今年は一月中に晴れ日があった。それを予見して未明に秋田市自宅を出る。
旧鳥海町に差し掛かったら、夜明けが近づいたので、猿倉集落の道端にクルマを停め、
待ってみる。すると・・・
2018/01/20 猿倉から。
2018/01/20 猿倉から。
昨年秋(こちら)に続き、鳥海山のモルゲンロートに立ち会うことが出来た。素晴らしい眺めだったが、
凄まじい冷えで手指の感覚が無くなり、シャッターが押せない。
その後はしばらくの間、手指が痛くて痛くてたまらかった。
この日は更に、カチカチに凍った国道を走り、松の木峠、雄勝峠を越えて山形県へ。
2018/01/20 山形県金山町から。
新庄鳥海を見た後は、青沢越えの峠道を走り、雪の少ない庄内経由で秋田市に戻った。
冬姿の鳥海山を見るためとはいえ、しんどいドライブだった。
二月も冬晴れの日に鳥海山のウォッチング・ドライブ。
2018/02/02 由利本荘市大内町から。
康新道の稜線がテカテカ光って見えた。
同じ日、にかほ市上浜から。ここから見る鳥海は左側に稲倉岳が突き出して見える。
2018/02/02 にかほ市上浜から。
三月は雪割草を見に庄内地方へ。その行き帰りに庄内鳥海を。
2018/03/20 酒田市北部から。
四月、五月は長期間に渡り、鳥海山がほとんど見えなかった。
四月の見えなくなる直前に撮ったのはこちら。↓
2018/04/17 秋田市東部の筑紫森山頂から。
視程の良くないのは中国の黄砂のせいかなと思ったら、今回はロシア森林火災由来のpm2.5が犯人だとの報道。
再びよく見えるようになったのは約ひと月後。五月も下旬になってから。
2018/05/20 秋田市四ツ小屋から。
クリアーな鳥海山は久しぶりだったので、この日はにかほまで走って行った。
2018/05/20 にかほ市田抓(たづかみ)から。
この日の鳥海山は春の新雪を被っていたが、兎の耳やパンダの顔のような雪形はよく見えた。
それ以降は彼方此方から鳥海山を眺めて歩く。
こちらはちょっと珍しい場所からの眺めだと思っているのだが・・・(詳細はこちら)。
2018/05/21 湯沢市・国見岳から。手前の山は左から雄長子内(おちょしね)山、雌長子内(めちょしね)山。
同じ日の午後は栗駒山から。
2018/05/21 栗駒山展望岩塔から。手前右は秣岳、左奥に泥湯三山(高松岳、山伏岳、小安岳)。
大仙市北部から。
この付近から鳥海山は意外とよく見えるのだが、写真を撮ったのは今回が初めて。
2018/05/27 大仙市神岡付近から。
六月に入り、県南の虎毛山から。昨年、登った山伏岳同様、素晴らしい眺めだ(詳細はこちら)。
2018/06/03 虎毛山山頂付近から。
翌日は北麓の桑ノ木台湿原へ。
2018/06/04 桑ノ木台湿原から。
2018/06/04 桑ノ木台湿原から。手前に咲くのはレンゲツツジ。
桑ノ木台湿原は鳥海山の優れた眺望場所。しかも比較的近場なのに、道がよくわからなくて、ずっと行けないでいた。
今回はシャトルバスを利用したので、楽々行けた。(詳細はこちら)。
六月も中旬に差し掛かったので、そろそろ鳥海山に登ってみる。
6月10日は支峰の笙ヶ岳へ(詳細はこちら)。
2018/06/10 長坂道から。手前はハクサンイチゲのお花畑。
今年は鳥海山のニッコウキスゲが当たり年と聞いた。
少し盛りを過ぎたかもしれないが、7月20日に行ってみる(詳細はこちら)。
2018/07/20 長坂道から。
手前のお花畑ではニッコウキスゲやハクサンシャジンなどが咲いていた。
2018/07/20 長坂道から鳥の海と鳥海本体。
7月27日は遠方の焼石岳から眺めてみる。
この山には十数回、登っているが、鳥海山がこんなによく見えたのは初めてだった(詳細はこちら)。
2018/07/27 焼石岳山頂付近から。右の子分のような山は稲倉岳。
2018/07/27 東焼石岳から。
その後、家庭の事情等もあり、しばらく山歩きは中止。
どこにも行けなかったので、自宅付近から。
2018/08/21 夕方、秋田市四ツ小屋付近から。
8月21日は、それまで夏の甲子園で快進撃を続けていた秋田・金足農が決勝戦に臨んだ日。
秋田勢としては103年ぶりの準優勝に終わったが、ホントによく頑張ってくれた。金農よ。感動をありがとう。
8月21日の夕方に見た鳥海山は遠くて小さかったが、個人的には今年一番印象に残る鳥海山になった。
秋になり、山歩きも再開。
