ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

米朝一門会~ヴィアーレ

2015-03-28 23:17:34 | ヴィアーレ落語会
米朝一門会、今回は大喜利付でおます。

一、桂二乗・・・・・・・・・・・「癪の合薬」

今、二乗さんの十八番らしい、「癪の合薬」。

林家以外で聴くのは初めて、といっても菊丸(染弥)さんが多いのですが。

すらーっとしている、二乗さんには合っているような、気もするが、

二乗さん、野だてに出かけた二人は姉妹で、その一方が癪をおこす
でも今まで聞いてきたように癪をおこすのがお家さんで、
その付き添いがおなごしで、主人を思って、手打ちを覚悟で願い出る方が
自然の様な気がするんですが・・・・。

変なところにこだわっているうちに、終わってしまった様な
二乗さんの、「癪の合薬」でおました。


二、桂ひろば・・・・・・・・・「上燗屋」

今までの、私が思っていたひろばさんと、ヘアスタイルが変わっていてびっくり。
2010年から、出会ってないので、髪型ぐらい変わるでしょうな。

「上燗屋、へいへいと逆らわず」・・・・・といわれながら、
上燗屋の顔が見えてこないのが、残念。

酒飲みの相手に、困りながらもあしらい上手な上燗屋の親父が見たい。


三、桂ざこば・・・・・・・・・「笠碁」

東京では市馬さん、こちらでは生喬さんで聴いている「笠碁」

ざこばさん流の、ざっくばらんの「笠碁」。
まるごと、登場人物になりきってしまう、ざこばさん。

強情、天災、などに、相通じるもんがおますな。


四、桂米團治・・・・・・・・・「地獄八景亡者の戯」

師匠米朝の、袴を履いてきましたと・・・・袴姿で登場。

演目は「地獄八景亡者の戯」、失礼ながらいつもは、あの世での落語会
米朝さん、近日来演が、本日来演と。

途中、米朝さんの声色がありましたが、斜めの顔といい、
よう似てましたな・・・・。

あの世では、「米朝・小さん、人間国宝二人会」とか
「米朝一門会・米朝、枝雀、吉朝、歌之助、喜丸」など、
早くも色んな催しが企画されてるんでしょうな。

あの世に、行けば、また違う愉しみがありそうですな。


五、大喜利・・・司会米紫、・・佐ん吉、紅雀、鯛蔵、ひろば

米紫さん、大活躍の、大喜利。

まずは、「なぞかけ」・・・お題は“北陸新幹線
次は「やりくり川柳」、お客様から貰った頭の五文字は「御曹司」とあと一つは?。

最後は、数え唄、今回は“相撲”で、すべて、五人の役割分担とキャラが決まっており、
分かっていても、愉しい展開・・・・・

たまの大喜利、大いに楽しませて貰いました・・で。



米朝一門会~ヴィアーレ
2015年3月28日(土)午後3:00開演
本町・ヴィアーレホール

一、桂二乗・・・・・・・・・・・「癪の合薬」
二、桂ひろば・・・・・・・・・「上燗屋」
三、桂ざこば・・・・・・・・・「笠碁」
仲入り
四、桂米團治・・・・・・・・・「地獄八景亡者の戯」
 五、大喜利・・・司会米紫、・・紅雀、ひろば、佐ん吉、鯛蔵



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第十一回落語とやきとりの会

2015-03-27 18:37:29 | 落語

初めて行く、やきとりの会。


玉川の3番出口出たところの、とり屋台・噺屋


珍しく、落語会でご丁寧に、領収書をいただきました。


一、桂米輝・・・・・・・・・・「阿弥陀池」

初めての出会いでおます、米輝さん。

米團治さんのお弟子さん。
弟子入りしても、まだ3年だが、既に30才。
年相応の落ちついた高座で、安心して聴ける。

おっとりした感じだが、中に秘めた闘志は随所に感じられ、
早々に、バケル気配あり・・・・でおます。


二、桂紅雀・・・・・・・・・・「宿替え」

今日の会は、紅雀さん、お目当てに玉川に。

今、一番ストレートに落語の愉しさ、ウキウキ感を
味わせてくれる噺家さんの一人。

まずたっぷり20分のマクラを、「最近気にイラナイ事」のオンパレード。
まるで、べにてんのアンケートみたい。

噺は「宿替え」、時折みせる師匠の影。

しぐさもそうですが、女房に頼まれて釘を打つところで、
ひとくさり言いながら、男女のあるべき姿とは・・・
哲学的に述べるところなんぞ、師匠、枝雀さんを一番継いでいるような。

