ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話を中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

料理は愛情~食堂かたつむり

2010-08-31 05:58:11 | 本の少し
食堂かたつむり (ポプラ文庫)
小川糸
ポプラ社



料理は、愛情であり、愛する人の為につくる料理は、
つくる人も、それを食する人も、幸せになる。

料理好きの私には、楽しく、いっきに読ませてくれた本である。

私が、日頃、家族につくるのも、主人公のりんごが、食堂かたつむりで
一日一組のお客さんに出す料理も同じである。

実は、eonetさんのトラブルで、日曜の昼から、ブログ更新できず、今日に。
本来は、日曜、つくったメニューを紹介しようとしていたのですが・・・・・。

胡瓜の牛肉和えと手羽の塩焼き、ポテトサラダにハイシライス・・・・
・・・・・・ビールも美味しくいただけそうでしょ。
おいしい食事に、家族は幸せでしょうと、自己満足でおましたが。

「いただきます」と「ごちそうさま」は、食材とつくり手への、感謝ですな。

全編、そんな気持になる、優しくて、体に、良い本でおます。



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浪切亭落語~桂都んぼ改め桂米紫襲名おめでとう公演

2010-08-29 22:31:28 | 浪切亭落語
浪切亭落語ワールド番外編~桂都んぼ改め桂米紫襲名おめでとう公演




米紫襲名されてから、初めての聴く高座。
変わったのか、変わってないのか。
おめでとう公演ですな。


一列18席の小ぶりホールなので、一番端でもとても見やすい。

一、桂弥太郎・・・・・・・・・・・・・・「子ほめ」

きっちりとした、口跡。・・・・・・あまりのリズムの良さに・・・・
良く冷房が効いた中で、ウトウトしてしまったぐらい、心地よい喋り。
爆笑編の「子ほめ」になるよう、1年後、3年後、の弥太郎さんに期待でおます。

二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・「青菜」

残暑厳しいので、まだまだ「青菜」の季節か。

この、噺のおもしろさは、何。
御大家と長屋の佇まいの差。奥様と嫁はんとの差。
広々としたお庭の涼しさと、長屋のむせかえるような暑さ。
この身近な、庶民の生活への共感が根底にある。

「植木屋はん」、「植木屋はおまえや・・。」
おから時は、文鹿さん、「大工屋はん」と・・・。
「植木屋はん」、「植木屋はおまえや・・。」の繰り返しを
客も楽しみにしているのに、もったいない。

「押入れに嫁はん、入ってるのに」と竹やんに云うてしまって、
押入れから飛んで出てくるインパクトが薄れる。

もったいないが、出てしまう文鹿さんの「青菜」でおました。」


三、桂かい枝・・・・・・・・・・・・・・「丑三タクシー」

マクラで、暑さで呆けてる奥さんのハナシ。
子供が誘拐されたと、大騒ぎしたり、新幹線の中での
やーサンとの出会いであったり、綴るだけで、ひとつの噺ができそう。

噺は、噂では聞いていた「丑三タクシー」、
深夜に乗ったタクシーの中でおきる、恐怖と笑い。
今日のは、フルバージョンなのか、短縮編なのか。
いろんな、怪談ネタをいれれるので、ドンドン膨らむ事ができる。
夏の限定の、ええネタですな・・・。来年まで、お預け・・・。


四、桂吉弥・・・・・・・・・・・・・・・・「短命」

美人薄命、いや美人を嫁にすると、旦那が薄命、早死にすると・・・。
「短命」は、お色気噺であるが、NHKご推薦の吉弥さん、
そこは、やはり、TVでも流せるぐらい、あっさりと演出。

客層の幅広い、夏休み中では、この程度がよろしいようで、
今日の吉弥さんの「短命」は、「賢明」

仲入り

口上

同期の会であり、丁度今日の五人が、
ラクゴレンジャーとしての最初のメンバー。
ここから、米紫という、由緒ある名前を継ぐものができたという事は
非常に喜ばしいことと。
今はあと、染弥さんが入ってくれますが、同期は9名いてるのですが、
あとの方は御縁が無くて、調べると、福矢、三若、春菜とくせのある面々。

終始、口上というより、米紫さん、いや都んぼさんの思い出ばなしを
次々に、ご披露というより暴露。

文鹿さんは「、見かけより都んぼさんは、攻撃的であると、
御自分で解っているので、高座にあがるときは、できるだけ
笑顔をつくっていたが、米紫になってからは、自然体になったのか
つくり笑顔も少なめで、やはり襲名は芸風を変える」と、
かい枝さんが、電話で教えてくれたのをお伝えしますと、
おいしいとこをとってしまう。

吉弥さんの吉朝しかり、かい枝、三金さんの襲名の時がくるのでしょうな。

和気藹々、同期の気持良い、襲名口上でした。

五、桂三金・・・・・・・・・・・・・・・・「奥野君の幽霊」

三金さんの、奥野君シリーズ。
奥野君の幽霊、友人の墓参りの御礼とその夜あらわれる。
天神山のパターン。・・・あまりにも、巨漢すぎて、幽霊仲間にいれて貰えず
ダイエットする。・・・・・幽霊にならなくても、現実に126㎏の体重、
地方の机を積み上げた高座では、もたないだろう。

