ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

石川くん〜枡野浩一

2019-07-30 22:58:03 | 本の少し
 ☆☆☆
短歌界の異端児、枡野浩一さんが2001年に出した本。

ユニークである、石川啄木を語るに、
漫画と現代文と、パロディ風でありながら、
自然と啄木の世界を紹介、
でも、そこは枡野さん、ご自分を売ることも忘れずに、
ご自分との世界を行ったり来たり・・・・・。

でも、啄木が、少しでも近くし寄ってきた功績はあり。
牧水、啄木、ドンドン短歌の興味が奥へ入っていきますな。
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第六感・備後町~2019.07.30

2019-07-30 22:44:06 | うどん・蕎麦・そうめん

第六感・備後町~2019.07.30
☆☆☆
なぜか、最後の一押しがない味。
お昼どきに行くと、せわしなくて、
お味まで、こせこせとしてしまう・・・・残念。

みょうがぶっかけうどんと、肉そぼろごはんのセット

ランチメニューリーゾナブル、そして麺大盛りでも、料金は同じ
若い男性でも、そこそこイケそうで、麺好きには、たまりませんな。



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アーバン寄席in堺筋本町

2019-07-29 21:31:41 | 落語

😰 

アーバン寄席in堺筋本町

会社の近くの落語会
一、笑福亭智丸・・・・・「千早ふる」
この頃出会いの多い智丸さん、好青年だけに、
色んな会の前座に呼ばれてるんでしょうな。

マクラもそこそこに、落語をしっかりと語る、
正統派の落語家、登場、また楽しみの落語家さん一人増えました。

二、林家菊丸・・・・・・・「湯屋番」


今はときめく、吉本興行所属の菊丸さん。
丁度、今日面談があったそうです・・・・。

いずれにしても、顔が売れてなんぼの世界。
顔が割れていると逃げることができないので、
案外黒い闇の手も伸ばしやすいんでしょうな。

噺は「湯屋番」、東京のたい平さんに付けて頂いた噺とか。
番台に座るとか、探偵になるとか、指揮者になるとか、
男ならしてみたい仕事の一つですな。

でも、実際座ってみると、目のやり場、視線のやり場に気つかいそうですな。
吉本興行、一押しの噺家、菊丸さんでおました。

三、笑福亭松喬・・・・・「借家怪談」


このまえ、お弟子さんの喬介さんでも聴いた「借家怪談」。
幽霊には誰にでもなれるものではないと、・・・オチを言うには、本日、女性のお客様が少ないので、気を使うと・・・・案外繊細な気遣いされてるんですな。

噺は、豪快かつ繊細の、両面持ちあわせた松喬さんの良さを発揮。
松喬さんの大阪弁、前回の噺って好きですな。
出会いが少ないのでチャンスが無いのか、松喬さんで、
「向う付け」「金の大黒」「無いもん買い」「馬の田楽」など聴いてみたいですな。

アーバン寄席in堺筋本町
2019年7月29日(月)午後7時30分開演
ビジネスプラザおおさか

一、笑福亭智丸・・・・・「千早ふる」
二、林家菊丸・・・・・・・「湯屋番」
三、笑福亭松喬・・・・・「借家怪談」

 

 

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夏休み文楽特別公演~通し狂言・仮名手本忠臣蔵

2019-07-27 05:06:07 | 文楽・歌舞伎・能



夏休み文楽特別公演~通し狂言・仮名手本忠臣蔵


生憎の雨模様


緞帳は「蒼流悠松図」
さすが、忠臣蔵の通し狂言、二回目で大入り満員。


通し狂言・仮名手本忠臣蔵(五段目より七段目まで)

国立文楽劇場開場三十五周年記念
夏休み文楽特別公演




国立文楽劇場開場三十五周年記念
夏休み文楽特別公演
2019年7月27日()午後2:00開演
国立文楽劇場

通し狂言・仮名手本忠臣蔵(五段目より七段目まで)
五段目・・・山崎街道出会いの段
                二つ玉の段
六段目・・・身売りの段
                早野勘平腹切の段
七段目・・・祇園一力茶屋の段


十一月文楽公演
通し狂言・仮名手本忠臣蔵
(八段目より十一段目まで)



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ジヴェルニーの食卓~浜田マハ

2019-07-25 05:05:05 | 本の少し
 ☆☆☆☆☆
この前の「藤田嗣治」さんの本で、美術に関する本もおもしろいと興味をもったが、今回、東京の国立西洋美術館で買ったのがこの本。

