里の家ファーム

すべて無農薬・無化学肥料、不耕起栽培の甘いミニトマトがメインです。完熟したミニトマトから作る無添加ジュースは逸品です。

「若者のミカタ」

2019年12月10日 | 教育

「若者のミカタ」の連載開始にあたって

 Imidas連載コラム第0回 2019/12/10

  大内裕和(中京大学国際教養学部教授)

 皆さん、こんにちは。

 私は1967年に神奈川県で生まれました。高校時代以来、教育問題に関心を持っていた私は東京大学教育学部の大学院に進学し、教育社会学という分野で研究者の道を目指しました。現在は愛知県にある中京大学で大学教員として働いています。大学で学生に教えることと、教育社会学の研究をすることが主な仕事です。

 大学教員として学生と接していると、予想もしなかったことに気が付くことがあります。「奨学金」の問題を発見したのも、講義やゼミでの学生との交流からでした。

 自分の講義を受けている学生の半数以上が奨学金を利用していること、その大半が貸与型であり、卒業後に多額の返済をしなければならないことを知った時には衝撃を受けました。私の学生時代の奨学金利用者は、全大学生の2割前後だったからです。

 中京大学で奨学金問題を扱ったゼミを受講していた学生2人が、「奨学金制度の改善に取り組みたい」と私に伝えてくれて、それに対して「できる限りの協力はするよ」と答えたことが大きなきっかけとなりました。

 201291日、学生たちが「愛知県 学費と奨学金を考える会」を結成し、私は会の相談役になりました。そして13331日には、弁護士・司法書士など法律家や教育関係者を中心とする全国ネットワーク「奨学金問題対策全国会議」が結成されました。

 私はこの会議の共同代表となり、奨学金制度の改善に取り組むこととなりました。

 奨学金問題への取り組みを通じて、大学生たちの日常生活の困難をより詳しく知るようになりました。そうして、私たちの時代には比較的楽であったアルバイトが近年は過酷化して学生たちを追い込んでいること、学生たちが時間を拘束され自由に研究や学習に取り組むのが困難になっている現実を知りました。

 136月、私は「学生であることを尊重しないアルバイト」のことを「ブラックバイト」と名付けました。この言葉はSNSを通じて、またたく間に学生たちの間に広がりました。8月以降になると、新聞やテレビなどマスコミからの取材が激増しました。

「奨学金」や「ブラックバイト」が社会問題化することで、学生や若者の「貧困」への人々の理解が広がり、活動の成果も上がるようになりました。

 144月には、日本学生支援機構が奨学金の返還猶予期限を最長10年まで延期し、延滞金賦課率の引き下げ、有利子から無利子貸与への移行が始まりました。ブラックバイト問題では、専門の弁護団「ブラックバイト対策弁護団あいち」の結成、数多くの学生ユニオン・若者ユニオンの結成、政府による一定の対策などの動きが進みました。

 とりわけ奨学金については16年末、日本学生支援機構にこれまで存在しなかった「返済不要の奨学金」=「給付型奨学金」の導入が決まりました。

 19年になってからは「入試改革を考える会」の代表として、英語民間試験や国語・数学の記述式問題の導入など、とくに大学入学共通テストに疑問を投げ掛ける活動をしています。英語民間試験については、経済格差や地域格差を拡大する危険性が広く知られることとなり、先頃20年度からの「実施見送り」が決まりました。そのため、現在は国語・数学の記述式出題に議論が集まっています。

   ◆◆

  振り返ってみると、大学での学生との交流を通じて現代社会の若者が置かれている厳しい現実を知り、それを世の中に訴えて若者の困難な状況を改善することが、私の社会活動の重要な部分を占めてきたことが分かります。

 若者の困難な状況を改善することは、社会の未来を切り開くことにつながります。これから始まる連載「若者のミカタ」では、「若者の見方」を伝えることを通じて、「若者の味方」になる方法を読者の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

 ********

萩生田文科相「身の丈」発言が生み出した教育国会

2019/12/10imidas連載コラム第1

  201910月のニュース番組内での萩生田(はぎうだ)光一文部科学大臣の発言は大きな波紋を呼び、12月となって大学入試改革そのものを揺るがしつつあります。

 1024日に萩生田文科相が出演したBSフジの番組で、20年度に始まる大学入学共通テストで導入される英語民間試験(大学入試において民間の英語資格・検定試験を活用し、「読む・聞く・話す・書く」の英語4技能を評価するもの)の話題になった時のことです。司会者から「お金や地理的に恵まれた生徒が有利になるのではないか?」と質問されたのに対し、萩生田文科相は「それを言ったら『あいつ、予備校通っていてずるいよな』と言うのと同じ。裕福な家庭の子が回数を受けてウォーミングアップできるようなことはあるかもしれないが、そこは自分の身の丈に合わせて2回を選んで勝負してもらえれば」と答えたのです。

 この萩生田文科相の発言に対しては、さまざまな反応がありました。私が1025日に発信した次のツイートについても、とても大きな反響が多数寄せられています。

〈萩生田文科大臣の「身の丈に合った受験を」発言は、経済格差による教育格差の容認。ここでの「身の丈」とは「本人の努力」ではなく「出身家庭の財力」を意味する。「教育の機会均等」を定めた教育基本法にも違反する問題発言である。〉