「奥野君の選挙」、「奥野君のコンパ」、「デブのお肉に恋してる」と
今日の「奥野君の幽霊」、奥野君シリーズ、他にもあるんでしょうか、
どなたか、教えてくださいな・・。

六、桂米紫・・・・・・・・・・・・・・・・「佐々木裁き」

米紫さんの「佐々木裁き」、一段と、良かったですな。
今までの、はしゃっぎすぎてたところが抑えられ、
四郎吉の独壇場から、佐々木信濃守との共演の噺になり、
都んぼさん時代より、ずっと落ち着いた感じ。
どちらが良いとは、まだ判断つきませんが、
色々な事が試される、良い機会でしょうな。

変えるべきこと、変えてはいけないこと、
しばらく、米紫さんの落語から、目が離せませんな。



浪切亭落語ワールド番外編~桂都んぼ改め桂米紫襲名おめでとう公演
2010年8月28日(土)午後2:00開演
岸和田市立浪切ホール


一、桂弥太郎・・・・・・・・・・・・・・「子ほめ」
二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・「青菜」
三、桂かい枝・・・・・・・・・・・・・・「丑三タクシー」
四、桂吉弥・・・・・・・・・・・・・・・・「短命」
仲入り
口上
五、桂三金・・・・・・・・・・・・・・・・「奥野君の幽霊」
六、桂米紫・・・・・・・・・・・・・・・・「佐々木裁き」


終演後の、ラクゴレンジャー・・
(桂三金の肉食系落語家日記より転載)

次回、浪切落語ワールドは、12月開催予定とか・・・。



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この落語家を聴け

2010-08-26 22:32:57 | 本の少し
この落語家を聴け! いま、観ておきたい噺家51人
広瀬 和生
アスペクト

☆☆

来月(2010年9月のこと)、談春さんの落語会のチケットを譲ってもらって、
その時、是非と一緒に渡されたのが、この本。

東京の落語家さんばかりだけれど、(上方では只一人、鶴瓶さんだけ)
読んでいると、ほんと聴きに行きたくなる。

さん喬さんの「柳田格之進」を聴いて、感動した私。
あの「馬鹿ーっ」の凄まじい声は、今だ脳裏、いや心の中で響く。

年いって、涙もろくなったこの頃、案外、人情噺も大好き。

この本の51人の中で、既に出会えたのは、
さん喬、市馬、三三、歌武蔵、彦いち、喬太郎、花緑そして鶴瓶さんの8名だけ。

今聴かなければ、これだけは聴かなければ、この人だけは逃せ無い。
誘惑的言葉満載、この様な言葉に弱い、私はまんまと術中にはまって、
これからは、東京の落語家さんも優先的に聴かなければと、
体がいくつあっても足らなくなるぐらい、そそられる本である。

まずは、今秋の談春、談四楼、志らくさんあたりから聴こうか。

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ガーコン落語一代~川柳川柳

2010-08-24 06:06:26 | 本の少し
寄席爆笑王 ガーコン落語一代 (河出文庫)
川柳 川柳
河出書房新社



師匠に嫌われた、弟子の悲劇。
落語協会の分裂騒動で、師匠円生が協会を脱会。
しかし、思うところがあって、さん生さんは残る。
洒落ぽっく、小さん師に、「川柳川柳」の芸名をつけてもらう。
それから、36年、今や78才で現役バリバリ。

でも、ある噺家が言ってましたが、
「芸人は決してやめたらあかん。ずっと続けていたら、
その人の時代が必ずやってくる。
どんなことがあっても、芸人として生き続けることや」と
川柳さんまさにそのとおり、継続は芸なりですな。


本の後半は、自作艶笑落語が四編、
聴いていても顔が赤らむような下ネタオンパレード。
絶対放送禁止マチガイ無しなので、是非東京で行って、
生の川柳さんと出会わなければ・・・。



