ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話を中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

やはり笑いから復活か~大阪力

2010-07-27 06:46:51 | 本の少し
大阪力-あなたと街に元気を取り戻すヒント (PHP文庫)
丹波 元
PHP研究所



大阪人について、あれやこれや、大阪は必ず復興すると帯に書いてあるが、
この本の初版から、もう五年経過、いっこうにその兆しが見えないのは、
やはり、大阪の時代ではもはや無いのか・・・。

はじめに、「遠交近攻」なる言葉をあげ、大阪人気質を説明している。
本来「史記」の中に出てくる言葉であり、遠国とは親しく交わり、
近国を攻めようという政策のこと。

大阪人は例外であり、東京人が「ダ埼玉」、「ダ千葉」だと嘲るのを聞いて、
「他人のことが言えた柄かいな」とあきれてる。
ただ、例外、東京に対しては官僚による中央集権システムが気に入らなくて、
「遠攻近交」となっている。

まあ、大阪弁の複雑デあるが、ユーモアでニュアンスが飛びきり豊かであると、
その典型的な例が、動詞の「する」の活用形の変化であると。
標準語の「~するよ」が、大阪弁だと「~するわ」になる。
だが、敬語体になると「~します」、「~しま」、「~しまっさ」になり
更に卑語になると、「~しよるわい」、「~しくさるわい」と段々下品になる。

大阪弁は笑いの芸に向いた言葉である。その具体例が、
古くから大阪に伝わる「シャレ言葉」である。
ねずっちのなぞかけがブームになってますが、基本的定番をご披露。

○実行力の伴わない人に対して、
「大晦日の髪結い」・・・心は、結う(言う)ばかり。
○下手なシャレを飛ばす人に、
「黒犬のおいど」・・・心は、尾も白うない。
○腐れ縁の仲に対して、
「ちびた鋸」・・・心は、切っても切れん。
○思案するのを
「冬の蛙」・・・心は、寒蛙(考える)
○待ったなしを
「汽車の発車」
○自慢気な人を
「ツルのない眼鏡」・・・心は、鼻にかけている。
○赤字続きであること
「女にふんどし」・・・心は、くいこむ一方。
○ひやかし客を
「夏の蛤」・・・、心は、実ぃ腐って貝腐らん。(見いくさって、買いくさらん)
○おかわりすることを、
「狸のキンタマ」・・・心は、股いっぱい。(また、一杯)
○物事に詳しいことを
「蚕の小便」・・・心は、桑シー。

まあ、この五年間で私の周辺で変わったことはといえば、
天満天神繁昌亭ができ、眠っていた、落語、笑いに目覚め、
新しいお友達が、たくさんできたことですかな。

大阪力は、この時代、必要とされているのか・・・・
読めば読むほど、考えさせられる本ですな。


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ふつうなら変人~世界音痴

2010-07-25 18:43:50 | 本の少し
世界音痴〔文庫〕 (小学館文庫)
穂村 弘
小学館




世界音痴とは、普通でいう世間知らずのことか、
穂村さんの最初のエッセイ本か、内容はいたってオタク的。

人生のの経験値で、今だ未経験のものを列挙している。
独り暮らし・結婚・離婚・子供をもつ・親の死・家を買う・就職
転職・料理・洗濯・骨折・手術・海外旅行・ソープランド・献血
選挙の投票・ボタン付け・犬、猫を飼う・髪型を変える・お年玉をあげる
で、穂村さん、就職以外はすべて、未経験・・・・まあ、普通の人であれば、
その気にさえなれば、できうることも多い。

友達にいれば、「あいつ、変わってるなぁ」と、いつも仲間には参加しているが、
二人だけで会うのには、どこかひいてしまうような人。
いじめの対象になるか、良くても、ごまめ的存在・・・。

でも、立ち食いうどんのおばさんに、ネギを沢山いれてくださいの
一言が言えないとか。
風呂に入ると、子供の時に出なかった「うー」という声が自然に出るとか。
寿司屋のカウンターで向って注文する時、板前さんの動きをみて
手がすいていそうな瞬間を狙って声をかける。

