ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話を中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

せんしゅう亭~笑福亭たま

2018-07-14 06:53:57 | 浪切亭落語

せんしゅう亭~笑福亭たま

本日は、地元の浪切ホールでの落語会。
嫁さんが好きな、たまさんの登場。

たまさん、三席、終わりが四時前、
ほぼ二時間の、まるで独演会、超お得、超満足の落語会でおました。




一、露の瑞・・・・・・・・「金明竹」

出てくるなり、名前、瑞、みずほの読み方を、・・・・。
出身は堺の北野田、「今日はここ岸和田に、きたのだ」・・・・。

落語は「金名竹」、師匠の都さん、兄弟子の紫さんとそっくり。

良いですな、口移し、まさにそのまままで、息といい、間といい
そのままで、違和感もなく、スンナリ入ってくる。

でも、少し笑いが少な目なのは、お客様の緊張具合か。

去年の南天さんの会からの「つる」から、二回目の出会い。
他の噺、あとででてくる「犬の目」とか「書割盗人」など
他の師匠につけて頂いた噺、どれぐらい似ているのか確かめてみたいですな。


二、たま×瑞・・・・・・・・「トーク・落語会事情」

落語だけではなく、たまには「今の上方落語の事情」と、対談を、
瑞さん、再び高座へ。今上方落語家、20名になった、と。
東京はアイドル的な要素で、タレント敵であったり女流講談の人も多く。
一方上方は、お笑い主流で、落語的にはこちらの方が・・・・・と。

瑞さんのお稽古は、二年間の年季明け直前に初めて都師匠にお稽古を
演目が今日の「金明竹」。そのまえに出稽古で生喬師匠に「犬の目」、
銀瓶師匠に「書割盗人」と、渋いところのチョイスですな。

最初から、出稽古とは、都一門らしいですな。

修行中の失敗は「トイレットペーパーの芯事件」が・・・・・・。

ああ、一番下の弟弟子がいなくなったとか・・・・。

入門、五年目、ますます伸び盛りの瑞さんでおますな。



三、笑福亭たま・・・・「源平盛衰記」

今週、どこかで「源平盛衰記」を演っておられるのを知って、
嫁さんに「「源平、聴きたいな」と言っていたら、ズバリ的中。

それも、大当たり。 良い出来、おもしろい噺に。

「源平盛衰記」といえば、三平さんと、談志さん、いずれとも違って
たまさん色、満載・・・この地噺って、たまさんに向いているみたい。

小噺、ギャグ、ダジャレをいれながらも、骨組みをしっかり構成。
脚色力のあるたまさんの、話芸がたっぷり活かされる。

「源平盛衰記」、直ぐにでも、もう一度聴いてみたい噺・・・・・・、
ずばり代表作、十八番になる予感あり。

でも、講談と落語の間の様な、地噺。
たまさんの、新しいジャンル発掘ですな。


四、笑福亭たま・・・・「次の御用日」

夏らしい噺を一席、と。

「常吉、常吉はどこにおりますな」
「旦さん、わて、御膳いただいてまんねん」、・・・・ああ、次の御用日や。

この常吉と、とぉやんが出掛けて、道すがらでのやりとりが秀逸。
おませながら、幼さが溢れる丁稚、常吉がかわいい。

この噺のキイワード、天王寺屋藤吉の発する声「あっ」がたまさん風で独特
「ぐぁっつ、がぁ」、このへんの漫画チックさは、たまさんならでは、

でも、最後に、お奉行様が声が出にくくなるのは徐々にリアルに表現。
誇張とリアル、この辺の使い分けが、たまさん落語の真髄ですな。


五、笑福亭たま・・・・「鰍沢」

中入り後、出てこられてのが3時半、
「スタッフに、もう時間だし、さっきので終わられても良かった」のにと・・・。

今度は冬の話で、もうすぐテレビで放映されますハナシを。
「鰍沢」や、このまえNHKホールで聴いたやつや・・・。

多少急ぎながらも、へしょおるところもなく、きっちと・・・。

でも、鉄砲持っての緊張感は、たまさん風で薄いですな。

三席、きっちりと、独演会並の盛りだくさん、
これで、浪切りホールの会員さんは、1000円、お値打ちでおますな。


次回の「せんしゅう亭」は11月17日(土)、桂かい枝さんの登場です。





せんしゅう亭~笑福亭たま
2018年7月14日(土)午後14:00開演
岸和田浪切ホール・交流ホール

一、露の瑞・・・・・・・・「金明竹」
二、たま×瑞・・・・・・・・「トーク・落語会事情」
三、笑福亭たま・・・・「源平盛衰記」
四、笑福亭たま・・・・「次の御用日」
仲入り
五、笑福亭たま・・・・「鰍沢」


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朝日浪切落語・桂米朝一門会

2018-06-10 07:07:07 | 浪切亭落語

朝日浪切落語・桂米朝一門会


ほぼ満席・完売

一、桂そうば・・・・・・・・・「手水廻し」


九州弁訛りの、そうばさん。
ざこばさんの七番目、おとんぼ弟子だったのが、
下にりょうばさんが入って、弟弟子ができましたな。

ハナシは、手水廻し、長頭廻す処も、あっさりと。

田舎の朝の目覚めをきっちり格調高くするか、
女中の田舎言葉や長頭廻しの仕草などマンガチックにするか、
どちらでもない、そうばさん・・・・・・・無味でおましたな。


二、桂佐ん吉・・・・・・・・・「お血脈(おけちみゃく)」

永年、落語を楽しんできたが、初めて「お血脈」を聞く。

地噺で、笑いを集めるのが難しい噺。
でも、佐ん吉さん、充分楽しませてもらいましたで。

別名「善光寺骨寄せ」、あの歌之助さんの十八番、
どういう運びになっているのか、聞いてみたいもんですな。


三、桂吉弥・・・・・・・・・・・「茶の湯」

「茶の湯」といえば・・・・私にとっては〇〇さんですが。
イケませんな、最初においしいものを口にしていると、

そのあとのものに、物足りなさを感じるのは、
幸せなのか、不幸なのか、難しいとこですな。


四、桂ざこば・・・・・・・・・「上燗屋」

このまえの高座が、喋るのがやっとで今日は、
どんな高座になるのかと、ドキドキでおましたが、
凄いリハリビ、回復力・・・・。

ゆっくりとした間、多少つっかっかても、酔っ払いの役、
すべてが、ざこば師匠のよっぱらいで、味になる。

落語をやろうという意志、落語を愛する心、凄いですな。

沢山のネタがしみ込んでいるだけに、どんどん思い出すことは、
すべてリハリビ、チャレンジあるのみですな。


五、桂米團治・・・・・・・・・「質屋芝居」

でてきて、今、米朝問題で、新聞紙上を賑わわせていますが。
米朝事務所の社長に就任しました御曹司の米團治ですと・・・マクラに。

今日も「七段目」辺りかなと思っていたら、
「質屋芝居」良かったですな、歌舞伎好きの米團治さん。

演じている米團治さんも愉しそう、
途中で下座から入る声は、吉弥さん。

上手かった今日の、お三味線はどなただったんですかな。
落語は一人芸と言いながら、特に上方の落語は、総合芸術でおますな。


六、桂南光・・・・・・・・・・・「五貫裁き」

じっくり、聴かせてくれはりましたな、南光さんの「五貫裁き」。

ことの成り行きを見越しての、お奉行様のお裁き。

「欲にキリなし、地獄に底なし」
お金は必要かもしれないけど
まずは幸せを感じ、
いいことは人に分けてあげることですな。

「笑う門には福来たる」
たまの落語、それも嫁さんと一緒の、夫婦揃っての落語、
よろしおますな・・・・・・。


朝日浪切落語・桂米朝一門会
2018年6月10日(日)午後2:00開演
岸和田・浪切ホール

一、桂そうば・・・・・・・・・「手水廻し」
二、桂佐ん吉・・・・・・・・・「お血脈」
三、桂吉弥・・・・・・・・・・・「茶の湯」
四、桂ざこば・・・・・・・・・「上燗屋」
仲入り
五、桂米團治・・・・・・・・・「質屋芝居」
六、桂南光・・・・・・・・・・・「五貫裁き」
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よしもとの落語会~岸和田寄席

2017-12-23 19:46:29 | 浪切亭落語

よしもとの落語会~岸和田寄席

今日は、地元岸和田の浪切ホールでの落語会。
初めて出会う方正さんの落語、楽しみですな・・・・。



遅くなりましたが、今年のことは今年中に完了させなければ・・・・・。


一、桂文五郎・・・・・・・・「普請ほめ」

声も出てるしメリハリもあり、上手い。

ただ、吉本所属で小屋が大きいからか、所作がオーバー気味。
おやっさんが普請の説明するときから、身ぶり手ぶりの大きな動きで、
老人施設の老人にはもってこいか・・・・でも、大いに楽しませて貰いましたで。

