モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

鳥海山は百花繚乱だった。1(2018年7月20日)

2023年07月28日 | 鳥海山/鉾立・夏

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。
2020/04/25 初回アップ。2023/07/28 再アップ。


fb友人達の投稿を見ていると、今年の鳥海山はニッコウキスゲの当たり年のようだ。

最盛期と思われる7月中旬は他の山に行ったので、そのすぐ後を狙ったが、今度は天気がよろしくない。
少し待って晴れの予報が出た7月20日に決行。
この日の秋田地方はちょうどpm2.5に襲われた時のように霞みに包まれ、
視程はからきしダメだったが、メインは花なのだからと鳥海山に向かってみた。
すると不思議なことに鉾立(標高約1100m)が近づくにつれ、
山がハッキリと見えて来て、上の方は綺麗に晴れ上がっていた。

暑くなる前に登ってしまおうと午前4時40分に登山スタート。
4時50分頃、奈曽渓谷はまだ暗かったが、
鳥海山本体は朝日の薄衣をまとって聳えていた。



今回の非合法マップ。



歩き始めて約一時間、賽ノ河原より上では雪渓が健在だった。

多くの皆さんは雪渓を避け、御浜に直行するが、天邪鬼なワタシは雪渓に挑戦。
御浜ではなく、河原宿(大平ルート)とその先の長坂道稜線をめざす。


賽の河原付近の雪渓

 



日陰の場所はまだ凍っていてツルツル滑ったが、場所を選べば、アイゼン無しでもナントカ歩けた。

河原宿より上の雪渓ではみごとなスプーンカットも見られた。

河原宿雪渓のスプーンカット
 



雪渓を乗り越え、長坂道稜線に達すると、再び鳥海山の姿が。
それよりも花のボリュームが凄い。

 



ニッコウキスゲの群生

 


ニッコウキスゲはやや衰え気味だった(4,5日前がベスト?)が、他の花が凄かった。
撮影時間帯は早朝6~7時頃。




           ヨツバシオガマ   
 
                                                                                             トウゲブキ

ニッコウキスゲとトウゲブキ



ハクサンシャジンも参戦。




ハクサンシャジン
 


チョウカイフスマ




チョウカイフスマは七五三掛から先の鳥海山本体に咲くものだと思っていたが、
今回は長坂道稜線にも一株だけ見い出した。

笙ヶ岳方面を望む。空を分ける青い線は日本海の水平線だ。










再び鳥海山本体に向かって歩き出す。


 

少し歩いたら、鳥の海(鳥海湖)が見えて来た。



鳥の海(鳥海湖)と鳥海山本体。

 



御浜までやって来ると、稲倉岳もよく見えるようになる。 



この斜面はニッコウキスゲが特に濃い場所と記憶している。なのに、今回は疎らだった。
来るのが、少し遅かったのか。

御浜からの眺めは鳥の海(鳥海湖)と鍋森に尽きる。 


鳥の海(鳥海湖)と鍋森
 


御浜にもお花畑がある。



ここではトウゲブキやタカネアオヤギソウ、ハクサンシャジンが多い中に

クルマユリやハクサンフウロが混じる。



                                       クルマユリ 
 
                                                                                                   ハクサンフウロ


扇子森に登ると、鳥の海(鳥海湖)は隠れてしまうが、ここも素敵なお花畑になっていた。

扇子森のお花畑

 

                              ミヤマウスユキソウの古花 
 
                                                                                     ハクサンイチゲの咲き残り



御田ヶ原や八丁坂ではハクサンイチゲがまだ咲いていた。これは咲き残りなのか二度咲きなのか。




鳥海山は百花繚乱だった。2」へ続く。

 


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