後の打上げでも、すべてのお客様に気を使われている紅雀さん、
高座の上も、素顔もとっても、素敵でおます。
(ご本人さんは、気遣いで、お疲れさんでおます)

紅雀さん、落語も、打上げも、ハジケればハジケルほど
嬉しくなる、ごまめでおました。



第十一回落語とやきとりの会
2015年3月27日(金)午後7:00開演
鳥屋台  囃屋

一、桂米輝・・・・・・・・・・「阿弥陀池」

二、桂紅雀・・・・・・・・・・「宿替え」









宮村さんとマスター。


まだ一年目の新婚さん、お腹には五ヶ月のお子さんが、おめでたいことでおます。



最後は、なぜか大阪締めで、とり屋台のマスター、主催者の森本さん、そして紅雀さん。



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間抜けの構造~ビートたけし

2015-03-26 06:07:08 | 本の少し
間抜けの構造 (新潮新書)
クリエーター情報なし
新潮社

☆☆☆

“間”、「間抜けに貴賤なし」、「間の良いやつ」「間の悪いやつ」。

モノとモノの間、ヒトとヒトの間、ハナシとハナシの間、と
お笑いを制したたけしさんが“間”について語る。

でも、「床の間」や「茶の間」といった空間を大切にし、
「間に合う」「間尺に合わない」という慣用句もある。

駄じゃれ一つ言うにしても、“間”を外せば、さぶーという結果。

笑いに長けた。たけしさんが、“間”を制するものは“笑い”を制す、と
漫才の“間”について、じっくり解説。


そして、落語の“間”について、あれこれ語ってる中で、
あれーっつと思った箇所が、一つ・・・

落語と漫才とは全然違うものだと、一番は客によって“間”を変える
ということを、あまりしないというくだり

でも、三代目春団治さんの「祝いのし」でも、一言一句違わないのに、
時間が2~3分違うことはザラにある。

やはり、お客様の“笑い”があればあるほど、次の科白への“間”を待つらしい。

たけしさんは、“笑い待ち”という“間”があるといっているが、
落語では名人になればなるほど、その尺(寸法)は変わらないと・・・・。

でも、それって、名人ということで、客が噺家の“間”に合わせているだけでは・・、

落語もライブ感が一番、噺家と観客との“間”はどんな芸にも活きていますな。



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昭和元禄落語心中・七巻~雲田はるこ

2015-03-24 07:07:49 | 本の少し
昭和元禄落語心中(7) (KCx)
クリエーター情報なし
講談社

☆☆☆☆

話は真打になった、三代目有楽亭助六(通称、与太郎)が売れっ子人気噺家に。

助六が結婚した、小夏は三味線の囃子方に。

息子の新之助は、生意気と無邪気さを持ちあわせた、落語大好き、子供に。

一気に助六の周りが、落語だらけにな、ってまわりだす。

ある日、師匠の有楽亭八雲から、二月後にかぶき座で親子会を演ろうと、

師匠から出された演目が「居残り(佐平次)」。


当日は、助六「錦の袈裟」、八雲「反魂香」、助六「居残り」、八雲「品川心中」。

本当にあれば、是非聴いてみたい落語会ですな。

でも、師匠の八雲が「反魂香」を演じ終わったところで、倒れてしまう。


師匠が救急車で運ばれたあと、居残りで落語をする助六。

佐平次になりきった、無我、無欲の高座。


師匠の容体と今後の落語を心配する中、

第八巻の予告とも云える、
先代の助六さんの「芝浜」の撮影フィルムが見つかったと。