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松葉そばと笑福亭鶴二の会

2010-08-22 00:21:51 | 笑福亭鶴二

松葉さんの後を継いで、今回で三回目・・京都らしいしっとりした会に。



地下に座敷と椅子席で、50名のお客様・・
この落語会の為に100万もするクーラーを新設。
元取らんとアカンと、さぶいぐらいガンガン冷えてましたな。




この年になって、初めて口にした、にしん蕎麦・・・
・・さすが松葉そばさん・・・大層美味しおましたで・。

一、笑福亭呂竹・・・・・・・・・・「江戸荒物」

上手い。しっかりしている。

「イラッシャイ。なんでもあります。」
「アマ、シバチにシがねえから、シをもってキナ。」
この言葉の繰り返しだけで、楽しくなる。

呂竹さんの、落語、派手ではないが、噺のそのままのおもしろさが
直接伝わってくる、無添加の落語に、素材の旨みを感じる、大好きである。


二、笑福亭瓶太・・・・・・・・・・「首提灯」

上燗屋の部分、瓶太さんらしく、節度ある酔いかた。

これは何と尋ねながら、屋台の親父との会話を楽しんでいる。
道具屋での会話も、時の経つのを忘れるぐらい楽しい。

屋台で呑んだのは、一杯半か、二杯。
上燗屋に、入ってくる酔い具合、テンションで
この噺のすべてが決まるんですな。

素面では、首は斬れないし、グデングデンでも斬れない。
酔い加減、ころ加減、が難しい、噺ですな。


三、笑福亭笑助・・・・・・・・・・「宗論」

キリスト教にかぶれた息子と、仏教徒の親父との宗教論。
笑助さん、今の若い人が信者なれば、本当にありそうで楽しい。

ただ、賛美歌は、誤魔化さずに、本格的に唄ってほしいですな。
「ちちみこ、みたまの、おおみかあみよ・・・。」

でも、本日、笑助さん、二席、ずっと身近に感じる落語家さんになりました。

大阪での、常盤でのスケスケの会とか、ある様なので、機会があれば・・・。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「船弁慶」

マクラで、習い事、「稽古屋」か・・・夏の夕涼み、ああ、「遊山船」かと、あちらへこちらへ。

「おい、いてるか。なんと暑いやないか、この暑いのによう精だして働いとんな」
ああ、「船弁慶」、この夏、最後のお松さんと出会いと、楽しみが拡がる。

「鱧に、スイカに、ソーメン、ナスのお茶漬けと、「あ、暑いのぉ」の声に
大阪の夏の暑さに汗が噴出す。

大阪の、雷のお松さんに、京都のお客さんは、びっくり、そして大笑い。

このような、どこでも、どんなお客さまにでも、必ずウケル十八番(オハコ)が
あるのは、鶴二さん、凄い強みでおますな・・・。



にしんそばと笑福亭鶴二の会
2010年8月21日(土)午後6;30開演
総本家・にしんそば松葉


一、笑福亭呂竹・・・・・・・・・・「江戸荒物」
二、笑福亭瓶太・・・・・・・・・・「首提灯」
仲入り
三、笑福亭笑助・・・・・・・・・・「宗論」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「船弁慶」

10^39-170



会場に着いてから、しばらく探索・・・花見小路・・外人さんの観光客でいっぱい。



一歩中に入れば、さらに京都らしいお茶屋の並び。


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第540回・田辺寄席~笑福亭鶴二の段

2010-08-21 23:22:47 | 田辺寄席

一番前のかぶりつきで見た田辺寄席。





田辺寄席のじっくりたっぷりの会に鶴二さん登場。



鶴二さん、「七段目」と「替り目」の二席、楽しみですな。


一、笑福亭笑助・・・・・・・・・・・・・・・・・「道具屋」

笑助さん、あの笑瓶さんの一番弟子。あとがいないので、一人弟子とか。
本拠地は東京であるが、大阪での出番も多く、落語の勉強もしっかりとしてますと。
師匠は、年に一二度しか落語されないので、弟子入りして、13年になるが
今年初めて、師匠の落語に出会えたと。・・おもしろかったと、感激。

噺っぷりは、東京の噺家さんっぽく。かっこいい。
道具屋も頼りないだけではなく、今風のキレテいる若者風でオモシロイ。
ヘンな規制がなく、形にはまらない「道具屋」・・
笑助さんの落語ワールドができている。

今後の、出会いが楽しみですな。


二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・・「七段目」


舞台になった、祇園、一力の茶屋・・・夕方の京で見つけましたで・・・。

鶴二さんの「七段目」、これまった、すっきり、粋で、おもしろい。

この七段目、歌舞伎の七段目を観たことがないので、
何度聴いても、なぜ、兄の平右衛門が、妹のお軽を殺めようとするのかと、
疑問に思っていたが、今日お友達の方に聞いて納得。

大星由良之助の密書を知ったお軽が、由良之助に殺されようとしているのを知った
兄の平右衛門、どうせ殺されるなら、この兄が、そして手柄をたてて忠義をと、

「兄さんの、頼みとは」・・「兄の頼みとは、なぁ」
この台詞、鶴二さんの「七段目」でもきまりますで。


三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「五両残し」

東京でいう、「星野屋」、騙すのは、男か女か、したたかなのはどちらか。
この前の、木津川先生ではないが、女性のアホが落語には登場しないのは、
現実の世界で、女性の方がしっかりしているからだと・・・。

この噺でも、一番したたかなのは、女性、それも年とった女性、お婆んですな。
この旦那さん、30両戻ったところで、単に取り返しただけ、
「五両残し」の、この五両の差が、男と女の差か、でも、いつの世も
人の心を試すというのは、する方も、される方も、後味に悪いもんですな。


四、笑福亭仁昇・・・・・・・・・・・・・・・・・「勘定板」

田舎の漁師町の便所のことを、「閑所」という処があったと。
そこの、親子連れが、大阪へ出てきての、言葉の違いでの失敗。

地方の言葉の思い違いは、今でもある。
嫁さんの島根では、「痛い」が「ハシル」と、結婚したて
「足がハシル」、「ええ、どこえ、なんで、走るんや」と大笑いした事がありました。

この「勘定板」、落語の中では、もっとも汚い噺ですが。
それほど、臭わないのは、旅館の部屋の広さに救われているのか・・・。
はたまた、仁昇さんの、清らかさからか・・・。

