ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

買った買った買った~原田宗典

2016-09-27 04:32:10 | 本の少し
買った買った買った (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社

☆☆☆

買った、買った、買った、といっても特別なものではなく
いたって、何処にでも売っている、ありふれたものばかり・・・。

“個人全集”“エビグラタン”“電球”“練り歯磨き”“ガラスクルー”
“パラソルチョコレート”“単三電池”“スッポンの粉末”“たこ焼き”
“カロリーメイト”“岡山串ダンゴ”“オレンジカルピス”“ホタテ貝柱”

なんて、失礼ながら、B級商品のオンパレード、
でもエッセイとしておもしろいのは、著者がそれを扱う心情に共感、
それだけの、あるある事典、小物編でした・・・・・・。


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文楽へようこそ ~ 桐竹勘十郎・吉田玉女

2016-09-24 08:08:08 | 本の少し
文楽へようこそ (実用単行本)
クリエーター情報なし
小学館

☆☆☆☆

文楽の人形遣いの勘十郎さんと玉女さんのお二人が、
まさに裏方から文楽の良さを語る。

太夫さんの語る浄瑠璃、腹に響き太三味線、が好きで、
どうしても単に人形の遣い手ぐらいにしか見てなかった私。

文楽の人形は三人遣いで、その修行は、足遣いが十年、左遣いが十五年
そして主遣いとなるのですが、落語の前座、二つ目、真打と同じで、
常に傍にいて、技術の習得、それと間、文楽自体の空気を学ぶんですな。

主役の足が遣えるようになると、だんだん脇役の簡単な左を遣わせてもらえたり、
そうしながら、人形の表情、情感を覚えていくんですな。

主遣いを生かすも殺すも左遣いの技量次第、そう聞くと
これから、人形遣い、それも左遣いを見る目が変わっていきますな。

若い人形遣いさんの仕事には、他に「ツケ打ち」「口上」があるとか、
あの段のはじまりにある、演目と太夫と三味線などの演者の紹介をする
「口上」・・・・結構、緊張するらしい

静けさの中で、舞台の端、一人での「口上」
これからはじまるという期待感で、結構好きですな・・・。


人形遣いから見た文楽、全ての人でつくりあげる総合芸でおます。

「文楽」観る視点が拡がって、ますます、おもしろくなって、きましたな・・・・・。



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昭和元禄落語心中・十巻~雲田はるこ

2016-09-22 05:05:05 | 本の少し
昭和元禄落語心中(10)<完> (KCx)
クリエーター情報なし
講談社

☆☆☆☆

ついに昭和元禄落語心中が完結。

与太郎放浪篇、八雲と助六篇、そして助六再び篇と、
時代を越えてあちらこちらと、一本の糸で繋がられながら、
はなしが進むのが、この落語心中の特徴だが、

今回は、あの世とこの世でワープ、
場面転換は落語ではお手のものですが、ちょいと異なる世界に戸惑う。

今回の十巻を持って終了・・・・淋しいですな。

でも、TVアニメ「昭和元禄落語心中」第二期が
2017年1月より放送開始。

夜の深夜枠なので、録画もしながらですが、愉しみでおますな。


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桃月庵白酒と十三夜~桃月庵白酒

2016-09-20 04:05:06 | 本の少し
桃月庵白酒と落語十三夜
クリエーター情報なし
KADOKAWA/角川書店

☆☆☆☆

桃月庵白酒が落語のキモについて、13の落語を使って解説。

例えば「芝浜」では、
あの「お前がいなくなると困る。
そしたら俺は昼間から遊んで酒が呑めなくなるから」というセリフ、
あれは本心を隠すための照れなのか、それとも身も蓋もない本心なのか。

でも泣かせる落語は野暮だと思っているのであまり白酒さんはやらないと。
泣きたいんだったら浪花節聴いた方がずっと良いと思うと・・・。

「野ざらし」では、
この頃、落語界では、ひとりキ●ガイというですが、
こういう男がひとりで妄想して騒ぐネタ、一時期完全にウケなくなったんですよ。

ある程度型ができあがってるので、ちょっと壊しようがない。
誰がやってもまあまあ一緒、というところで笑いが目減りするのかと思います、と。

おもしろいですな・・・ネタの完成度が高いと逆にウケなくなるなんて。

「明烏」では、
吉原なんて、ひやかしだけでも愉しめたんで、当時は素見が客の八割、九割。
野郎同士集まって遊べなくはないでしょうけど、女の子が一緒にいるだけで嬉しい。

吉原なんてちょっとしたテーマパークだし。
囲われた敷地内にいろいろあるという意味では、
ディズニーランドのミッキーとかドナルドに通じるものがあるでしょう。

凄い、ミッキー花魁説。

「御慶」では、
今の落語がみんな長くなる傾向があるのは・・・・・
昔よりもストーリー性が求められているのか・・・。
落語というのは本来省略系の芸なんですが、解り易くしないといけない。