   ◆◆

 この意見に対して、リツイートが13000以上、「いいね」が21000以上の反応がありました。今ふうの表現を使えば、「バズッた」と言っていいでしょう。とくに印象深かったのは、このツイートに対するリプライ(返信)です。こうした物議をかもすようなテーマをツイートすると、リプライは賛否が拮抗することが普通です。しかし今回に限っては、賛成意見が圧倒的多数でした。全てを数えてはいないので厳密な数字ではありませんが、肯定的な内容が9割を優に超えていたことは確実です。

 私のツイートにこれだけ大きな反響があり、そのほとんどが肯定的であったのはなぜでしょうか。それは萩生田文科相の発言が、日本社会にひたひたと侵攻している「格差」を肌で感じている多くの人々の怒りを買ったからだと思います。

 教育への公的予算が少なく、私費負担額が大きい日本社会では、親の所得格差は子どもの教育格差へと直結します。英語民間試験による経済的負担は少なくありません。英検(実用英語技能検定)2級が55006500円、TEAPTest of English for Academic Purposes)が15000円、TOEFLTest of English as a Foreign Language)だと235ドル=約25000円以上掛かります。これを2回受験することが求められているのです。

 それに加えて、これまでのセンター試験よりも試験会場数が限られることから、かなりの数の受験生が高額の交通費を支払うことになりそうです。離島や遠隔地の高校生の場合には12日、あるいは23日となり、宿泊費も必要です。

   ◆◆

 これだけ費用負担が増えれば、教育にお金を掛けられる家庭の子どもが有利に、そうでない家庭の子どもは不利になります。格差社会化が進む中で、その有利不利は更に明確となります。萩生田文科相の「身の丈」発言は「経済格差」から生じる「教育格差」の拡大を容認したもので、そのことが格差社会の理不尽さを肌で感じる多くの人々を憤激させたのだと思います。

 これは、文部科学大臣として重大な問題発言です。教育基本法の第4条では「教育の機会均等」が定められています。教育基本法は最高法規である憲法に準じる重要な法律です。萩生田文科相にはこれを遵守する義務があります。しかし、萩生田文科相の「身の丈」発言は「教育の機会均等」を守るどころか、それと完全に逆行する内容です。

 今回の「身の丈」発言以降、英語民間試験導入への批判が一挙に強まりました。萩生田文科相は発言を謝罪し撤回。しかし批判は収まりませんでした。窮地に立たされた文部科学省は、2019111日、英語民間試験の20年度からの実施見送りを決定し、萩生田文科相が記者会見を行いました。この日は英語民間試験の成績を志望大学に提供するための「共通ID」の受付開始日でもあり、まさにギリギリのタイミングでの見送り決定でした。

   ◆◆

さらに英語民間試験の実施見送りは、入試改革全体に対する人々の関心を高めました。111日、私は記者会見で「英語民間試験は大学入学共通テストのごく一部」「これからが始まり」と発言し、特に「国語・数学の記述式出題」の問題点を強く訴えています。

「国語・数学の記述式出題」の問題点は明らかです。共通テストでは莫大な量の答案を短期間に採点するので、正確かつ公平な採点をするのはとても困難です。採点スタッフの数も1万人程度必要と報道されています。十分な信頼に値しない採点者によって採点が行われれば、大学入試の根幹が揺らぐことにもなりうるのです。

 従来の大学入試では、大学教員によって採点が行われてきました。50万人以上もの受験生が参加する共通テストの記述式問題の採点は、ベネッセコーポレーションのグループ企業である「学力評価研究機構」が行うことがすでに決まっていますが、共通テスト実施直後の1月中旬から後半にかけて、記述式問題の採点能力がある人をそれだけ集めることができるのでしょうか。

 国会でも多くの野党議員から問題追求があり、与野党間で討論が交わされました。私が代表をつとめる「入試改革を考える会」も1115日、国会で国語・数学の記述式問題についての院内集会を行い、24日には東京大学において有識者を集めたシンポジウムも開催しました。

   ◆◆

 そうした中、臨時国会会期末近くの125日に与党である公明党が国語・数学の記述式問題の延期を提言したことで、萩生田文科相は「受験生のことを考えると、年内がリミットだ。重く受け止めたい」と答弁。国語・数学の記述式問題実施延期へ向けて、与党が調整に入ったことを報道各社が伝えています。

 最終結論はまだ出ていませんが、英語民間試験の実施延期に続いて国語・数学の記述式導入も延期される可能性が高くなってきたことは確実でしょう。これが実現すれば共通テストの2本柱がなくなることになり、入試改革そのものが問われる事態が生み出されます。私は振り回される受験生のことを思えば、「共通テストの中止」と「センター試験の継続」の呼びかけも続けるべきと考えています。

 萩生田文科相の「身の丈」発言から始まり、教育関係者の中には19年の臨時国会を「教育国会」と呼ぶ人もいます。英語民間試験や国語・数学の記述式問題は、経済格差や地域格差の拡大、公平・公正な採点が不可能であることなど、受験生に大きな被害を与える内容であることから私はその実施に反対してきました。その結果、全国の高校生や受験生からは賛同や感謝のメール、メッセージも数多く届いています。

