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ヨシタケシンスケさんがらみで、購入した本。
日本語の教師をしている著者が、日頃外国の生徒たちとの間で交わされる、日本語の難しさ、あいまいで「させていただく」は丁寧か、馬鹿丁寧か、「先生」の読み方は本当は「センセイ」「センセ―」どちら。
ふだん、私がしゃべっているのは大阪弁、それも船場言葉が中心。落語をし始めてから、落語の世界では、「はじまってるか」「はばかってんねん」「けっかんねん」「かせちゅうねん」「早ょう」「ぬくもった」、いかに、詰まった「っ」「ゅ」が多いことか。「持ってて」「持ってって」この小さな「っ」が癖もんですな、「持って行って」が「持ってって」になるんですから、大阪人のいらちぶりがわかりますな。
また、カタカナ語でも時代によって表記が違いますようで、日本語に移入されたのが早い外来語は「チ」が多く、歴史が浅い外来語ほど「ティ」で書かれるのが多いようです。
【「チ」の方がしっくりくるもの】・スチール、チーム、チケット、プラスチック、エチケット、チベット、スチームアイロン
【「ティ」がしっくりくるもの】・ミルクティ、パーティー7,ボランティア、シティー、クリエイティブ、エギゼクティブ、アイデンティティー
また、人工音声も自動放送も目覚ましい進化をしていますが、あの機械的なイントネーションは、ツッコミどころがいっぱい。(一度、声を出してお読みください)
「まもなく、3番線に、〇〇行きの*電車が、まいります。」
「4番の・カードを、お持ちの、お客さま、2番の*窓口まで、お越しください。」 *のところはふつうは、で切れてるんですが、やはり続けて言うて欲しいので、解かりやすく*で表記しましたが。AI君、こういう音声的な微調整してほしいですな。
まあ、日本語のおもしろさを、ツッコミどころ満載でご披露のこの本、おもしろおますで。