ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話を中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

40年ぶり五郎師匠~第十回あみだ池寄席

2008-08-31 21:56:40 | 落語
今日は、私をこの楽しい落語の世界仁引き込んでくれた、
五郎師匠に会いに、あみだ池寄席へ。

チョット、タイムマシーン仁乗って出掛ける心境です。
まずは・・・・・・・・・如何なものか・・・・・。

あの有名な和光寺。芸名あみだ池に初めて参加。
二階の和室で、ゆったりと座布団が並べており、約80名の大入り。


一、露の団姫・・・・・・・・・・・「平林」

トップバッターは、団姫。あまり「まるこ」と呼び捨てにしないでと。
そう言われても、やはり。「まるこはまるこ」ですな。
でも、デビュー当時より、ふっくら感がとれて愛嬌ある美人顔に。

彦八まつりの御案内。

「平林」へ、いつものごとく、ハキハキと小気味良い。
旦那の雰囲気、上手。逆に定吉の可愛さが薄まっている。

話しが単純だけに、後半盛り上がりなければならないのが、
ペースダウン・・・・。
でも、露の一門のホープ、そしてアイドルですな。


二、露の吉次・・・・・・・・・・・「持参金」

初めての出会い。・・・ハスキーな声。
子供も居てるので、実体験の怪談噺をと言いながら、
クロネコヤマトの宅急便の、何年も前から、聞覚えのある話。

マクラは、吉兆の使い回しではなく、常に新鮮なのを提供して欲しいですな。

話は、「持参金」。噺自体が面白いだけに、もっと笑いがとれるのにと、
不完全燃焼気味、声も小さく、なぜか、人情噺を聴いてるようで・。

次に、期待しまっせ。


三、桂坊枝・・・・・・・・・・・・・「天王寺参詣り」

繁昌亭ライブでは、良く聴いていましたが、
今日のお目当ての一人。坊枝さん。
生・・・・よろしいな。・・・・小文枝一門、なかなか逸材ぞろいです。

声が大きく、それでいて、急ぐでもなく、遅れるでもなく、
きっちりと、聴きやすく、解り易く、噺をすすめてくれる。
まるで、テレビの天王寺さん特集・・・・・境内の雰囲気にわくわく。

聞くところによると、この「天王寺詣り」坊枝さんにとって
師匠との思い出のネタとか。

ひと月、早いお彼岸さん。
一緒に、故小文枝師匠の、引導鐘、つかしてもらいましたでぇ。


四、露のききょう・・・・・・・「時うどん」

時うどん・・・ほんの何分の何秒という微妙なる間であるが、
次の台詞を思いだす間が・・・サビシイ。
人物になりきっての、活きたセリフがでてこない。

大きな動き、しぐさが有る訳でも無く、
何で笑いをと、期待が大きいだけに、
笑いのサービスを要求してしまう。

五、露の五郎兵衛・・・・・・・「怪談、雨夜の傘」

小春団冶時代に通った実験寄席以来の、40年ぶりの出会い。

兵庫医大からのお誘いで、なかなか高座にあがれず、
イライラしていましたが、今日こうして多くの人の前へ・・。
絞り出すような声に、思わず、聞き耳をたてる。

怪談噺。・・・芝居噺なのか、筋立ての説明で話はすすむ。
眠くは無いが、なぜか、目をつぶって聴いてしまう。
深夜の眠れぬ夜のごとく、目は閉じているが、
意識だけは、冴えわたっている状態。