 今回の「教育国会」では、教育行政が現役学生である若者たちの実情や意見を顧みることなく、大学入試改革に臨んできたことが浮き彫りになりました。

私は大学教員という立場を生かして今後も学生の皆さんの声を拾い上げ、今の若者の境遇を知らない世代の人にも発信していきたいと思います。また同じ思いにかられた人たちが、この先「若者の味方」として増えていくことを望んでやみません。


 日中はプラス気温となり、雨も降ってきました。道路はシャーベット状となり、スピードを出すと危険な状態でした。

 予報では明日は最低気温、高気温ともプラスになるようです。

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「香港に自由を」80万人が幹線道路埋める 警察が許可、暴力目立たず

2019年12月09日 | 社会・経済

毎日新聞 2019/12/09 

   香港で8日、政府に抗議する大規模なデモ行進があり、約80万人(主催団体発表)の市民が幹線道路を埋め尽くした。民主派は11月24日の区議選に圧勝したことで勢いづいている。市民は「政府に対する『5大要求』は一つも欠けてはならない」「香港に自由を」などと訴えた。

 9日でデモ本格化から半年の節目となることを踏まえ、100万人規模のデモを何度も開催してきた市民団体「民間人権陣線」(CHRF)が企画。デモ隊は中心部のビクトリア公園を出発し、金融街・中環(セントラル)に向けて幹線道路を行進した。警察がデモを許可したため、家族連れやお年寄り、カップルなど幅広い層の市民がデモに加わった。

5大要求は、警察の暴力的な取り締まりの是非を検証する独立調査委員会の設置や、普通選挙の実現など。妻、小学生の長男と九竜半島から駆けつけた会社員の王さん(40)は「政府が独立調査委を設置するまでデモは続けるべきだ」と力を込めた。

 CHRFが申請したデモが認められたのは7月21日以来。警察はこれまで「暴力行為が起きる恐れがある」としてデモ申請を不許可としてきたが、区議選の結果を受け、軟化した可能性がある。

 警察は8日、5000人態勢で警戒し、高圧放水車を待機させたが、高等法院(高裁)付近などに火炎瓶が投げ込まれた以外に目立った暴力行為はなく、警察は催涙弾を撃たなかった。【香港・福岡静哉】


 久しぶりに太陽が出てきました。午前中は江部乙の家で本の整理。昼寝して、庭木の整枝。明日は、日中プラス気温になるようです。

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高齢者にリスク高い薬、80代処方ピーク 睡眠・抗不安

2019年12月08日 | 健康・病気

朝日新聞DIGITAR 12/7(土) 

  のみ続けると転倒や骨折、認知機能の低下を招きやすいとして、高齢者はできるだけ使用を控えるべきだとされている睡眠薬や抗不安薬が65歳以上に多く処方され、ピークは80代だった。厚生労働省のデータをもとに朝日新聞が解析し、高齢者にリスクの高い薬が多用されている実態が浮かんだ。

 睡眠薬や抗不安薬は、中枢神経の興奮を抑えるなどの作用があり、眠気をもたらしたり不安感を少なくしたりする。ただ、高齢者がデパスやハルシオンなどの「ベンゾジアゼピン(ベンゾ)系」といったタイプを使うと、転倒や認知機能障害が起こりやすくなるという研究が数多くある。やめられなくなる依存も起こしやすく、死亡リスクが上がるという報告もある。

 高齢になると、薬を分解して排泄(はいせつ)する能力が低くなることから、薬が効きすぎたり、副作用が強く出たりしやすい。日本老年医学会の高齢者の薬についての指針「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン」は、これらの薬について「使用するべきでない」「可能な限り使用を控える」と求めている。第三者機関の医療事故調査・支援センターは6月、ベンゾ系の薬をのんでいた高齢者が入院中に転倒し、頭を強打して死亡した複数の事例を示し、慎重に扱うよう提言している。

 厚労省は3年前から、医師が診療報酬を請求するのに使う明細書(レセプト)の情報をもとに、処方量の多い薬を性別・年齢層別にまとめ、NDBオープンデータとして公表している。データ作りに携わった吉村健佑・千葉大特任教授(医療政策学)の協力を得て、2017年度に外来処方されたベンゾ系の睡眠薬・抗不安薬について集計。人口千人あたりの処方数を、総務省の統計をもとに年齢層別に出した。

 ベンゾ系の睡眠薬・抗不安薬のうち、性別と年齢層が判別できる約39億8千万錠を解析。53%の約21億錠が65歳以上に、33%の約13億1千万錠が75歳以上に処方されていた。

 男女別では女性が多く、千人あたりの処方量は、女性では80~84歳が約9万7千錠でピークに。この年代は年に平均100錠近くのんでいる計算になる。続いて85~89歳、75~79歳と続いた。男性は85~89歳が約6万2千錠と最多だった。


今日一日吹雪模様。先ほどようやく風も雪も止んだようです。
これから、また雪かきをしてきます。

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温暖化対策「もう待てない」 グレタさんら若者デモ COP25