まあ、他にたくさん噺もあるのに、こんな噺を選ぶ心境は如何なものか、
聞いてみたいですな・・・・。前に聴いたのは、勢朝さんでおました。


五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・・「替り目」

近頃、途中で終わる人が多い中、題目になっているサゲの「替り目」まで
鶴二さん、たっぷりと。

なにより嬉しいのは、酒のアテが無いと嘆く亭主に、
「角のおでんやヘ・・・・・・」と言われる前に、「何か、角のおでんやでもろうてくるは」と
言ってくれる、この気持が嬉しい。うどん屋に燗をさせただけと聞いて、
走って呼びにいく、いつも周りの人への気遣いを怠らない女房。

一方、亭主の方は、酒を呑みだしてからの、ウダウダ感、鶴二さん、最高。
うどん屋相手に、喋っているのだが、一人芝居、まさに「一人酒盛り」状態である。
そして、いつも心の中で、「ごめんなさい、ありがとうございます」と、
手を合せていると。

この酒のみと、ようできた女房。
夫婦のあり方、お互いへの思いやり、夫婦愛が「替り目」の真髄でおますな。



第540回・田辺寄席~笑福亭鶴二の段
2010年8月21日(土)午後1:10開演
桃ヶ池公園市民活動センター

一、笑福亭笑助・・・・・・・・・・・・・・・・・「道具屋」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・・「七段目」
三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「五両残し」
仲入り
四、笑福亭仁昇・・・・・・・・・・・・・・・・・「勘定板」
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・・「替り目」

10-38-166


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万年前座・満年二つ目~立川キウイ

2010-08-17 05:47:38 | 本の少し
万年前座僕と師匠・談志の16年
立川 キウイ
新潮社



談志の弟子であるということで満足してしまう。
落語家になりたいというより、談志の弟子になりたいという強い想いが、
16年間の前座生活に甘んじてしまう。

三度の破門は、師匠の芸への執着心の無い、キウイへのお仕置きだが、
基本ができていないのに、オリジナルのものと、勘違いする
自ら、楽な方、楽な方ヘ、流されていく。

談志が斡旋してくれたバーテンの仕事があるので
、食べる事は最低確保されているのがアダに、仕事へのハングリーさの無さが
芸へのハングリーさの無さに繋がる。

キウイさんへの、W蔵師匠の言葉を
「芸には、上手下手もあるけど、行き先々の水に合わないとダメ。
お客さんに蹴られちゃったらそれまでなんだから。」
「それでね、芸は人なりといってね、その芸人の人柄を、お客さんは聴くの」
そういう点では、本から知れるキウイさんの人柄では、決して
落語を聴きたくて、足を運びたくなるような話はひとつも無い。

この本の教訓は、
どんな道でも、一足飛びではなく、コツコツと積み上げることが大切・・と。

今後キウイさんが、真打になる日がくるのか。万年、二つ目で、終わるのか、
占うことができるキウイさんの「万年前座」でおます。



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くちぶえサンドイッチ~松浦弥太郎随筆集

2010-08-15 06:45:50 | 本の少し
くちぶえサンドイッチ 松浦弥太郎随筆集 (集英社文庫)
松浦 弥太郎
集英社

☆☆☆


「暮らしの手帖」の編集長の松浦弥太郎さんのエッセイ集・・・・。
オシャレの一言、日常生活を美しく暮らす・・・・
自分自身が心地良いことは・・・。

私たちが、何が本当に好きなものは何か、
ささやかな日々の暮らしにちょっとしたこだわりを・・。

小さな喜び、愛する人のちょっとした笑顔、たわいのない会話、
そんな好きなものに囲まれようと、心の美しさをちりばめている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

モーツァルト、ラディッシュという野菜、ジョージア・オキーフが描く花
鳥取砂丘、イサム・ノグチの彫刻、アイリッシュコーヒー、手作りのドレッシング
オートミールの作り方、東京都庭園美術館のアールデコ建設、古本屋の流し方
蕎麦屋でのひととき、千疋屋のフルーツサンド、浴衣の着付け、さわりあうこと
ブレックアンドバターという皿の呼び方、中村屋のチキンカレー、浅草散歩
ピーター。マックスのデザイン、ラッセル。ライトの食器、谷内六郎の言葉、
プラハの街並み、人を信じるということ、ピーナッツ・コミック、植草甚一
ネイティブアメリカンの教え、誰かを好きになるということ、岡本太郎のまなざし
Topsのチョコレートケーキ、無駄の大切さ、ファインアートの買い方、嘘
贅沢と節約の仕方、間接照明の光、一澤帆布の手提げかばん、さっぽろ、
セックス、「暮らしの手帖」の読み所、お茶のいれ方、ヘミングウェイの「老人と海」
旅の決意、病院の選び方、本当の中華料理、パスタの種類、麻布十番、横浜散歩
フィンセント・ファン・ゴッホの人生、家族との関係、夜通しのキス、感謝の仕方
アルフォス・ミュシャのポスター、エミール・ガレのガラス工芸、手紙の書き方
フランス語のアクセント、ヒッチコック、雲の名前、自由なアメリカ、窓の拭き方
現代詩の作家、あきらめないこと、反対色の存在、石の名前、さよならの仕方・・。