噺は、悪徳医者が、何人も、最後は妹まで手にかけるという・・。
惨たらしさ。・・・幽霊になってでてくるという前に。

「噺は長く続きますので、本日はこれにてお預かりさせて
いただきます」と、講談の様な、終わり方。
この続きは、次回、あるのか・・・。

おん年、77才。
プロとして、現役の高座、お見事。
普通の仕事では、とっくに、ご隠居さん。
芸術家であるからできる、わざ。

あのピアニスト、ホロヴィッツでさえ、
晩年ミスタッチが目立ったが、
演奏そのものが、パーフェクト。

私を落語の笑いの世界に導いてくださった
ちょっとさびしく、ちょっとほろ苦い・・・。、

五郎兵衛師匠に感謝の一日でした。


第十回・あみだ池寄席
2008年8月31日(日)午後2:00~
阿弥陀池・和光寺

一、露の団姫・・・・・・・・・・・「平林」
二、露の吉次・・・・・・・・・・・「持参金」
三、桂坊枝・・・・・・・・・・・・・「天王寺参詣り」

中入

四、露のききょう・・・・・・・「時うどん」
五、露の五郎兵衛・・・・・・・「怪談、雨夜の傘」

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五代目米團冶襲名披露公演~浪切ホール

2008-08-30 22:06:23 | 浪切亭落語



今日、嫁さんに地元岸和田の浪切ホールで開催される、
五代目米團冶襲名の電話予約お願いしました。

会員先行発売の為、友の会に同時に入会しましたが。
10時スタートで、8分後には、つながったとか、OK。
用事せんと、頑張って、電話してやと頼んでいたのですが、
すんなりゲット、拍子抜け。・・・・騒いでいるのは、一部のファンだけか。

新サンケイホールでの、メイン披露公演は完売なのでしょうか。

今から続く、上方での久し振りの襲名。
米團冶、春蝶、文三、枝鶴、とおめでた続きで、わくわくしますなぁ。

まあ、トップの米團冶襲名、華やかなんでしょうね。
今から楽しみでおます。


五代目米團冶襲名披露公演
2008年11月8日(土)
岸和田・浪切ホール

ー出演ー

桂団朝
柳家花緑
桂南光
笑福亭仁鶴

ー中入ー

口上

米団冶
仁鶴
花緑
ざこば
南光
米朝

桂ざこば
桂米團冶

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福矢さん「私マクラ」~第三回・夕陽丘寄席

2008-08-24 22:15:19 | 夕陽丘寄席
6時40分に仕事が終り、逸る気持ちで、夕陽丘ヘ
7時10分過ぎに、到着。
三人の話し声が聞こえてきて、揃っての挨拶中、一安心。

部屋に入るなり、「まってましたで」それに続いて、
「今日の打ち上げ、どうされます。」
勢いで即、参加しますと答えれば、「計22名ですな。」と、
バスツアーか、なにかみたい・・・。

会場は、50名弱の満員。

まずは各主催の落語会のご案内。

○三人会・福矢・文華・阿か枝
9月4日(木)午後6時半開演・繁昌亭

○遊喬であそぼ
10月5日(日)午後7時開演・ワッハ上方4階

○鶴二独演会
11月2日(日)午後2時開演・ワッハホール・(ワッハ上方5階)

福矢さんの来月繁昌亭、まだまだチケットあるとの事。
都合つけて、皆さんもどうぞ。


一、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・「看板の一」

マクラで、オリンピックの話し。

今日は「看板の一」で、バクチについて、ひとしきり。
サイコロ、二つでやるのが、丁半バクチ。
バクチ場では、左右に、丁と半に分れて坐っていたようで、
丁に坐った人は、その日は丁に張るか、おりるか、
決して、半に張ることは無かったとか。