2019年12月07日 | 社会・経済

東京新聞 2019年12月7日 夕刊

 今日は記事を貼り付けると消えてしまう。何度繰り返しても消えてしまう。PCの再起動してもダメ。仕方がないので少しづつ貼り付けてみるとうまくいった。前にも文書が正しく打ち込まれないと書いたことがあるが、これはgooブログの欠陥のようだ。この茶色文字はいつも最後に書いているのだが、カーソルが最後に合わせられなくて、仕方なく、先頭に持ってきた。

 

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 【マドリード=竹田佳彦】国連気候変動枠組み条約第二十五回締約国会議(COP25)が開かれているスペインの首都マドリードで六日夜、若者らが温暖化対策の早急な強化を求める大規模なデモを行った。スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)も駆け付け、各国首脳に行動を起こすよう求めた。

 直前に記者会見を開いたグレタさんは「権力者たちが行動を起こすことを心から望む。気候の緊急事態で人々が死んでいく中、私たちはもう待つことはできない」と訴えた。

 デモには数万人が参加したとみられ、中心部の目抜き通り約五キロを約二時間かけて歩いた。仏西部ブルターニュ地方から参加した学生ジャンヌ・リベさん(19)は「グレタを見て、自分たちが当事者となっている問題だと意識した」と話し、活動の継続に意欲を示した。

 グレタさんは当初、先頭を歩いたが、多数の支持者や報道陣に囲まれ混乱を避けるため途中で離脱。その後は電気自動車(EV)で移動した。

 開催中のCOP25では、各国がどこまで温室効果ガスの排出削減を示せるかが焦点。排出量の国際取引の仕組みで合意できるかにも関心が集まる。グレタさんは二〇一八年に、学校を休んで政府に気候変動対策を訴えるデモ「未来のための金曜日(FFF)」を一人で始めたことで知られる。

6日、COP25が開かれているマドリードで、若者らが地球温暖化対策の強化を求めた大規模デモ=AP・共同

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「こもりびと」(ひきこもり)

2019年12月06日 | うつ・ひきこもり

「引きこもり」を「こもりびと」に言い換えたら支援窓口に相談殺到のワケ

  池上正樹:ジャーナリスト

 DIAMONDonline 2019.11.28


引きこもり」はイメージが悪い

温かみのある名前に変えた大和市

 「引きこもり」という名称を巡っては、名詞形のレッテルで偏見につながるとの批判から、他のイメージのいい名称に変えたいという議論が以前からあった。

 そんな中、神奈川県大和市は、2019年10月から、「ひきこもり」を「こもりびと」というネーミングに変えて相談窓口を開設したところ、1カ月で28人の相談があったという。

その内訳は、本人が11人、親が13人、兄弟姉妹や親族などが4人。引きこもる本人の年齢は、40代以上が21人、10年以上の長期者も10人に上った。1カ月の延べ件数では、窓口に来訪した人は22件、電話での相談は17件だった。

 相談者からは「こういう窓口があって良かった」「話を聞いてくれるだけでもうれしい」 などと評判も上々だ。

 市では。せっかくつながった相談者を生活困窮者自立支援窓口や精神保健福祉センター、サポステなどの就労支援、介護などを行う地域包括支援センターといったメニューも用意し、本人の希望に寄り添って様々な支援につなげている。

 きっかけは、5月末の川崎の通り魔事件からの一連の事件以降、報道による関心の高まりを受け、議会で「引きこもり」に関する質問が相次いだこと。内閣府が3月末に公表した実態調査の結果、全国で推計61万3000人の中高年者が「ひきこもり状態」にあると推計されたこともあり、当事者やその家族が抱える課題に対応する必要もあった。

しかし、「引きこもり」という名称だとマイナスのイメージに捉える人もいる。そこで、1人の人として寄り添いたいとの思いから、より温かみのある「こもりびと」という呼称を大木哲市長が命名。「大人のひきこもり」の相談窓口として「こもりびと支援」窓口を開設したという。

対象は、国の定義する「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6カ月以上続けて自宅にひきこもっている状態」に準じて対応している。

 窓口には、「こもりびとコーディネーター」として専任の職員1人を増員。当事者やその家族の相談に応じるとともに、事例により担当課や関係機関への同行など、相談者に寄り添った支援を行っている。

 これはもともと潜在的なニーズに応える施策であったため、どの程度反響があるのか未知数だったものの、開設直後から多くの相談が寄せられている。

きっかけは川崎事件

当事者や家族に居場所を

 市では当初「大人のひきこもり」を想定していたものの、現在は対象者が若年者であっても、年齢にかかわらず、窓口で対応。教育委員会と連携することもあるという。

「今後は、当事者や家族の居場所も含め、ヨコの連携を構築していきたい」(健康福祉部 健康福祉総務課 山中崇史さん)

一方、3年前、駅近くに誕生した図書館や文化ホールなどの複合施設「シリウス」は、延べ来館者が900万人を超え、市民の居場所になっている。そこで、外出できないと言っていた当事者にシリウスを紹介したところ、実際に「行ってみた」という反応もあったという。

 長年「引きこもり」に代わる名称がなかなか見つからなかっただけに、大和市はなかなか上手いネーミングを付けたものだと思う。


 わたしも勝手、当事者らしき人から「抗議」のコメントをいただいたことがある。たしかに「ひきこもり」という呼び方には違和感があったのだが、それに代わる言葉が思い浮かばなかった。これならいいかも・・・?