これすべて、筆者が、ある一人の女性から教えられたほんの一部らしい。

これを眺めるだけで、「はじめて」を共有する楽しさ、その「はじめて」が
どんなに大切なことか、あらためて感じる・・・。

何もしない、どこへも行かないても、
一緒にいることが当たり前な関係でありたい。
そういう当たり前な家庭でありたい。

私の理想の「生活」が、ここにはある。

こんな、朝の目覚めから、深夜の眠りまで、優しい心で過せる生活に憧れる。
くちぶえサンドイッチ~松浦弥太郎随筆集は、「日々青春」を忘れさせない
私にとって何度も読み返すであろう・・・「美しく暮らす」ためのバイブル本である。

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ホームグランドの鳥取ダムでリベンジ・・結果完敗。

2010-08-14 20:11:15 | 釣り
今日は、和泉鳥取のダムヘ、前回の屈辱をリベンジ。
でも、おさかなさんも、お盆で休みやったら・・・。



朝の五時、朝明けの鳥取ダム



右が増田さん、左が仲地さん、
十時過ぎまで、五時間入っていると結構良い運動になります。



私は一匹、35cmだが、ああ、釣れませんな・・・。



奥からの風景・・釣れてないのか、いつもよりバサー少なし。



上ってからの恒例のランチタイム・・・・。
左が増田さん今日も7匹、右が仲地さん3匹・・・私は1匹、完敗ですな。


駐車場所から、登ってくる山道を。
樹木がいっぱい、空気もおいしく、日陰で涼しい。
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タイトルそのまま~子米朝

2010-08-12 11:57:49 | 本の少し
子米朝
桂 米團治
ポプラ社




二年前の米團治襲名前の発刊された「子米朝」を、図書館で借りて今頃読む。

最初に読んだのが、米朝一門の色という、兄弟弟子の面々の舞台以外とういうか、
舞台から受ける印象そのままといえる、普段の顔が紹介されている。
でも、米朝一門は、独自の路線で真面目に落語の研鑚を積んできたという
誇りや自負があるが、驕りにになってはいけないと、他の者が言うと
ひんしゅくを買うような、息子だから許されるような事を述べている。

米團治を継ぐ、プレッシャーというのは、随所に表れるが、
気になるのは、落語に対するプレッシャーである。
どうして落語家になったとの質問に、
「噺家の家に生れてきて、しかも長男だったから」という答えにつきる。
入門すべき「門」がなく、つまり噺家になる為の壁がなかったわけで、
有りがたいような、有りがたないような・・・
「後」に大きな・・「甘え」へとつながると・・・。

高校時に初めて噺家への道を意識し、親父に「噺家になりたい」と申し入れするが、
「やめとけー」と一喝。・・・・・・・大学二年の時、すぐ上の兄弟子、米二さんに、
「明くん! 将来どうすんの?噺家なりたいと言うてたけど、噺家なるんやったら
もうならな。大学卒業してからでは遅いで」と後押しされ、
枝雀さんと、ざこばさんの米朝師匠への推薦で・・噺家ヘ。
このあたり、あとで出てくる花緑さんあたりとは、憶測ですが、
だいぶ違うような気がする。

関学ヘ行って、先代の米團治さんと、赤い糸で結ばれているような不思議な縁と
語られているが、一番の事実は、米朝の長男と生れてきた事だけで、その他は
すべて、それから派生した事にすぎない。
「どうして私はそこへ行けないのだろう」、「どうしてここへ来たのかしら」と
目に見えない力のお導きがあるはず、世の中の事象は偶然ではなく、必然。・・・と。

その、周りの力を信じるがゆえに、自らの力、自らの実力を遠ざけるように感じる。


落語で悩むというより、お客さまの受け、他人の意見が気になる米團治さんに
花緑さんの言葉、「真っ当に芸をしていれば、何も悩むことはないんですよ」
何事にも答えをつくらねば気が済まない、米團治さん、
世の中答えの無いものもあるし、日々の自らの生活が答えになることもある。

三代目志ん朝師匠が、正蔵さんに言った言葉、
「おい、こぶ。芸は一代か限りだよ。何代続いたからって、所詮、血は一代限り。
自分が作りあげないと継いだことにならないんだ。」

米團治さん、自ら、原点に戻って、落語の継承、芸の継承のみを目指して、
周りの「気」など気にしない、新生、米團治さんへの変革、期待しますな・・・。


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二度目も美味しい~街場の大阪論

2010-08-10 06:22:24 | 本の少し
街場の大阪論 (新潮文庫)
江 弘毅
新潮社

☆☆☆


呆けているのか、それ以上にこの本がおもしろいのか。
実は、文庫本を購入、八割方読んだところで、同じようないい回しが・・・と、
本棚を見ると、単行本で既に読み、感想まで書いているのに、。

でも、最後まで二度読ませるぐらい、この本はおもしろい。
通勤途中で読むことが多いので、興味ある箇所のミミを折って、
あとで見れるようにしているのだが、なんと18ヶ所、
上は、折りすぎて膨れ上っていますが、・・・・今年読んだ中では最高。

