ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

木挽町月光夜咄~吉田篤弘

2015-10-29 23:22:49 | 本の少し
木挽町月光夜咄 (ちくま文庫)
クリエーター情報なし
筑摩書房

☆☆☆☆

あのクラフト・エヴィング商會の吉田篤弘さんが書いたエッセイ。

解説でもあるように、エッセイなのか小説なのか、
曾祖父の営んでいた銀座の木挽町の鮨屋を探る様な、

ある時は昔のバンド時代、好きだったポール、マッカトニーを語れば
それから続くギター、そして左利き、ギッチョについて。

今の仕事に就くきっかけになったアルバイト、
書くことのルーツは小学校時代の、自発的に始めた壁新聞。


本探しの為の、日課のごとく通い詰めた神保町。
仕事が進まぬ時は、逃避の為の読書。

ハナシはとびとびのようで、Then&Now、今と昔が交互に現れ繋がっていく。

クラフト・エヴィング商會の本は不思議なものが多いが、
その謎解きのヒントはここにあり、・・・・・・そんな本でおます。


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いつもひとりで~阿川佐和子

2015-10-27 03:04:05 | 本の少し
いつもひとりで 文春文庫
クリエーター情報なし
文藝春秋

☆☆☆

肩の凝らない本って、こんな本のことではないか、と。

寝る前のベットの中で、ふあふあと心地良い思考能力ゼロ状態。

いつ、スタンドの電気を消しても良いし、読み続けても良いし、

一番至福の時間が続きますようにと、気ままに読める本。

お題は「いつもひとりで」ですが、こちらも一人。

いつも二人、一緒と言いたいところですが、

朝起きると、たまにスタンドは点けっぱなし
そして、なぜか床にころがっている・・・この本。

(他の本ではないことなので、やはり気を許してるんでしょうな)


こんな、本で、おます。




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恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。~角田光代

2015-10-24 04:32:10 | 本の少し
恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。 (ブルームブックス)
クリエーター情報なし
ソニーマガジンズ

☆☆☆

角田光代さんと言えば、「八日目の蝉ぐらいしか浮かばないので、

このエッセイを読んで、その思っていたギャップに驚きながら、
失礼ながら、日常のその駄目っぷりにすぐに共感。

ダラダラと生きたいながら、売れっ子作家になった現在。
その、本質を変えずに、それなりの生活を装おう生活ぶりが羨ましい。



でも、時として真面目に考え、自問自答している。

例えば、

私が思うに、宗教ってのはこの世のシステムを理解しようとする姿勢だ。
自分の力の及ばない、すべての理不尽を納得したいという希求だ。
私の言う縁(人知の及ばないもの)が宗教を生み出し。その宗教が結婚を
作り出したと考えるならば、そのふたつが結びつかないのは当然、
ということになる。死そのものが。死亡届とも葬式ともなんの関係ないのと同じ。

結婚は縁とは関係がないし、恋愛とも関係ない。
むしろ、一組の男女の意志の相性、意思の相似性に基づく何かではないのか。
・・・・こんなふうに、理解しようとつとめればつとめるほど。
結婚シたくなるのはなぜ。

といいながら、現在、二度目の結婚のはず・・・・・・・・・。


なぜか、世間に馴染めないながら、克服しようではなく、
あえて避けて暮らそうという作者、良きパートナー、見つけられたんですな。


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第25回・夕陽丘寄席

2015-10-22 21:20:06 | 夕陽丘寄席

久しぶりの夕陽丘寄席

一、桂小留・・・・・・・・・・・「普請ほめ」

小留と書いて、チロルと読む。小枝さんのお弟子さん。

タレント志望で弟子入りか、でも落語はきっちりとしていておもしろい。
一番は、顔の表情の豊かさ、おもしろさ・・・・・特にあほ顔は明るくて最高。

噺は、牛は出てこず、池田のおっさんの家の「普請ほめ」どまり、でも良いな。

どんどん若手が笑いの少ない大ネタに挑戦しているが、
こんなやつ、おらんやろというぐらいのアホさ加減、
でも憎めなく、愛嬌のある登場人物を描くのがまずは落語の原点。

それでいうと、小留さん、明るいキャラで有望格でおますな。


二、笑福亭遊喬・・・・・・・「竹の水仙」

前回、天王寺まつりで久しぶりに遊喬さん、見せて頂いたんですが、
タダ券ばかりでは気が引けるので、時間を割いて、夕陽丘寄席へ。

今回、出囃子、ダウンロードで流そうとされたらしいが、
上手くいかず、ご本人の時は、誰も操作できず・・・無音、出囃子鳴らず。

まあ、こんなアットホームさが、地域寄席の良さですな。

噺は「竹の水仙」、しっとり感は遊喬さんにピッタリ。
この様な講釈ネタ、よろしいな。

是非、遊喬さんの「井戸の茶碗」聴いてみたいもんですな。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・「夕涼み台」

