うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

大阪再開発、なう。(2011年夏休みの再開発風景)後半

2011年09月08日 06時00分43秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
大阪駅ツアーの続きです。


屋上の「和らぎの庭」と「風の広場」を見学した後、ガイドツアーは再び直通エスカレータに乗り、下層階に向かいました。


続いての見学スポットは、新生大阪駅の目玉の一つである、「時空(とき)の広場」でした。ここは高架ホーム上に架かる橋上駅舎の屋上部分に当たります。これほど広大な広場(面積3000平米)が大阪駅構内に出来るとは、再開発前には予想だにしませんでした。


以前の大阪駅は、駅ビルは南北に建っていたものの、改札や通路などの駅機能は全て高架下の地平レベルにありました。しかし、今回の再開発で、北ビルの建て替えと、橋上駅舎及びドーム屋根の建設が為され、大阪駅の南北が線路上空でも一体化したのです。


「時空の広場」の南側から北側を見上げてみると、視界の幅いっぱいにノースゲートビルディングが広がり、物凄い迫力です。また、上空には幅180m、奥行き100mの巨大な屋根が架かっており、この贅沢な空間の使い方は、ちょっと日本の駅とは思えません。


広場の電灯の柱から、何やら霧状のものが噴出していました。これは、ドライミスト装置といって、水の蒸発による気化熱吸収を応用した冷却装置です。近頃ヒートアイランド対策として、都市部で設置される例が増えています。


「時空の広場」のシンボルとして、広場の南北に金銀の大時計が設置されています。この金時計は、本物の金箔が貼られていて、文字盤の直径は160cmもあります。かなり遠くから視認できますから、待ち合わせ場所に便利です。


広場の端から下を眺めると、ホーム屋根の波板が剥がされている様子が見えました。ちょうど今波板が無くなっている部分が最終的に屋根を撤去する範囲で、残りの古い屋根の部分がガラス屋根に改修されます。


ガイドツアーは「時空の広場」を後にし、橋上改札口階を経由して、サウスゲートビルディングに進みました。


橋上改札口階の天井高は、ビル2階層分に相当する高さになっていて、これまでの高架下改札口と比べてとても開放的に感じられました。


ツアーはいよいよ大詰め、中央南口に面した南ゲート広場に下りてきました。


ここには水時計があります。上から落下する水滴で文字や絵を表示する時計で、春休みに初めて見て驚きましたが、何度見ても面白い機構です。季節によって表示される絵柄が変わるそうで、時刻表示の合間に花火や向日葵が表示されていました。


大阪駅南ゲート広場。
ガイドツアーはここで終了で、レシーバーと参加証を返却して解散となりました。ここまででちょうど1時間、普通に歩けば5分ほどの距離ですが、駅ビルをあちこち散策したので、結構歩き応えのあるツアーでした。
ガイドツアーは終わったのですが、実はこの時点では私の再開発巡りはまだ始まったばかりで、この後大阪駅を基点に周辺の再開発現場をさらに散策し、結局1日で17kmほども歩いたのでした。再開発ウォッチの趣味は、健脚でないと務まりませんですな・・。

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