画家の世界を文学、言葉で描きながら、ここまで興味深く読ませるとは。
マティスとピカソ、ドガにセザンヌ、モネ、この前目にしたばかりの作家。
単に作品紹介ではなく、芸術家としての日々日常の生活が描かれている。

芸術は、音楽であろうと美術であろうと、芸能でも同じ、
新しいことを生み出すためには、技術も、センスも、縁故も、後ろ盾も必要だろう。志を同じくする仲間や、資金的な援助、発表する場も必要だろう。
けれど、ほんとうのところは、芸術家自身の精神力が、いちばん重要だと教えてくれる。

作品に、没頭できる・・・時間も、周りも、あるときは家族でさえも忘れて、
芸術家の、わが世界に入りこむ集中力・・・その度合いの違いが、
凡人との違いなんでしょうな。

浜田マハ、さん、令和元年、興味深い作者と出会いましたで。

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千万喜・肥後橋~22019.07.23

2019-07-23 14:14:14 | うどん・蕎麦・そうめん

千万喜・肥後橋~22019.07.23
☆☆☆
フェステバルタワーに仕事でお伺いして帰りに地下1階の
おうどん屋さんへ・・・・。


讃岐うどん・千万喜


肉うどん

麺もまずまず、お肉もたっぷりで嬉しいんですが、
このてのうどん屋さん、なぜかお出汁がぬるめ、
回転を考えて敢てそうしているのか、夏でも熱々食べたいですな。
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言葉のレッスン~柳美里

2019-07-22 05:05:05 | 本の少し
 ☆☆☆

一番苦手な女性のタイプ・・・・。

理論的で、攻撃的で、女性の前に人としての存在が問われる。
ケセラセラと生きている、私にとって、色んなものごとに真正面から
考えるのは一番苦手な行為。

リタイア後の私のテーマが「散歩人生」。
これからは、目的や計画に縛られることなく、
あっちへふらふら、こっちへふらふら
きままに歩く、休みたければちょいといっぷく。

そんな心境の、ごまめにとって、
柳さん、いたって遠い存在になりそう・・・・そんな気にさせる本でございます。

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大阪学入門3・第2講 「食の東西学 料理法にこの違い」

2019-07-20 16:40:07 | 暇・学習
大阪学入門3
第2講  「食の東西学  料理法にこの違い」

講師・・・前垣和義


会場の中之島図書館別館


帰り道の「栴檀の木橋」
落語「米揚げ笊」にでてくる、「栴檀の小橋」

今日は、「大阪学入門・3」の二回目、東西の食文化違いについて、
鰻を中心に解説、まずは頭から

「鰻の頭」
東京・切り落とし、白焼きにして、蒸しを利かせる。
大阪・頭は残し、数本の金串を打ち、地焼きにします。

鰻丼VSまむし
守貞漫稿に、「京阪にてまむし、江戸にてどんぶりという」とあり。
まむしは、ご飯で蒸す「まま蒸し」、魚(真魚・真名/マナ)をm

「タレの付け方」
江戸前・タレの中へ鰻をつけます。
大阪・タレをひしゃくですくい鰻にかける。

「蒸し」
江戸前・蒸すことにより、身は柔らかく、味はあっさり。
大阪・脂のノリや、香気は関西風が勝ちます。

なぜ「かば焼」と呼ぶのか
①「かばの木(白樺)の皮に似る ②香ばしく厄「こうば焼」の転化
③平安時代、竹串に刺し丸焼きに。「蒲の穂」に見え、「がま」が「かば」に。

関西風かば焼き、なぜ頭は「半助」に。
①1円を円助。鰻の頭、笊一杯が50銭で、半分で「半助」の名に。
②明治初年に料理人(半助)がバイトで頭を売った由来。

鰻の割き方、東西で異なる
江戸・カタチを重んじる背開き、身が痩せず、骨からきれいに取れる。
関西・カタチより味を重視。包丁が入れやすいので、素早く調理。

魚の捌き方の違い
関東・「表身」を重んじ背中から捌くのが決まり。
関西・「表身」にこだわらず、「裏身」から捌いてきた歴史。

“背”と“腹”の分岐点は?
①浜松湖畔の舞阪町? ②愛知県岡崎周辺。

丑の日に鰻を食す起源諸説
①、有名なのは、平賀源内の「本日土用丑の日」貼り紙。
②、狂歌師魯山人が土用丑の日に鰻を食せば、病気にならぬの狂歌を作り宣伝に

魚の並べ方の違い
「東京は横、大阪は縦」

まむしと丼
守貞漫稿に「京阪にてまぶし、江戸にてどんぶりという」とあり。
まむしは、ご飯で蒸す「まま蒸し」、ご飯に「まぶす」の「まむし」。
魚(真魚・真名/マナ)をまぶすの「まむし」。