この、この日頃の小市民的ありかたが、穂村さんの非日常的世界と
私たちの日常的世界を結びつける。

歌人でなければ、ただの変人かも、知れないが、
なぜか次々と穂村さんの本を読んでしまう。

不思議、穂村弘さん・・・の「世界音痴」、でも初めて読まれるなら
「にょっ記」あたりが、無難で、お薦め致しまする。

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堀河ダムヘバス釣りでっせ。

2010-07-24 15:21:42 | 釣り
明日は、久しぶりに、バスフィシングに、堀河ダムヘ。
バスのお顔、写真をお見せすることができるのか・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


朝明けの堀河ダム。



完敗、何事も準備が大切でおますな。

釣果は、増田さんが41cmをトップに、20匹。
仲地さんが、8匹、そして私はなんと・・・ボウズ、・・すなわちゼロ。
ああ、腕の差、いや黒色のワームのあるなしか・・・・。
でも、赤とウオターメロンの二色のセンコーのみ持って入るなんて、
車には、それ相当の他のワームもあるのに、
まあ、何事も準備と熱意の差ですな。




爆釣にご満悦の増田さん。




いつも、昼食の準備をしてくれる、仲地さん・・・・。
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第539回・田辺寄席文月席~笑福亭三喬の段

2010-07-18 23:31:56 | 田辺寄席
田辺寄席に、久しぶりに伺う・・・。


桃ヶ池公園市民活動センターと名称が変ってから、初めて・・・
もう、四、五ヶ月、来てないの、丸わかりですな。


三喬さん、じっくりたっぷりの会

開口〇番・・・「き」・・・「キリマンジャロ」

珈琲の話しかと思いきや、中高年に登山が流行っていて、
日本人の場合、どうしてもエベレストやキリマンジャロの高い山を目指す。

ヨーロッパ人のように、五合目あたりで、ゆったりとするなんぞは一切無く、
遊びひとつ、とっても、余裕がないのが日本人と、やわらかく、批判。


一、森乃石松・・・・・・・・・・・・・・・「播州巡り」

得意の「播州巡り」、」稽古をつけて頂いたのが、松之助師匠とか、
のっそり、ぼっそり、そして、つっけんどんな語り口が、瓜二つ似。

松之助ファンには、どんなフレーズも、嬉しく。楽しく、感じられる。
石松さん、「堀川」とか、「淀川」、「桜ノ宮」などを、味のある松之助師匠に
稽古をつけてもらえる時がくれば、良いですな。


二、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・・・「家見舞い」

珍品に入るのか、確か吉坊で聴いた「祝いの壷」とほぼ同じ。
祝いの壷は、お茶屋の開店祝いで、家見舞は、兄貴の引越し祝いに水壷をもって行く。

喜六と清八が、豆腐、青菜、漬け物にごはんと、確か出てくる料理にも違いがあるが、
今回は、喜六方がしっかりしているのだが、二人の戸惑う様は、絶妙にしておもしろい。

本題にはいる前の、三喬さんのマクラは、いつものごとくおもしろく、
右喬さんの、パンダの夢の話は、最高でしたな。


三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・「船弁慶」

丁度、朝のなみはや亭で、師匠の小文枝時代の「船弁慶」を放送していて、
私も聴いていましたが、声が若かったですが、33才の時の録音とか、
でも、落語は、円熟の極みでしたな。

文太さん、氷屋は出てくるし、鯛の頭を持って帰って焼豆腐と炊くとか、
「もっつあん」も出てきて、師匠そのままの形で、継承・・・。

あとで、天国から、師匠も今日の出来、誉めてくらはるやろか・・・と。
文太さん、思いいれの入った「船弁慶」、本日の、秀逸、秀逸。


四、笑福亭風喬・・・・・・・・・・・・・「首の仕替え」

最初の部分は、「色事根問い」と同じ導入だが、一見栄で「天才バカボン」が登場し、
三金は、スットとばすあたりから離れていく、四芸が終わった時点で
顔のすげ替え、首のすげ替えに、赤壁周庵先生ヘ。