二、月亭方正・・・・・・・・「手水廻し」

期待の方正さんでしたが、マクラから歯車合わず、滑り気味。
大阪人の前では、大阪人と東京人の違いはもっと細部の部分で勝負しなければ、
通り一遍の説明では、笑いは少な目でっせ。

「手水廻し」でも,“ちょぅずぅ”の言い回しだけでひつこく笑いを・・・・・・。
おもしろいのか、どうなのか、分かれるところですな。

定評のある、「宮戸川」あたり聴いてみたいですな。


三、桂坊枝・・・・・・・・・・「不動坊」

季節の噺「不動坊」、よく出来た話で、冬らしくて風情たっぷりに雪がチラチラ。

すき直し屋の徳さんに、かもじ鹿の子の活け洗い屋の由さん、
ちんどんやの東西屋の新さん。死んだ不動坊と同商売の隣裏の軽田胴斎。
お滝さんに金貸しの利吉さん、あと家主さん。

とくれば、角の戸口の糊屋のお婆の顔見たくなりますな。

良い噺というのは、登場人物のキャラが決まって、各人がイキイキ。

坊枝さん、スタンダードにきっちりと、サゲは「幽霊(遊芸)稼ぎ人」ではなく、
「お足(お金)があるなしとか」でわかり易く。


四、笑福亭鶴笑・・・・・・「立体西遊記」

鶴笑ワールド、爆発。

パペット落語、何回見ても愉しくおもしろい。

お客様へのサービスの気持ちがストレート伝わって、
どの年代の方も、子供に戻って楽しまれている。

「鶴笑パペット落語」、世界に笑いを、笑いの原点、満載なんですね。


五、林家菊丸・・・・・・・・「幸助餅」

今年の初めの落語会(1月9日繁昌亭昼席)でのトリが菊丸さんで、
演目も今日と同じ「幸助餅」で大トリ。

相撲取りと御贔屓、芸人さんと御贔屓。
難しい関係ですが、そこは男同士の立場を超えた情が飛び交う。

友人、友情、・・・・何事も数ではなく質でおますな。

今の大相撲界にも、この雷五郎吉みたいな関取居るんでしょうか。
それにしても、協会自体がコンプライアンスが叫ばれる中、
何が大事か示す必要がありますな。

この噺の、ちょっと人情話っぽく、しっとりさせてくれますな。
今年は「幸助餅」ではじまり、「幸助餅」で終わりです。

私の来年のテーマも、“情”で決まりでおますか。


よしもとの落語会~岸和田寄席
2017年12月23日(土)午後2:00開演
浪切ホール・小ホール

一、桂文五郎・・・・・・・・「普請ほめ」
二、月亭方正・・・・・・・・「手水廻し」
三、桂坊枝・・・・・・・・・・「不動坊」
四、笑福亭鶴笑・・・・・・「立体西遊記」
五、林家菊丸・・・・・・・・「幸助餅」






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せんしゅう亭~桂かい枝

2017-11-11 11:11:11 | 浪切亭落語

せんしゅう亭~桂かい枝

本日は地元での落語会。

今、一番油の乗りきっている、かい枝さんの登場。

一、桂白鹿・・・・・・・「煮売り屋」

文鹿さんのお弟子さんで、初めての出会い。

白鹿さんの名前が辰馬さん、白鹿酒造の正式の会社名が「辰馬本家酒造」なので
文鹿さんのお弟子で、白鹿と、これしかないという名を頂く、何かご縁を感じますな。

弟子入りして丸三年、声も大きくしっかりした口調で、
師匠ゆずりの奇をてらう事もない、どっしりした高座。

「煮売り屋」、どじょう汁、くじら汁まで、じっくりと、
先行き楽しみな高座でおました。


二、桂華紋・・・・・・・「ふぐ鍋」

こちらは、高槻の初高座に出会えた、華紋さん。
あれから、まだ4年ですが凄い、最初から上手かったが、更に磨きが。

ああ、マクラで、「私の親戚にノーベル受賞者が・・・・。」
あの、今年のイギリス在住の、“カズオ・イシグロ”さんが、奥さんの遠縁に。

奥さんで三親等、華紋さんで六親等とか、でも親族にノーベル賞、受賞者とは。

噺は季節に因んでの「ふぐ鍋」、この噺最初に聴いたのが師匠の文華さん。
師匠の味そのままの一席、全てよし、身体がほこほこ温まる噺。

今後ますます、新しいネタ聴きたくなる、成長株の筆頭、華紋さんでおますな。


三、桂かい枝・・・・・「子は鎹」

この頃、地方での落語会も多く、絶好調のかい枝さん。

楽しいマクラで、たらたらと、男女の中、夫婦とは、さて何をしてくれるのかと期待。
していると、「出て行け」・・・・「この子は連れて行きます、寅ちゃん・・・・」
ああ、“子は鎹”や、良かったですな・・・。

親父の素朴さがでていて、お花さん、寅ちゃん、三人三様のバランスが良い。

途中ほろりとさせるところもアリィの、でも湿っぽくならない程度の人情噺に。

私は、かい枝さんの「子は鎹」好きですな・・・
・・・・心をほっこりと温かくしてくれた一席でおました。



せんしゅう亭~桂かい枝
2017年11月11日(土)午後2:00開演
岸和田浪切ホール・交流ホール


一、桂白鹿・・・・・・・「煮売り屋」
二、桂華紋・・・・・・・「ふぐ鍋」
三、桂かい枝・・・・・「子は鎹」
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せんしゅう亭~上方落語競演会~

2015-02-14 22:18:18 | 浪切亭落語

お馴染みの浪切亭に、雀々さんが登場。

今日は、喬介さんの「道具屋」と雀々さんの「代書」あたりが聴きたいと、
嫁さんと言いながら、浪切ホールへ。

ここの、小ホールはこじんまりとして落語聞くにはキャパ敵には最適。
(もう少し、横拡がりだったら最高ですが・・・)


たっぷり2時間の熱演、競演でしたが、

まずは、一番太鼓から、喬介さんの笛も入りの、大熱演からスタート。


一、笑福亭喬介・・・・・・・・「牛ほめ」

今日は、各人たっぷり演ろうと、喬介さんも20分の持ち時間か、
学校寄席をネタにマクラをじっくりと・・・・・・・、
こんなにマクラの長い喬介さん聴いたの初めて。

噺は「牛ほめ」、手慣れたもので、おもしろさたっぷり。
普請ほめで終わるのではなく、「天角地眼一黒鹿頭耳小歯違う」と牛ほめまで。

でも、秋葉はんのお札を貼るのは、牛の穴ではなく、
また娘の悪口いう畏れのある大阪のアホの口に。

初めて、聴きましたな・・・・・まあ、色んな工夫あるんですな。


二、笑福亭たま・・・・・・・・「憧れの人間国宝」

たまさん、地味な衣装ですいませんと云いながら、
よう武将が城から脱出する時に、おなごの着物を被って逃げますが
そんなシーンを思いだすような、ど派手なお着物で登場。

泉州生まれの、たまさん、地元ネタでまずは親近感の笑いを。
岸和田より貝塚、貝塚より和泉佐野、和歌山に近づくほど田舎もの扱い。
南海線より阪和線の方が、「私ら阪和線やから」、となぜかおとなしく控えめに・・・と。

そして、得意の、ショートコントを、
最後はB29で、これ以外の終わりってあるんでしょうか。

噺は「憧れの人間国宝」、
何度聞いても師匠の「アー、アァー」の台詞の連続はおもしろい。

認定式での、三番叟も堂に入ったもの、十八番って、強いですな。


三、桂文鹿・・・・・・・・・・・・「くろしお1号」

文鹿さんも、この頃よく聴く「利き酒」かと思いきや、
土地柄も活かし、そして十八番の阪和線、きのくに線を走る「くろしお1号」

まあ、土曜とか日曜日に新幹線とか九州内の特急に乗ると、
こちらは、出張で仕事モードなんですが、・・・・遊びの小団体さんに出くわすと
まさに、この状態・・・・大きな声で、子供の自慢ばなしに、そこに居られない人の噂話し。