筋立てが、ちゃんとしている志の輔師匠の落語は、お客さんに解りやすいし、
談春アニキの噺をある種の落語マニアの人が「くどい」と
いう意味もよくわかりますと。

こんな風に、落語論もあれば、落語家のいきざまについて、
ついには学生時代の童貞、恋愛事情まで・・・・・楽しめる13夜でおまっせ。


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上方落語競演会・ヴィアーレ落語会

2016-09-19 20:21:22 | ヴィアーレ落語会

上方落語競演会・(ヴィアーレ)

一、桂弥太郎・・・・・・・・・・「時うどん」

上手いな、食べる仕草なんか、師匠の吉弥さんそっくり。

形は、一人で食べる、吉朝スタイル。

人が食べているのを、ずっと見ていて、
そのあと、お金を誤魔化しているのを気づくのは、
無理がありますな・・・・・・・・・・。

でも、完成度高い「時うどん」、新しいネタに、期待ですな。


二、桂米紫・・・・・・・・・・・・「大安売り」

久しぶりに、都んぼ、の名前時代のマクラ、からはじまったが。

もう、四代目米紫襲名から、8年。
ぼちぼち、先代の米紫の師匠達のハナシもして欲しいですな。

噺は、元気溌剌の高座、
でも米紫さんは、子供のでてくる「真田小僧」「佐々木裁き」
なんぞが好きですな・・・・・・・。

三、桂雀三郎・・・・・・・・・・「天王寺詣り」

知らない方も多いと思いますのでと、
「ヨーデル食べ放題」の大ヒット曲をもっている歌手、雀三郎と、紹介。
死んだ枝雀の二番弟子・・・と、プロフィール、全紹介。

お彼岸さんも近いので、「天王寺詣り」で、
天王寺さんの観光案内へ、縁日の風景、さらりとゆったり、
この雰囲気、雀三郎さんの良さですな。

四、桂文之助・・・・・・・・・・「星野屋」

連れの方に、文之助さんといえば「星野屋」、
出会った半分は、これ、今日も可能性高いで・・・・と、
話していたら、「おてかけさん,と、おめかけさん、の違い」
肘で突いて、これ・・・・。
(半分は大げさで、今回で、14回中4回、2割8分の確率でした)

でも、噺はさすが鉄板。
連れも、初めて聞いた噺やけど、本日の秀逸と。

まあ、昔は、おめかけさんとか、
堂々と囲うても良かった時代なんですな。


五、桂ざこば・・・・・・・・・・「月並丁稚」

何か、二日酔いか、終始歯切れの悪い、ざこばさんの高座。

いつもの勢いがなく、ざこばさんの味がでないままに終了。

こんな、日も、ありますわいな・・・・。

上方落語競演会・ヴィアーレ落語会
2016年9月19日(月、祝)午後2:00開演
大阪本町、ヴィアーレホール

一、桂弥太郎・・・・・・・・・・「時うどん」
二、桂米紫・・・・・・・・・・・・「大安売り」
三、桂雀三郎・・・・・・・・・・「天王寺詣り」
仲入り
四、桂文之助・・・・・・・・・・「星野屋」
 五、桂ざこば・・・・・・・・・・「月並丁稚」


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笑福亭鶴二・三十周年~繁昌亭で祝う会

2016-09-11 00:04:59 | 笑福亭鶴二

笑福亭鶴二・三十周年~繁昌亭で祝う会

今日は、久し振りに嫁さんと鶴二さんの会に、
そして、我が姪っ子夫婦も東京からこの会に・・・・。


黄昏の天満天神繁昌亭



大看板の鶴光さんと鶴二さん。


今日の昼席と夜席。

詳細は後日・・・・・・。


一、笑福亭たま・・・・・・・・・・・「ぐつぐつ」(柳家小ゑん作)

嫁さんが好きな、たまさんの登場。

昔の鶴二師匠の、楽屋内での評判をご披露。
失敗続きの鶴二さんですが、そこはあのキャラで
心底怒られるのではなく愛されて、三十年・・・・。

まあ、初めての方も居られそうなので、ではショート落語を・・・と
二、三個かと思いきや、五、六個を・・・・「今日は、ぐつぐつですが」
「あと、三分・・・・で演りますと」、「ぐつぐつ」を、
噺は、おでんのハナシ・・・・・でおました。