その精算するのを、盆に載せて、即できるやつを「盆に明るい」と
反対に、できのわるいを「盆に暗い」、それが「ボンクラ」の語源と。

噺は、強面の遊喬さんにピッタリの遊び人の
バクチ場での、チョボイチの噺。

おやっさん、皆のか銭、取ったら後生にさわると銭返す。
かっこいいですな。

でも、六分の一を引き当てるとは、運がいいのか、悪いのか。
でも最近、ロト6、買うのですが、あたりまへんな。


二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「船弁慶」

まずは、来月の彦八まつりのはなし。
鶴二さん、毎年、中華料理店を開店。
舞台横で、メインから外れているので、是非ご贔屓に。

いつもの大阪のおばはんから、「船弁慶」のお松さんへ。
今年の夏、3度目の登場。
お松さん、上町のおっさん所ヘ行って、
食べて、寝て、食べて、寝て、の繰返し。

暑かないの・・・声がひびきわたる。
見え過ぎたオベンチャラに、清八も思わず苦笑。

でも、この喜六とお松のこんな夫婦、世間におりますなぁ。

まぁ、今年の船弁慶、これで終りで、まもなく、秋到来ですな。


三、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」

福矢さんのマクラ、いつも実体験シリーズでおもしろい。
今日は、料理が好きでハンズか無印良品で買った
焼飯が「百倍美味しくなる」・・調味料のはなし。

作ればなるほど美味かったが、次使おうとすると固まって瓶からでず。
生活の知恵で、水分を飛ばそうと電子レンジヘいれる。

しばらくして、ボーンという音と共に、白い煙が、部屋中に充満。
ニンニクと香辛料の匂いが凄い為
玄関とベランダの窓をあけ、扇風機で外へ出す。

突然、非常ベルが鳴り、同じ階の人が、次々廊下に飛び出す。
しばらくして、消防車が2台、到着。・・・「3階」と言う声で、
シルバーの消防隊員が、廊下を走り回る。

電気を消して、・・・・息を殺して潜んでいると・・
インターフォン、そして扉を叩く音・・
「ドンドン」・・「居られますか」

あぁ・・あぁ・・それでという・・・・サゲのないはなしですが。

前の、彼女の話しといい、福矢さんのマクラ・・
「私マクラ」・・・「myマクラ」といつ聴いても
おもしろいでっせ。

噺は「はてなの茶碗」・・・春団冶一門では、はじめて・・。

油屋が、3両、あとで500両、茶金さんにもらうところで、
一旦、断わりながら、気持ちが揺れ、つらいなと言いながら
手を出すところ、前の70才のおっさんが大きな声で、
「こんなんアル。分かる。分かる。」と家でテレビ見てんのと違いまっせ。
常識が無いのか、それともボケてるのか。
まあ、色んな人がいてますな。

それとも、福矢さんが、上手すぎるのか。
いつものごとく、あっさり味で調理した、、茶金さんでした。

次回、第四回は、11月20日(木)です。
トリは、鶴二さん、乞う御期待・・・。


第三回・夕陽丘寄席
2008年8月22日(金)午後7:00~

一、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・「看板の一」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「船弁慶」
三、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」



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吹き寄せの味~第470回田辺寄席

2008-08-17 00:54:49 | 田辺寄席
遅くなりました。

17日の日曜は、田辺寄席・昼席ヘ。

開口0番・・・・桂文太・・・・・・「せ」・・「船場」

船場、上方落語に出てくる大店(オオダナ)の集まる町であるが、
名前の由来は、「着船場」からの「船場」。大阪湾が迫っており、「千波」
馬を洗う「洗馬」とか、諸説色々あり。

その当時、北浜あたりまで船が行き来しており、
大阪では、八十八島と言って、たくさんの島、野洲があったらしい。
中ノ島、堂島、福島、都島、四貫島、松島、姫島、出来島、桜島など・・・。
今も島のつく地名は多い。

船場は、北は土佐堀川、南は長堀川、東西は東横堀川、西横堀川に
囲まれた、南北2km、東西1kmの小さな区域。
明治以降は、高麗橋通りには、高級呉服商、伏見町には唐物(貿易)
道修町には薬種商、本町には繊維呉服商が多く集まり、
それでも、日本経済の80%を動かす、天下の台所。商人の町でした。