付け替える首は、色々とあり、上段の男前の歌舞伎役者には、
海老蔵、玉三郎、師童が並び、1000万。
次は、スターで、SMAP、Ⅴ6、嵐、などこれも高い。
御三家、シリーズが続き、サッカーでは、本田、遠藤・・・岡田がある。

持ち銭が少ないの、捨てかけの、落語家の箱から探し出すと、
なんと勿体無い、人間国宝の米朝師匠、そしてエラの張った仁鶴さん、
ヤクザもどきのざこばさん、ロマンスグレイの文太さん・・・
・・最後に、男前でこれが気に入ったと・・・風喬さんで決まり。

この話し、地獄八景のごとく、時事ネタ、演者の興味あるもの、
なんぼでも掘り込めますし・・・・オチと同じ様に
お代も、責任も、さっきの首がでと、好きなこと言えますな。


五、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・・・「三十石」

新幹線のマクラから、三十石ヘ。

間の乗船者の名前を言うところで、香典返しの人の羅列で、
竹内日出男、中川清、河合一、長谷川多持、前田達とか落語家にはじまり
菅直人、オバマ、キムジョンイルまで登場。・あれっと思っていると
「エライ国際的ですな」と、船場の者に言わす、こういう、お客様、目線がにくい
三喬落語の真髄ですな。

まあ、途中、下座からの、多少自信なさそうな、船頭の掛けあいに、
客席から拍手が沸くと、三喬さん「ええ、客じゃー・・拍手する様なもんじゃない・・
わしゃ、船が沈むかと思うたわい・・・。」と・戒めながら、笑いをとる。

全員参加で、つくりあげる、上方落語の大ネタ。
ゆうくりと、三十石は、夢の中でおましたな・・・。



裏の桃ヶ池は、蓮がいっぱい、暑い日差しと共に、夏らしい光景ですな。


第539回・田辺寄席・・・新じっくりたっぷりの会・・笑福亭三喬の段
2010年7月18日(日)午後1:10開演
桃ヶ池公園市民活動センター

一、森乃石松・・・・・・・・・・・・・・・「播州巡り」
二、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・・・「家見舞い」
三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・「船弁慶」
仲入り
四、笑福亭風喬・・・・・・・・・・・・・「首の仕替え」
五、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・・・「三十石」

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初々しさが漂う~パンジョ寄席

2010-07-17 23:09:33 | パンジョ寄席
今日は、久し振りに、嫁さんとハンジョ寄席ヘ。
吉弥さんのお弟子さん、弥生さんとの初出会い・・。


ひな壇の見やすい会場に160人の大入り満員。


一、桂弥生・・・・・・・・・・「東の旅、発端から煮売屋」

初めて、吉弥さんの弟子、弥生さんの高座。
初々しく、東の旅のタタキもしっかりしていて、
口調も明晰で、堂々としている。

TVのちりとてちんでの、主人公、若狭をみているようで、清々しい。
女性というハンディを乗越える、正統派女性落語家の誕生である。


二、桂雀々・・・・・・・・・・「動物園」

次の仕事があるとかで、早めの出番。
でも、雀々さんの、動物園が見れるなんて、ラッキー。

トラのぬいぐるみを着るだけで、5分間の悪戦苦闘の雀々ワールド全開。
仕草、表情の、リアルと誇張の繰り返しで、堪能。
檻に入らなくて良いから、また、脱いで欲しいぐらい・・・。

ライオンが、トラの檻に放されると、「前田はぁーん、前田はぁーん」と叫ぶ、
落語的には、あってはならない事だけど、実際あの場に遭遇したら、
やはり叫びますわな。・・・・こういう、リアル感が、雀々さんらしさですな。


三、桂紅雀・・・・・・・・・・「向う付け」

喜六の底抜けの明るさが、全編ただようて、紅雀さん好演。
「いやいや、ありがとうさん、今日初めて、笑わせてもろうたわ」の
御寮さんの一言が、全てを語っている。


四、桂吉弥・・・・・・・・・・「皿屋敷」

夏だけに、怪談噺をと、「市川堤」か、怖くした「もう半分」あたりかと思いきや、
皿屋敷・・・これも、怪談噺か、それでいくと、「高尾」、「応挙の幽霊」・・
気色悪さで、ぞっくとするのは、「仔猫」の方が、上か。