娘に伝言忘れたのか、冷蔵庫に入れてあるものの説明から、温め方まで説明。
いつか、クリーニング屋に出す衣服の指示まで。

それと、掛かってきた電話ですが、「今どこやと思う」から始まって「行先の案内」まで。

まあ、マナー知らずの、おばさま達は、集団になれば
パワー倍増恐いもの知らずでおます。

そんな、「くろしお1号」でおました。

四、桂雀々・・・・・・・・・・・・「代書」

「ぽーんです」、今川焼、回転焼、太鼓饅頭、あたりで悩むところは
師匠の枝雀さんを彷彿させる。

以前は、派手なところ(留五郎さんの方)で、枝雀さんが現れたんですが、
この頃は静かなところで(代書屋さんの方)で、チラチラと。

でも、嫁さん大好きな雀々さんで、それまでバッチリ起きていたのに、
「代書」の途中辺りから。うつらうつら、
あの、うるさい中で、寝れるなんて、たしたもんでおます。

まあ、あの「ポーン」という声が掛かる前には、
肘で突いて準備させておきましたが・・・。

充実の、四人で二時間の落語会。
たっぷり楽しませてもらいました・・。

また、この浪切ホールにて、二回、三回。とお願いしまっせ。


せんしゅう亭~上方落語競演会~
2015年2月14日(土)午後2:00開演
浪切ホール・小ホール

一、笑福亭喬介・・・・・・・・「牛ほめ」
二、笑福亭たま・・・・・・・・「憧れの人間国宝」
三、桂文鹿・・・・・・・・・・・・「くろしお1号」
四、桂雀々・・・・・・・・・・・・「代書」




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「せんしゅう亭~たまの落語会」

2014-08-31 23:21:38 | 浪切亭落語

嫁さん、出てきたたまさん見るなり、「色白いな」。
このチラシでも、窺えますな。


さすが、浪切ホール、立派なチケット。


100人強の大入り、観やすい高座。



三人三様の良さ・・・・良い落語会でおました.


一、露の紫・・・・・・・・・・・「延陽伯」

「上方落語界のオセロの中島知子」と、でも今や芸も体格も立派になられて
繁昌亭の楽屋である師匠から、「もう、それ古いんと違う」
「地元やから、上方落語の豪栄道にしたらどうか」と、それはちょっと・・・可哀想。

でも、会うたびにどんどん昇格していきはりますな。

落語は「延陽伯」、喋り口調は、師匠の都さんそっくり。

ハキハキ喋る団姫さんとは違って、上手いし、味はあるし、
失礼ながら、大阪のおばちゃんのどっしり感、最高ですな。

どの噺を聴いても、決してハズレのない、紫さんの落語。

次は、どの噺が聴けるのか今から、楽しみでおますな。


二、桂雀五郎・・・・・・・・・「遊山船」

秀逸、凄い、肩の力の抜いた高座だが、随所に入る肩透かしが快感になる。

なんの衒いもなくても、噺の筋を追っているだけで、充分笑いは取れるし、
終わった後に残る、雀五郎さんの余韻も心地好い。

今迄、「遊山船」、生で九人の方を聴きましたが、私の中では一番かも・・・・。

あと、十年、二十年、経った時の、今以上に熟した雀五郎さんに興味津々でおます。



三、笑福亭たま・・・・・・・「口入屋」

定吉が口入屋へ行って、あれこれ女子衆を品定めするところはなく、
お店へ連れて帰ってくる処から始まる。

「ドガチャガ、ドガチャガ」と、「誰でもできるんではない、できるのは番頭のわ・た・し・」
この辺りの、デフォルメっぽいのは、たま節。

あと「お針」「芸事」、「書」に「お茶」「お花」、「剣術」「柔術」「忍術」まで
何でもできる、新人の女子衆の多才ぶりは、案外そのままあっさりと・・・・・・。

でも、深夜の暗闇のお店でありながら、たまさんがやるとなぜか、
部屋中電気明々と(この時は行燈だったのに)感じてしまうのは、なぜ・・・・
仕草、声の明るさ、ご陽気さ、一体何なんでしょう。

一度、たまさんの怪談噺、怖さ1%になるのでは・・・是非聞いてみたい、
そんな気になったご陽気たっぷりの「口入屋」でおました。


「せんしゅう亭~たまの落語会」
2014年8月31日(日)午後2時開演
浪切ホール内交流ホール



一、露の紫・・・・・・・・・・・「延陽伯」
二、桂雀五郎・・・・・・・・・「遊山船」
三、笑福亭たま・・・・・・・「口入屋」




次回の「せんしゅう亭~たまの落語会」・・・ゲストは旭堂南州さんと、月亭天使さん

浪切ホール内交流ホールで、2014年11月15日(土)午後2時開演でおます。



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せんしゅう亭「たまの落語会」

2013-09-29 23:10:35 | 浪切亭落語

浪切ホール・交流ホールは4F、立派なホール。



本日の演目と次回のご案内・・・・・・・掲示板で業務連絡みたいで、微笑ましい。


一、桂華紋・・・・・・・・・・・・「阿弥陀池」

華紋さん、弟子入りして3年と3カ月、初めて出会った
あの高槻の亀屋旅館の初舞台の「犬の目」からもうそんなに経つんですな。

でも、上手いですな。

きっちりと噺をするだけで、十分の笑いがとれる。

この「阿弥陀池」、途中の、“鯛”や“象”を思いだすところで、
客席のおばちゃん達から答が出そうでいつもヒヤヒヤしているが、
華紋さん、間をもちながら、言わせない沈黙の威圧感に凄さを感じた。

文華、華紋の噺上手な師弟がますます磨きがかかって、愉しみになりましたな。



二、桂鯛蔵・・・・・・・・・・・・「二人癖」

丸十年と言うだけの、キャリア十分の高座。

高調子のの声を聞いていると、昔の小文枝師匠を想いださせる。

二人の男が「つまらん」と「のめる」のお互いの癖を無くそうと。


無くて七癖といいますが、“癖”、“くせ”、読み方を変えると“へき”

「観察癖」「虚言癖」「記録癖」「清潔癖」「蒐集癖」「盗癖」「尾行癖」「放火癖」「放浪癖」と
色んな癖がでてきますが、“へき”になると、なぜか病的匂いがしてきますな。


三、笑福亭たま・・・・・・・・「漫談家の幽霊」

マクラは地元泉州のネタでスタート。

銘菓「村雨」の本家は何処。

「南海電車」はエコ意識がないのか、この夏、どの車両も冷房がガンガンに効いている。

南海電車の、泉州の各停しか止まらない駅から乗ってくる人のカッコは凄いもん。
海パン姿はザラで、空いている電車なら、膨らませたままのイルカがシートに寝そべっている。