今は、東京一極集中で、神奈川、愛知、福岡に並ばれるぐらい凋落した大阪。

せめて、落語ぐらいは、発祥の地として、
上方の伝統と誇りは持ち続けたいですなぁ。


一、桂ちょうば・・・・・・・・・・・・「平林」

寿限無が、小学校の教科書に載っていて、
生徒全員が、諳んじていると。
福読本に、「延陽伯」があったりして。

しかし、頼り無なさそうな定吉。
「タイラバヤシ・か・ヒラリン・か。イチハチジュウのモークモク・
ヒトツとヤッツで、トゥ・キ・キ」これだけ、覚えれるなら、
最初に「ひらばやし」さんを忘れるかと、思うのは私だけか。

でも、忘れるから、この「平林(タイラバヤシ)」が生まれたと。

きっちりした話しぷっりに、しっかりとした笑いが生じる。
この単純なる、話しで次々ヘと進むのは、ちょうばさんの実力。

春団冶師匠以外の中堅実力噺家が演じる「平林」を聴いてみたい。
単純な話しほど、上手、下手が、くっきりと出そうですな。


二、桂吉坊・・・・・・・・・・・・・・・・「稲荷車」

いつものかわいい顔で登場。
今、繁昌亭の昼席に出ていて、終演後のお見送りの際、
よくお声をかけていただきます。特に今週は、
「お兄ちゃん、夏休みで、出ているの」
「上手やったなぁ。卒業したら、プロになんの」
なんと答えて良いのか・・・と。

話しは、産湯稲荷さんへ・・・
先ほどの船場の話しでは無いが、少し離れると、
さぞ、寂しい処だったのだろう。
しんしんと冷えた、夜空が目に浮かぶ。

よろしいのは、祝いの宴を開いておる所へ
お金を忘れた旦那が、角の米屋で聞いて尋ねて行くところ、

遠くから、連中の酒宴の賑わいが聞こえてくる・・。
その場になって、音が大きく。路地に出て、小さく。
鳴物を使っての遠近感は、上方落語ならでは。

計算された音響効果はまさに、総合舞台芸術ですな。

22年後の50才になった吉坊師匠が、
どんな年のとり方をしているのか、今から楽しみでおます。


三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・「大江山酒呑童子・大蛇太夫」より

なんとも笑いの少ない芝居噺。
これができるのは、文太さんだけ。
やろうと言うのも、文太さんだけ。

ダイコン20本漬けるのを、芝居好きのうどん屋に手伝わす。

歌舞伎など、知らない知識、知らない世界を多少垣間見れるのは
文太師匠の落語の良いところ。
文太師匠主催の田辺寄席は、上方落語の大事典ですな。


四、月亭遊方・・・・・・・・・・・・・・「酔いどれ交番所」

正統派の中へ、遊方さんのはちゃめちゃが殴り込み。
大師匠の可朝さんの分まで・・・熱演。

天王寺あたりの、酔いどれのはなし。
交番に、繰り返し来てはの、珍事件。

耳を引っ張って、交番に連れてくるが、
最後は、髪の毛をひっぱり、遊方さん大暴れ。
その後、はなしに戻っても、息は、ハァ、ハァ・・・と。

体力落語、いつまでやれるのか、オリンピックでは無いが
体力の限界に挑戦ですな。


五、桂米二・・・・・・・・・・・・・・・・「千両みかん」

品のある、船場のご大家という雰囲気、たっぷり。

若旦那が、みかんを食べるシーン。
あんなに、リアルに食べる噺家さん見たことが無い。

そうですな、「千両みかん」と言うだけに、
この噺の、主役は「みかん」。
色艶、袋のふくらみ、みずみずしさ、もっとスポットを・・・。

大阪に、居ながらにして、京の匂いを満喫。
上品そのもの、京の落語家、米二さんでした。



第470回・田辺寄席
2008年8月17日(日)午後1:10~
阿倍野青少年センター


一、桂ちょうば・・・・・・・・・・・・「平林」
二、桂吉坊・・・・・・・・・・・・・・・・「稲荷車」
三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・「大江山酒呑童子・大蛇太夫」より
四、月亭遊方・・・・・・・・・・・・・・「酔いどれ交番所」
五、桂米二・・・・・・・・・・・・・・・・「千両みかん」