二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「祝いのし」

「祝いのし」といえば、三代目の匂いがする演目ですが、
鶴二さん、五代目文枝師匠のインパクト強くて手掛けた演目。

春団治師匠に慣れ親しんだこのネタだけに、随所で違う度にアレッ、と
まったく違う話を聴いた様な心もちの「祝いのし」でおました。


三、笑福亭鶴光・・・・・・・・・・・「五貫裁き」

鶴光さんといえば、講釈ネタ。
この「五貫裁き」も講釈ネタなんですか。

御奉行のお裁きも、「ざこ八」でしたか、あのお裁きに通じる心地良さ。

でも、間に入るギャグの多さは、鶴光さん、独特ですな。

四、鶴光×鶴二・たま・・・・・・・「鼎談」

元々は、鶴光×鶴二、お二人の「対談」だったのが、たまさんも加わって「鼎談」に、
四人以上になったら、なんというんでしょうか・・・。

なぜか、鶴二さんのハナシでななく、米団治さんのハナシでスタート。
そのあと、松鶴師匠の噺、当時の笑福亭の弟子たちの面々。

鶴二さん、高校卒業後正式入門してから三十年、
その前の中学から六代目に入門志願して、休みの日には通いだす
落語をやってみようと、色んな興味でバイトなどをはじめる年頃ですが、
それが、三十年と三年、人生の糧として継続、そして大成しているとは、
凄いですな・・・・・・・・・・。

三十五年、四十年、と楽しみですな。


五、来世楽・・・・・・・・・・・・・・・「津軽三味線」

津軽三味線の女性二人組のユニット。

お一人は、あの素人名人会に出ておられた、京極さんの娘さん。

沖縄の唄もありいの、楽しい色物。
こんな寄席の雰囲気好きですな。


六、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「三十石夢の通い路」

三十周年にちなんでか、笑福亭十八番の「三十石」

それも、船宿の愉しいやりとりもの、フルバージョン。

楽屋からの船頭唄は、本日は、たまさん。

舟唄を聞きながらの、大阪、八軒家までの船旅、情緒がありますな。

東京の銘っこ夫妻も、本日でのお気に入りはと聞けば、
すぐさま一番最後の噺ですと・・・・。

「三十石夢の通い路」、よろしおましたで・・・・。


笑福亭鶴二・三十周年~繁昌亭で祝う会
2016年9月11日(日)午後6:00開演
天満天神繁昌亭

一、笑福亭たま・・・・・・・・・・・「ぐつぐつ」(柳家小ゑん作)
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「祝いのし」
三、笑福亭鶴光・・・・・・・・・・・「五貫裁き」
仲入り
四、鶴光×鶴二・・・・・・・・・・・・「対談」
五、来世楽・・・・・・・・・・・・・・・「津軽三味線」
六、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「三十石夢の通い路」



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家時間を楽しむ 65のヒント~伊能勢敦子

2016-09-03 04:05:06 | 本の少し
家じかんを楽しむ65のヒント
クリエーター情報なし
ソフトバンククリエイティブ

☆☆

著者がいう、日々の暮しから感じた「ちいさな幸せ」や「気づき」、
「愛おしい」と感じること、「大事に思っていること」をあつめました、と。

先程の、松浦弥太郎さんも、家時間を楽しむタイプですが、
そこはやはり男目線、男のこだわりでみていますが、

伊能勢敦子さんは、女性、仕事の延長上では見るものもありますが、
やはり、同じこだわりでも、チョイ目線が違って欲しいものも、少なし。

ただ、持っていてお気に入りのCDも共通していて、
私がおばさん化しているのか・・・要注意ですな。

テレビの見ない暮らし、同じく心がけてるんですが、
先週の土曜日も昼間、「鶴瓶に乾杯」「女子ゴルフトーナメント」と、
ダラダラと四時間もみてしまいました。

その間、本も読んだのですが、残るのは本、T
Vはその場は楽しいですが残るものは少ないですな。


家じかんを楽しむ、

まあ、主体性をもって時間が過ごせるかどうかですな。


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続・日々の100~松浦弥太郎

2016-09-01 05:04:03 | 本の少し
続・日々の100 (集英社文庫)
クリエーター情報なし
集英社

☆☆☆

久しぶりの松浦弥太郎さんの本。
「続・日々の100」、松浦さんが、日頃愛用している品々を紹介。

今回は、前回の「日々の100」に比べたら、欲しいものは少な目。

その中で、購買意欲がそそられるのが、
「デュアリット社のトースター」、
イギリス製だが、シルバーに輝くどっぷりとした姿、

我家ではこの20年、オーブン式で、横に寝かして焼いているが、
あの立てて焼いて、香ばしいトーストの匂いを味わいたいものですな。

でも、一つ問題は、そのお値段、ネットでみると
4万5千円ほどしてますな・・・・・、ああ、ちょいと高過ぎますな。


何か、思わぬお金が入った時にまず一番に買うリストに入れときます。

どっか、使っている喫茶店見つけて、モーニングでも食べて
違いを確認したいですものですな。

たかがトースター、でも毎日使うものですから価値ある買い物に・・・
ああ、心揺らいでおります・・・・。


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