人間模様から落語の真髄へ戻った「昭和元禄落語心中」は、
更に、おもしろくなってきましたな。


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第121回・和泉ワンコイン寄席

2015-03-22 23:19:12 | 和泉ワンコイン&笑福亭伯枝

第121回・和泉ワンコイン寄席


いつもの席から、一番太鼓前の高座。

一、旭堂南舟・・・・・・・・・「那須余一 扇の的」

今回で、このワンコイン寄席へは4回目か6回目だと。

頼りなさそうな小さな声と自信の無い様な表情の南舟さん、
一度、講談に入ると、大きな声で、滑舌もしっかりと・・・・。

落語でも、良くあります、マクラでふにゃふにゃ話しているのに、
落語に入ると、しっかり、別人の如く喋る人。

逆もありますな、マクラはおもしろいのに、落語に入るとさっぱりの人。

やはり、両方面白い方が最高でおます。

那須の与一ではなく、那須の余一、だと、これだけでも賢くなりました
旭堂南舟さんの「那須余一 扇の的」でおました。


二、笑福亭伯枝・・・・・・・「替り目」

今週、亡くなられた米朝師匠のお話を、直接ではないが、
米朝さんの形で覚えた噺をと・・・「替り目」を・・・・。

そういえば、笑福亭で「替り目」を聴いたことがあるのは、
松喬さん、鶴二さん、瓶太さん、由瓶さんの四人だけ・・・。

でも、こないぐでんぐでんに酔っている「替り目」は初めて。
酔いっぷりと声の大きさは、松鶴さんが乗り移ったようで、
悪酔いたっぷりの「替り目」・・・・

でもおでん屋へは、女房が「おでん屋が開いてる」と思いだし
「しかたがない」と言いながらも自ら行って欲しいですな。

「替り目」は夫婦愛がキモですな。


三、桂春雨・・・・・・・・・・・「猿後家」

いつものマクラ、ダイエットのし過ぎか、低血圧で栄養失調、寸前の春雨さん。

でも、噺は「猿後家」、はんなりとしていて、粋さたっぷり。
今回が初めてなのに、前に春雨さんで聴いたことがあると思うのは
やはり、噺が春雨さんのニンにはまってるんでしょうな。

師匠十八番の粋な「皿屋敷」「親子茶屋」「高尾」なんぞ、
是非、春雨さんで聴いてみたくなりましたで・・・・。


第121回・和泉ワンコイン寄席
2015年3月21日(土)午後2:30開演
和泉シティプラザ3階 和室

一、旭堂南舟・・・・・・・・・「那須余一 扇の的」
二、笑福亭伯枝・・・・・・・「替り目」
三、桂春雨・・・・・・・・・・・「猿後家」




次の第122回・和泉ワンコイン寄席は、
2015年4月18日(土)午後2:30開演
松五さん、達瓶さん、伯枝さんの、ご三方の出演です。


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主夫になろうよ~佐川光晴

2015-03-22 16:49:19 | 本の少し
主夫になろうよ!
クリエーター情報なし
左右社

☆☆☆

主夫になろうよ。

外に出て稼ぐのは男、家の家事子供の育児を行うのは女、
これって別に決めることではなく、お互い得意な方がすれば良いと・・・。

佐川光晴さん、結婚後すぐに出版会社を辞め、奥さんは小学校教員
そのあとはご自分はバイトをしながら、家のことはすべて行う。

35歳にして、小説家デビュー、執筆しながら家事全般をこなす。

家でできる仕事があり、昔の女に働かせて自分は遊ぶというヒモではない。

でも、最初から小説家になろうと思ってた訳ではなく、
不妊症で子供が生まれないという現実、実生活の外にフィクッションを創り
小説の力で、自分たち夫婦を救おうと思ったのがきっかけと。