皿屋敷といえば、どうしても、粋さと怖さが同居している春團治師匠のが、頭にある。
お菊さんは、商売上手なっても、凛としたところがあって、吉弥さんのお菊さん、
ちょっと太めで、幽霊では、貫禄有りすぎか。

でも、「遊山船」、「船弁慶」に、「青菜」、そして「皿屋敷」とくれば、夏本番、到来ですな。


パンジョ寄席
2010年7月17日(土)午後4:00開演
パンジョホール

一、桂弥生・・・・・・・・・・「東の旅、発端から煮売屋」
二、桂雀々・・・・・・・・・・「動物園」
三、桂紅雀・・・・・・・・・・「向う付け」
四、桂吉弥・・・・・・・・・・「皿屋敷」

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鶴二さんファン大集合~とくとく寄席

2010-07-15 21:11:30 | 笑福亭鶴二

水掛不動を抜けると見える、上方ビル


今日は、とくとく寄席に行く予定。
鶴二さんファン、大集合で、楽しみですな。


1階にあるお稲荷さん・

一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・「七度狐」

出てくるなり、よく噛みますが、たまにアンケートに、
「今日の喬介さんは、少しも噛まなかったですね。残念です。」
何を期待されてるのかと。

初登場の「七度狐」・・・でも、まだこなれてないのか、いつもの喬介さんの
ふっ切れた、ヤンチャぷっりが無し。

悪いやつなぁーの狐の姿でも、狐というより、顔だけみると、狸に見えてしまう。
でも、指を中にいれ、チャント獣の手になっているなど、キッチリと演じる。

喬介さんの「七度狐」完成すれば、さぞおもしろい噺になりそう・・
どんな七度狐に化けるのか、期待膨らむ、高座でおますな。


二、笑福亭瓶吾・・・・・・・・・・「阿弥陀池」

身近な瓶吾さんの事件紹介から、「阿弥陀池」ヘ。
のんびり、ゆったりが持味の瓶吾さん、最後に義理の弟が死んだといわれても
さほど怒っている風でもなく・・・・「阿弥陀が行けといいました。」
それが、どうしたと、ツッコミがはいって、まだまだ噺が続きそう。

ふわふわとした、笑いに包まれる、瓶吾さんの落語でおました。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「船弁慶」

夏の夕涼み、ああ、「遊山船」かと一瞬戸惑うたが、「家にいてるか」で・・ほっと。
喜六や清八、雷のお松さんが出てくるだけで、嬉しくなる。

鱧に、西瓜に、そーめんとは、食べ物だけでも、大阪の夏を感じますな。
でも、焼き豆腐を間違って買って来たときの、お仕置きは、何度聴いても
楽しいですな。「おおきにはばかりさん、使いはアンタに限る・・・。」
「嬶熱いわ」・・「嬶冷たいわ」・・喜ぃさんとお松さんの仲は良ろしおますな。

ハメモノもたっぷりで、踊りも芝居もみれる、もり沢山のお噺。
これぞ、十八番、夏はキンチョー、いや夏はやっぱり、鶴二さんの「船弁慶」ですおますな。



座蒲団の数だけ入った大入りの終演後の客席・・・・。





とくとく寄席
2010年7月15日(木)午後7;00開演
徳徳亭

一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・「七度狐」
二、笑福亭瓶吾・・・・・・・・・・「阿弥陀池」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「船弁慶」

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日本語は天才である

2010-07-13 06:39:40 | 本の少し
日本語は天才である (新潮文庫)
柳瀬 尚紀
新潮社

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当代随一の翻訳家が、日本語のおもしろさを語る。
縦書きも横書きもOK。漢字とかなとカナ、アルファベットまで、
自由になんでもかける日本語の器用さ。