「饅頭こわい」の怖いものを尋ねおうて、おやっさんが若かりし頃の
怖い話を怪談風に語るくだりを抜きだしたもの。

若い連中が、表の床几に腰かけて喋ってる様子で、
敢て「夕涼み台」という題で・・・・。

あの狐に騙されるくだりや、本題の饅頭こわいで、
買うてきた饅頭を食べる仕草とかのフルバージョン、聴きたいもんですな。



四、桂福矢・・・・・・・・・・・「崇徳院」

どこか、淡麗の味がする福矢さんの「崇徳院」さん。

どのシーンも、目に浮かぶ時のインパクトが薄い様な・・・・。

仁鶴さんを筆頭に色んな方の濃縮味で慣れ親しんだ「崇徳院」さんだけに、
薄味に戸惑いを感じてしまいましたな・・・・残念。




第25回・夕陽丘寄席
2015年10月22日(木)午後7:00開演
大江会館

一、桂小留・・・・・・・・・・・「普請ほめ」
二、笑福亭遊喬・・・・・・・「竹の水仙」
仲入り
三、笑福亭鶴二・・・・・・・「夕涼み台」
四、桂福矢・・・・・・・・・・・「崇徳院」
王の



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三屋清左衛門残日録~藤沢周平

2015-10-20 04:32:10 | 本の少し
三屋清左衛門残日録 (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋

☆☆☆☆

この本も読書ログにおいて“課長代理”さんにお奨め頂いた本。


なかなか読み応えがありながら、いっきに読んでしまった。

最初は、すべての噺が最後の完結までいかず、起承転結の転で終わってしまったようで、
何かやり残したような気になっていたのだが、次々読み進める内に、
前の噺の続きではないのですが、すべてが線で連なっていって、
最後に主人公が、いぶし銀のごとく、どっしりと存在感をあらわす。

主人公の、三屋清左衛門、隠居の身でありながら、藩の執政府の紛糾の中で
中立公正の人柄と思慮に満ちた熱き思いで関わりあっていく。

行きつけの呑み屋があったり、昔取った杵柄で子供を教えに剣道場に通ったり、
かつての同僚と行き来を再開したり、そして引退後もお殿様から頼りにされるとは・・。

リタイヤ後は、この様にして過ごしたいなと憧れる日々。


でも、多少の名誉とお金と体力があってのこと、現役の時の活動がすべてですな。



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ベッドサイド~林あまり

2015-10-15 03:03:03 | 本の少し
ベッドサイド (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社

☆☆☆☆

何とも、艶っぽい短歌集。

特に、ベッドサイドを読むとゆっくりと時が流れていく。

その歌の、一句一句に、余韻に浸る自分が恥ずかしくなる。

更に語れば、語るほど裸になって自分をさらすようで、これにて終了でおます。



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六の宮の姫君~北村薫

2015-10-13 05:15:25 | 本の少し
六の宮の姫君 (創元推理文庫)
クリエーター情報なし
東京創元社

☆☆☆

ついに、[円紫師匠と私]シリーズ読破。

またもや、北村薫さんの罠にはまってしまった様な、いつの間にか
芥川龍之介の短編「六つ宮の姫君」が書かれた意図を解き明かす、文藝評論みたいな本。


そして、北村薫さん自身が早稲田大学文学部在学中に書いた幻の卒業論文でもあるようで、

色んな著者が書きたいことを、点が線、線が図、になっていくようにつなげられる。

でも、私の好きなのは、主人公の“私”、
この様な文学少女と学生時代に出会えていれば、恋していることは、間違いなし。

私にとっては、どこか青春ドラマのように感じてしまうのは、おかしいのでしょうか。


そんな、[円紫師匠と私]とも、お別れ、ちょっと淋しい“ごまめ”でございます。



追伸、

佐藤夕子さんが14ページにわたって[円紫師匠と私]と北村薫さんについて解説。

こんなに、懇切丁寧に謎解き、してしまって良いのだろうかと思ってしまうほど。

でも、知れば知るほど、謎解きが解れば解るほど、他人に教えたくなるのは、
北村薫さんの[円紫師匠と私]シリーズならばこそ・・・。

この、六冊すべて、最後の解説は力作続きなので、文庫本での読書をお奨めでおます。



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覚悟さえ決めれば たいていのことはできる~松井忠三

2015-10-06 23:13:42 | 本の少し
覚悟さえ決めれば、たいていのことはできる
クリエーター情報なし
サンマーク出版

☆☆☆

今週は、仕事の本を二冊読んだので、得意のエッセイは後回しに。

良品計画会長の松井忠三、無印良品を二年でⅤ字回復された方、
評論家ではなく、実際実業で成果を残されただけに、説得力がある。

「やると決めたことを、徹底的にやり抜いているか」

この「覚悟が大事」・・・と。


覚悟を決めている人は、人のせいにしたり、環境のせいにしたりすることはありません
「できないのは自分の責任」ととらえ、「今、自分は何をすべきかを考える」

大きな目標をかかげ、
「進化」すなわち、会社として収益をあげるために何ができるかを考え、実行し続けること。

そして、試行錯誤しながら確実に一歩一歩を重ねる、

「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」、「変化し続ける事が進化」、「凡事徹底」など
手帳に書いて、日頃から我を引き締めている私ですが。