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暑さ吹っ飛ぶ・こごろうさん~和泉ワンコイン寄席

2008-08-16 22:45:57 | 和泉ワンコイン&いずみ寄席
こごろうさん目当てに、ワンコイン寄席に。
当日券も数枚あったらしいが、50人ほぼ満席。

日焼けした肌(久しぶり朝5時よりフロターでバス釣り)に、
綺麗で、冷房のよく効いた和室の空間が心地良い。
シャワーを浴びたので、うつらうつらしないように・・・・。



一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・「道具屋」

開口一番、年季明けしてまもなく、
楽で~す。楽しいで~す。
生活、仕事のことより、まずは開放されての喜びいっぱい。

先日、繁昌亭の出番に遅れた事情と、
師匠三喬さんに遅刻してとちり、
翌日メールで簡潔に二言、「おまえ、破門」と
自由なったこそ、自分で管理しなはれや・・と心配心がちらり。

盆休み、いや夏休みか、いずれにしても子供がいてるので小噺を。
「鶴は千年、亀は万年。」と「台湾ザル5匹」の小噺。

噺は、「さっきまで、おまえのおかん来て、泣いてたで」、
始まり、道具屋ヘ。

今日は、小さな子たちの笑いに応えて、
声も大きく50畳の部屋に響きわたる。
笑いが、年季明けの喬介さんには、かけがいの無いエネルギーなると早解り。

なぜか笑いのたくさんあった、「道具屋」でした。


二、桂こごろう・・・・・・・・・・・・・・「青菜」

ビラの寄席文字をみて、こころうと。
決して、てでろう、ではありません。
幕末の桂こごろうと同じで、私が言わば、二代目と・・・。

ええお客様ですな、先程の噺、袖で聴いてて
それほど笑う噺(出来)では無いと思うのですが・・・。

お屋敷と中の前栽の説明。
そして、植木屋が、ハサミを入れて、葉刈、剪定している、計七回。
・・・じっくりと・・・この期待と静けさ、よろしいな。

ここで「植木屋はん、あんた、今日はもう仕事はすんでやったんかいな」
と、「青菜」のはじまり。

旦那が「おなごは皆、旦那の前では、両手をついて物言うやろ」の言うを聞いて、
「うちのやつなんか、家中、ピョンピョンはねてまっせ。
あれ、ひょっとしたら、オナゴやなしに、イナゴか」と・・・。

大工の松ちゃんが来て、呑むお湯飲みの柄が
「魚へんばっかり、魚へんに弱いで「鰯(イワシ)」、
「魚へんに、ヘ、と書いて、答えは底に」覗きこんで
「鰤(ブリ)」といたるところに、くすぐり、笑いをいれる。

近年聴いた、ざこば師匠、梅団冶、吉弥、歌之助、各人とは、
一味も、ふたあじも違う「青菜」。

落語は通常、定番の、安心、、安定した不偏のおもしろさ、
こごろうさんのいつもと違うフレーズに、生じる、微細なる緊張。
それに続く、緩和。やはり師匠南光さんの大師匠枝雀さんの孫弟子。

「緊張に続く緩和」は、笑いのエッセンスと話しの随所に散りばめる。
サービス精神たっぷりのこごろう落語。

明日は、ラクゴリラで、「夢八」ですが・・・。
あさってからの、仕事準備のストレッチをしなければ。と
思いとどまる。


三、笑福亭伯枝・・・・・・・・・・・・「三人上戸」

最初に、高校の時の柔道部の友達が来ていてご紹介。
伯枝さんは初段、お友達は三段、とか、アットホームでよろしいな。

はなしは、酒呑みのことを、上戸といいますと。
そのタイプはさまざま、笑い上戸に、泣き上戸、怒り上戸。
この使い分けこそが、笑福亭オハコのの酒噺の基礎か。

その他見本にと、薬上戸に、ニワトリ上戸、そして壁塗り上戸をご披露。

9月19日には、上方五人笑と、福楽、三歩、団六、小染さんと私伯枝の
酒のみばかりで、繁昌亭で行います、ぜひ御参加を・・・。
2回目で早くも、最後になるかもしれないので、お見逃しの無い様に。