池田弥三郎「暮らしの中の日本語」からの紹介を、更に紹介。

おでんなどは、お、はとれない(・・・・) おひやを持ってこいと言った場合は
水が来るが、ひや持ってこいというと酒がきてしまう。まけとおまけとは違うし
つきあいとおつきあいには、微妙な違いがある。しぼりとおしぼりは違うし、
しゃれとおしゃれも違う。 (・・・)にぎりもそうで、にぎりというとおすしで
おにぎりというとむすびのことで・・・・。

お手元、おビール、お手ふきなど、「お」の乱発、乱用も警鐘されているが
いずれにしても、敬語の「お」について、奥が深いと解説。

その他、興味のあるのは、回文。
「軽い機敏な仔猫何匹いるか」、「うかつにダムをひく国費を無駄に使う」
「食いに行く」、「品は無し」、「夏まで待つな」、「飼いならした豚知らないか」など
日本語、言葉の楽しさを、御教授してくれる。

大阪弁の前に、日本語を、勉強しなければ・・・。



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文枝一門~よしもと花形落語会

2010-07-10 19:55:48 | 落語
今日は、初めて、吉本の落語会ヘ・・・・。
中堅。実力揃いで、たっぷり落語が味あえそう・・・。


外から見て、左側が、今日の∞ホール。



・のびゆく芸人さんの為のヨシモト∞(無限大)ホール・



会場は、ほぼ120名の入り・・・一部御招待もあったようで
これだけのメンバーなのに、落語ファンは少なそうで、残念。


一、桂かい枝・・・・・・・・・・・「青菜」

文枝一門では、明日の選挙をひかえて、結構忙しい日々ですと。
公職選挙法というのがあって、名前をいうことは出来ませんし、
朝の八時からしか、マイクを持っての選挙活動は駄目ですが、
会釈、挨拶程度なら、そのまえでもOKとか。
八時以降も、選挙カーでの活動は駄目ですが、各有権者を集めての、
集会はオーケーとか、
毎日、寝る時間も無いぐらい、私達弟弟子も応援にかり出されています。

名前を出してはいけませんので、当選するかどうか判りませんせんが、
スベル、落ちるは禁句ですので、今日の落語は、オチの無いのを選んで
噺しようと、・・・・・「青菜」ヘ。

今年、最初の「青菜」、夏らしい噺で、よろしおますな。

かい枝さんの、後半の植木屋のとぼけぶりも、女房も、思いのほか上品で、
「青菜」の季節に相応しい、大阪独特の夏の暑苦しさも、さほどでない気がしましたな。

最後は、約束どおり、「弁慶・・・・、わぁ、わぁ、いうております。」で締める。


二、桂坊枝・・・・・・・・・・・・・「野ざらし」

今日は、枝女太兄さんからの電話で、文華、文昇と共に、朝の七時に集合。
大阪駅を最初に、数ヵ所で、ビラ配り・・先ほど帰ってきましたが、
実のところ、日頃陽射しなど受けたことが無い連中で、全員疲れています。

噺は「野ざらし」、喜ぃさんが、淀川堤に骨を釣りに行くときに、歌も入り楽しいが、
坊枝さん、汗は、出る出る・ぐっしょりの舞台だが、選挙応援の疲れか、
弾けるような、弾けてないような、手探り状態の舞台。

オチは、約束どおり、「わぁ、わぁ、いうております。」で締める。


三、桂文昇・・・・・・・・・・・・・「紀州」

六代目円生さんのCDがあるので、聴き返してみたが、
いやはやなんともあっさりした噺。珍しいので、少し荒筋をいうと、

徳川七代目将軍が亡くなった為、御三家の中から、尾州公と紀州公が候補にあがったが、
格の上の尾州公に先に要請があったが、一度は断わろうとの美意識があだし、
次の、紀州公があっさり、引き受けて、万事休す・・・。

来る時に、鍛冶屋の前を通った際、「トン、テンカン・・・テンカ、トル・・テンカ、トル」
に、聞こえたのに、帰りにその前を通ると、鍛冶屋が水に浸けたようで
「き、じゅうー」と、いたって他愛のないオチ。

