ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

私の銀座~「銀座百点」編集部編

2016-06-28 22:03:37 | 本の少し
私の銀座 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社

☆☆☆

「銀座百点」、これは日本初のタウン誌だとか、
その中から、60人のエッセイを掲載。

この本の愉しさは、最初から読んでいくのではなく、
前へ後ろへと好きな方を選びながら、あちらこちら、気ままに読めること。

最初は、この本を知ったきっかけになった・・・本上まなみさん

それから→立川談志→北杜夫→沢木耕太郎→高峰秀子→山口瞳→向田邦子
→吉行淳之介→松本幸四郎→桃井かおり→角田光代→山田洋次→淀川長治→
三國連太郎→児玉清→三島由紀夫→橋田壽賀子→宮本輝→大江健三郎
→川上未映子→小林カツ代→遠藤周作→阿久悠→松本清張→開口健→吉村昭
戸田奈津子→有吉佐和子→藤沢周平→もたいまさこ

ここで、半分の30人、如何に各界の著名人で多彩なこと・・・・

でも、一つ各人の文体の違いが愉しいとともに、読み度ごとに
文体の違って、案外疲れるものだと知らされました・・・・。

「銀座百点」、江戸っ子にはたまらない本でおまっしゃろ。


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「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」

2016-06-27 21:11:52 | ラジ関寄席

道頓堀・角座


本日の演者さん

一、笑福亭飛梅・・・・・・・・・・・「米揚げ笊」

久しぶりの飛梅さんの高座。
初高座には確か出会えたようで、、あれから丸七年。

落ち着いた高座に更に磨きがかかり、安定感が。

ぼちぼち、大ネタも聞いてみたくなりましたな。

二、笑福亭喬若・・・・・・・・・・・「初天神」

もう、松阪大輔のネタもお蔵入りされたら、ご本人さんも活躍されてないし、
聞きはじめて10年以上経った様な、継続は力なりという言葉もありますが、
他のマクラの入り、是非聞いてみたいもんです。

噺は「初天神」、すべてがそつのない喬若さん。
ハジケタ、喬若さんが見てみたい。

三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「御神酒徳利」

今度の、独演会にかける「御神酒徳利」、文珍師匠の味がよくでた高座。

ギャグのほり込み具合など、おもしろ楽しい、噺に。

さて、最終、独演会では、どんな出来なのか楽しみですな。
(いつも、どのネタも独演会では最高の出来に仕上げられます)

四、笑福亭由瓶・・・・・・・・・・・「鉄砲勇助」

まあ、後ででてきた三喬さんが、
落語って、あない汗かいて、一生懸命するもんやないで・・・・。

でも、熱演、そのもの、よろしいな、すべてが由瓶落語に。

でも、着物の洗濯だけでも大変と、へんな気遣いまでさせる、
まさに体で体当たり落語でおました。

五、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・「転宅」

久しぶりに聴いた三喬さんの「転宅」。

よろしいな・・・・。間抜けの泥棒。
鼠小僧の流をくむ、二十日鼠一門の、半端の忠太郎。

細めの目といい、あの鼻の下を伸ばした顔といい、
まさにこんなドジな泥棒がいてるのと思わせる三喬さん。

落語家の顔って、大事ですな、どう大事なのかは見てのお楽しみ。


笑福亭でかたまった、充実の落語会。

ああ追伸、久しぶりに、二階まで溢れるぐらいの大入り満員でおました。


「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」
2016年6月27日(月)午後7:00開演
道頓堀・角座

一、笑福亭飛梅・・・・・・・・・・・「米揚げ笊」
二、笑福亭喬若・・・・・・・・・・・「初天神」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「御神酒徳利」
仲入り
四、笑福亭由瓶・・・・・・・・・・・「鉄砲勇助」
五、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・「転宅」
三味線・・・・・はやしや香織



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大阪名店の凄み~あまから手帖

2016-06-23 04:05:06 | 本の少し
大阪名店の凄み (クリエテMOOK あまから手帖)
クリエーター情報なし
クリエテ関西

☆☆☆☆

裏表紙の本のご紹介を引用させていただきますと・・・・、

地元の食を見つめ続け、たべ続けて26年。
「あまから手帖」が贈る、
食い倒れの街で愛され続ける名店61選。
守るべき、誇るべき、浪速の味。
変わらない美味しいさが、ここにあります。

大きくは五つの括りで構成されていて、

行ったこともなく、今後ともご縁が無さそうなのが、

・「職人の芸」
・「商都のもてなし」
・「雄のご馳走」
などの、夜なら食事だけで1万は超える店。


常連ではないが、一度は行ったことがあるのが、

・「浪速の情緒」の
・かやく飯屋の情景・・・・・・・「大黒」
・ちろりと関東煮・・・・・・・・・「たこ梅 本店」
・郷愁の黄色・・・・・・・・・・・・・「一芳亭」
・一子相伝の豚玉・・・・・・・・・「お好み焼 きじ」
・深夜のおやつ・・・・・・・・・・・「天平」
・人情焼き鳥・・・・・・・・・・・・・「二和鳥」
・代々、大阪うどん・・・・・・・・「吾妻」