噺は、呑んだくれがうどん屋に絡む。
泣いたり、怒ったり、はたまた笑ったり。
一人で、上戸、三人を・・・・・。

怒った声に、六代目が浮かぶ。
伯枝さんの「市助酒」、「一人酒盛」など聴いてみたい。

本来落語は、演目は行ってからの楽しみとは解っているが、
この和泉ワンコイン寄席も、事前演目の公表があれば助かるのですが。

500円で贅沢言うなと、お声が聞えそうですが・・・。

まあ、日焼けした肌に、心地よい、一時間半でした。


第42回・和泉ワンコイン寄席
2008年8月16日(土)午後3:00開演
和泉シティプラザ3階

一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・「道具屋」
二、桂こごろう・・・・・・・・・・・・・・「青菜」
三、笑福亭伯枝・・・・・・・・・・・・「三人上戸」
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楷書の生喬・草書のこごろう・さん~らくご道

2008-08-13 12:30:25 | 南天(こごろう)の会
明日から盆休みという火曜の夜、ワッハに駆け込みました。
生喬さんとこごろうさんの落語会。
40人足らずの常連さんたちの中へ、初めて参加。

一番太鼓で、笛、太鼓が生で入り、取組姿勢に期待がます。



開口一番、笑福亭生寿・・・・・・・・・・・「兵庫船」

一番に、生喬さんの弟子の生寿さん。
入門して間もないと聞くが、なかなかの出来。
ハキハキしていて、船頭、年寄の乗り合いの人などの声も
落ち着き、重しがあって聞きやすい。
師匠の生喬さんのキッチリさが大いに伝わる。

最初から、ハイペースで飛ばし過ぎたのか、
なぞかけあたりから、つまりぎみ
でも一番の強みは、噛めば噛むほど、
臆せず、取り返そうと頑張る姿勢がすごい。

この様な、初舞台時代は、何度でも、同じネタを聴いて
一緒に、出来不出来に感動してみたい。
でも、「兵庫船」、落語の基礎が満載の噺ですな。


一、笑福亭生喬・・・・・・・・・・・・・・・・・「応挙の幽霊」

マクラたっぷり20分、先週水曜日なった「尿道結石」のはなし。
その晩、最悪である、刺激物のカレーとキムチを食べて、発病。
イタイ、イタイの悪戦苦闘ぶり・・・。

「応挙の幽霊」・しっかりとした、はなしぶりに。
今日みたいに、初めて聴くはなし、特に「鰻谷の由来」と同じ様な、
解説風、講談風は、生喬さんの真面目さ、キッチリさが際立つ。

喜六、清八で描く、笑いが先行した噺ばかりが落語では無く、
じっくり聴かし、くすっと笑える生喬落語
いや「生喬噺」が完成しつつあると体感しました。

来月から続く、「鰻屋」、「吉野狐」、「紐落し」
どれも、今から期待でいっぱいになりますな。


二、桂こごろう・・・・・・・・・・・・・・・・・「口入屋」

マンガチック、先日亡くなられた、赤塚不二夫の世界。
言葉よりも顔の表情が優先、人物がイキイキ。

イビキ掻いて寝るシーンでの、三者の演じ分け。
おなごしが、得意ワザ、ご披露での立て弁。

「お針」、「三味線」、・・・に続いて「落語」も少々。
「煮売り屋、七度狐、・・・・・・・、向付け、ちりとてちん」
「地獄八景亡者の戯れ」・・・オオネタですやんと言う女将さんに、
最後は、「明るい悩みの相談室」まで出来ますと言う、サービスぶり。