などと、地元の人でないと解らない、あるあるネタ、炸裂。

あと、パロディ童話から、桃太郎、花咲爺い、鶴の恩返し
そしてオリジナルの一寸ぼうしなどで楽しませてくれる。

それが終われば、得意のショート落語へと、お腹いっぱいのマクラ連発。

そして噺は、夏の怪談噺として、9月ですが旧暦で云えばまだ夏でお許しを・・・。

世の中にあるもので各々怖いもの言いっこしましょか・・・・・「饅頭こわい」か。
いや「ろくろ首」・・・・・・、実はある劇場に出る漫談家の幽霊のおはなし。

たまさんの落語、ほんと愉しいですな・・・。
来年の一月の“せんしゅう亭”は、是非たまさんファンの嫁さんと、一緒に来んとあきまへんな。





(strong>せんしゅう亭「たまの落語会」
2013年9月29日(日)午後2:00開演
浪切ホール・交流ホール

一、桂華紋・・・・・・・・・・・・「阿弥陀池」
二、桂鯛蔵・・・・・・・・・・・・「二人癖」
三、笑福亭たま・・・・・・・・「漫談家の幽霊」

13-34-172



次回は、1月25日(土)同じ浪切ホール・交流ホールで
ゲストは月亭八斗さんで、たまさん二席の予定。





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いっこく堂・スーパーライブ2012~浪切ホール

2012-08-18 23:10:08 | 浪切亭落語

今日は、久しぶりのいっこく堂さん。
嫁さんと、名人芸・愉しんできます。



一、Mr・チョップリン・・・・・・「奇術、バルーン」

華奢なからだつきのおじさん、本日の前座、奇術、バルーンのMr・チョップリンさん。

色つきスカーフを使ったり、風船を使ったりの笑いたっぷりのマジシャン。
でも、声が小さくシャイな芸風で、大きな会場ではなくこじまりとしたところではうけそう。

最後のバルーンの中に身体全身を入れる芸でも、思っていたより地味で感嘆は少ない。
やはり、オリンピック観たあとでは、体力勝負は何をしても損ですな。


二、いっこく堂・・・・・・・・・・・・「師匠と」

師匠(お人形)と登場。

お客さんは、夏休みなのか小学生からお年寄りまで幅広く、
夫婦連れも多いが案外女性だけのグループがあり、7割りが女性。

師匠に言われて、腹話術の歴史をひも解くいっこく堂。
今の子供には、腹話術といっても死語なんでしょうな。

正面に大きなスクリーンがあり、そこにいっこく堂さんの上半身が大写しに。
前から2列目だが、気が付くと本人よりもスクリーンをつい見てしまっている。

挨拶を兼ねて、いっこく堂さん、舞台を下りて、一階会場を師匠とトークしながら一周。
握手をしたり、間近でみれたことで一気にファンの心を掴む。

目の前で見たが、師匠が話すとどうしてもいっこく堂さんの口元をみてしまう。
でも、大きく動く師匠の顔の表情に感激。


三、いっこく堂・・・・・・・・・・・・「ひとりでの腹話術」

人形が無くても、腹話術はできると・・・・コント風に。

「おとなしい目覚まし時計」では、遠慮がちに起こす目覚まし時計を。

「高圧的なナビ」では、反抗的で言うことを聞かないナビを。

「エコな洗濯機」では、洗剤の量、水の量など、細かに音声で適確に指示してくる。

まるでコント、口を動かし、声を出していれば、まさに落語である。
前に見たときは、そこそこの時間をとっていたが、今回はたまさん風のショート落語。

喋らないものが喋る・・・・椅子でも、机でも、扇風機にテレビ、何もかもが喋りだしたら、
「重いのクサイ尻のせるな」、とか、「今年の夏はクーラーの替りに働きづくめや」など
不満たらたらなんでしょうな。

でも、このコーナーの発想自体、いっこく堂さんの笑いのセンスでおますな。


四、いっこく堂・・・・・・・・・・・・「サトル、いっこく、ジョージ」

一番楽しい、人形を使っての会話。

いっこく堂さんのたのしさは、いっこくさん個人ではなく、
一座としての各役者の全員での舞台のたのしさである。

早口でしゃべり、ツッコミ役の、「サトル・シアトル・トンデール」

吉祥寺出身で、ゆっくりでボケ役、「吉 助氏」こと、ジョージ君。

この、キャラクター性が会話を拡げ、腹話術というのを忘れて、
仲の良い仲間がじゃれあっているようなサトルとジョージ君といっこく堂の会話。
あたかも、三人漫才を聞いているような、その世界へ運んでくれる。

腹話術のスキルだけではなく、会話の素晴らしさに感心。

キャラとしては、あとででてくる田五作こと「カルロス・セニョール・田五作」が
私の一番のお気に入りですが・・・・。

五、いっこく堂・・・・・・・・・・・・「ものまね・オンパレード」

新コーナー、師匠曰く、腹話術かものまねか解らぬものだが・・・と。
6位からランキング順に紹介。各人形が、よく似ていて力作。

6位、谷村新司の「昴」、
5位、殿様キングスの「涙の操」、
4位、スキャットマンの「ぴーぱっぱらっぽっぽ」
3位、秋川雅史の「千の風になって」、
2位、米良美一の「もののけ姫」、
1位、和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」

歌の紹介の間(いっこく堂さんが次の準備をする間)で、
「カルロス・セニョール・田五作」、「オペーラ・にんげん・ジャ・ねぇ」
「五川 猿の助」、「ミス・スカーレット」らがスクリーンにでてきてお喋りを。

そのスクリーンの中では、野口五郎さん、西城秀樹さんも登場。

何度もでてくる、田五作さんなんかは登場するだけで笑いが・・・凄い。


そして、最後に、松山千春「長い夜」


六、いっこく堂・・・・・・・・・・・・「アンコール・腹話術講座」

最後に、「こんにちあ」を衛星中継でレッスンを。

たくさんのゲストの歌手の方と、劇団員というか各人形総出演の舞台
あっという間の、一時間10分、思わず顔がほころびて愉しめましたで。


いっこく堂・スーパーライブ2012
2012年8月18日(土)午後2:00開演
岸和田市立浪切ホール

一、Mr・チョップリン・・・・・・「奇術、バルーン」
二、いっこく堂・・・・・・・・・・・・「師匠と」
三、いっこく堂・・・・・・・・・・・・「ひとりでの腹話術」
四、いっこく堂・・・・・・・・・・・・「サトル、いっこく、ジョージ」
五、いっこく堂・・・・・・・・・・・・「ものまね・オンパレード」
六、いっこく堂・・・・・・・・・・・・「アンコール・腹話術講座」



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浪切亭落語~桂都んぼ改め桂米紫襲名おめでとう公演

2010-08-29 22:31:28 | 浪切亭落語
浪切亭落語ワールド番外編~桂都んぼ改め桂米紫襲名おめでとう公演




米紫襲名されてから、初めての聴く高座。
変わったのか、変わってないのか。
おめでとう公演ですな。


一列18席の小ぶりホールなので、一番端でもとても見やすい。

一、桂弥太郎・・・・・・・・・・・・・・「子ほめ」

きっちりとした、口跡。・・・・・・あまりのリズムの良さに・・・・
良く冷房が効いた中で、ウトウトしてしまったぐらい、心地よい喋り。
爆笑編の「子ほめ」になるよう、1年後、3年後、の弥太郎さんに期待でおます。

二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・「青菜」

残暑厳しいので、まだまだ「青菜」の季節か。

この、噺のおもしろさは、何。
御大家と長屋の佇まいの差。奥様と嫁はんとの差。
広々としたお庭の涼しさと、長屋のむせかえるような暑さ。
この身近な、庶民の生活への共感が根底にある。

「植木屋はん」、「植木屋はおまえや・・。」
おから時は、文鹿さん、「大工屋はん」と・・・。
「植木屋はん」、「植木屋はおまえや・・。」の繰り返しを
客も楽しみにしているのに、もったいない。

「押入れに嫁はん、入ってるのに」と竹やんに云うてしまって、
押入れから飛んで出てくるインパクトが薄れる。

もったいないが、出てしまう文鹿さんの「青菜」でおました。」


三、桂かい枝・・・・・・・・・・・・・・「丑三タクシー」

マクラで、暑さで呆けてる奥さんのハナシ。
子供が誘拐されたと、大騒ぎしたり、新幹線の中での
やーサンとの出会いであったり、綴るだけで、ひとつの噺ができそう。

噺は、噂では聞いていた「丑三タクシー」、
深夜に乗ったタクシーの中でおきる、恐怖と笑い。
今日のは、フルバージョンなのか、短縮編なのか。
いろんな、怪談ネタをいれれるので、ドンドン膨らむ事ができる。
夏の限定の、ええネタですな・・・。来年まで、お預け・・・。


四、桂吉弥・・・・・・・・・・・・・・・・「短命」

美人薄命、いや美人を嫁にすると、旦那が薄命、早死にすると・・・。
「短命」は、お色気噺であるが、NHKご推薦の吉弥さん、
そこは、やはり、TVでも流せるぐらい、あっさりと演出。

客層の幅広い、夏休み中では、この程度がよろしいようで、
今日の吉弥さんの「短命」は、「賢明」

仲入り

口上

同期の会であり、丁度今日の五人が、
ラクゴレンジャーとしての最初のメンバー。
ここから、米紫という、由緒ある名前を継ぐものができたという事は
非常に喜ばしいことと。
今はあと、染弥さんが入ってくれますが、同期は9名いてるのですが、
あとの方は御縁が無くて、調べると、福矢、三若、春菜とくせのある面々。

終始、口上というより、米紫さん、いや都んぼさんの思い出ばなしを
次々に、ご披露というより暴露。

文鹿さんは「、見かけより都んぼさんは、攻撃的であると、
御自分で解っているので、高座にあがるときは、できるだけ
笑顔をつくっていたが、米紫になってからは、自然体になったのか
つくり笑顔も少なめで、やはり襲名は芸風を変える」と、
かい枝さんが、電話で教えてくれたのをお伝えしますと、
おいしいとこをとってしまう。

吉弥さんの吉朝しかり、かい枝、三金さんの襲名の時がくるのでしょうな。

和気藹々、同期の気持良い、襲名口上でした。

五、桂三金・・・・・・・・・・・・・・・・「奥野君の幽霊」

三金さんの、奥野君シリーズ。
奥野君の幽霊、友人の墓参りの御礼とその夜あらわれる。
天神山のパターン。・・・あまりにも、巨漢すぎて、幽霊仲間にいれて貰えず
ダイエットする。・・・・・幽霊にならなくても、現実に126㎏の体重、
地方の机を積み上げた高座では、もたないだろう。