 さて、「腰痛」持ちはフォロワーさんにもたくさんいる。
ちょっと気になる記事が
あったのでご紹介いたします。
以前にもパクチー
のことで紹介したことのある
「猫と私の自然療法養生記」https://neko-tenshi.com/
「腰痛ぎっくり腰は胃腸と怒りが原因!副作用のない安全手当て
  2019.12.6更新
氣になる方はご覧になってください。

昨日の朝。(昨日のブログにUPするのを忘れた)

30cm以上ありました。
以下は今日の江部乙です。


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中村氏『100の診療所より1本の用水路』を!

2019年12月05日 | 社会・経済

中村哲医師、銃撃されたアフガニスタンで願っていたこと。遺した言葉から生涯を振り返る

この仕事が新たな世界に通ずることを祈り、真っ白に砕け散るクナール河の、はつらつたる清流を胸に、来たる年も力を尽くしたい、と語っていた

ハフポスト日本版編集部 2019年12月05日

    長年にわたりアフガニスタンで医療や灌漑(かんがい)整備などを支援していた「ペシャワール会」現地代表で医師の中村哲さんが12月4日、アフガニスタンで車で移動中に銃撃された。中村さんと、アフガン人運転手や護衛ら計6人が死亡した。

   地元の人が何を求めているのか、そのためにできることを、現地に根を下ろして理解し、現地の人の目線で支援を続けてきた。現地の人々から受け入れられ、その信頼に守られながらの活動だった。

■医師がなぜ井戸を

中村さんの合言葉は『100の診療所より1本の用水路』だった。

   活動のそもそものきっかけは、1978年、医師として同行したネパールへの山岳会の遠征隊。虫好きだった中村さんが蝶に惹かれて参加したのだった。ところが、医師がいると知った現地の人が中村さんを頼りにした。蝶が誘った縁だった。中村さんは1983年にペシャワール会を設立。パキスタンやアフガニスタンで無償で医療援助を始めた。ところが、2000年に活動の転換を迫られる。この地域を襲った大かんばつを目の当たりにし、「まずは食べられるようにすること」の必要性を感じた。中村さんは医師として治療に関わるかたわら、命をつなぐ「水」を確保しようと取り組み始めた。

   そこで参考にしたのは、資金も道具も限られていた江戸時代の治水技術。自ら工具を握って土を堀り、農地を作った。伝統的な工法は、現地の人が自力で管理できる利点もあった。

   中村さんは生前、朝日新聞のインタビューに次のように答えている。「道路も通信網も、学校も女性の権利拡大も、大切な支援でしょう。でもその前に、まずは食うことです。彼らの唯一にして最大の望みは『故郷で家族と毎日3度のメシを食べる』です。国民の8割が農民です。農業が復活すれば外国軍や武装勢力に兵士として雇われる必要もなく、平和が戻る。『衣食足りて礼節を知る』です」水がもたらす豊かさが人々の平穏を導き、ひいては大きな意味の平和に繋がると説いた。

■治安悪化の中でも活動「敵味方を超えて」

   中村さんは、自身が率いるNGO「ペシャワール会」の会報(2019年9月)にこんな言葉を寄せていた。

「全ての者が和し、よく生きるためにこそ人権があるとすれば、男女差を超え、善人や悪人、敵味方さえ超え、人に与えられた恵みと倫理の普遍性を、我々は訴え続ける。」治安が悪化するアフガニスタンで、護衛を置くなどして警戒しながら活動にあたる気概を表していた。

   事件当日の4日、中村さんは灌漑事業の現場に向かうため、車で移動途中だった。ペシャワール会は同日の会見で、移動中が一番危険なため、同じ道を通らないように気をつけたり、警備員を付けたりしていたことを明らかにしている。

    現地での活動を中村さんは著作やペシャワール会報で発信していた。

 現地での活動を著作やペシャワール会報で発信していた中村さん。著書『カラー版 アフガニスタンで考える』の出版元・岩波書店はTwitterで追悼した上で、中村さんの言葉を紹介している。

岩波書店

@Iwanamishoten

 医師の中村哲さんがアフガニスタンで銃撃を受け,お亡くなりになりました.謹んでお悔やみ申し上げます.中村さんはどのような思いで難民支援の医療活動や灌漑事業を続けてこられたのでしょうか.『カラー版 アフガニスタンで考える』より一部をご紹介させていただきます.(続く)

「アフガニスタンで事業をおこなうことによって、少なくとも私は世界中を席巻している迷信から自由でいられるのです。一つには、お金さえあれば、幸せになれる、経済さえ豊かであれば幸せになれる、というものです」「もう一つは、武力があれば、軍事力があれば自分の身を守れるという迷信です。武力が安全をもたらすものかどうか、丸腰でおこなう用水路建設での私たちの経験が教えてくれます。このような実体験によって、私たちは幸いにも、この強力な迷信から自由です」と中村さんは『カラー版 アフガニスタンで考える』(岩波書店 Twitterより)で語っていた。