気になった箇所とは、

「食い倒れ」大阪を代表する食べ物は何かと問われて、
「たこ焼、お好み焼き」と、答えるのは「わたしは子供です」と告白するのと同義である。
その全く逆の答えにあたるのが「てっちり」であると・・・。

まあ、大阪人は、お好みなんぞは、外ではあまり食べませんが・・。

「日常的なうまいもの」というのは、「わたしにとって地元」という意識の中で
出てくるものであって、ただし、毎日行くからといって、「俺は、あそこの
吉牛の常連だ。今度連れってやる」という話しにはならないとか。

そして「ミシュランガイド東京」のこの手の「経済効果」によって、
銀行とかファンドは、「星で金を貸し」、企業化した調理人が増え、
「飲食業」はどんどん星の取れるような店をつくらせる・・・。
ちょうど、マクドナルドと表裏一体のグローバルスタンダードで
貧弱な《食》が星と輝いていると、痛烈に批判している。

大阪弁について、川上未映子さんの述べていつのを、転用
「自分が大阪弁なのは変える理由が無いからですね。標準語で喋ると、
脳味噌の一部分がすごく硬くなっている気がするんです。
イントネーションが分らんまま、探りながら喋っているから、
すごく疲れてしまう。」と大阪弁で答えていたと・・・。

本渡章さんの「大阪人のプライド」から引用して、
大阪弁は書き言葉にしにくい、ものを考えるには標準語がよい。」と
さらに、「大阪人は、標準語と大阪弁の二重生活を日々おくっている」。
「標準語をしゃべる大阪人は「まじめ」にものを考え、
大阪弁をしゃべる人間は「反まじめ」モードで考える。
言葉の二重生活をする大阪人はしばしば「まじめ」と「反まじめ」の
間で遊びながら考える」と、いや、そんな難しいことより、
私の場合、まあ、仕事と遊び、緊張と緩和で使いわけてるといえば、
結局、同じことですか・・。

その他、「手みやげ」は、「相手さんに「贈られたこと」を余計に意識させない
モノが良い。だから、「残らない」食べ物やお酒がふさわしい」と、雑学的な
生活の知恵が満載・・・・まあ、大阪人にとっての、特定版かもしれませんが。

ケンミンショーのうわべだけではなく、真の大阪を、知りたい方、
この江弘穀さんの「街場の大阪論」お読みください。500円は廉い。

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木津川計・さよなら記念講演会

2010-08-08 23:35:55 | 街で

ありがとう東岸和田市民センター
木津川計・さよなら記念講演会「落語の時代がやってきた」


この、S56年にでき、30年の歴史がある東岸和田市民センターが
駅前開発でこの11月に移転する。


木津川計氏は、1968年に自ら創刊した「上方芸能」の編集長を長年勤め、
能、狂言、歌舞伎、文楽、落語、漫才にいたるまで、幅広く京阪神の芸能や
大阪文化を紹介されてきた。

まずは、江戸と上方の違い。
江戸時代、江戸の人口は100万人、その内武士は50万人、
方や大阪は、40万人で、武士は4千人。武士は江戸では、二人に一人、
上方では、百人に一人で、特に大阪は、平和主義で、気くばりの街であったと。

言葉も、曖昧さが特徴で、相手に思いやりの言葉である、
「暑いの、暑ないの」、暑いの違い無いのだが、

「行くの、行かへんの」返事が、「行きま」だが、「行きます」、「行きまへん」と
実際は肯定の返事だが、どちらでもとれるし、
商品が気に入らんと、「また帰りにでも寄らしてもらうわ」と曖昧に断わる
これが大阪人の言葉であり、気遣いであると。

言葉は時代と共に変る。
良い女を「娘」、家に縛りつけるで「嫁」、古くなって「姑」、すべて男性の立場から
できた言葉。女に至るで「姪」、男に生れるで「甥」までが。
でも、いまや、男女同権、いやそれ以上に女性が本来の強さを発揮されている時代。
次の時代には、主人とか家内とかの呼び方にも変化が。

米朝さんは、物知りだけではなくあのひとは、訳知り・・と。
その米朝さんに、落語には男のアホは多く登場するが、
なぜ女のアホは登場しないのかと、問うと、絶句されたそうだ。

まあ、女性は生活の場で賢くなり、所帯を切盛りするのは女性であり、
落語の場合、あるある、そういうことあるあるが基本ですから、
女性のアホは実例が無いということですな。

あそこは、おやっさんはあれやけど、おかみさんがしっかりしたはるさかい
まあ、尻にひかれた、かかあ天下が、最高の夫婦関係ですな。

「鹿政談」と「天狗裁き」を例に、人の心の機微を表すのが落語、
経済的余裕と、時間的余裕と、心の余裕のある
高年齢者の皆さん是非落語の世界ヘと。

最後に、上方落語の隆盛が明治20年~30年で落語家が150人
今、繁昌亭ができて、今や250人。上方落語の全盛時代を向えています。

この、20年~30年のうちに、次の名人が必ず誕生しますと、
次の春團治に続く名人誕生なんて、それを見れるなんて楽しみですな。

御自分でも、おっしゃっていましたが、噺家さんの稽古を積み重ねた「話芸」
私らの場合は、単なる「話術」だと・・・謙遜されていましたが、練られた「話術」に
たっぷり楽しませてもらいましたで・・・。
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米朝一門らしい~動楽亭昼席