彼方此方行ったつもりだが、肝心の鳥海山は見えないことが多かった。
2018/09/21 真昼岳の稜線から。
2018/09/28 山形県、滝の小屋入り口付近から望む。
ここから見える鳥海山は外輪山の一部のみ。
秋深くなっても、何故か見えにくい日が続いた。今年はもう見られないのかと思っていたら・・・
2018/12/02 大仙市、姫神山(大平山)山頂から。
「2019年の鳥海山」へ続く。
2017年はリタイアして一年目、
毎日が日曜の身分になったものの、近場の鳥海山には10月5日まで一度も登らないでしまった。
理由は今まで行きたくても行けなかった他の山々を優先したからだが、
鳥海山そのものはいつも気になっており、折りに触れて山麓や遠方から眺めていた。
なわけなので、本頁では(2017年作成の自ホームページ)彼方此方に散らばっている今年の鳥海山を一堂に集めてみた。
一月は(例年のことだが、)天候が悪く、鳥海山は見えにくかった。
まともに見えたのは二月になってから。それも初めは薄らぼんやりと・・・。
2017/02/09 秋田市自宅付近から。
このこまちに似た電車はE491系軌道試験車といってなかなか見られない車両とのこと。
二月の最終日、好天に誘われ、山麓まで出かけてみた。
2017/02/28 由利本荘市郊外から。手前の川は子吉川。
この日はハッキリ見えた。
2017/02/28 猿倉(由利本荘市)から。
約二ヶ月後。この日は庄内まで遠征。
2017/04/24 吹浦付近(遊佐町)から。
左に笙ヶ岳、右に月山森。鳥海山本体は中央奥で左側が最高峰・新山。
何度も申し上げるが、個人的には妙高高原から見た妙高山に似た姿だなと思う。
2017/04/24 遊佐町郊外から、典型的な庄内鳥海。
2017/04/24 経ヶ蔵山山頂(酒田市)から。
五月は(秋田)県南鳥海。
2017/05/03 横手市十文字町(実家付近)から。
2017/05/29 山伏岳山頂(湯沢市)から。
ここから見る鳥海山はほぼ左右対称で人家など人臭いものは一切見えない。
個人的には2017年のベスト鳥海山だと思っている。
六月、七月は他の山から見た遠い鳥海山ばかり。
2017/06/06 早池峰山(岩手県)から。
2017/06/24 神室山のキヌガサソウ群生地から。
八月は再び低地から。だいぶ雪が少なくなって来た。
2017/08/02 横手市十文字町(実家付近)から。
九月は再び山上から。
2017/09/01 月山羽黒ルート五合目付近から。
2017/09/05 秋田駒ヶ岳男岳山頂から。
鳥海山同様、秋田駒ヶ岳には何十回も登っているのに、不思議と鳥海山が見えたためしがなかった。
今回が初めてとはちょっと意外なり。
今年の鳥海山の初冠雪は10月5日だった。
毎日が日曜の特権を行使し、この日は昼から七合目御浜まで登山(詳細はこちら)。
2017/10/05 鉾立ルートから。
こういう機会は滅多にないことなのでもう一枚。
2017/10/05 鉾立ルートの下山時に撮影。ヘリコプターが入っている。
また遠方から。
今年見た鳥海山としては最も遠くからの眺めだろう。
2017/10/08 森吉山から。
十月中下旬は鳥海山の近場をうろちょろ。
2017/10/14 甑山女甑山頂から。
南側の秘境、鶴間池から。
2017/10/19 鶴間池から。
2017/10/26 猿倉(由利本荘市)から。
鳥海山のモルゲンロートは初めてかな。
2017/10/26 直根(由利本荘市)から。
2017/10/26 笹子峠(由利本荘市)から。
11月28日は晴天だった。
もしかしたら今年最後の鳥海山になるかなと思い、山麓をドライブした。
2017/11/28 旧・矢島町入り口付近から。
2017/11/28 由利本荘市谷地沢から。
ところが、その後にも見えた。
2017/12/31 横手市十文字町(実家付近)から。
大晦日に鳥海山がこのようにハッキリと見えることは極めて珍しい。
「2018年の鳥海山」へ続く。
今年一月は天気が悪く、一度も鳥海山を見ないでしまった
(太平洋側と違い、冬場の秋田は極めて天気が悪い)。
初めて見たのは二月も半ばになってから。
2016/02/11 夕方、秋田市の自宅付近から。手前に新幹線こまち。
翌2月12日は今年初の鳥海山日和になった。由利本荘も内陸部に行くと積雪量が多くなる。
百宅付近では2m近い積雪だった。