デビュー作は「生活の設計」という、屠畜場での労働を描いた小説、
そして次が不妊症をテーマにした「ジャムの空瓶」とか。

旦那の家事の能力と、秘めていた小説家としての才能を見抜いていたというか、
周りの視線を気にせず、自分たちの価値観で生活できる、奥さんの存在が凄い。

そういう意味では、夫がすべき夫婦での役割分担を奥さんが決め、
それに不満をもつでもなく従順に楽しみながら従う。

ほんと、一般でいう、夫婦間での役割が入れ替わっただけのもの。



私ができる唯一の家事が、食事の用意、すなわち料理。

でも、この本を読むと、他の家事は一切しないというのが丸わかり。
掃除、洗濯、まるで駄目。アイロン掛け、ごみ出しなどもっての他。

まあ、気ままな家事手伝いでおます。

今日は、日曜日、珠にと、風呂掃除でもさせていただきやす・・・・。


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桂米朝さん、ご逝去

2015-03-20 00:46:01 | 落語
桂米朝さんが、昨日19日午後7時41分、ご逝去されました。

心からご冥福をお祈り申し上げます。

合掌・・・・・。






在りし日のお姿、(米寿記念・桂米朝展より)
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いとしいたべもの~森下典子

2015-03-19 07:08:09 | 本の少し
いとしいたべもの (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋

☆☆☆☆

食べ物の本、それもグルメ本でもなく、いたって一般的な者が
普段口にしているものばかり、懐かしい限りです。

“オムライス”に“サッポロ一番みそラーメン”“舟和の芋ようかん”
“塩鮭の皮”“たねやの水羊羹”“バーモントカレー”“どん兵衛”
“江戸むらさき・ごはんですよ!”“メロンパン”“鯛焼きのおこげ”
など、いまだに食べているものばかり、これに触発されて、
鳳のアリオで、この本にでていた“ブルドックソース”も購入。

でもこの本の中で、正直言うと未だに口にしていないものが一つ。

それは、それは、あにさん、その頼みとやらは・・・・“くさや”でおます。

まあ、家に来ることもないし、外でも出会うことも無いようで、
一生、避けて通れそうでおます。
(くさや大好きファンには、叱られそう、いや、あんな美味しいモノを食べれないとは
可哀想といわれそうですな・・・・。)

いとしい食べ物、まだある機械メーカーさんのホームページでコラム連載中とか。

また、続編がでますこと、期待しております。


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平成二十七年・大相撲三月場所・十日目

2015-03-17 22:33:28 | 街で

今年も、三月大阪場所の大相撲に。


今回は、十両の取組から見だしました。


幕内の土俵入り、化粧廻しは各力士ののお国柄がでています。


横綱日馬富士の土俵入り。


横綱白鵬の土俵入り。


人気力士の逸ノ城は、前頭筆頭。


控で土俵に上がる前の力士は、何方も前方一点を凝視。


貫禄の、横綱、白鵬。


正の三列目、がちんこのぶつかりに迫力満点。


力の入った相撲で、日馬富士は魁聖に勝利。


弓取り式は、聡ノ富士。

でも、優勝は、白鵬、で決まり。
他の横綱、大関陣とは、力の差があり過ぎますな・・・・。

遠藤の休場は残念、来年の大阪場所では、
逸ノ城、遠藤、辺りが白鵬の唯一の強敵主になってるのでしょうか。

年に一度の、大相撲ですが、館内の雰囲気も含めて、大好きでおます。


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昭和元禄落語心中・第6集~雲田はるこ

2015-03-16 07:08:09 | 本の少し
昭和元禄落語心中(6) (KCx)
クリエーター情報なし
講談社

☆☆☆

この前、ジュンク堂で見つけた時、読書ログでレビューを調べて
私の本棚に入って無いのを確認して、買って帰ると我家の本棚に同じ本が。
(漫画は、中身が見れないように、ラップを巻いてあるのが、曲者でおます)