「奥野君の選挙」、「奥野君のコンパ」、「デブのお肉に恋してる」と
今日の「奥野君の幽霊」、奥野君シリーズ、他にもあるんでしょうか、
どなたか、教えてくださいな・・。

六、桂米紫・・・・・・・・・・・・・・・・「佐々木裁き」

米紫さんの「佐々木裁き」、一段と、良かったですな。
今までの、はしゃっぎすぎてたところが抑えられ、
四郎吉の独壇場から、佐々木信濃守との共演の噺になり、
都んぼさん時代より、ずっと落ち着いた感じ。
どちらが良いとは、まだ判断つきませんが、
色々な事が試される、良い機会でしょうな。

変えるべきこと、変えてはいけないこと、
しばらく、米紫さんの落語から、目が離せませんな。



浪切亭落語ワールド番外編~桂都んぼ改め桂米紫襲名おめでとう公演
2010年8月28日(土)午後2:00開演
岸和田市立浪切ホール


一、桂弥太郎・・・・・・・・・・・・・・「子ほめ」
二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・「青菜」
三、桂かい枝・・・・・・・・・・・・・・「丑三タクシー」
四、桂吉弥・・・・・・・・・・・・・・・・「短命」
仲入り
口上
五、桂三金・・・・・・・・・・・・・・・・「奥野君の幽霊」
六、桂米紫・・・・・・・・・・・・・・・・「佐々木裁き」


終演後の、ラクゴレンジャー・・
(桂三金の肉食系落語家日記より転載)

次回、浪切落語ワールドは、12月開催予定とか・・・。



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お気軽に~岸和田・浪切亭

2010-05-08 05:42:34 | 浪切亭落語
一番気楽な落語会、低料金ながら指定席、車で行けるので
30分前に家を出ても、充分間に合う・・、帰りには、買物もでき、
日常の生活の中に、二時間半だけ、普段着的に落語が入ってくる。

毎月の、開催でも、皆勤で、通い詰めるのに・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


14列目からでも、充分見れる、丁度良い大きさ。
300人定員に250人で、一寸後には空席が・・・・。


一、桂三金・・・・・・・・・・・・・・・・・「アメリカ人が家にやって来た」

師匠の三枝さんの創作落語。
おじいちゃんの、英語のうらおぼえによる言葉のいいまちがい、
年がいくと増えますな・・・。

私も、3Dを、サンディと読んで、娘にスリーディやでぇと訂正され、
この前も、リハビリを、リハリビと書いてましたし、買ったAQUOSのTVを
ずっとアクロスと思い込んでました・・・アハハ、辛い。

あのネタ、英語の間違いが間違いと解って客席大笑い、
結構、年代の高い客層でしたが、笑えるというのは、
頭のリハビリ(要注意)に、なっていますな・・・・。

二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・「持参金」

文鹿さん、このあと、「きふね寄席」の出演もあり、早めの出番。
噺は「持参金」、この噺、おなべが、番頭さんの都合だけで、
20円のお金で、嫁いでいく。田嶋陽子さんなら、断じて許されない噺か。

でも、次の日に、おなべに情を感じたと言うのに、多少の救いがある。
しかし、明けの朝、番頭さんが来たとき、あの狭い家の中で、
おなべはんは、どこにいるのか、気になるのは、私だけでしょうか・・。


三、桂都んぼ・・・・・・・・・・・・・・・「七度狐」

大好きな演目。
喜六と清八、と狐・・・・主人公は誰。
「七度狐」と言いながら、やはり喜六でしゃろか・・・。
喜六のキャラクター、喜怒哀楽の濃いのが、私は好きですな。


四、桂かい枝・・・・・・・・・・・・・・・「豊竹屋」

かい枝さんの、「豊竹屋」、最高に、おもしろい。
豊竹屋節右衛門の、浄瑠璃、義太夫、が聴かせどころ。

「チンドン屋」、「テンテコマイ」、「天神サン」、「キンカン」
「ツンツルテン」、「セッチン」と、口三味線が続く・・

こんな噺、演者の楽しさがすべて、かい枝さんの楽しさで、
高座自体が、明るくなる。


五、林家染弥・・・・・・・・・・・・・・・「天災」

この会、17回目であり、私も既に6回目の訪問。
同じ会に通い続ける楽しさは、同じネタがダブらないこと。

「天災」なども、はんなりの染弥さんには、扱わないネタのような気がするが、
今日のように、違う面も見れるのは楽しい。

母じゃの、眉間をボンとどついて、鼻血を出させる落語家もあるのに、
上げた手を下げ、足で向こう脛を蹴飛ばすのは、染弥さんの、優しさか・・・。

ますます、全員の噺の幅が拡がるのが、楽しめる浪切亭落語ワールド、
平成6年入門同期生、切磋琢磨で、20、30回と続けてほしいですな・・・・・・・・。



VOL・17、浪切亭落語ワールド
2010年5月8日(土)午後2:00開演
岸和田市立浪切ホール・小ホール

一、桂三金・・・・・・・・・・・・・・・・・「アメリカ人が家にやって来た」
二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・「持参金」
三、桂都んぼ・・・・・・・・・・・・・・・「七度狐」
仲入り
四、桂かい枝・・・・・・・・・・・・・・・「豊竹屋」
五、林家染弥・・・・・・・・・・・・・・・「天災」


10-24-105



号外・・・8月15日に、この浪切ホールで、落語ワールドの番外編で
桂米紫襲名披露公演をさせて頂きますと・・・・師匠の塩鯛さんも来るのか。


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吉弥さんじっくり中トリ~浪切亭落語ワールド

2009-07-04 10:51:54 | 浪切亭落語
・・・・・・・・・・・三百人近く入っても・・・・・結構質素なチラシ・・・・・・・・・




見やすいような、見にくいような。
後から4列目、14列7番の席から見た舞台。
まあ、落語会としたら、ぎりぎりのキャパと距離ですな。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


一、桂三金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「読書の時間」

三金さん出て来るがまっすぐ高座ヘ、お茶子がいなくて
名ビラが「浪切亭落語ワールド」のまま。

どうすんのかと客がドキドキしてると、脇から
都んぼさんが出てきて、降りて自分で替えんかいなと、
しゃれともつかん勢いで、きつく叱る。

同期と言えども。上下関係があるのかと入門月をみると、
一番上が、都んぼさんで、一番下が、三金さん。ああ、厳しい・・。

気をとり直して、もう15回目ですから、私のこと知っておられますな
反応薄いので、今日初めて三金を見る人は手をあげてもらうと。
ほぼ、二割の方が手をあげる。全員知ってもらうにはいつになることか

話は、「読書の時間」
親父の隠していたエロ本を、息子が間違って学校ヘもって行く。
教室で、読まされ、てんやわんや。

おもしろいような、下品なような、中途半端な話でおます。
私の中では、あまり好きな笑いではありまへんな。


二、林家染弥・・・・・・・・・・・・・・・・・「看板の一」

マクラは、林家一門の紹介。
結構、偏差値の高い噺家が揃うてますと。

すぐ上の、染雀さんが阪大出。
すぐ下の竹丸さんが神大で、元NHKの記者。
その下が、阪大出の染左さん、この方も学芸員の職を捨てて。
卯三郎さんは、元獣医、ほんと一門対抗・・・クイズでは勝つのでは。

染弥さん、私は、あの有名な大阪産業大学。
偏差値は低いが、学費は高い。

噺は、「看板の一」。
席が後列なのか、かつて博打打ちだったおやっさんが登場すると
それなりの、老人に見えてきた、染弥さんの演じぶり凄い。

でも、博打場のおどおどしさがないので、
マクラでの、パチプロがお金への執着心が薄かったように、
あっさりしすぎているのは、染弥さん自身の育ちが良すぎるのか。

「狸賽」は狸の出てくるファンタジー物語。
「看板の一」は人間の業が主題だけに、
人間臭さがちょっぴり欲しいですな。



三、桂吉弥・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「遊山船」

ひと言で言うと・・凄い。・・・・・・上方噺を堪能させてくれる。
単に人気だけではなく、それ以上の実力がともなっているのが凄い。

マクラは、米朝師匠のはなし。
脳こうそくから復帰されても、お酒はほぼ毎日、
それも年寄りの呑みかたではなく、夜中にもどすぐらい・元気ですと。

二階ヘ上る時は、年寄りは後ヘこけるので、一人がお尻をささえ、
左右にこけたらアカンので、左に一人、右に一人。
三人掛りで師匠一人をささえるので、
今や一門では、桂米朝ではなく、桂文楽とよんでます・・・・と。