よろしいな、骨組みを残しながら、「崩す」、おもしろさ。
手を加えたのが、解るおもしろさ、
それも、隠し味ではなく、正味、あからさまに。

「ツボ」にはまると、くせになる、
劇薬、扱い要注意なる「こごろう落語」ですな。


三、笑福亭生喬・桂こごろう・・・・・・「対談・夕焼け日記」

中入り後と言えど、5分後に、二人の対談。
これがまた、落語へのアプローチの姿勢が聴けてグゥ。

生喬さんの、「応挙の幽霊」は、染丸師匠につけてもらう。
「蛸芝居」でも、まず、中に出てくる音曲から稽古。
一門離れて、その噺の、オハコとしている師匠に稽古をつけてもらえる。
この落語界全体の落語を愛する気持ちと、教える側の、
気持ちの大きさ、おおらかさは、素晴らしいですな。

先代の小染兄さんも、この「応挙の幽霊」されていたそうそうですか
どんな話しぷっりか、興味深いと・・・。

女性が、出てきて酒を呑み、更にくだを巻く、話しは上方落語では
他には、見当たらない。芸者で品がありながら、絡んでいくさまを
演じるのは難しいと。

こごろうさんの「口入れ屋」
ひさし振りのの落語で、立て弁のところはやはり緊張すると。
・・・ああ、そんなものなのか。・・・気ままにやってそうに見えるのにと
ヘンなところに関心。

まあつまれば、「その他もろもろ」、で逃げようと準備はしてましたが。

あの落語の挿入の部分は、楽屋でたまくんと話していた時
なにか続けて面白いこと無いかで、「落語入れたらどうですか」の
ヒントで入れ出した。

「煮売り屋、七度狐、池田の猪買い、延陽伯、ちりとてちん」
「東の旅に、西の旅、月宮殿は星の都、竜宮界は竜の都」
「地獄八景亡者の戯れ」・・・・・五七調で並べて・・・。
・・今日はおまけに、らもさんの「明るい悩みの相談室」
これは、落語ファンの前しかできません・・・と。

米朝師匠と枝雀師匠をたして、
伸ばしたり縮めたり、一部割愛したりしていますと。

おなごし連中が、どんな先が良いと聞かれて
「仕事が楽で、休みが多くて、お給金がよいとこ」(働けよ)
「小商人で小銭が自由になるとこ」(盗人か)
「主人が年寄で、亡くなったらそれ幸い、家に上がり込もうと」(人の不幸を待つな)
なぜか、良いおなごしと言いながら、性ねの優れぬ連中
面白さだけで入れても、自分の性に合わぬ為、割愛してますと・・・。

よろしいな。お客さまの気持ちを大切にするがゆえに
自分自身の気持ちを大切にする・・・落語にでていまっせ。

楷書体の生喬さんと草書体のこごろうさん。
酸性とアルカリ性。
正反対のアプローチ方法でありながら、
上方落語を極める姿勢は人一倍。
ペーハー度の高い二人の落語を聴くには、
この中和作用のある「らくご道(みち)」は最適でっせ。

ああ、また、通い続けるらくご会がひとつ増え。
あぁ・はぁ・はぁ・・・・なぜか自嘲気味な笑いになりましたな。


らくご道(みち)
2008年8月12日午後7;00~
上方資料館 上方亭

開口一番、笑福亭生寿・・・・・・・・・・・「兵庫船」
一、笑福亭生喬・・・・・・・・・・・・・・・・・「応挙の幽霊」
二、桂こごろう・・・・・・・・・・・・・・・・・「口入屋」
中入り
三、笑福亭生喬・桂こごろう・・・・・・「対談・夕焼け日記」
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ただでっせ・吉坊・歌之助さん ~上方亭ライブ