四角の鰻重、丸の丼のまむし

鰻重は、明治時代、東京で誕生、鰻丼よりも、格上。
(餅も、四角(切り餅)の東京、丸(丸餅)の大阪)

ちらしずしと、ばらずし

東京・「ちらし」具をすし飯の上に散すように重ねます。(朱塗の器)
大阪・「ばらっと」具とすし飯を混ぜ合わす。(皿に盛る)
「ちらし」:宗教的行事の中で開花した飾り飯。
「ばらすし」:は、あり合わせの材料で作るまぜご飯。

炊き込み(かやく)と、まぜご飯
小林カツ代さん、「東京、混ぜごはんは、材料を先に味付け、ご飯に入れ炊きます。大阪、飯の中に具と醤油を加えて炊きます、具には味付けはしません」

「すまし仕立て」と「白みその汁」
お雑煮も、雑煮はもともと味噌仕立てで、庶民が育ててきました。
大阪は「庶民の食」の伝統を守っていますな。

「肉まん」と「豚まん」、「おむすび」と「おにぎり」、「ぼた餅」と「おはぎ」。
「お刺身」と「おつくり」、語源は違えど昨今東西入り乱れてきましたな・・・。

東京と大阪、今話題は「ジャニーズ」と「吉本興業」。
これに、ついては、また改めて・・・・・・・・・・ですな。

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日本語はすてき~俵万智

2019-07-19 21:45:25 | 本の少し
 ☆☆☆
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あなたのゴルフが100を切れない理由~久富章嗣

2019-07-18 05:05:05 | 本の少し
 ☆☆☆

読めば、スコアが良くなると錯覚するのが、ゴルフの本。
錯覚と解かっていても100が切りたくて読んだのが・・・この本。

●本来はスウィングが先にあって、ボールを打つということが後にある。
この優先順位を守る。練習場でも、打ち終わったら、フィニシュの形、
手の位置、へその向き、体重がどこにかかっているかチェックする。
●「朝起きると、ウッドクラブを一本、手に取る。両足をピタッとつけた姿勢で
両腕をお腹の横にピッタリつけたまま、できるだけ両腕が体から離れないようにして、短く前後に10㎝ほどのスィングを始める。その後、一振りごとにバックスィングを30㎝ずつ大きくして、20分間、毎日この練習を続ければいいのだ」ベン・ホーガン。
これは、毎日続けるのは、会社にまだ行きつづけている今は無理、辛い。
●クラブ選択でボビー・ジョーンズは「私は常に適当と思われるよりも大きいクラブを持って、ボールを柔らかく打った。私はアイアンを力いっぱい打たないことによって成功した」
●アベレージゴルファーの大叩きの原因はロングホールに多く見られる。それはフェアウェイウッドを使っての手痛いミスによる。フェアウェイウッドの練習こそ、100切りの近道です。
●ボギーを嫌うな、嫌えばダボという友達を連れてくる。
好きな言葉に「俺のボギーは95点」があります。
●いつ、わかる、正しいグリップ。
これも、今、改造中、危険ですが、すべて捨てるつもりでグリップ変更中です。

まあ、今、100切りがなかなか常とならない訳は、良いかっこしたいとか、他人の目を意識したりして、邪念が入った分だけ、100越えになるようで・・・。

次の、28日のゴルフでは、100切り達成するぞ。
意気込みが空回りせぬよう、気負い無くして、自然体でラウンドを、でおます。

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7月・松竹若手咄家の会~お化け・幽霊噺の会~

2019-07-17 21:21:21 | 落語
7月・松竹若手咄家の会~お化け・幽霊噺の会~

今日は、久しぶりに角座へ。
大好きな咄家さんが勢揃い。

DAIHATSU  心斎橋角座


大入り満員のお客様

開演前にどんどんお席を増やすぐらい、
大入りの客席。

一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・「借家怪談」

日頃は大活躍の喬介さん、久しぶりの高座に期待いっぱい。
幽霊特集だけに、マクラは幽霊になれる5つの条件。
女性で、色白、美人で、足が細くて、華奢なからだ・・・
美人でなければ、化けて出たら、それは単に化物。
師匠譲りのネタだが、すべて喬介さんの言葉で語られ、
講義っぽさが抜けて、解りやすい。