「自分の信じた道を行く」、その覚悟が成果の分れ目なんですな。



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初心者のための上方伝統芸能 SHOW

2015-10-04 22:44:10 | 浪曲・講談・漫才

初心者のための上方伝統芸能 SHOW



会場の中央公会堂


大集会室 無料だけに大入りのお客様。

初心者のための上方伝統芸能,「能」と「狂言」は初めてなのでどんなものか、
落語仲間のⅠ谷さんとご一緒に、「能」はスペクタルで楽しませてもらいましたで。

一、落語「子ほめ」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・桂南光

南光さんがトップで舞台へ、学校寄席で演じられるように、
落語とはではじまり、小噺からそして噺は前座噺の「子ほめ」。

独演会でもなかなか、聴けまへんで、貴重な体験。

南光さんは、事情があって繁昌亭には出られませんが、
繁昌亭、東京の寄席みたいに、大御所が早めの出番も出られて、
軽めの噺を、絶妙の味で聴かせてもらいたいもんですな・・・。


二、講談「広岡浅子物語」・・・・・・・・・・・・・・・・旭堂南海

“広岡浅子”さん、今放映されてるNHKの朝ドラ「あさがきた」のヒロインのモデルになった方。
京都の出水三井家に生まれ、17歳で大阪の豪商、加島屋に嫁ぎ、明治維新の混乱の中
豪気、英明な天性で、「一代の女傑」と称せられ、後の大同生命の源流である、
炭鉱、銀行、保険などの近代的企業グループへの礎の中心的役割を果たした人。

でも、今回の南海さんのハナシは、嫁いだ先の加島屋に金の無心にきた当時の新撰組に、
「返す当ての無いお金は貸せませんと」言いきる浅子、さてこのあとは・・・・

「話、半ばではございますが本日はこれにてあとは、朝ドラにて」と、
講談特有の切り口上にて終了。


テレビの無い時代は、続きものとして、連日小屋に通い詰めたんでしょうな・・・。


三、狂言「口真似」・・・・シテ(太郎冠者)・・・・善竹隆平
アド(主)・・・・・・・・・・善竹隆司
アド(客)・・・・・・・・・・上吉川 徹


初めて、生狂言を・・・・後ででてくる、能とは二卵性の双子みたいなもので、
“狂言”は喜劇、“能”は悲劇、とか、今回の演目「口真似」も召使の太郎冠者が
主人の言いつけを、ものまねをすれば良いとの勘違いでおこる、くりかえしの仕草と台詞。

単純明快かつ上品な笑い、今テレビから垂れ流しの安易な笑いとはちと違いますな。



四、落語「明石飛脚」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・桂かく枝

海外20ヶ国で落語されている、かい枝さん。
ちらほら外国の方も見うけられますので、英語して良いものか試に小噺を一つ、
正直言ってわたくし、内容が十分理解できず、笑えず・・・・。

日本語でいうと「あなた、起きて~、起きて睡眠薬を飲む時間ですよ」らしいですが、
笑いというのは、瞬時というか、そのとき、その瞬間が勝負なんですな・・・。

噺は、かい枝さん得意の「明石飛脚」、終わったと思ったら更に続く、
その繰り返しのおもしろさ、これも先ほどの狂言と同じリフレインのおもしろさ。

かい枝さん、総合進行役と、各芸能の間に出てこられて、その特徴と演目の説明を丁寧に説明、
ああそれから、英語への通訳を兼ねて、米国人で女性講談師の旭堂南春もご一緒に・・・。

二時間半の長丁場、ご苦労さまでした・・・・。



五、文楽「艶容女舞衣」・太夫・・・・・・・・・・・・・豊竹靖太夫
三味線・・・・・・・・・・・竹澤宗助
人形・・・・・・・・・・・・・吉田玉佳、桐竹紋臣




今、落語以外で生を聴く機会があるのが、文楽。

多少、本公演を観ているので、最初靖太夫さんの語りを第一声を聞いたとき
声が出てないな、三味線に頼ってるな、引きつられてるな、素人目に感じてしまったんですが。

人形遣いの方は、普通足下が見えないので、「主遣い」「左遣い」「足遣い」の三者の合わせる
息づかいとそれぞれの役目が丸見えで、楽屋裏が見えたようで楽しめましたで・・・・。

