ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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第4回・北野田エンタメフェスティバル落語会~2022.10.30

2022-10-30 16:16:16 | 落語

第4回・北野田エンタメフェスティバル落語会~2022.10.30
第4回・北野田エンタメフェスティバル落語会~2022.10.30

コロナ禍で前回は中入りの際、全員いったん会場を出ての総入れ替えだったので、今回も中入りの時間が30分。でも、今年は沈静化のため入替えは無し、それで時間を持て余した長い長い中入りに・・。ですから12時丁度に始まって、5時半に終わるロングラン落語会に。座っているだけでお尻が痛くなりましたな。

詳細は、後日に。



一、桂小梅・・・・「平林」

「定吉、定吉は居りませんのか・・・」で、隣の落友のあずきさんとにっこり、いまあずきさんが稽古されてるのがこの「平林」。生の見本が見れるなんてラッキー、よろしいな。
小梅さんの明石での初高座も確か「平林」だったような。もう11年になるんですね。ますます、師匠に似てきた小梅さんでおました。

二、笑福亭風喬・・「相撲場風景」

笑福亭のお家芸「相撲場風景」。風喬さん、やはり松喬一門の実力派、汚くならないながらも骨太の落語、よろしおますな。

三、桂梅團治・・・「抜け雀」

この宿の場所はどこなのか、小田原、もっと大阪に近い長浜、草津。どこでも良いような気がするんですが、何となくモヤモヤ感の残る梅團治さんの「抜け雀」、これって何なんでしょうか。

一、露の端・・・・「ん廻し」

「北野田から来たのだ」のキャッチフレーズの瑞さん、さすが地元でファンの方がいっぱいの会場。噺は、往年のスターがぞくぞくでてくる「ん廻し」
、この話「ん」づくしでギャグを放り込むにはもってこいのネタ。演じるよりそれを考えてる時が楽しそうですな。

二、桂華紋・・・・「ふぐ鍋」

もう華紋さんの十八番ともいえる「ふぐ鍋」。もうぼちぼち解禁の季節になりましたな。なぜか、くどさが研ぎ落されて上品な「ふぐ鍋」に、今年もあと何回食べることができるんでしょうか。

三、桂坊枝・・・・「堪忍袋

本日一番、秀逸の坊枝さんの「堪忍袋」。ハリと勢いのある声で客席を圧倒。
よろしいな、最高でおます。

落語には声の大きさがいかに大事かようわかりますな。いま「一文笛」を稽古し始めていますが、あまりシットリとするのではなく、できる限りのメリハリのある声で秀を諭したいもんですな。

一、桂弥壱・・・・「桃太郎」

いまや「平林」とともに聞く機会の多い「桃太郎」。今迄ベテランの演じられる「桃太郎」が味があって好きだったんですが、でもこの前聞いた、秀都さんのが鮮烈。普通の「桃太郎」では物足りなくなってしまいました、こわいですな。

二、桂小鯛・・・・「親子酒」

入門されて15年、今や若手咄家グランプリに優勝して乗りに乗っている小鯛さん。でも酒飲みの噺って難しいですな。
酔ってる主人公と酔ってない演者、このころ加減が難しいですな。大ネタに挑戦、ますます聞く機会が増えそうな小鯛さんでおました。

三、桂文之助・・・「夢の酒」

よろしいな、色っぽい文之助さん。「夢の酒」、落語って「夢」にまつわる噺、多いですな。まあ、オチがいままでは嘘でした、夢でした、というもんですから、題材にはしやすいんですな。
「星野屋」や「片棒」ではないですが、またまた何度も聞きたくなる文之助さんの「夢の酒」でおました。

一、笑福亭呂翔・・「つる」

いまや、各落語会に引っ張りだこの呂翔さん。この可愛さに先輩達もイカれてるんでしょうな。「つる」といえば米朝一門という気がして、笑福亭では喬介さんと呂好さんしか聞いたことが無いんですが笑福亭が演じる「つる」。
この、単純な噺で笑いをとるとは、落語は難しいですな。

二、林家そめすけ・「私がパパよ(桂三枝作)」

「大阪人情落語24区」が聞けるかと期待していたんですが、よう考えるとここは堺市、維新がらみで結構堺と大阪はいがみ合うてますもんね。
そこは避けて三枝さん作の「私はパパよ」、よろしいな創作落語、普段の喋りマクラがたのしい、そめすけさんだけに古典より創作。やはり「大阪人情落語24区」まとめて聞きたいもんですな。

三、笑福亭竹林・・「死神」

この会の幹事役、竹林さん、北野田にすんで40年とか、地元でこんな落語会ができるなんて、これだけでも地元への恩返しですな。噺は失礼なながら風貌も似てきたような「死神」。
人の命ってわかりませんもんね、案外各人のロウソク見ると
太いの細いの、炎の勢いあるの細々と点いているだけのものと、真ん中でポキット折れていたりして怖いですな・・・。

来年も開催されそうなので、必ず参加したい落語会見っけでおます。

第4回・北野田エンタメフェスティバル落語会
2022年10月30日(日)12:00開演
堺市立東文化会館・フラットホール

第一部
一、桂小梅・・・・「平林」
二、笑福亭風喬・・「相撲場風景」
三、桂梅團治・・・「抜け雀」
第二部
一、露の端・・・・「ん廻し」
二、桂華紋・・・・「ふぐ鍋」
三、桂坊枝・・・・「堪忍袋」
第三部
一、桂弥壱・・・・「桃太郎」
二、桂小鯛・・・・「親子酒」
三、桂文之助・・・「夢の酒」
第四部
一、笑福亭呂翔・・「つる」
二、林家そめすけ・「私がパパよ(桂三枝作)」
三、笑福亭竹林・・「死神」

①、堺市立東文化会館
会場の堺市立東文化会館、終演後は日も暮れて、三日月が出ていました。

②、ほぼ全員、通しで落語を楽しまれた客席。


③、第4回・北野田エンタメフェスティバル落語会

コメント (2)
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図書館の明日をひらく~菅原峻

2022-10-30 10:10:10 | 本の少し
 ☆☆☆

図書館を学びたくて、BOOKOFFでまとめて買った中の一冊。届いてから中をひらけると、黄色のマーカーが引いてあったのですが、読みだすと案外このマーカーが役に立ってスイスイと読めてラッキー。

地域の人びとに本当にひらかれるために、図書館は何ができるか。次代を担う若者たち、生涯学習の場となるお年寄りと、それぞれの人と人とがふれあう場としてどのような図書館がよいのか。

いろんな図書館を紹介した、貴重な手引書でおます。



②、サイン本でした。

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