本来なら、「天下とる、天下とる」・・で、最後は「きん・・し(ゅ)」と、いいたいとこですが、
選挙中であり、文昇さんの味なのか、噺自体が地味なのか、笑い控え目の噺でおました。
でもオチは、約束どおり、「わぁ、わぁ、いうております。」で締める。


四、桂文華・・・・・・・・・・・・・「太鼓腹」

あの太鼓持ちの如才ない、要領の良さが、前面にでて、
先代の小染さんのテープがあるが、それを彷彿させる、最高の出来。

太鼓持ちが、お茶屋に入ってきて、女将や、仲居の二人にべんちゃらの挨拶を云い、
最後にいう、猫への一言、「猫さん、ごきげんさん」が、この噺の「へそ」ですな。

この台詞、「猫さん、ごきげんさん」で、ピタット決まった文華さん。
その太鼓持ちの気性が全編にながれて、お金と、若旦那を失敗ったらいけないという
気持が、最後には、針を打ったお腹の皮が敗れて、血まみれになる。

「猫さん、ごきげんさん」と、最後の「皮が、敗れて、なりません」の台詞
どちらも、仕事の立場からの、太鼓持ちの悲哀でおますな。、

オチは、約束どおり、「わぁ、わぁ、いうております。」で締める。


五、桂枝女太・・・・・・・・・・・「持参金」

「金は天下の回りもの」・・・・・最終的には・・・どういうこと・・。
腹ボテのおなごしを引き取ってもらう代わりに、借金の20円が帳消しになる。
ということですが・・・でも、このはなしをまともに
主人公のやもめにもっていってたら、引受けたかどうか。

結果は一緒でも、順序、手立てが必要なんでしょうな。

オチは、約束どおり、「わぁ、わぁ、いうております。」で締める。

文枝一門の中堅どころ、五人も一同にみれるなんて、充実の落語会。
次回は、議員当選か、落語家復帰の記念落語会なんぞは如何でしょうか。
まずは、11日の選挙速報が楽しみでおますな。


よしもと花形落語会~文枝一門
2010年7月10日(土)午後2;00開演
ヨシモト∞ホール大阪

一、桂かい枝・・・・・・・・・・・「青菜」
二、桂坊枝・・・・・・・・・・・・・「野ざらし」
三、桂文昇・・・・・・・・・・・・・「紀州」
仲入り
四、桂文華・・・・・・・・・・・・・「太鼓腹」
五、桂枝女太・・・・・・・・・・・「持参金」

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今年最高の本~三遊亭歌笑

2010-07-08 05:41:19 | 本の少し
昭和の爆笑王 三遊亭歌笑
岡本 和明
新潮社

☆☆☆☆☆

今年(2010年)、読んできた中で、最高の本である。

珍顔で、戦中、戦後の落語界を席巻した、爆笑王。
その全生涯を一言でいえば、「疎外するものとの闘いの生涯であったと」

あまりにも、おもしろ過ぎて、抜粋して、紹介するのも、憚れるので、
あえて、三題噺で、御紹介いたしあす。

「醜男」、「資産家」、「にぎりめし」

「師匠」、「寿限無」、「色男」

「兄弟愛」、「失敗り」、「愛嬌」

「戦争」、「落語」、「笑い」

「新作」、「運」、「体制」

「芸」、「席亭」、「大衆」

「歌笑」、「純情」、「母のぬくもり」

岡本和明の語りは、新国劇のようであり、涙あり、笑いありの、
いまどきでない、良き日本人が、数多く出てくる・・・・。

人それぞれの人生があるが、
平成のこの世、二百数十人に膨れあがった上方の落語家から、、
歌笑のような、スターと呼ばれる、新しい笑いの作り手は登場するのか。

落語ファン以外の方にも、是非読んで頂きたい
舞台以外で嘲笑された、一人の男の生涯である。




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べにこごに侵入

2010-07-07 22:51:52 | 南天(こごろう)の会
気になっていた、べにこごの会に初参加・・・。
マニアックな、それでいて、癖になりそうな、妙な空気が漂う。