噺は、夏の噺「遊山船」。
ざこば師匠のとは、違った喜六。アホではなく単なる物知らず。

仲居さんで、香取くんとか、木村さんとか、が出てきたり。
錨の浴衣のしみで、ソースのしみがでたり。
おまえ、市役所行ったら、籍は女やろ・・とか。

吉弥匂いが随所にあり、これが若い新しいファンを掴む秘訣か。
初めてのお客さんを、リピーターにする、陰の努力はいかなるものか

ちりとてちんブームは終わったが、
吉弥ブームはいまだ継続中・・・でっせ。

「よう、ちりとてちん、去っても綺麗な吉弥の芸」
「贔屓に吹かれて、流れんように」


四、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「カラクゴボックス」

歌を歌いに行くのが、「カラオケボックス」
落語も聞くだけではなく、素人が自分で語ると
そこで現れたのが、「カラクゴボックス」

演者と、演目をいれると、噺家が画面に出てきて、
下に科白が出る。それをなぞって噺をして楽しむ。

二人連れが、行きそこでリクエストしたのは。
まず「三金」、元銀行員、どちらもこうざを大事にします。

続いて「春団治」師匠、ちょっと雰囲気似てました。
羽織脱ぐ様など、ネタでないと洒落でも到底演じにくいしぐさ。

「米朝」師匠、結構噺家さんでもものまねし難いと、どうするのかと
思いきや、バッハの協奏曲のNO4の3楽章の冒頭が流れる。
懐かしし「味の招待席」のテーマ。

最後は「三枝」師匠が・・・・

発想はおもしろく、各噺家が似ていれば、たんまりとうけるのに。

まずは、誰もが知っている人より、似ている人を並べてみては。
次は、文福一門偏とか、江戸偏、若手偏とか、
いろんなバージョン増やして欲しいですな。


五、桂都んぼ・・・・・・・・・・・・・・・・・「替り目」

「替り目」フルバージョンで、たっぷりと。

女房に、関東煮を夜中に買いに行ったと思って、
心の中では「すいません」、いつも「ありがとうと手を合している」
と、聞かれてしまう・・・ああ、やりにくい。

おしなべて男ってこんなもんでっせ。でもええ女房でんな。

小柄な都んぼさん、大きく見せようと身振り手振りが大きめですが
こんな噺、思いのほか、滋味にしてもろた方が、夫婦の味がしっとりと

でも、私の周りには、おりしも熱烈な都んぼファンの集団。
お目当てだけに、笑う笑う・・・。それも噺のおもしろさだけではなく
都んぼさんの存在自体が嬉しくて、エールをこめて笑っておられる。

各自のファンが、集まって更に飛躍する、浪切落語会でおますな。



落語ワールドより転載



次回開催予定・・・10月31日(土)14:00開演
発売日・・・・・・・・・・・8月8日(土)でおます。


VOL・15・浪切亭落語ワールド
2009年7月4日(土)14:00開演
岸和田市立浪切ホール・小ホール

一、桂三金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「読書の時間」
二、林家染弥・・・・・・・・・・・・・・・・・「看板の一」
三、桂吉弥・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「遊山船」
仲入り
四、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「カラクゴボックス」
五、桂都んぼ・・・・・・・・・・・・・・・・・「替り目」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三味線・・・・・・吉崎律子

09-47-210

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坊主丸儲け~綾小路きみまろ

2009-06-10 08:49:21 | 浪切亭落語
・・・・・・・・・・・・・中年おばさんの心をつかむ・綾小路きみまろ・・・・・・

嫁さんと、落語以外の笑いを求めて、浪切ヘ。
おばさんパワー全開の中へ、おっさんが。
さぞ、肩身の狭い思いを経験するのでは。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まあ、観光バスで団体さんで来られる、凄いですな。

舞台装置は何も無し、テーブルに一輪挿しの花が一つのみ。
クラシックなら、総勢100名。
演歌なら、バックが4~5名。
落語会でも、鳴物までいれると4~5名。

それを、800人の大ホールをいっぱいにして、
お一人でまかなうとは、ほんと坊主丸儲けだすな。

話は、おもしろいが、同じパターンで、一時間は辛い、
ましては、シモネタ中心で、だんだん飽きてくる。

「いくら何でも今日は寝ないでしょう」と言いながら
昼の食事の際、ビールを飲んだ嫁さんも、途中、うつらうつら。

芸と会場の器があっていないのか、
表情も読取れず、醒めて見てしまう
なぜか料金が高い分、期待はずれに終わった、
きみまろさんでおました。



爆笑スーパーライブ、3~綾小路きみまろ
2009年6月10日(水)午後1:30開演
岸和田市立浪切ホール
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実力のトリ・かい枝さん~浪切落語ワールド

2009-05-02 22:09:12 | 浪切亭落語
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・立派な・浪切小ホール・・・・・・・・・・・・・・・・


恒例の浪切亭落語ワールド、今回で14回目。
ここ3回程、小ホールに移って、座席指定で、
じっくりと落語を楽しむ雰囲気で溢れている。

今回は、三金、都んぼ、かい枝、文鹿、染弥さんの五名。
吉弥さんは、欠席なので、ちりとてちんの若いファンはパスか。

米紫襲名が決まった、都んぼさんが、楽しみですな。
お天気もよく、嫁さんと仲良く出かけますわ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前回のホールとは違い、本格的ホール。
300人の席でほぼ満席。落語ファンが増えたこと万歳ですな。


一、林家染弥・・・・・・・・・・・・・・・「千早ふる」

「千早ふる神代も聞かず竜田川、唐紅に水くぐるとわ」、在原業平の作

私の席の隣のご夫婦の旦那が、落語の説明を入れられる。
ああ、千早太夫の話をしている時に説明入れられたら台無し。

気が気ではない・・・・・。

しかし、途中から染弥さんの噺に聞き惚れたのか、静かに。
客を黙らすのも、噺家の実力ですな。

そういう意味で、立派にトップバッターの役目を果たした、
染弥さんの、千早ふる、でおました。


二、桂三金・・・・・・・・・・・・・・・・・「温泉旅館望洋楼一泊」

いつもの自己紹介なしで、いこうと思いましたが、
今日、私、三金を初めて聞く人・・・・・・五分の一手を上げる。
何度も聞いているという人・・・・・・約五分の二手を上げる。
残りは、じゃまくさい人か。

初めての人も多いので、いつものキャッチフレーズ。
「元銀行員の三金。どちらも、こうざ(高座、口座)を大事にします」

落語は、秘境の温泉に行くが、その年寄夫婦がやる温泉旅館の
サービスの悪いこと、悪いこと。

三枝師匠の創作落語で、「鯛」「忘れ物承り所」「くもん式学習塾」
など、どれもようできた噺と感心も得心もしていたのに・・・。

これなら、三金さんの、奥野君シリーズの方がよかったのに。
200以上もある、師匠の創作落語から選択するところから、
噺の出来不出来が始っていますで。

もっと、ええ噺、紹介、期待してまっせ。


三、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・「代書屋」

「代書」イコール、春團冶師匠もしくは、枝雀師匠、あるいは千朝さん
文鹿さん、どのタイプを狙っているのか、私も聴いたことのない

原作者の、米団冶、風なのか・・・・元、代書屋さん。
普段は陰気で、写真を見てもいかつい顔立ちですが。

文鹿さん、その原典版狙いなのか、・・・飾り気のない
あいそなしのなかに、ボソッとした、おもしろみがある。

文鹿さん、案外、この噺、ニンにおうてるかもしれませんな。

「儲かった日も、代書屋の同じ顔」これも米団冶師匠の作とか。


四、桂都んぼ・・・・・・・・・・・・・・・「おごろもち盗人」

この会は、出番も演目も一切決めて無くて、すべて当日。
極端に言えば、高座に上がってから決めているぐらい。
まあ、各自がネタも増え、実力揃いになった証拠でしゃろ。

今日のトリは、かい枝さんですが、これも単に遅れて来ただけでして
・・・・・・あとで言いますが、いいや違う。

噺は、おごろもち盗人、

算盤をハジク音に、何度も客席沸く。
細かいところでの笑いうれしいですな。

全体に、商家の主と女将さんは、どっしりと構えているのに
どろぼうは、いつもの都んぼさんで、ドタバタ劇。

ひょっとすると、この噺、どろぼうもしっとりと演じてくれた方が
もっと、どろぼうの豹変する科白の一つ一つが、生きるのでは。

勢い先行の都んぼさん、たまにゆっくりと変化球を交えると・・・
そんな期待を抱かせる「おごろもち盗人」でござりました。

でも、おもしろさでは、群を抜いていましたな。


五、桂かい枝・・・・・・・・・・・・・・・「堪忍袋」

本日の大ヒット、大ホームランでっせ。

堪忍袋をつくるきっかけになった、夫婦喧嘩、言い争い、よろしいな
塩こんぶ、梅干であれだけの、大喧嘩。

障子のサンをなぞって、「きたないなぁ」、
「甚兵」衛はん、これは嫌味だっか」
「これを見て、きれいやなぁ、これは嫌味でっせ」
このセリフ、亭主族には、嬉しいですな。

