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ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

作家とおやつ~

2025-05-30 10:10:10 | 本の少し
☆☆☆

作家と言えばお酒と思いきや、おやつ、甘党の方も多く。全国の銘菓店でお好きなお菓子を買い求めておられる。中には、伊藤まさこさんのように、サクマドロップスとポッキーが好きという庶民派も居られる。

お酒が飲めなくなったので、おのずと珈琲とお茶に合うお菓子がこの5年間の間食になってしまっている。でも、脂っこいのは苦手なので、和菓子、おかき、などが中心になってますので、案外体重は維持できています。



 
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土俵の魅力と秘話~藤井康生

2025-05-29 09:09:09 | 本の少し
☆☆☆

先週大の里が優勝、そして第75代横綱に。これから、益々大相撲が面白くなりますな。元NHK大相撲中継のアナウンサーの藤井康生さんが裏話をたっぷりと。
例えば、「物言い」では、今では「ビデオ判定」が採用されていますが、その「物言い」を付けることができるのは、5人の勝負審判だけではなく、東西の四人の控え力士も物言いをつける権利があるという。あの行事差し違えというのは昇進には影響あるんでしょうか、気になるところです。

懸賞金は今は一本7万円。協会の手数料が1万円、そして実際の祝儀袋には3万円、残り3万円は税金ように力士が豪遊に使ってしまわないように協会が預かっているようです。

「締め込み」のまわしは普通10ⅿ前後あると、何て長いんでしょう。またあの「さがり」も締め込みの残りの同じ絹織物の縦糸だけを束ねて作ってるんですが、その本数も縁起を担いで2で割れる偶数は、土俵を「割る」につながることから、奇数の本数にしていると・・。

そして決まり手も、力士の重量化によりまわしをとる相撲から押す相撲に変わって「押し出し」「寄り切り」「はたき込み」「突き落とし」が多くなって、かつての「つり出し」「うっちゃり」「上手投げ」などの四つ相撲が少なくなったのは残念で、今やがっぷり四つに組んだだけで客席から歓声がわきます。
みんな、そんな相撲観たいんですよ。

でも、来場所からは東西の横綱が揃っての本場所、楽しみですな。


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ドレミの歌~平野レミ

2025-05-28 08:08:08 | 本の少し
 ☆☆☆☆

平野レミさん、天真爛漫、純粋で、飾り気がなく、感受性豊かに生きている、その姿は見てきて気持ちが良い。子供のように純粋な気持ちをもって人と接する、無垢な心っていつまであったのか、小学校に入ればいつの間にやら消え失せてくる。
そんな心は20歳になっても、30歳になっても、そう70歳過ぎてもテレビで見る限り変わってないようです。

自分の気持ちに正直に生きるって難しいことなんですが、良いエッセイって、飾ることのない、その思いのまま綴っているモンなんですね。

もうこの歳になったら、恥ずかしいことなんてクソくらえです。思いのまま書き続けます・・・・。




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ゆうべのヒミツ~室井滋

2025-05-27 07:07:07 | 本の少し
 ☆☆☆

室井さんには失礼ながら、老人特有の周りへへのイライラ、怒りが満載。
そうなんです、歳をとるといろんなことに眼がいき、そのたびごとにイライラ、時にしては口でボソボソ呟いている・・・・ああ、老人病のはじまり、注意せねばでおます。



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はじまりと、おわりと、はじまりと~川西賢志郎

2025-05-26 06:06:06 | 本の少し
 ☆☆☆☆

漫才師の和牛の片方の川西賢志郎さんの本。和牛は知っていても、どちらがどちらかはっきりわからない状況。でも、それなりの地位も人気も集めていたのに、突然の解散。人それぞれながら、人生とはわからないもんですな。

でもその20年間の芸人生活においては、それなりの経験、言葉が発しられる、例えば、・舞台における本物のプロの仕事とは“一本のネタを100回とも同じようにやれるが、客前で100回とも違うことをやる”ことだと思っていると。
・芸人とはその字の通り、“芸”と“人柄”だと言われることがある。“芸”を磨くことも大事だが“人柄”を育むことも大事。芸人とは一つの生き様を見せるべき存在であれと思う。・優秀な芸人とは、“常識な人”かというと、そうではない。なぜなら、常識を知った上で壊さなければならないからだ。
・笑いとは何なんだろうか。人によって答えが違うし、違わなければおかしいもの。でも、すべてに共通して言えることは“自己表現”でしかないんだと。