中村さんは2019年4日付のペシャワール会報にこう綴っていたという。

「この仕事が新たな世界に通ずることを祈り、真っ白に砕け散るクナール河の、はつらつたる清流を胸に、来たる年も力を尽くしたいと思います」


 上から目線による「支援」ではない。「金」をばらまいてくる「援助」でもない。
 
「地元の人が何を求めているのか、そのためにできることを、現地に根を下ろして理解し、現地の人の目線で支援を続けてきた。現地の人々から受け入れられ、その信頼に守られながらの活動だった。」

世界には多くの「難民」であふれている。
彼らが戻れる場所を整備することに力を注がなければならない。
農業の「復興」を!自国にも、他国にも。

謹んでお悔やみ申し上げます。

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雨宮処凛 生きづらい女子たちへ88 「#KuToo」が新語・流行語大賞ベストテン入りした2019年を振り返る

2019年12月04日 | 社会・経済

#KuToo」が新語・流行語大賞ベストテン入りした2019年を振り返る

雨宮処凛 生きづらい女子たちへ88

Imidas連載コラム2019/12/04

 

 

今回は、本連載『生きづらい女子たちへ』において2019年に更新される最後のエッセーとなる。ということで、19年を振り返ってみたい。

 のちに「令和」と名付けられるこの年は、『週刊SPA! 』(扶桑社)の「ヤレる女子大生ランキング」の炎上とともに幕を開けた。「ギャラ飲み」と称される場で、持ち帰れる女子大生のランキング。おっさん雑誌なんかでよくあるこの手の企画がきっちり炎上したこと、それに声を上げたのが女子大生であったこと、名前を出された5大学が抗議声明を出したこと、そして編集部がすぐに謝罪したことが、「世の中は確実に変わっているのだ」という実感をもたらした。

 そんな19年に起きた「#MeToo」やジェンダー絡みのトピックをざっと振り返ろう。

 年明け早々の出来事として思い出すのは、NGT48のメンバーがファン男性による暴行を告白したこと。純烈のメンバーが過去のDV報道によって脱退、芸能界引退を発表したことなど。

 2月には、麻生太郎副総理の「いかにも年寄りが悪いという変な野郎がいっぱいいるけど、間違っていますよ。子どもを産まなかった方が問題なんだから」発言があり、5月には、桜田義孝前オリンピック・パラリンピック担当大臣の「結婚しなくていいという女の人が増えている」「お子さん、お孫さんには子どもを最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」発言があり、どちらも大きな批判を浴びた。また9月には、人気お笑いコンビのメンバーが過去に売春斡旋で逮捕されていたことが報じられた。

  その中でも印象深いこと。それは、令和元年は「コンビニからエロ本が消えた」年でもあるということだ。

 それだけはでない。私の胸をもっとも熱くしたのは、全国各地で「フラワーデモ」が始まったことである。きっかけは193月、性暴力をめぐる裁判で無罪判決が4件続いたこと。うち2件は、実の父親による未成年の娘への性暴力だった。それに対して、「著しく抵抗が困難だったわけではない」などの理由から「無罪」判決が下されたのだ。

 いくらなんでもこれはおかしいのでは。作家の北原みのりさんたちが「東京駅に集まろう」と呼びかけ、指定したのが411日。まだ肌寒い中、午後7時から9時にわたって開催された初のフラワーデモには約400人が集まり、奇跡のような空間が出現した。主催者のスピーチのあと、トラメガ(トランジスターメガホン)のマイクが開放されると参加者が次々とマイクを握り、自分の被害を話し始めたのだ。

 話す人も、それを聞く人も泣いていた。声を、肩を震わせ、初対面の女性同士があちこちで抱き合っていた。多くが一人で参加していて、主催者の呼びかけに応じて花を手にしていた。

「裁判官に人権教育と性教育を!」

「おしえて! 性犯罪者と裁判長はどう拒否したらヤダって理解できるの?」

#MeToo

 みんなが手にするプラカードに、そんな言葉が躍っていた。

 子どもの頃、強制わいせつの被害に遭ったという女性がマイクを握り、言った。

「幼馴染みだった友人は、家庭内暴力の末に性虐待の被害にも遭って、24歳で自殺しました。助けてくれる大人はいませんでした。今日、たくさんの人が、花を持って集まってくれた。その花をどうか、生きられなかった私の友だちや誰かの友だちに、たむけてあげてください」

 私の視界も涙で歪んだ。そんなフラワーデモはあっという間に全国各地に広がり、毎月11日、開催されるようになった。1111日、8回目となるフワラーデモは札幌、青森、岩手、富山、東京、千葉、群馬、名古屋、岐阜、静岡、沼津、長野、松本、京都、大阪、茨木、神戸、奈良、兵庫、愛媛、広島、福岡、佐賀、熊本、鹿児島、沖縄、バルセロナ(スペイン)の27都市で開催された。

 ここまでの広がりを見せたのは、多くの人が「安心して被害を語れる場」「安心して性差別などの問題を話せる場」を求めていたからなのだろう。そんなフラワーデモでは、男性が被害を語ることもある。

 これまで被害を口にしても、多くの人が「あなたにも隙があったのでは」「あなたの服装や態度に問題があったのでは」という心ない言葉に晒されてきた。時に信頼していた友人や母親の口から発されるそんな言葉に、「やっぱり自分が悪いんだ」とどれほどの女性たちが打ちのめされてきただろう。セカンドレイプの心配なく話せる場。それがどれほど必要とされていたのか、フワラーデモに行くようになって改めて思い知った。