前の若い夫婦の兄ちゃんも頷いている。
そうか、若うてもいっしょや。・・・・・・思わず納得。

女房の言い分、亭主の言い分・・・・、かい枝さん、凄い。

たまたま、遅刻してのトリとかですが、
いや、実力でも、トリに相応しい、かい枝さんの「堪忍袋」でした。

良い噺、良いトリの落語会は、
会場をあとにしてからの余韻が最高。

今日の、浪切亭、最高の落語会でしたな。


次回は、7月4日(土)14:00開演・
そのかい枝さんは欠席。替りに吉弥さん参加。


浪切亭落語ワールド・VOL、14
2009年5月2日(土)午後2:00開演
岸和田市立浪切ホール・小ホール

一、林家染弥・・・・・・・・・・・・・・・「千早ふる」
二、桂三金・・・・・・・・・・・・・・・・・「温泉旅館望洋楼一泊」
三、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・「代書屋」
仲入り
四、桂都んぼ・・・・・・・・・・・・・・・「おごろもち盗人」
五、桂かい枝・・・・・・・・・・・・・・・「堪忍袋」

09-32-136
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それなりのネタ披露~浪切亭落語

2008-12-20 23:17:13 | 浪切亭落語
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・岸和田市立浪切ホール・・・・・・・・・・・・・・・

朝から、嫁さんと鳳のアリオヘ買物に出掛けて、
そのあしで、岸和田の浪切ホールヘ。
一日に、多くの事ができるのも地元での落語会のおかげ。

会場(1;30)の10分前に並ぶと、既に70名ほどの列。
それも前の40名ほどは、20代のうら若き女性の集団。
なんと、吉弥さん目当てか。
いやはや「ちりとてちん」効果は、客層の拡大には大貢献ですな。


一、桂吉弥・・・・・・・・・・・・・・・・・「牛ほめ」

トップバッターとして、吉弥さんが登場、会場がざわつく。
いかにも、普段の落語会とは、空気が違う。

マクラは、30箇所、40公演、米團冶襲名公演にお供して
各地まわったはなし。

口上の舞台は非常に光栄で、一番下っ端の私が司会で、左端。
続いて、南光さん、米朝師匠、米團冶さん、東京からのゲスト
正蔵、小朝、花緑さん、そして、ざこばさんの順。

「本日は、襲名につき、米朝師匠をはじめ、皆、米朝がご挨拶などと
敬称を略させて頂きますが、決して「ちりとてちん」などで、
天狗になった訳では御座いませんと言うと、

「いやー、天狗になってるでぇー」とすかさず、ざこば師匠。
いやいや、危険人物は、一番遠くにして置いて、正解でした。と。

噺は、冬にちなんで、「牛ほめ」、一度も寒いと言うのはでてこないが
なぜか、冬の噺と思っている。

池田イコール冬か。・・・・池田にも春も夏もあるのに。
五月山の桜はきれいでっせ。・・(何をかくそう私は池校出身でおます)

「庭は縮緬漆喰、畳は備後表の寄り縁に萩の違い棚、・・・・・・
天井は薩摩杉の鶉木・・・・・」

題になってる牛ほめは
「天角、地眼、一黒、直頭、耳小、歯違う」と。

これもまた、七五調で、耳障りが良いが、
今日の吉弥さん、面白いが、科白がリズムカルにいかず
なぜか、慎重。・・・・・・・ネタのおろしたてなのか。

全体に、もっと爆笑編になるのに、おとなしめ
多少、不満げの残る、牛ほめでした。

私にとって「牛ほめ」はやはり、高校時代に聴いた
仁鶴さんですな。・・・・過去に拘るのは年のせいか。


二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・「浮世床」

出てくるなり、トップがお目当ての吉弥さんで、先に
ステーキが出てしもうて、後で、サラダとスープが出てきますが
ひとつよろしくと、文鹿さん控え目で好感を呼ぶ。

清原の散髪と、文鹿さんのインドでした散髪代。
なんと、清原さんの丸坊主頭、2~3万円。文鹿さん、80円。
2万人と、80人と、お客様の数の違いか。

床屋の話から、浮世床ヘ。
講釈を読めるフリをしている無筆のおっさんが詰りながら
読む、「あねがうあー 、あねがぁ・・・」のくだりと、
「まがち、じゅうざえーまもん・・・」もっと、もっと
噛んで、詰って、楽しませて欲しい。

これも、大昔に、五郎兵衛師匠(当時、小春団冶)で聴いた
「浮世床」が、あまりにもインパクトが大。

やかんに顔を写してオモシロイ顔に。
鼻に火箸を突っ込んで、首を振り、チーン・チーン
「ただ今、二時です」・・・。
いやはや何十年前の事なががこのフレーズ、
頭に、残っていますなぁ。・・肝心な事は忘れていますが。


三、桂都んぼ・・・・・・・・・・・・・・・「掛取り」

都んぼさん「四人癖」、「崇徳院」、「阿弥陀池」と
今年の都んぼさんのネタ、全て大好き。
そして、この「掛取り」誰よりもオモシロイ。

八百屋の好きなもので断わろうと、・・・・。
都んぼさん、なんと落語好きで登場させる。
それが、東西の落語家のしゃれづくしで、おもしろい。
最後は・・・これでご勘弁しとくなはるな。(楱葉)もでてくる。

かつて、小米朝という落語家にクラッシック好きの洋服家ガ
出てくるが・・・・・数段、こちらの方が上出来。

しかし、この「掛取り」、、地獄八景のように、各自の演出が
いれ易いネタか。

本好きで、作家尽くし・・・・お菓子好きで、映画好きで、
海外旅行好きで・・・・・と、何でもできますな。
それでいくと、一番のネタの豊富さは、
やはりWヤングさんですな

いや、都んぼさん、今年の私の中で
、注目度、好感度アップの噺家さんでおました。


四、林家染弥・・・・・・・・・・・・・・・「辻占茶屋」

噺は難波新地の女に入れ揚げる主人公が、
女の性根を試す為に、心中をもちかける。
金持の旦那なら、「星野屋」か。

男と女の騙しあいだが、全編に流れるのが、辻占という占い。
女を待っている間、隣の部屋から聞こえてくるのが、
「ゆかりの月」、「待たしゃんせ」、「そりやかまわせぬ」
この噺、主役はひょっとすると、三味線方か。
本日の三味線演者は誰なのか。・・・ええお声でしたで。
今後はプログラムにお名前、必ず載せて欲しいですな。

初めての、辻占茶屋との出合い、なんとも掴みところの無い噺。
染弥さん、力演ながら、真直ぐ心に入ってこないのは、
私の男女間の経験不足ゆえの、理解不足か、良し悪し判断出来ず。

心に、難解、「辻占茶屋」、理解は、更にコンチニュ、来年に続く。


五、桂三金・・・・・・・・・・・・・・・・・「天狗裁き」

亭主の夢の中身を知りたくて、
女房、友達、家主、お奉行、そして天狗まで仲裁をしながら
その夢の内容に、皆、興味津々。
人間、隠し事には常々興味あり、自分だけ知りたいという
欲求は確かにありますな。
人には言うてくれるなという秘密、
これは心に留めておくのは難しいですな。

でも、この噺、私が好きなのは、噺の発端になる、
女房のお咲きさんが、我が亭主の寝顔を見て呟くところ。
子供の寝顔はかわいいものですが、大のおとなの寝顔を
じっくりとみてくれる、女房とは、それだけで嬉しいですな。

昔から、喧嘩するほど仲がよいとは、この夫婦にもあてはまる。
夢は、無意識の世界、夢を見る見ないというのは間違いで、
覚えているかいないかが正解らしい。

でも、これもまた、落語としてのまとめはなかなか手強い噺。
三金さん、来年も続けて取り上げていただき、
再度、聴きなおしたい、「天狗裁き」でおました。



浪切亭落語ワールド・VOL13
2008年12月20日(土)午後2:00開演
浪切ホール・多目的ホール

一、桂吉弥・・・・・・・・・・・・・・・・・「牛ほめ」
二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・「浮世床」
三、桂都んぼ・・・・・・・・・・・・・・・「掛取り」
中入り
四、林家染弥・・・・・・・・・・・・・・・「辻占茶屋」
五、桂三金・・・・・・・・・・・・・・・・・「天狗裁き」