2010-08-07 19:12:36 | 動楽亭


平日、良い落語会がたくさんあるのに、仕事に追われて行けず、
禁断症状が出そうなので、落語日記さんとご一緒に、動楽亭ヘ。



昼間、商店街を入った処にある、洋食の南自由軒。
いつか食べようと思っていたハイシライス、550円はお値打ち。
こんな洋食屋、ご近所に欲しいですな・・・。



席亭がざこばさんだけに、提灯はざこば一門。
塩鯛襲名で、皆の提灯も変るんでしょうな。


一、桂米市・・・・・・・・・・・・・・・・・「子ほめ」

声も大きく、かむ事も無く、はっきりした口調で進めるが、笑いは一切無し。
なぜ、笑えないのか、途中からそればかり考えていた。

笑おう、笑って応援しようと思っているのだが、笑うことができない。
私たちの笑う時間「間」を与えてくれないからか。
枝雀氏ではないが、緊張と緩和が笑いであれば、緊張の連続・・・・
ツッコミ的、笑いを誘う「間」が無いままに、15分が過ぎてしまった。

米市さんの、「子ほめ」は、どの部分から笑いが起きて、爆笑編になるのか
興味ありますな・・・。


二、桂佐ん吉・・・・・・・・・・・・・・・「時うどん」

さすが、9年のキャリア、出てくるなり、笑いに、客席もほっとした雰囲気。
野球の巨人のセンター松本のマクラで、きっちり笑いをとる。

これを見てると、マクラって、ウォーミングアップで大切ですな。
米市さんに戻りますが、マクラなしではいる前座って、すごい試練ですな。

噺は「時うどん」、それも、米朝一門のスタイル。
最初の男が払うところで、「8文、いま何どき・」、「9つ、10・11・12・・・」
あれ一文、三文と違うのと一瞬思うのは、二人でひやかすスタイルに
慣れているからか。・・・次の日はきっちり三文損してますが。

でも、良く考えると、最初の男、なぜ一文だけ、ごまかしたのか、
六つどきに、いま何どき、・・・9つ、・・・10、11・・・・16・・では
三文得するのにしないのは、あまりにもかけ離れて、無理か気が小さいか。

うどんを食べてるのを、ずっと見ている者がいてるというのも不自然で、
私は、「ひっぱりな」の二人で最初におとづれる方が、自然な展開で楽しめますが・。


三、桂紅雀・・・・・・・・・・・・・・・・・「向う付け」

男のアホさ加減がでている噺。
見ていてほのぼのする、しっかり者の嫁さんと、ちょっと抜けてる喜ぃさん。
「喜ぃさん」の底抜けの明るさが、紅雀さんと重なって、好演。


四、桂千朝・・・・・・・・・・・・・・・・・「蔵丁稚」

千朝さんの、旦那、はまり役だが、丁稚の定吉は年季がいっている様で、
かわいさが薄い・・・贅沢ですが・・・。

この噺、演者が上手でないと、できない噺ですが、主役が丁稚の定吉だけに、
幼さも必要・・・難しい噺ですな。
いつも、吉坊さんの丁稚が、頭にあるだけに、辛いですが・・・。

口調がなぜか、松之助師匠っぽく、後で調べると間違いなく伝授とか。
骨太の「蔵丁稚」どんなんなんでしょうな・・・聴きたいですな。


五、桂米平・・・・・・・・・・・・・・・・・「商売根問い」

トリの盗り方で、雀から鶯といくので、「鷺とり」かと思いきや、
でも菜を売りにいくところは無しで、ガタロ(河童)とりに。

途中、南京豆の言葉が出てこず、こんな瓢箪型のあの・・と
ピーナツとでも言いそうだったので、ヒヤリンコ。

サゲは、「わたいが、あんじょう,ガタロにされてしまいましてん」と。


六、桂米二・・・・・・・・・・・・・・・・・「饅頭こわい」

マクラが、師匠米朝に、最初に怒られれたことは、内弟子で入ったとき
「食べるもんで嫌いなもの、食べられへんもん、あるか」と聞かれたので
蕎麦アレルギーなので、「蕎麦」と答えると、・・・「それは無い」と一喝。

米二さんの饅頭こわいは、好きなものの尋ねあいは無く、
替わりに嫌いなもの、怖いものが次から次へ登場。
蛇、ナメクジ、蛙、ゲジゲジ、ムカデ、でんでん虫に、蟻、
そして狐に騙され、馬の尻の穴を覗くハメになる男まで・・。
そして、こわいもの知らずのおっさんの、怪談噺で、前半はたっぷり。

逆に、みっつあんの饅頭の登場からは、あっさりめ。
ただし、掘り込まれた饅頭をムシャクシャ、食いだすとき、
「蕎麦饅頭、これだけは、ヤメとこ」と、最初のマクラに戻る。