演目は「今頃は半七っあん、どこにどうしてござろうぞ・・・・」のセリフで有名な「艶容女舞衣」。
酒屋、お園のさわりというらしいですが、落語でちょいとでてくるのは「軒づけ」か「「猫の忠信」か・・・定かではありません。

国立文楽劇場の,この錦秋公演の切符は購入済み、今から楽しみでおます。



六、能「土蜘蛛」・・・・・・シテ(蜘蛛の精)・・・・林本 大
ワキ(独武者)・・・・・・福玉知登
ワキツレ(従者)・・・・喜多雅人
笛 :赤井要佑 小鼓:荒木建作
太鼓:辻 雅之 太鼓:上田慎也
後見:前田和子、上野雄介
地謡:大西礼久、今村嘉太郎、今村哲郎、上野朝彦




さて、これは、なんでしょう。

この能の「土蜘蛛」が放つ、凄い量の蜘蛛の糸、前から二番目の席だったので、
記念に持って帰って来たのが、これ。
端きれですが、先に針金の様な重りが付いているのが見えますか。

笛、太鼓、小鼓、の音曲と、謡、そして舞方の衣装の豪華さ。

そして、スペクタルなる蜘蛛の糸と、迫力ある舞台。

今回、初心者のための上方伝統芸能 SHOW、というだけあって
解り易い演目のオンパレード、まずは最初の出会いとすれば、どれもおもしろく、
次の機会へ、更に続くでおます・・・・・。




初心者のための上方伝統芸能 SHOW
2015年10月4日(日)12:30開演
中之島・中央公会堂


司会・・・・桂かい枝、旭堂南春

一、落語「子ほめ」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・桂南光
二、講談「広岡浅子物語」・・・・・・・・・・・・・・・・旭堂南海
三、狂言「口真似」・・・・シテ(太郎冠者)・・・・善竹隆平
アド(主)・・・・・・・・・・善竹隆司
アド(客)・・・・・・・・・・上吉川 徹
四、落語「明石飛脚」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・桂かく枝
五、文楽「艶容女舞衣」・太夫・・・・・・・・・・・・・豊竹靖太夫
三味線・・・・・・・・・・・竹澤宗助
人形・・・・・・・・・・・・・吉田玉佳、桐竹紋臣
六、能「土蜘蛛」・・・・・・シテ(蜘蛛の精)・・・・林本 大
ワキ(独武者)・・・・・・福玉知登
ワキツレ(従者)・・・・喜多雅人
笛 :赤井要佑 小鼓:荒木建作
太鼓:辻 雅之 太鼓:上田慎也
後見:前田和子、上野雄介
地謡:大西礼久、今村嘉太郎、今村哲郎、上野朝彦

三味線・・はやしや絹代 鳴り物・・桂紋四郎



「中之島のっと」とは結ぶKNOTの意。
大阪文化の面白いところを、ひっぱってきては結んで、結んで。
色んなジャンルのミックスが催しされます。



公会堂に行くまでに遠回りして渡った「栴檀木橋」
落語「米揚げ笊」にでてきますな・・・・。




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甘茶日記~中野翠

2015-10-01 04:05:06 | 本の少し
甘茶日記
クリエーター情報なし
毎日新聞社

☆☆☆

中野翠さんを知ったのは、実は落語の本、「今夜も落語で眠りたい」を読んで。
そのあと、エッセイというかコラムがおもしろくてファンに。

今回は日々のコラムをまとめた「甘茶日記」、
2004年11月~2005年11月の一年分、でももう10年前か・・・。


落語の本の紹介、私の覚書として書いておくと、

「文人たちの寄席」(矢野誠一・文春文庫)
「東京恋慕帖」(正岡容・ちくま文庫)
「小説・落語協団騒動記」(金原亭伯楽・本阿弥書房)


でも嬉しかったのは、2005年4月10日のコラムに、
前回読んだ十八代中村勘三郎の襲名披露の事が、
三平さんお息子こぶ平さんの正蔵さんの襲名と共に、載っている・

・・・皮肉にも、中野さんの最後の言葉が、
「新・勘三郎さんの名前に慣れるには時間が掛かりそうですが、
その厄介さがまた、新・勘三郎の励みになると思うけれど、
はい、体だけはだいじにしてください(と不滅の林家三平フレーズ)。
それだけが心配」と・・・・・。


もうひとつ、2005年10月30日号には、
私が時代小説に興味をもったきっかけの「蝉しぐれ」の映画をこの日、観に行った、と。

引き寄せられてる様な、じゅずつなぎ状態、何か、グルグルと
らせん階段のごとく同じところを回っているような気になってきましたな。


甘茶でかっぽれ風の日記でございます。


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