2016/02/12 由利本荘市、猿倉にて。
2016/02/12 由利本荘市、百宅(ももやけ)入り口にて。
2016/02/12 にかほ市上坂付近から。
沿岸部に来ると積雪量はガクンと減った。同じ日でも処変われば雪の量も大きく変わる。
2016/02/12 酒田市北目から。
庄内地方ではほとんどの場所でわざわざ山に登らなくても鳥海山を眺められるが、
旧・平沢町付近だけは前山に隠れてしまう。ここでは眺海(ちょうかい)の森という高みに上がるとよく見える。
2016/03/16 酒田市松山、眺海の森から。
今年初の秋田県南鳥海を横手実家付近から。
2016/04/05 横手市十文字町から。
次いでにかほ鳥海を三枚。
2016/05/09 にかほ市畑野付近から。
2016/05/09 にかほ市長岡付近から。
2016/06/10 にかほ高原から。
7月2日は鉾立から登山。
2016/07/02 長坂道から鳥海本体。
鳥海山にこういう雲がかかると、必ずと言っていいほど荒れる。
この日は午後から激しい雨になり、途中で退却したが、花はいっぱい咲いていた。
2016/07/02 御浜のお花畑。
夏は彼方此方から。
2016/07/13 百宅入り口付近から。
2016/07/23 月山・羽黒口五合目付近から。
2016/07/23 月山・山頂付近から。
2016/08/08 横手市十文字町(実家付近)から。左の台型の山は遠上山(1008m)。
9月3日は久しぶりに鉾立から山頂まで(詳細はこちら)。
2016/09/03 長坂道から鳥海山本体と鳥の海。朝はもろ逆光になる。
2016/09/03 長坂道から鳥の海。
2016/09/03 御浜から稲倉岳。
2016/09/03 外輪山稜線から新山と御室を望む。
秋も深まって来た。ちょっと珍しい場所から。
2016/10/22 湯沢市の高松岳山頂から。
12月4日は初冬なれど鳥海山日和だった。
この日は前日、納車された新車・柿の種号のお披露目ドライブになった。
2016/12/04 百宅入り口付近から。
2016/12/04 百宅から。
2016/12/04 由利本荘市谷地沢から。
「2017年の鳥海山」へ続く。
2015年は、鳥海山に関してこれと言ってテーマがあったわけではない。
行き当たりばったりで撮っていたが、終わってみると、
あまり行くことの無い山形県側からや男鹿半島からの海越しに見た写真が比較的多くなった。
3月はにかほのフクジュソウ山から。
2015/03/08 にかほ市大森から。
4月、5月は山形県側から。
2015/04/09 新庄の近郊、金山町上台付近から。
新庄市など山形県最上地方から望む鳥海山は山頂部が幅広の感じ。個人的にはキリマンジャロを連想。
2015/05/06 酒田市升田から。
酒田市升田は鳥海山頂に最も近い人里かもしれない。庄内地方だがここから望む鳥海山の形は新庄鳥海に似ている。
庄内地方でも県境に近い吹浦まで来ると、鳥海山の形はまた変わる。
個人的には妙高高原から望む妙高山に似てると思うが、いかがなものか。
2015/05/06 遊佐町北目から。
この年は異常に雪が少なく、春の間は季節の進行がやけに早く感じた。
5月末に登ってみたら、長坂道稜線ではもはやハクサンイチゲが咲き出していた(常ならば咲くのは6月中旬以降)。
2015/05/30 長坂道稜線から鳥海本体を望む。手前の白い花はハクサンイチゲ。
明けて6月は男鹿半島から海越しの鳥海山を見る機会に恵まれた。
2015/06/01 男鹿海岸から見た鳥海山。右奥にかすかに月山も見える。
また山形から。
2015/06/07 月山から見た鳥海山。
庄内地方から見る鳥海山は秋田沿岸地方から見る姿とは左右が反対になったように感じる。
2015/06/07 酒田みなとIC付近から。
夏はちょっと変わった趣向の鳥海山を。
2015/07/07 合歓の木と鳥海山。
昔、芭蕉が詠んだように象潟周辺には合歓の木(ネムノキ)が豊富だ。
7月11日は二年ぶりに祓川から登山(詳細はこちら)。
2015/07/11 由利本荘市ふれあい農場から。
2015/07/11 康新道から七高山と新山(右奥)。
2015/07/11 七高山山頂から新山を望む。
なんか大トトロみたいな感じ。
2015/08/25 奥山牧場から。
この樹木、鳥海山に向かって反り返ってるような姿が面白い。
2015/09/15 日没直前、にかほ高原から。