  そんな19年、盛り上がりを見せたのは「#KuToo」である。靴と苦痛をかけた言葉で、クートゥー。グラビア女優の石川優実さんが始めたムーブメントだ。一言でいうと「職場でのハイヒール、パンプス義務付けはおかしい」という運動である。

 これが大きな反響を呼んだことは多くの人が知る通りだ。6月、石川さんが厚生労働省に提出した署名は18856筆にものぼり、大きく報道された。

「なぜ、女性だけが仕事をする上でヒール、パンプスを強制されるのか」

 おそらくみんなが思っていたけれど「それが慣習」とされていたことに巨石が投じられたのだ。そんな石川さんは海外メディアにも注目され、BBC(英国放送協会)「今年の100人の女性(100 Women 2019)」の一人に選出されてもいる。

「たかがヒールごときで」と言う人もいるかもしれない。しかし、私は「#KuToo」によって「ヒールの呪い」から解放された一人だ。といってもフリーランスの物書きである私は「職場でヒール、パンプスを義務付けられている」わけではもちろんない。が、今までずっと、心のどこかで「女たるもの、常にヒールのある靴を履かなければならない」と思い込んでいた。

 そこには、今までの人生で刷り込まれた「呪いの言葉」が作用している。例えば、過去の友人(男性)の中には、とにかく通りすがりの女性にいちいち点数を付けないと気が済まない男がいて、そいつの一番厳しい目線は常に「靴」に向けられていた。

「ラフな格好でもいいけど、靴くらいちゃんとしろよ」

「あーあ、あんな楽そうな靴履いて」

「女なんだからヒールくらい履けよ」

 ただすれ違った、視界に入った、というだけの女性に、その男は「評価」を下す。そいつによると、ヒールのない靴を履く女は「女をサボって」いて、女として「終わってる」ということらしかった。あまりにもひどい決め付けで、「じゃあいつも小汚いスニーカーのお前はなんなの?」と突っ込みたくなるが、その手の呪いを刷り込ませたのはそいつだけではない。

 思い出すのは20歳頃のこと。ガラガラに空いた夜の上り電車の中で、目の前に座ったサラリーマン風の酔っ払いオッサン2人にしつこく足元をジャッジされたのだ。オッサンは、私の近くに座るハイヒールの女性の足元を絶賛し、ぺたんこのブーツを履いた私をボロクソにけなすのだった。私たちの目の前で。

なんで生きてるだけで、見知らぬ酔っ払いにダメ出しされなきゃいけないんだろう……。しかも、たかが靴の形状で。が、以来、私はヒールのある靴しか履けなくなった。「靴ごときで」ダメ出しされないための自衛として。20歳頃の私にとって、それが「デリカシーのかけらもない酔っ払い」であっても、男性からのダメ出しは、心をえぐるものだった。

が、そんな私も40代。加齢とともにヒールもきつくなってきた。

 もともと私は10代で外反母趾に苦しんだという経歴を持っている。原因は、高校時代の熱烈なバンギャ活動にあった。安物のピンヒールなんかで「追っかけ」をしていたのである。大好きなヴィジュアル系バンドのメンバーの乗った車を、全速力で走って追いかけるなどの活動をライフワークとしていたのだ。今思えば、時速80キロとかで走る車になぜ「走る」ことで追い付けると思ったのか、走ることが分かりきっているのになぜピンヒールだったのか、すべてが謎だが、若さとバカさが混同した10代のバンギャには何を言っても意味がない。

 が、ある日、そんな私の足に激痛が走った。ライブ中もピンヒールで立ちっぱなし、その後追っかけという日々だったのだから激痛が走るのは時間の問題だった。足の親指付け根の痛みは日を追うごとにひどくなり、母親に「それは間違いなく外反母趾だ、そんな靴を履いていたら当然だ」と言われ、私はヒールを手放した。一時期はヒールを見たり、「ハイヒール」という言葉を聞いたりするだけで足に独特の痛みが走るほどだった。今も、あの冷や汗が滲むほどの痛みはリアルに覚えている。

 それ以来、私はあまり高いヒールは履いていない。しかし、まったくぺたんこの靴を履く勇気も持てないでいた。でも、ヒールって疲れる……。

 そんな時に始まった「#KuToo」。これにかこつけて、私もヒールをやめてみた。

もちろん履きたい時は履くけれど、無理して履いていた無理をやめたのだ。そうしたら、なんと快適なことだろう。私はよくデモに行くのだが、デモのあと、必ず攣(つ)っていた足が攣らない。今年の初め、生まれて初めてぎっくり腰になって以来、ずっと腰が不調だったのがみるみるよくなった。仕事上、ずっと靴を履いている必要などない私でさえそうなのだ。これで18時間立ちっぱなしだったり移動しっぱなしの人だったら、どれほど身体への負担が減るだろう。健康被害につながるようなヒール、パンプスの着用が、今まで強制されていたことがおかしすぎるのだ。

#KuToo」を受けてだろう、「女性だけメガネ禁止」というような職場ルールに疑問の声を上げる動きも出てきた。そんな動きを見守っていたのだが、最近、大きな前進があった。