前半だけでは、「涼み台」として、演じるときもあるらしいですが、
夏には、怪談噺も入った、饅頭こわいも、よろしおますな。


動楽亭昼席
2010年8月7日(土)午後2:00開演
動楽亭

一、桂米市・・・・・・・・・・・・・・・・・「子ほめ」
二、桂佐ん吉・・・・・・・・・・・・・・・「時うどん」
三、桂紅雀・・・・・・・・・・・・・・・・・「向う付け」
四、桂千朝・・・・・・・・・・・・・・・・・「蔵丁稚」
仲入り
五、桂米平・・・・・・・・・・・・・・・・・「商売根問い」
六、桂米二・・・・・・・・・・・・・・・・・「饅頭こわい」




楽しい落語会のあと、あこがれの雀三郎さんの聖地、やぐらさんへ・・・。
これが、当初の目的という、噂もありますが・・・・・・。



雀さん主演の映画か・・・・・8月撮影開始・・12月上映予定・・・。


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文華・宗助・ふたり会

2010-08-01 22:00:24 | 落語
明日は、久し振りの落語会。文華さん・宗助さんのふたり会。
文華さんのお弟子さんも、初登場・・・。
「三年酒」、「ねずみ」と、ふたりの渋いところも聴ける。






高槻の商店街の奥にある、亀屋旅館。



二階の大広間に約八十人の心温まるお客様が集まる。



今日、本人に知らされた、名前・・・華紋(かもん)
記念すべき、最初の名ビラですな。・・・・以後、皆様ご贔屓に。


一、桂華紋・・・・・・・・・・・・・・・・「犬の目」

華紋さん、出てくるなり、「待ってました」、「頑張れ」の掛け声。
後で聞いた事ですが、応援のプラカードまででていたとか。

その応援に十分応える、堂々の初舞台。
元、落ケンか何か・・・。
口調はしっかりしているし、笑いのツボ、笑いの間まですべて心得ている。

「犬の目」も、何十回と高座にかけたような出来。
目を抜くために犬を呼ぶのに、口笛を鳴らすが、かすれていて
「口笛、鳴ってへんがな」の一言でも笑い、これは文華さんゆずりか。

汗は滝のごとく流れていたが、冷や汗ではなく見ていても心地よい汗。
まあ、文華さんを師匠に選んだ時点で、マルですが。

上手いだけに、落語を甘くみることなく、
三年の修行、たっぷりと基礎を磨きあげてほしいですな。

次代の本格派の登場と予見し、時が経てば、立ち会えた事が自慢になる
華紋さんの、初高座でおました。


二、桂文華・・・・・・・・・・・・・・・・「青菜」

夏の季節のお噺・・「青菜」
清々しいお屋敷と、暑苦しい長屋との対比。
植木屋が、我が長屋に帰ってきての、長屋の暑苦しさは秀逸。

真近かで見たせいか、いつも以上にパワー全開。
一見、粗削りのようにみえるが、デフォルメされていて、
俺の形を見てろとばかり、お弟子さんができて
文華さん、一段とパワフルになっていくのは、間違いありませんな。


三、桂宗助・・・・・・・・・・・・・・・・「三年酒」

宗助さんの、珍しい噺。
檀家とお寺さんの関係。・・・仏教と神道の関係。

仏式での葬儀を断わりに行く、オネオネの佐助はんと、ごう慢の幸助はん
そして、コツキの源太はんの、三人の気性の違いなど、噺の筋よりも、
登場人物の使い分け、演じ方の比重が多く、労多くて、実少なしのネタだが、
この噺、他の演者でと、思いつく噺家さんは無し。

地味ながら、まさに、宗助さんらしい、噺でおますな。

四、桂宗助・・・・・・・・・・・・・・・・「次の御用日」

笑福亭が演じる、ジリジリと照り返る、夏の暑さはないが、
丁稚の定吉は、格別、カワイイ・・・。
とぁやんと、定吉の、口喧嘩の楽しいこと。

奉行も、お調べをはじめて、加害者である天王寺藤吉のふてぶてしさに、
興奮して、「アッー」の連発・・・でも元々が美声の宗助さん
声が掠れて声が出ないところで、サゲまできれいな、「アッー」がでてましたで。


五、桂文華・・・・・・・・・・・・・・・・「ねずみ」

良いなぁ・・文華さんの人情噺。

元虎屋の親父が話す、「ねずみ屋」のけなげな男の子。

元虎屋の親父が、みすぼらしい「ねずみ屋」で運営している経緯を。
この、親父の科白を言いたさに、この噺を選んでいるように見える、
文華さん・・・・・・・・・・。

これ以上に、しっとりやると、ジメジメしすぎて重すぎるし、
でも笑いを取りすぎると、台無しだし。
情と知、吉本と松竹、の間で揺れ動いているように思える。

でも、落語の真髄である、人の心の機微が見え隠れする
文華さんの落語、ますます、嵌りますな・・・。





文華・宗助・ふたり会
2010年8月1日(日)午後2:00開演
亀屋二階大広間

一、桂華紋・・・・・・・・・・・・・・・・「犬の目」
二、桂文華・・・・・・・・・・・・・・・・「青菜」
三、桂宗助・・・・・・・・・・・・・・・・「三年酒」
仲入り
四、桂宗助・・・・・・・・・・・・・・・・「次の御用日」
五、桂文華・・・・・・・・・・・・・・・・「ねずみ」


10-36-155



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