わちゃ―、ですな。・・・・・

ちゃんと最近買って読んだ本は必ず短くても良いから、
レビューを書かなければ、ずぼらをしたら、あきませんな・・・・。

ハナシは、同じ落語漫画でも、先ほど読んだ“どうらく息子”とは
ひと味もふた味も違い、癖のある登場人物が次々でてくる。

落語とは、人間の性(サガ)、そのものであるが、表と裏、
滑稽噺も人情噺も、すべて人間そのもの、人間が複雑な分、多種多様。

躁が“どうらく息子”なら、この“昭和元禄落語心中”は鬱。

今は、ご気楽に読める、“どうらく息子”の方がちょいお気に入りですか。

最後の、次巻予告を見ていると、落語心中❼・2015年3月発売と、
ああ、あと1週間遅く本屋に行っていれば、新しい第七巻を手にしていたのに・・・。



しばらく、自分への戒めのため、本棚に二冊並べておきます。


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どうらく息子・第十一集~尾瀬あきら

2015-03-14 22:47:34 | 本の少し
どうらく息子 11 (ビッグコミックス)
クリエーター情報なし
小学館

☆☆☆

久しぶりに、湊町のジュンク堂へ行くと、落語本のコーナーに落語の漫画本も。
既に十一巻まで出版されていて、読書ログの私の本棚で調べると
(こういう時いたって便利)、八巻まで持っているようで、既に三巻買いそびれている。

他にも買おうと既に手に三冊持っていたので、一足飛びに十一巻を購入。


今回は、ついに惜春亭銅ら壱が二つ目に、惜春亭銅ら治の名を。

先輩師匠の娘さんの志穂さんと、後輩の噺家あや音の、二人の女性の間で悩む銅ら治。

女性二人も銅ら治にほのかな恋心・・・・、本題の落語家としての成長はもちろん、
恋のなりゆきも、興味あるとこですな。


でてきた噺、「紺屋高尾」「崇徳院」「夢金」「湯屋番」「締め込み」。


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みち草 わき道 しぐれ道 ~藤山寛美

2015-03-12 06:54:32 | 本の少し
みち草 わき道 しぐれ道
クリエーター情報なし
東京新聞出版局

☆☆☆

寛美さんの芸談が聴けると思って買った本だが、

前半は、満州の山野で、ソ連の捕虜になった時の話が続く、
喜劇人、藤山寛美からは創造もできない重く、暗い、人間の性がでるハナシばかり。

でも、どんな時でも、人との出会いを大切にした寛美さん。
外ではいくら飲んでも、絶対崩れない寛美さんだが、
でも稲垣完治(本名)さんは、自宅だと、ビール1本で酔いつぶれてしまう、とか。

あの、破天荒な生き様は、舞台を下りても、
藤山寛美の役者としての演技だったんでしょうな。



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オトナ語の謎~糸井重里

2015-03-10 06:06:06 | 本の少し
オトナ語の謎。 (ほぼ日ブックス)
クリエーター情報なし
東京糸井重里事務所

☆☆☆☆


この本は、ほぼ日刊イトイ新聞にて連載された「オトナ語の謎」に
大幅加筆し、再構成されたものでございます。

仕事の上で、何気なく使っている言葉を、普段如何に丁寧に失礼にあたらぬ様に、
遠まわしに、婉曲に、使っているのか、改めて思い知らされる次第でございます。



皆様のお忙しいところ、いつもプログにてご挨拶させて頂いておりますが、
この度も少しお時間を頂戴致しまして、この本の中で、仕事で使われている「オトナ語」を
ご案内、させて頂きます。

ハナシの切り出し方は「あのですね―」で始めながら、「でですね」と繋ぎまして、
「そうなんですねー」軽い感動を交えて相づちをうたせて頂きます。、
腑に落ちたこと、へりくだること、そして親しみの三要素を一言でくくれる
「なるほどですね」などの表現の合わせ技を使わせて頂いて、
更に進めさせていただきますと。

「既にご存じでしょうが」前置きして安心させながら、「だもんですから」と、
機を見計らって、遠まわしに次への準備に取りかからして頂き、
「要は」と、自分の都合の良いように、時には「逆に」と言い換え、
ちっとも早くなくても「早い話が」と、急ぐ時は「極論すると」と一気に畳みかける。