 1119日、加藤勝信厚生労働大臣が、女性だけメガネ禁止・パンプス強制はハラスメントであると答弁したのだ。福島みずほ議員の質問に答えて、参議院の厚労委員会での発言だった。

「男女雇用機会均等法の趣旨に照らせば、同じ職務に従事して、同じ状況で、同じ仕事をして、少なくとも男女において、男性はよくて女性はダメだというのは、これは趣旨に合っていないと思います」

 これはメガネについての発言だが、女性のみヒールのない靴がダメ、というのも同じく均等法上NGだろう。

このように、今、「みんながおかしいと思ってたけど誰も声を上げなかったこと」について、声を上げると事態がどんどん動くということが起きている。明らかに合理性も整合性もない謎習慣だったからだ。そしてそこに、多分に性差別的なものが含まれているからだ。

 たった一人の女性の「おかしいよね?」という声が、今、この国の職場の光景を変えようとしている。

 令和の時代は、もっともっと女性が生きやすい社会になりますように。

 19年を振り返りつつ、そう祈っている。


「たった一人の女性の『おかしいよね?』という声が、今、この国の職場の光景を変えようとしている。」同時に社会や国を変える力となってゆくでしょう。

 もう、今年を振り返る時節になったんですね。

昨日から吹雪模様。
さほどの雪ではないが外に出るのが億劫、雪かきっをするほどでもなく、ほとんど家の中で過ごす。

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COP25 日本政府の姿勢を示せ

2019年12月03日 | 自然

東京新聞社説 2019123

  国連気候変動枠組み条約第二十五回締約国会議(COP25)がマドリードで始まった。開催国は政治の都合で二転した。それでも結局開催されたのは、私たちにとって、それほど深刻な課題だからだ。

 来年、いや来月からスタートする温暖化対策の新たな国際ルールのパリ協定は、世界の平均気温の上昇を産業革命前の二度未満、可能なら一・五度以内に抑えるのが目標だ。さもないと、異常気象は破局的になるという。

 その目標を達成するには、二〇五〇年までに温室効果ガスの排出を、正味ゼロにする必要がある。これが「科学の要請」だ。

 パリ協定は、温暖化により激化する異常気象を背景に、すべての国が何らかの削減義務を負う「全員参加」を最優先とした。

 そのため、先進国だけに削減数値を振り分けた旧ルールの京都議定書とは違い、参加各国が自主的な削減目標を国連に提出し、それぞれに努力するという、ゆるいやり方にして、途上国も仲間に入りやすくした。

 その代わり、二〇年以降五年ごとに国別目標を見直して、引き上げるという「進化」の仕掛けも埋め込んだ。

 各国は協定の発効を前提に、「国別目標草案」を策定し、国連に提出済みだ。しかし、それらがすべて実現できても、気温上昇は今世紀末に三度以上になると試算されている。

 パリ協定の締約国は来年、草案より高い「国別目標」を提出するよう求められている。

 九月の国連「気候行動サミット」では、七十カ国が現状より目標を引き上げるなどと表明したが、日本はまだしていない。

 国連は、温室効果ガスの大量排出源である石炭火力発電を中止するよう求めている。日本では二十二基の建設、あるいは建設計画が進行中。「温暖化対策に逆行している」との批判を浴びている。

 協定に基づく長期削減戦略として「五〇年までに80%の削減に取り組む」と言いながら、裏付けと具体策に欠ける日本に、サミットでも批判の目が注がれた。「美しい演説より具体的な計画を」と、安倍晋三首相が国連側に演説を断られたと報じられたのが事実とすれば、そのためだろう。

 パリ協定スタート直前のCOP25で、削減目標の引き上げとその具体策を示し、国際社会の信頼を取り戻せるかどうか。

 国としての姿勢が強く問われる会議である。


昨夜遅く帰ってきました。

 朝の有馬温泉から雨模様で、新千歳空港に到着しても霧雨模様でした。
ほとんど雪も消えていたのですが、我が家の周りだけはしっかり残っていました。

29日、夜の便で神戸空港着。
 ポートライナーで三宮へ。だいたいの「地図」を頭に入れておいたのですが役立たず。
まったく逆方向へ歩いていました。どちらが海でどちらが山かもわからず。
とうとう観念してタクシーを・・・(これがまた中型でした)一人で乗って、850円。

30日
 翌朝、ホテルから駅まで歩いておぼ5分でした。

 下の息子が3時ころに三宮着ということで、それまで一人で自由行動。

姫路城に行ってきました。
 電車を降りると真正面にお城がそびえたち、これなら迷子にならないで行けると店をのぞきながら天守閣まで・・・

 それからまた三宮へ戻り、息子家族と合流。カフェ巡りやら、中華街食べ歩き。この日の歩数計28000歩。(新記録、天守閣への階段もあった)

今夜は小野泊。新しくできた「工業団地」の一角にあるホテル。

法事―墓参り―昼飯。

うちの長男とも合流。今春、千葉から神戸に転勤。

有馬温泉まで乗せてもらう。

 傘を杖代わりに温泉街を闊歩。昼過ぎ、神戸空港までタクシー8000円です、とのこと。7か月の赤ちゃんもいるのでそうしました。ロビーでお茶してから皆で帰途につきました。

車を入れるスペースの除雪もなく、いい旅になりました。


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