紅葉と夕陽のW効果でいつもより赤く見えた。
9月27日、前年は鉾立から登ったが、今年(2015年)は祓川から登山(詳細はこちら)。
2015/09/27 祓川、竜ヶ原湿原の池塘に
逆さ鳥海を見た。
2015/09/27 祓川、竜ヶ原湿原から見た稲倉岳。
2015/09/27 康新道から見た稲倉岳と新山北斜面。
2015/09/27 康新道から見た七高山と新山(右奥)。
2015/10/06 善神沼。
今回は逆さ鳥海が見られた。
既に冠雪後の10月18日。
この日はある密命を帯びて、この風景を撮るだけの目的で途中まで登山。
2015/10/18 長坂道から鳥海本体と鳥の海。この写真、後の某医学会ポスターに採用頂く。
月末は遠く離れて。
2015/10/23 男鹿半島・寒風山から。
今年は県南鳥海が少なかったので、一枚。
2015/11/12 横手市平鹿町明沢から。
ラストは山形側からの鳥海。
2015/12/02 酒田市升田から。
ここから望む鳥海山はとにかくでかい。
升田の標高は約220mなので、標高差は丁度2000mと言うことになる。
2015/12/02 またまた遊佐町北目から。
偶々、特急いなほが通りかかった。
「2016年の鳥海山」へ続く。
明けて2014年は鳥海山に三回も登ってしまったので、
途中で山体のパーツ写真が多くなることをご容赦願いたい。
また1~3月は撮り逃がしてしまった。よって4月1日、横手実家付近からスタート。
2014/04/01 横手市平鹿町明沢(雄平アップルロード)から。
横手実家付近から望む鳥海山は端正な富士山型だが、
北側の由利本荘市やにかほ市から望むと、形が崩れたような印象を抱く。
これは北斜面にある巨大な馬蹄形カルデラがもろに見えるせいだ。
しかし見慣れると、この形も味が有っていいのではないかと思う。
現在、私が住んでいる秋田市から見る鳥海山はこの形なのだ。
2014/05/06 由利本荘市竜馬山付近から。
2014/05/11 にかほ高原から。
2014/05/11 にかほ市・中島台入り口から。
この年には珍しく、山形県側から見た一枚。
2014/05/12 金山町から。
また秋田に戻って、水田逆さ鳥海。
2014/05/19 にかほ市田抓(たづかみ)から。
少し間を置いて、7月6日。この日は北側中腹を彷徨う。
2014/07/06 由利本荘市谷地沢から。
2014/07/06 駒の王子付近にて。 2014/07/06 善神沼入り口。
7月下旬に登ってみたものの、暴風雨に見舞われ、途中で断念。
約ひと月後の8月下旬に行ったら、この日はまあまあの天気だった。
2014/08/24 鳥の海(鳥海湖)から鳥海本体を望む。
早くも秋の気配。
2014/09/02 由利本荘市郊外から、田園鳥海。手前の花はキバナコスモス。
しばし遠方からの鳥海山を。
2014/09/03 八幡平山頂付近から。
2014/09/15 田沢湖高原から。手前右に田沢湖。
紅葉時期の鳥海山にはまだ登ったことがなかったので、9月27日、鉾立から登山。
しばらく山体のパーツ写真が続く。
2014/09/27 鉾立から奈曽渓谷越しに鳥海本体を望む。
2014/09/27 御浜から鳥の海、鍋森、笙ヶ岳、そして庄内平野を望む。
2014/09/27 御浜から鍋森。
2014/09/27 長坂道から笙ヶ岳の襟足を望む。
2014/09/27 御田ヶ原から千畳ヶ原を望む。
2014/09/27 鳥の海の近くから鳥海本体を望む。右下の方が千畳ヶ原になっている。
2014/09/27 長坂道から鳥の海へ向かう道。
2014/09/27 鳥の海で昼飯を食べながら、扇子森、鳥海本体を眺める。
丁度、この時にあの悲劇が起こっていた。
この日は好天にも恵まれ、素晴らしい山岳風景と草紅葉を満喫できた一日だったが、
登山口に戻り、ラジオを点けたら、御嶽山が噴火し、多数の犠牲者が出たとの報道。
丁度その時、自分が居たのは鳥海火山の噴火口ど真ん中だったから、この惨事は他人事とは思えなかった。
犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げる。
2014/10/07 祓川付近の紅葉。
晩秋は遠方から。
2014/11/21 男鹿の寒風山から海越しに見た鳥海山。
2014/11/21 男鹿の寒風山から南側を眺める。右端に鳥海山が見える。
「2015年の鳥海山」へ続く。