・「笑いも味のウチ」の
・アベックの混ぜ焼き・・・・・「おかる」
・昭和焼肉エレジー・・・・・・・「多平」

ああ、なんて庶民的な食べ物、お店のオンパレードか。
61店舗中9店舗でございました。

今年中に行きたいのが、
鰻の「阿み彦」、鉄板焼の「時分時」、蕎麦の「なにわ翁」、洋食の「乃呂」あたりですか。

美味い料理と美味しいお酒、そして一緒に愉しむお相手。

なにわの食いしん坊、バンザイ、でおます。


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精選女性随筆集・九~須賀敦子

2016-06-21 05:43:21 | 本の少し
須賀敦子 (精選女性随筆集)
クリエーター情報なし
文藝春秋

☆☆☆☆

読書ログで“素頓狂”さんにお奨め願った須賀敦子さんの本。
図書館で二冊借りたのですが、そのうちの一冊。

良かったですな・・・・・

“素頓狂”さんがおっしゃってた通り、
大好きな“内田洋子”さんとうりふたつ、
親子関係か子弟関係とはたまた同一人物かと思えるぐらい相似。

違いは時代だけだが、遠く離れたイタリアのことなのでさしたる違和感はない。

お二人のエッセイ混じっていたら、分けろといわれても分けきれる自信はない。

違いと言えば、多少“須賀敦子”さんの方がご自身のことを多く語られているような
微妙な違い・・・・・同時代で、体験に基づいた小説だったら、盗作騒ぎにでもなりそうな
そんな作風・・・・でも、好きな作家さんが双子のごとく現れて幸せ。

ちなみに、
須賀敦子さん・1929年(昭和4年)、内田洋子さん・1959年(昭和34年)生まれ。

買って手元に置いときたい作家、また一人増えました。

“素頓狂”さん、ありがとさ~んです。


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恋愛中毒~山本文緒

2016-06-18 05:55:55 | 本の少し
恋愛中毒 (角川文庫)
クリエーター情報なし
角川書店

☆☆☆

吉川英治文学新人賞受賞、恋愛小説の最高傑作、
の文字に躍らされて読みはじめる。

不倫小説と思いきや、最後はどんでん返し、ストーカーの世界へ。

愛するって、相手が喜べば恋愛、嫌だと感じればストーカー。

自分の気持ちに素直になろうとしても、所詮相手がいること、感じること。

世間慣れ、人馴れって、大事ですよね・・・・・。


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大阪弁入門~前田勇

2016-06-16 05:05:05 | 本の少し
大阪弁入門 (1961年)
クリエーター情報なし
朝日新聞社

☆☆☆☆

大阪弁を学術的に分析、紹介されている。

私にとっては、幼き時から、喋り言葉として普段から使っていたのだが、
改めて、なるほどと感じる事も多く、如何に遠回しながら癖のあることばか
でも、大阪弁を知れば知るほど、わたくし落語が好きなのかがようわかりますな。

人を呼ぶ言葉でも、「あんた」というところを、「あんさん」、「あんたさん」といい、
目下をよぶにしても、「おまえ」「おまい」ではなく、「おまはん」である。

アヤダンサン(親旦那様)、主人の父
オエサン・オエハン(御家様)、主人の母
ダンサン・ダナハン(旦那様)、主人
ゴリョンサン(御寮人様)、主人の妻
ボンサン・ボンボン(坊様)、息子
イトサン・イトハン・トーサン、息女
親旦那夫婦が第一線から退けばゴインキョハン、インキョノオエハンとなり
息子が成人すればワカダンナ、結婚すればその妻はワカゴリョウサン、と。
息子が多ければ、上から、アニボンサン、ナカボンサン、末弟をコボンサン。
女子なら、アネイトサン、ナカイトサン、コイトサン・・・・と。

バントハン(番頭様)、オミセノカタ、オミセノン(店員)
デッチサン、コドモッサン(丁稚・子供衆)、各人を呼ぶときは
友吉ドン、定吉ットン・・・・・・・ああ、落語の世界ですな。

この本、発行が昭和36年、ああ、だんだん大阪弁も
特に船場ことば、商人としての言葉、廃れていくんですな。


せいぜい大事にせんと、あきまへんな。


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案外、買い物好き~村上龍

2016-06-14 05:01:01 | 本の少し
案外、買い物好き (幻冬舎文庫)
クリエーター情報なし
幻冬舎

☆☆☆

サッカーの中田英寿と友達で、彼がイタリアのペルージャに移ってから
イタリア通いが始まり、お洒落に無頓着だった村上さんが
目覚めたアイテム、シャツ、それもブルー、長袖のシャツはイタリア男の
ファッションの基本と、気に入った店でいっきに十枚以上のシャツを購入。

大人買い、男買い、の村上さん。

気に入ったものがあれば、その場で買わなければ、後で後悔すると・・・・。
でも、ポリーニのブルゾン、ボローニャのセレクトショップの靴、
アイグナーのダウンコート、質と言い、量と言い、お金があればこその買い方。

でも、イタリア人の男のファッションはシャツが基本、
日本における「ちょいわるオヤジ」のファッションは皆無、
ブルーのシャツに、ボトムは書いていないがデニムかチノパンか。

これからの暑い夏、安易にTシャツを着ないで、
素肌に長袖のシャツをと、いきなり感化されて着ている、
日曜の休日です・・・・・・でも、日本の夏、暑いですな。


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精選女性随筆集・五~武田百合子

2016-06-02 04:05:06 | 本の少し
武田百合子 (精選女性随筆集)
クリエーター情報なし
文藝春秋

☆☆☆

日記が、読み応えのあるものになるなんて、

実は、文庫本で、昭和39年7月4日の最初の日から読みはじめたのですが、
最初は、お天気、買ったもの、三食食べたもの程度しか書かれて無かったのですが、
何となく飽きて来そうだった時、図書館でこの本を、そこには「富士日記」の抜粋版が。

読んでいる内に、ご近所の方の性格や顔、形まで、夫の性格や空気感、
そしてご本人さんの、活動的な様子がみえてくる。

日々の出来事を淡々と書き連ねられているだけだが、エッセイ以上に
リアル感に満ちて、迫ってくるのは何か・・・・恐るべし、日記でおます。


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