2008-08-10 16:11:48 | ワッハ(ホール・レッスン・上方)
ワッハ上方の展示室のライブヘ。
控えの部屋まで満員の80名。
夏休みで、子供も地方からの人も、幅広い客層。

隣の中年女性二名も、もういっぱいやから、始まると思うたら
まだ始まるまで25分あるで・・・・・・。
チラシを見て、こんな落語家知らんな・・・・。

私は、吉坊さんと、歌之助さん来たのに・・・・。
まぁ・・・ええ落語しまっせ。
まぁ・・・黙ってしばらく待っときなはれ・・・・。
と、なぜか・・・身内贔屓してしまう。

始まる前に、制服すがたの府の女性職員が出てきて、
「大阪府立上方演芸資料館・ワッハ上方に
お越し頂き誠にありがとうございます。」
「携帯等の注意」と、お役所のいつものお堅いご挨拶。


一、桂吉坊・・・・・・・・・・「鷺とり」

いつものごとく、かわいい顔で登場。

頼りない男が飛び込んで着ますと、噺の始まりで。

○「おまはん仕事はしてんのかいな」
●「してまっせ・・・この前も・・市場で青いもの・・・
三つ葉見つけたので、これ売って儲けよと・・」
●「仕込んで、天秤棒に入れて、売りに出たんですが・・
なを忘れて、いや菜の名を忘れて、売り声だせまへんねん。」
●「困って、天満橋の橋の上で、荷おろして、考えているうちに
菜がしおれてしもて。」
●「これは売り物にならんと思い、橋の上からパーッと投げましてん」
●「菜が川一面きれいに青くなって、「きれいな三つ葉やなぁ」と
ここで思い出しましてん」

商売根問い・・・ヘ。・・・・みかん屋かなにかに繋がると思いきや
「鳥のとり方、と言うのを色々と考えてまんねん」と「鷺とり」ヘ、

この「三つ葉」の導入部、初めてですが、おもしろい。

噺の中味は、小学生たちも数人いて、
「チュチュン、チュン、チュン」と雀がでてからは笑いがいっぱい。
マクラをふりながら、この噺を選んだのであれば、大正解。

大阪の七不思議に・・・玉江橋の真南に、、天王寺さんが・・と
にわかが出てくると期待するが、・・・
天王寺さんへと、天王寺さんへと大勢の人が集まりますとで、無し。

サゲも、「一人助かって、四人死んだ」と標準形。
雀々さんのトランポリンはやはり、異端ですな。

かわいい小さなお客さんと共に、楽しめた吉坊の「鷺とり」でした。


二、桂歌之助・・・・・・・・「青菜」

マクラで、大阪のおばちゃんの話。
こういうおばちゃんは、落語の中にも出て参ります・・・。

船弁慶のお松さんか、
厩火事のお咲さんか、・・と思うと

「植木屋はん、あんた、仕事は、もう、すんでやったんかいな」
青菜。

まあ、亭主と張り合うて、
「そんなもん、おいどの穴で、言うたるわ」・・・と押入に入る女房・・。
まぁ、これもしゃれ気のある大阪のおばはんでないと、
暑い真夏の夕方、密室に入る気にはなりませんな。

歌之助さん「柳蔭」、「鯉のあらい」を食べる際のしぐさも
独特で、おもしろい。

入場料は別と思っていたら、入場料が400円で
上方ライブは、ただ。
ただなら、食てみたろ、いや観てみたろ。

これからの、落語の予定は
10日・福車、石松
16日・三若、おしどり(音曲漫才)
23日・こごろう、しん吉

なかなかのメンバーが、難波の真ん中で、聴けまっせ~。

まあ、真夏の昼下がり、質の高い、お値打の落語会でした。


上方亭ライブ
2008年8月9日(土)午後2:30~
ワッハ上方4階展示室「上方亭」

一、桂吉坊・・・・・・・・・・「鷺とり」
二、桂歌之助・・・・・・・・「青菜」


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