次回、浪切落語ワールドVOL14は
2009年5月2日(土)
人数が多く入る、小ホールにて開演予定。
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岸和田に米團冶さん・五代目米團冶襲名披露

2008-11-08 10:51:19 | 浪切亭落語
五代目米團冶襲名披露公演


ついに来ました、襲名披露の日。
華やかな襲名、そして米朝師匠のよもやま噺。
花禄、南光、仁鶴、ざこばさんの豪華な客演も楽しみ。

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入場に時間がかかり、なかなか席が埋まらないかと
心配していると、2時丁度に開演。

一、桂団朝・・・・・・・・・・「寄合酒」

まずは、団朝さん。少し、紅顔での登場。
本日、国宝の米朝が来ておりますが、移動も桐の箱にいれてと
大変です。今日も少し乾燥気味なので、今少し霧を吹いたとこですと。

そして、その息子である小米朝さんが、
この度、大師匠の五代目米團冶の名跡を襲名いたしますと。

噺は「寄合酒」。20年選手がやる前座はそれなりの値打ちがある。
勢いがあって、噺の中で、噺自体のおもしろさが溢れる。

都んぼさんまん我さんを初め、米朝一門の寄合酒は
吟醸酒の味がする。・鯛は、犬に喰われたが、やはりめでたいですな。


二、柳家花緑・・・・・・・・「初天神」

「かかあ、羽織出せ」とは違う出だしで始まる、
上方とは、一味も二味も違う「初天神」

子供の泣き顔、駄々のこね具合は、上方の子供以上。
大阪の子は、言葉で親を困らすが、
向うの子は、泣きながら親の顔色を窺う。
こましゃくれ具合は、一枚も二枚も上手か。

花緑さん、子供の表情も豊かで、父親のみたらしの食べ方も
なかなかのもの。

江戸落語を聴く際、たらちねとか、酢豆腐、粗忽の釘、長屋の花見とか
上方ネタとダブルものを聴いて、違いを確かめるのも面白そうである。

三、桂南光・・・・・・・・・・「義眼」

なぜ、襲名披露に、「義眼」。選択した理由が解らぬ。
ちゃんと、見てませんと言う事か。
深い意味は無いのか・

でも、南光さんの代表作、「義眼」・・・・。
この噺、南光さん以外で、笑いをとるのは至難の業でしょう。
まあ、実力、腕があることは、よう解りました。


四、笑福亭仁鶴・・・・・・「壷算」

ああ、40年ぶりの仁鶴師匠の生落語。
私の落語歴をスタートさせた張本人。
梅が枝町の実験寄席で、ほぼ毎月、仁鶴さんを聴いた
「牛のがんぢ」、「向こ付け」、「延陽伯」、「借家怪談」、「七度狐」
「池田の猪買い」、「兵庫船」、「金の大黒」、「崇徳院」・・・。

その当時は、快速電車のごとく、勢いありましたな。
リズムが良く。言葉の遊びがありましたなぁ

今日の、「壷算」。各駅停車、それも信号待ちで途中で停まる。
次の台詞を、喜六、清八と私達も一緒になって待つ。

あまりのスローテンポに戸惑う私、「それがこっちの思う壷」と
逆にニンマリされている、仁鶴師匠の「壷算」でした。


五代目米團冶襲名披露口上

幕が上がると
左から南光、花緑、米朝、米團冶、仁鶴、ざこばの順に勢ぞろい
鳴りやまぬ拍手に、南光さん、制して、司会のスタート。

今回、10月4日の南座を皮きりに、40回の襲名披露公演。
私の南光の時は、4公演。
親のそれも人間国宝の七光りは凄いですな。

まずは、口上のご挨拶。東京からの柳家花緑さん。
米團冶さんは父親、私は祖父が、人間国宝で、
落語という世襲制でない世界で数少ない血縁関係をもつ。

実力優先の中で、米團冶という大きな名跡を継がれるのは大変。
今回だけではなく、春には春の噺、夏には夏の噺と、年四回。
この岸和田に続けて、お越しくださいと。

いや、こちらの台詞。まあこれからは、年一度か二度のペースで
是非、この浪切ホールに続けて来て、欲しいものですな。

桂米朝さん。

あえて褒めるとこは無いし。名前が変わったところで
中身はそう変わりませんで。
親として、遠慮して、よいしょは無い。

それが、米團冶への、期待の裏返しか。
でも、人間国宝米朝師匠の声が聴けただけで、
この襲名価値ありまっせ。

次は、ざこば師匠。

南光さんの、幼稚園児の小米朝をいじめ抜いたという
ざこばさんという紹介を踏まえて、

初めて米朝師匠の家へお伺いした時、奥さんが出て来られ
応接間に通されて、お饅頭とお茶が出てきたが
食べて良いものか思案していると、帰って来た明君(小米朝)が
顔を見るなり、これもうたろと、饅頭盗っていきよった、
そのあと、奥さんが入って来られて、自分は食べてないのに、
食べたと思われたみたいで、その時から・・・・多少苛めましたと。
でも、天国から枝雀兄ちゃんも喜んでいて、
この世では、米朝師匠に喜んでもろうて、こんなめでたいことはない。

米朝さんの嬉しそうな顔。

そして、仁鶴師匠の口上。

私は、今日が初めての披露公演参加ですが、
皆さんは、既に替わられながら、20日目みたいで、
祝いの口上も、こなれて、ネタになってますなと。

楽屋には、貯金箱があるのですが、
小米朝と呼ぶと罰金で500円いれることに。
皆様も、これから外で会われましても、必ず米團冶と
さもなければ、罰金1000円いただきます。

四角い顔で、「すみからすみまで、ずずずいーと
おん願いたてまつります。」・・・・・。


五、桂ざこば・・・・・・・・「青菜」

出て来るなり、嫁さんのはなし。
家でTⅤを見ていて、嫁さんがコップを落としたんで
びっくりして、「どないしてん」と聞くと、
「手がすべってん」・・・「(ゴメン)手がすべってん」となぜ言えん。
鯵の開きを焼くと真っ黒け、「真っ黒やんか」と言えば、
「焼きすぎたんや」、なぜ(ゴメン)の一言が無い。
ムカムカしますと・・・言いながら、奥さんと案外仲は良いらしい。

噺は、「植木屋はん、あんたもう仕事はすんでやったんかいな」と
もうすぐ冬と言うのに季節ハズレの、「青菜」。

今日は、出来は、荒れ気味。
ワサビを食べる前に、ムラサキで溶きやとか・・・・。
前にいったり、後ろにいったり・・・。
でも、笑いは雪だるま式に増える。

お咲きさんとの絡みからは全開。
落語と言うのは、きっちりしてなくても、
最後は、その人なりのセリフが出ていれば、それなりに、楽しめる。

気で喋るざこばさん本領発揮の「青菜」でした。


六、桂米團冶・・・・・・・・「七段目」

最後は、とりであり、本日の主役、米團冶さんの登場。

三階席まで満員のお客様への御礼。

南座の初日、松竹の方からいつから米團冶さんにと
「4日から」いや、幕が開いた時、楽屋入りした時、など
歌舞伎の世界では、人それぞれに違います。
いつにされます。「考えてない」・・・。

当日朝からTVの仕事があるので、朝起きた時、
いや大阪の日の出からにしようと調べると、なんと
午前5時55分で、そして5代目襲名と5並びで
縁起の好いことで。

噺は「七段目」。・・・・良かったですよ。
二ヶ月前の「はてなの茶碗」の時とは、別人。
若旦那の人柄そのものが、米團冶さんと重なる。

芝居の部分をきっちり演じることにより、主人公の若旦那と
親旦那、定吉、番頭などの脇役とかが明確になる。

笑いを取りにいくのではなく、噺を語る米團冶さんに期待。

やはり、襲名は、からだの心底より何かを変えてますな。
ああ、進化する米團冶さん、今しばらくは、目が離せませんな。

でも、襲名披露に立ち会えたこと、良かったです。
やはり、縁起もんですな。


五代目米團冶襲名披露公演
2008年11月8日(土)
岸和田・浪切ホール

ー出演ー

一、桂団朝・・・・・・・・・・「寄合酒」
二、柳家花緑・・・・・・・・「初天神」
三、桂南光・・・・・・・・・・「義眼」
四、笑福亭仁鶴・・・・・・「壷算」

ー中入ー

口上・・南光、花緑、米朝、米團冶、仁鶴、ざこば

五、桂ざこば・・・・・・・・「青菜」
六、桂米團冶・・・・・・・・「七段目」

08-62

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