うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

【速報】第1号の論文が受理されました!

2010年02月23日 18時50分37秒 | えぞ日記(北海道編)・・その他
先ほど、琉球大学時代の教官からのメールで、私の初論文がジャーナルに受理されたとの知らせが入りました。
ついに・・という感じですね。

昨年末のブログで、「現在ジャーナルに論文を投稿して、掲載の交渉中」と書いていた、あの論文がついに受理されたのです。
投稿先は「JCIM; Journal of Chemical Information and Modeling」というジャーナルです。American Chemical Society (米国化学会)が発行する由緒あるジャーナルですが、5年ほど前に、「Journal of Chemical Information and Computer Sciences (JCICS)」から名称変更したばかりなので、「JCIM」という名前はまだ日本ではあまり認知されていません。
しかし、このジャーナルのインパクトファクター(一般的に用いられる、ジャーナルの影響度を示す指標)は3.643(2008)で、「Cell」(IF:31)や「Nature」(IF:20)みたいなお化けジャーナルには劣りますが、日本のタンパク質研究者の間でもよく読まれている「Protein Science」(IF:3.1)や「PROTEINS」(IF:3.4)以上の影響力を持つジャーナルです。初投稿としては、かなり良いジャーナルだと思います。

内容は、(私が)読んでからのお楽しみにです。まだ出版されないことにはここで書くのもあまり宜しくないと思いますし・・。
恐らく、数週間後には印刷されて、世に出ることと思います。

正月明けの沖縄出張での追加作業も含め、私の学部時代の汗と涙の結晶みたいな論文ですから、是非多くの人に読んでもらいたいものです。読んでもらわないことには、他の論文で引用してくれませんし、正当な評価も受けられませんからね。
この論文では、教科書を書き換えるに足る結果を示せたと自負していますが、それが実現するかどうかは、今後どれだけ多くの研究者に読まれるかにかかっています。
実は、今回の論文の続きに相当する内容の研究も、極秘裏に進行中です。といっても、大学院の研究作業の合間にパソコンで作業を行っているので、なかなか大変なところですが、なんとか春休み中に目処をつけたいと思っています。そちらも、今のところ面白い結果が期待できそうです。

今回の論文でようやく、私は研究者としての国際的な第一歩を踏み出せたわけです。これを励みに、ますます研究作業に邁進していこうと思います。(ああ、なんか私が凄く真面目な人に見える・・)

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