「いいかどうかは別にして」と、ちょっと油断させておいて、「そのあたり」「それとなく」
「なんなんですが」「いずれにしても」「そう言った意味では」・・・伝達内容を曖昧している
言葉群でございます。

そういった意味で、まったく内容の無い、言葉の羅列なりましたのは「お含みください」ませ。

言葉のこだわり派の糸井重里さんが監修の本。

無理は「重々承知しております」が、
「ご紹介させていただく形式をとらせていただいております」
是非、店頭にてお手にとって「ご高覧ください」ませ、

誠に「お願いばかりで恐縮いたしております」・・・・・・・・・・。



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「鶴二の道頓堀落語会」

2015-03-06 20:16:52 | 笑福亭鶴二

ひさしぶりの、鶴二さんの道頓堀落語会。


お出迎えの太郎人形。


本日も大入り満員。後援会の鶴二さん、応援の横断幕が後ろに・・・。


前のお二人、受付のお手伝いでバタバタしていたので、
今回はレビューは割愛させて頂きます。


三 、キノピー・・・・「マジック」

ひもを使ったマジックで始まり、ハンカチと玉子を使ったマジックへ、
途中大きなカードを使ってののは、タネは解らず、感心・・・・。

でも、最後の黒板使ったのは、昔ゼンジー北京さんあたりが演っていたマジック。
子供ながら、なんとなくネタ解ってしまっていたのだが、
キノピーさん、世代が違ってもっと若すぎて、
私たち年寄りには知られ過ぎたネタとはご存知ないかも。

でも、あとで、鶴二さんが、マジック界に入られる前の、キノピーさんの経歴と
きっかけをおしゃってましたが、人生いろいろでおますな・・・・。



四、笑福亭鶴二・・・・「お玉牛」「目薬」

三代目さんにつけて頂いた「お玉牛」。

夜這いに行って、牛をお玉と間違って探るところ、喋りながらの仕草が上手くいかず、
春団治師匠、奥さんに「蒲団出せ」、自ら蒲団を被って「上からさわりなさい」と、
三代目に牛の真似をさせたと、当時兄弟子や、春団治一門からは、
きついお叱りを頂戴しましたと・・・・。

今回の落語会は、「鶴二、艶噺を語る」と命名してますので、
客席に小さなお子さんんも居られるようですが、
まあ、そんなに、えぐい事もないので、やらしてもらいますが・・・と。

暗闇の中、下座からの薫子さんの唄もいつもと違うような、新演出。
品のある「お玉牛」でおました。

「目薬」も、いたって上品、ほんとは嬶が尻をつき出したところで、
あれこれあるんでしょうな・・・・。

でも、はんなり、まったり、が信条の鶴二さん、丁度ころ加減の艶噺でおました。



「鶴二の道頓堀落語会」
2015年3月6日(金)午後7:00開演
道頓堀 ZAZA POCKET'S

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・「米揚げ笊」
二、岸本栄一・・・・・・・・・・・(ギター演奏)
仲入り
三、キノピー・・・・・・・・・・・「マジック」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「お玉牛」「目薬」


三味線・・・・・・・・・はやしや薫子




笑福亭鶴二・独演会

第18回・笑福亭鶴二・独演会(大阪公演)
2015年5月30日(土)午後6時30分開演
大丸心斎橋劇場

鶴二・・・「高津の富」「寝床」「青い目をした会長さん」
ゲスト・・・壱之輔「真田小僧」、福丸「狸賽」、ラッキー舞「太神楽」



第1回・笑福亭鶴二・独演会(東京公演)
2015年6月27日(土)午後6時30分開演
新宿角座

鶴二・・・「高津の富」「寝床」「青い目をした会長さん」
ゲスト・・・柳家さん生「岸柳島」、べ瓶「いらち俥」、柳家紫文「三味線漫談」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



打上げの皆さん。


プロのカメラマンの増田さん。


反対に座っておられた、上田さんと辻さん。


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