落語をするようになってから、いいわけではないですが、笑いというのは、受け手が100人いれば、微妙に違う100の笑いがあると、この頃つくづく感じます。逆に言えば、全員にウケなくても良いと居直って落語をしています。

でも、本音は、全員のおおきな声での大爆笑なんですが・・・・。




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トランプ2.0 米中冷戦 予測不能への備え方~細川昌彦

2025-05-23 07:07:07 | 本の少し
☆☆

何とも、関税を脅しに使うトランプ流外交術。「経済を武器に使う」経済的威圧の典型。この経済的威圧はこれまで中国に対して日米欧が連携して厳しく批判してきたものなのに、これではまさに「米国の中国化」である。

まさに全世界を相手にしているようで、トランプの一番は対立相手は中国である。中国が振りかざす「経済の武器化」。日本企業もうかうかできない「先端技術の流出」。新展開を見せる米中の半導体、データ戦争。

そうなんです、対米国だけだはなく、対中国を常に見て、「前門の虎、後門の狼」と一方的な思考ではなく常に多岐に渡る洞察力が求められる・・・。




 
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親子で哲学入門~苫野一徳

2025-05-22 08:08:08 | 本の少し
☆☆☆

何ともおもしろい哲学書。それも小学生の子供と親子で「本質を考えて」哲学対話をおこなう。「本質観取」という哲学対話、初めて知った言葉ですが、仕事でよく使っていた八つの質問にちかいような・・・。考えを言葉にして、いろんな面から、一つの事に近づいていく。そうなんです、答えなんてないんですよ。

「よい政治の根拠は「一般意志」のみにある」
「無知の知」「不知の自覚」「無知の無知」
「信頼は未来に向かう意志で、信用の根拠は過去にある」

おいおい何のこっちゃですが、考えるということは言葉に置き換える、書いてみる、いろんな作業をすると浮かび上がってきますよね・・・。


 
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歌・ロングロングショートソングロング~枡野浩一・杉田協士

2025-05-21 07:07:07 | 本の少し
☆☆☆

続いても枡野浩一さんの歌集。先ほどの本からは15年後の出版。何と、私好みの歌になっていることか、上手く化けましたな。この世の中の流れ、世相を読むのに枡野浩一さんは長けてるんですな。こんなにマネージメンとがうまい歌人さんは居られませんな・・・。

好きな歌は、たっぷりございます。
・ほめているあなたのほうがほめられている私よりえらいのかしら
・あやまちを消しても消しても消えてないけせないものがあやまちだけど
・「好きでした」過去形ですねそうですかそれでも伝えたいことでした
・川柳と俳句と短歌の区別などつかない人がモテる人です
・年齢を重ねた肌をしっとりとさせる必要あるんだろうか?
・やせがまんしてほしいって頼まれたことがあります しなかったけど
・なんとなく人に言いたい朝帰りセブンイレブンセブンイレブン
・人生はひとつ残らずおわるので泣いているのはこちらの事情
・生きていてよかったなんてよく思うあす死んだっていいとも思う
・いまのぼく ともだち100にんいるのかな?いちねんせいになってるかな?
・忘れてた自分の歌を遠くからそっと歌って教えてくれた 誕生日おめでとう きょうも好きでした
・飛べ!愛と勇気だけしか友達がいないアンパンマンの孤独よ
・ツィッターいいのに 過去の言葉は少しずつ文字が薄れていけばいいのに






 
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ドレミふぁんくしょんドロップ~枡野浩一

2025-05-20 10:10:10 | 本の少し
 ☆☆

あの枡野浩一さんの歌集と、期待したのですが、なんとも肩の張った、奇をてらった歌ばかりが並んでがっかり。29歳の時のほぼデビュー作に近い歌集。

・かなしみはだれのものでもありがちでありふれていておもしろくない
・毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである
・思い出をつくっておこう 寝たきりの老後に夢をみられるように

気になったのは、この三首のみです・・・。



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だれも知らないアンパンマン・やなせたかし初期作品集~やなせたかし

2025-05-19 09:09:09 | 本の少し
 ☆☆☆☆

朝ドラつながりで、やなせたかしさんの「アンパンマン」を手にする。丁度結婚して子供ができるまでの間に発表されたものなので、案外目にしたこともなく、今回初めて第1話から第71話までの初期作品を一気に読ましてもらいました。でもアンパンマンさん、頭からがぶりと食べられたり、こどもたちは怖くなかったんでしょうか。



