力発電が多くなる。それは待ち針の群れのようで痛々しい。
真ん中辺の尖った山は青森の岩木山(1625m)だ。
寒風山山頂から、北側を望む。
東側に見える優美な山は森吉山。
森吉山を望む。その右奥に八幡平。手前に八郎潟調整池。
南西を望むと船川港。
山頂から再び、秋田湾のカーブを望む。
寒風山は低山だが、侮れない風景だ。中には絶景も幾つか有った。
参考資料(2023年11月15日、秋田魁新報より抜粋)
傒后阪に続く。
今年は山歩きに関しては異例づくしの年でした。
それは6月末の秋田駒ヶ岳でクマに遭遇して以降、しばらく続いております。
今年はクマに襲われて顔面が傷ついた(皮が剝がされた)方も多いようで、
そうなった方はホントに(つдi)可哀相です。
クマは怖いです。遭いたくないです。
来年はクマ騒ぎが鎮静することを切に祈るばかりです。
この秋は 山へお出かけになれなかったので
モウズイカさん、少しは気が晴れたのではないでしょうか?
奥様はきっと一日 心配されていたと思います。
どうぞお気をつけてお過ごしくださいね。
好い眺めでしたが、残念なことに鳥海山が不鮮明でした。
鳥海山は↓こちらでご覧下さいませ。
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/5207c5efb8f301b29674e54225bce223