園芸から足を洗って十年近くなる。
草毟り以外は何もしなくなった荒れ庭だが、
秋彼岸が近づくと、誰に言われなくても勝手に咲く花が有る。
ヒガンバナだ。
秋田は雪国なのでヒガンバナは野生していない。
それでもこの花が好きだったので、確か家を建てた翌年、球根を買って庭に植えた。
あれからもう30年近くなるだろうか。
園芸植物の多くは絶えてしまったが、この花だけは逆に増えたような印象だ。
植えた記憶はほとんどないが、今年は白花がいくつか咲いた。
(右上)他にツルボも咲いていた。
うちのミズヒキは紅穂の他に斑入りで白い穂花も有る。
(右上)ハギは何故か白萩ばかりだ。
数日したら、白花に接して普通種の紅も咲いた。
よってこのように紅白の塊りになった。
後で咲き出した別場所のヒガンバナ。
(右上)キンミズヒキのようなソリダゴ・ファイヤーワークス
と赤ミズヒキの混生。
ウメモドキの実も赤味を増して来た。
赤以外は無いのか。
青色フジバカマとも呼ばれるユーパトリウム(コノクリニウム)・コエレスティナムが丁度咲いていた。
この花もうちの庭では30年近く前から咲いている。
ただし株の寿命は短く、枯れつつも別場所から芽を出して庭の中をあちこちに移動しながら咲いている。
またまたヒガンバナ。
ラストは白萩とウメモドキ。
以上。