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日本語の秘密~川原繁人

2025-05-16 08:08:08 | 本の少し
 ☆☆☆☆

言語学者の著者が、歌人、ラッパー、声優、小説家の各プロと言葉について語り合う。それは言葉だけにとどまらず、「生きるヒント」も多く語られる。

歌人の俵万智さんとは、頭韻の効果、繰り返しの技法、連濁の不思議、字余りと句まtがり、日本語の美しさ、など短歌をかじっている私としては、目からうろこも多々あって面白い。例えば「制約は創造の母である」と。五、七、五、七、七という制約のおかげで安心して創作ができると・・・。

声優の山寺宏一さんは、声は「感情のヒダ」のようなものを伝えることができる。声の高低の調節、話すスピードを変化、更にあえて沈黙の時間を作って「間」を撮ってみる。これってまさに落語で苦労している登場人物のキャラづくりです。

言語学の究極的目的は「ヒトを知ること」であり、そしてそれはすなわち「自分を知ること」なんですと。これって落語にも言えることですよね。落語を演じていると、「ヒトを知ること」でありそして最後には「自分を知ること」につながってきます。     言葉、会話、って大事ですよね。


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毎日あだち充~あだち充

2025-05-14 06:06:06 | 本の少し
 ☆☆☆

あだち充の総集編。と言いながら私が知っているのは「タッチ」だけ。
ここにでてくる「ナイン」「みゆき」「H2」「ラフ」「クロスゲーム」などすべてが同じに見えてしまって、何度も読み返しながら前に進んだ。

全て青春、キューンとするのは、すべてに共通なんですもの・・・。


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ようやくカナダに行きまして~光浦靖子

2025-05-08 08:08:08 | 本の少し
 ☆☆☆

あの光浦がカナダに留学。単なる遊びではなく、真剣に自らの人生を考え異国の地で英語を喋れるように、語学学校からカレッジに入り、そのカレッジも卒業してポスグラという三年の就労ビザをゲットして、カナダの地で逞しく生きている。
芸人として一生終わるのも人生なら、まさに二毛作のような人生。
でも、人生百年時代と言われても、一度しかないのは皆一緒。やりたいことはやはりやっておくべきというのが、この本を読んでの教訓。

途中、バンクーバーで、作家の西加奈子さんと何度もお会いになる。丁度この前読んだのが、その西加奈子さんの海外でのがん治療の奮闘記。まさに数珠繋ぎの様相で嬉しくなる・・・人生、いろんなところでつながっていますな。



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60代、不安はあるけど、今が好き~岸本葉子

2025-05-06 06:06:06 | 本の少し
 ☆☆☆☆☆

岸本葉子さん、凄い。まさにこの年寄りにとってはあるあるの大行進。そうやそうや、私もこれと同じ思いしたばっかりと・・・。

この共通のお題だけでも列挙していくと・・
・まさかの転倒・階段を踏み外す・座るか譲るか・タッチパネルで注文・ボタンを押す癖・バージョンアップに追いつけない・調理を休めば・テイクアウトも難しい・人間ドックをどこで・薬局でいろいろ・いくつでギアチェンジ・無駄に勤勉・始めてみる終活・墓じまいに思う・保険の長いお付き合い

でもうれしいな、小さなことでクヨクヨしている日々、みんな老人は同じ思いで暮らしているとは・・そう、みんな、同じなんだよね。







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ナゾの終着駅~鼠入昌史

2025-05-04 08:08:08 | 本の少し
 ☆☆☆

終着駅、一番印象なのは鹿児島の枕崎。九州の一番南の端て。線路も切れていてほんとここでお終いの感がありました。この本では、あくまで列車の終点としている駅です。

身近な関西圏であげられているのは、千里中央、中津、雲雀丘
花屋敷、桜島、日根野、野洲、亀山です。

気になったのは千里中央、梅新、宝塚と30歳まで北摂で暮らしていたのでなじみのある千里中央。でもこの本の記事を読んで、できてから50年あの千里セルシーが閉鎖され、廃墟に・・・。2024年に北大阪急行が延伸され、千里中央も通過点に。まさに時代の変化、街の変化、住民の変化、栄枯盛衰、“落日のターミナル”と化してしまった。淋しいですな。



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