東京新聞 2019年8月1日 夕刊
全国の児童相談所が二〇一八年度に児童虐待の相談・通告を受けて対応した件数が十五万九千八百五十件(速報値)に上ったことが、厚生労働省のまとめで分かった。一九九〇年度の統計開始から二十八年連続の増加。児相との連携を進める警察からの通報が増えており、子どもの前で家族に暴力を振るう「面前DV(ドメスティックバイオレンス)」などの心理的虐待が55・3%を占めた。
厚労省は、昨年七月~今年六月に虐待相談・通告の対象となった子ども延べ十五万三千五百七十一人のうち、国が原則としている四十八時間以内の安全確認が取れなかった子どもが一万一千九百八十四人(7・8%)だったとする調査結果も公表。東京都目黒区の船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5つ)=を含む、一七年度中に虐待を受けて亡くなった子どもは一六年度比十二人減の六十五人(心中の十三人含む)だったとしている。
同省によると、一八年度の虐待対応件数は一七年度から二万六千七十二件増加。そのうち一万三千九十五件は警察などから、四千四百六十七件が近隣知人からの情報だった。
内容別では、面前DVや暴言などの心理的虐待が八万八千三百八十九件で最多。身体的虐待が四万二百五十六件(25・2%)、育児放棄(ネグレクト)が二万九千四百七十四件(18・4%)、性的虐待が千七百三十一件(1・1%)。心理的虐待は前年度から一万六千百九十二件、身体的虐待は七千三十三件増えた。
政令市や中核市を含む都道府県別の件数では、大阪の二万六百九十四件が最も多く、神奈川一万七千二百七十二件、東京一万六千九百六十七件が続いた。
札幌まで行ってきました。今帰ったところです。
暑くて疲れも倍増です。
本州の梅雨明けから北海道では、あまりいい天気は望めないのですが、週間天気を見ると傘マークはすっかり姿を消して晴れ間が多いようです。
もう少し、じっくりとシトシトと地面にしみる雨が欲しいのです。
きのうの1時間で50㎜なんて言う雨は、表面を流れるだけで、さほど土の中までしみていないのです。