薄暗い、秘密クラブのような会場。


一、桂こごろう・・・・・・・・・・・・・・「道具屋」

お前、またブラブラしてると聞いたんで、ちょっとした小遣い儲け、やらしたろう
・・・・・・・なんか「動物園」みたいですが、動物園だと、気が楽なんですが・・・。
定評ある、こごろうさんの「動物園」、まだ聴いた事がないので、
私はその方が良かったのですが、噺は「道具屋」ヘ・・・。

夜店だし、輪投げ、金魚すくい、そして射的と、縁日のひやかしの風景が、楽しい。

こごろうさんを見ていると、目は口ほどにものを言いと、
木刀を抜く仕草も、目力の芝居でこちらまで嬉しくなる、最高。

笛から、ドンドンごみが出てくるように
あちらこちらに手探り的お試しどころが満載、
実験寄席みたいで、これまた楽しいでおましたな。


二、桂紅雀・・・・・・・・・・・・・・・・・・「 ? 」

茶店に、二組の二人連れが登場。

最初の二人組は、騙し盗った大事な皿と思いきや、風呂敷を開けてみると、
中は、なんと、(絹糸を吐き出す)蚕・・・先ほど船の中で間違えたと、
なんの役にも立たずと、茶店に、おっぽり出して去っていく。

次に、来たのは、ようやく手に入れた、蚕で、見てみると、大皿・・。
探しに行こうとすると、茶店の婆が、それなら、ここにあると・・・。

めでたしめでたしの噺ですが、会場の誰も、題目は解らず・・・。
これだけで、誰かお解かりになりますか・・・。

正解は、・・・紅雀さん、曰く・・・私が考えたやつ、
今日初めていうのであって題名も何も無いですと。
あえて私が、題をつけるとすれば・・・、「荷違い」とか「かえっこ(蚕)」、とかですかな。

まあ、色んな、意味で、お二人さんの、実験の場でおますな・・・。




ボードに書いてあるアンケート用紙で答える、三つの質問。
後で、これを使って、紅雀さんとこごろうさんが、フリートークを・・・・。

①あなたが知っている、おもしろい、珍しい名前

②じめじめしているなぁと思うこと

③あなたがうった大バクチ

これを、お客さんのアンケートを読みながら、トークをひろげる。
視聴者参加番組であり、更に公開(録画)という、一粒で二度美味しい企画。

今回は、不安を感じて、アンケート、あえて出さなかったですが、正解。
真剣に書くと、素っ裸になって、恥ずかしい思いをしたりして・・・。
次の時は、皆さんの前で、お披露目というのを意識して、愉しんで書かなければ。

それにしても、マニアックな集いというか、独特の雰囲気の落語会でおますな。


べにこご・・こごろうと紅雀の落語会
2010年7月7日(水)午後7:30開演
天然芸術研究所

一、桂こごろう・・・・・・・・・・・・・・「道具屋」
二、桂紅雀・・・・・・・・・・・・・・・・・・「 ? 」

10-31-133


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最高の落語家伝~笑いの狩人

2010-07-04 12:19:15 | 本の少し


笑いの狩人―江戸落語家伝 (新潮文庫)
長部 日出雄
新潮社・・・・320円
☆☆☆☆

落語のルーツを知る、重要な本。

並んでいるたった500冊の中から、落語の文字に、何気なくとった本がこれなんて
赤い糸で手繰りよせられたように、先週、三国ヶ丘の天牛書店で100円で購入。


長部日出雄が江戸の芸人たちの生き様を、再生した、貴重なる記録である。
(昭和55年、刊行)

江戸時代に活躍した江戸の、鹿野武左衛門、三笑亭可楽、林屋正蔵、都々一坊扇歌、三遊亭円朝の
五人を描きながら、鹿野武左衛門の生れた1649年から、三遊亭円朝の亡くなる1900年までの、
250年間を綴る「江戸落語通史」である。

現在聴いている落語が、古典と呼ばれ、今のものではないのは承知しているが、
多くのものが、江戸時代、刀を差した武士が往来していた時代にできたものとは、
落語の世界が、ずばり、現代であったことに、驚嘆する。

上方の露の五郎兵衛の落ちが軽くて良いと伝わり聴く噺は、今でいう「親子酒」の最後のサゲ。
それにシゲキされた鹿野武左衛門がつくった噺が、
「亭主の力ばかりで出来たのではござらぬ。これもみんな、近所の若い衆のおかげじゃ」と、
今でいう、[近所の若い衆」が350年ほど前に誕生しているとは・・。

天保時代には、土橋亭りう馬が演じた噺が、音曲噺の「紙屑屋」。
遊びがすぎて親に勘当され、出入りの頭の家に厄介になっている若旦那が、
選り分けている紙屑のなかから出て来た清元の稽古本や端唄本の紙切れを見て、
得意の咽喉でうたい出し、まさに今の形がすべてその時代にできあがっている。

そして150年前の初代円朝の時代のことだが、
既に上方で「らくだの葬礼」の噺が、語られていた、と。

さすがは上方だなぁ。唐人のカンカン節は長崎から伝わって来たと。
だから江戸で流行する前に、既に上方で流行り、ラクダもオランダ渡りと、
つまり、両方とも、江戸より大阪の人間の方が早く知っていた。、それにしても
ラクダとカンカン節を組合わせて、面白い奇想天外な噺に仕立てあげるなんて
・・・・・と、のちに円朝になる長蔵という主人公が感心しているが、
そんな時事ネタで「らくだ」ができたなんて・・・私も、感心も得心でおますな。

三笑亭可楽の、三笑亭の由来とか、明治の作家たちに、円朝の高座を速記した「速記本」が
多大の刺激を与え、のちの言文一致体文学誕生のきっかけになったとか、
上方落語ファンにも、興味深い内容が続く。

ただ、どこまでが、史実で、どのあたりが長部氏の創作なのか、現時点では、
私には判断つきかねますが・・・

まちがいなく、落語の世界にタイムトリップできる、落語ファン必見の本ですな。



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鮮度オチが気になるが~落語的ニッポンのすすめ

2010-07-01 05:48:08 | 本の少し
落語的ニッポンのすすめ (新潮文庫)
桂 文珍
新潮社

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夕刊フジの「桂文珍のあっちゃこっちゃウォッチャー」という連載エッセイをまとめたもの。

大阪と東京の違いについても、

「スイカ」と「イコカ」で、スイカで買い物できると聞くと、「ヘふぇ、物々交換?」とか
東京の列車案内の「つぎ」、と「こんど」とかでどっちが先かようわからんと迷いましたが
最近変ったようで、営団が英断した。

吉野家が、「復活牛丼祭」をやったさい、東京の店では、食べ終わった人のコメントが、
「ジューシーだった」とか、「懐かしい味だった」のに比べ、大阪のオッチャンは、
「写真より肉が少なかった」と、その時はおもしろかったであろう話も、
今読むと、鮮度が落ちたようで、時事のマクラネタは、やはり戴けませんな。

横浜では、「痴漢に御注意!」ですが、大阪では「チカン、アカン」とストレートに、
文珍さんが言うように、横浜は乗客を被害者の立場でみているが、何で大阪は、
加害者とみているのか、まあ、大阪人はインパクと笑いが優先ですな。

日々のブログ風、日記的で、その日のできごと、その日の感想が書かれているが、
何となく、三ヶ月や、半年前の新聞を読むようで、あじけない。

既にこんなこと、みんな知ってるで、多少ツッコミをいれ、ブツクサ言いながらも、
思わず、読み進んでしまう。・・これが、文珍さんの押しつけがましさであり、
関東の人などから、大阪人の代表と思わせた時点で、世間一般でいう、
文珍さん、独自の世界を築いた成功者なんでしょうな。

最後に、あとがきにある、イラストレーターの山藤章二さんの言葉をご紹介。
「文珍の落語には、東と西の差もない。落語通と初心者の差もない。
年配者と若者の差もない。文珍の行くところ`笑いの段差`がまるでない。
いわゆるバリアフリー落語だ」と・・・・・・・・・・・。


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