落語も、同様解りやすく、たのしさが全面に・・・・・
すべてが喬介さん落語に・・・久々に喬介さん主催の会に行き、
大ネタ聴いてみたくなってきましたな。

二、笑福亭鉄瓶・・・・・・・・・・「茶漬け幽霊」

鉄瓶さんのマクラも秀逸、師匠のハナシの上手さを一番習得しているのが
鉄瓶さん。義理のお母さんの天然ぶりから、その娘すなわち鉄瓶さんの奥さん
の天然ぶりを・・・でも、家の中ではそれぐらいのおおらかさが、家庭円満の
秘訣ですな。

噺は、俗にいう「三年目」。

幾つ何十、幽霊になっても、見栄えを気にするなんて、可愛いですな。
化けたらあきまへん、好きな人のユウのレイ、幽霊やったらやはり歓迎ですな。

でも、茶漬けとは・・・「茶漬け幽霊」、「茶漬け間男」、「茶漬けえんま」と、
緊張感とは正反対で、茶漬けを・・・「茶漬け国会」、「茶漬け政権」、
ああ、今週参議院選挙でおますな、「茶漬け選挙」にならんように・・・。

三、笑福亭呂好・・・・・・・・・・「もう半分」

一番、ぞくっとする怪談噺。
忘れていった、大金50両をネコババする居酒屋の夫婦。
正直者の夫と、悪いと解かっていても強かに生きる嫁さん。
やはり、女は強いですな・・・・・・。

ダイエット中のうちの嫁さんも、「ああ、どうしよう」と、言いながら、
ごはんのおかわりを「あと半分」・・・・・・ああ、こわ。

四、笑福亭喬若・・・・・・・・・・「野ざらし」

ここでも、近くの毛馬の閘門で大声を出して落語の稽古。
そこでの出来事を、マクラに・・・・。

噺は川べりつながりで、「野ざらし」へ、十八番の強み、こなれた感じで
笑いをすくう。

仕草、顔芸、すべて駆使しての「野ざらし」、
一度、唄と喋り主体のジャズみたいな耳に心地よい「野ざらし」
喬若さんで聞いてみたくなりましたな。

五、桂咲之輔・・・・・・・・・・・・「皿屋敷」

大師匠の春団治さんのとは、攻め方の違う「皿屋敷」。
「貞子」は出てくるし、ドタバタ劇に、お菊さんもちょいと下品に、
それにしても、「何で、九枚、十枚・・・・挙句の果てに十八枚。お前もお菊なら
もっと勉強せえ」という客に、
「ポンポン、ポンポン言ぃなはんな。ちょっとお客や思たら偉そぉ偉そぉに、
あんたらに言われんかてな、わたいかて皿屋敷のお菊そのぐらいのことちゃんと知ってますわ」。
この口ごたえ好きですな・・・・男はこうはいきまへん、
幽霊になっても、女子はこわいですな。

まあ、最初に戻りますが、恐いのは、やはり女性でおますな・・・・・・・・。

7月・松竹若手咄家の会~お化け・幽霊噺の会~
2019年7月17日(水)午後7:00開演
心斎橋角座


一、笑福亭喬介・・・・・・・・・・「借家怪談」
二、笑福亭鉄瓶・・・・・・・・・・「茶漬け幽霊」
三、笑福亭呂好・・・・・・・・・・「もう半分」
仲入り
四、笑福亭喬若・・・・・・・・・・「野ざらし」
五、桂咲之輔・・・・・・・・・・・・「皿屋敷」


次回・松竹若手噺家の会
~鶴二師匠に教えてもらった噺の会~

松竹若手噺家の会~鶴二師匠に教えてもらった噺の会
2019年8月14日(水)午後2:00開演
心斎橋角座

一、笑福亭鶴二・・・・・・・「浮世根問」
二、桂咲之輔・・・・・・・・・「道具屋」
三、桂治門・・・・・・・・・・・「替り目」
仲入り
四、笑福亭松五・・・・・・・「煮売り屋」
五、笑福亭喬介・・・・・・・「七度狐」
鶴二VS松五・喬介・咲之輔・治門  「対談」

教えた師匠が、前座で開口一番、よろしおますな・・・・。


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定年の迎え方~江坂彰

2019-07-16 04:06:08 | 本の少し
 ☆☆☆
定年を迎えて思うこと、丁度今年五月に社長を退任、相談役に。
人生で、仕事で言えば、終活に。

読めば、実行できていることも、これから注意せねばならぬことも。

●建前で生きると辛い、だから、「嫌なものは嫌」、「きれいごとはパス」と
思う自分に自信をもつ。
●男だけの井戸端会議があっていいはず。気の合った仲間と世間のうわさ話をする。たまには他人の悪口を言う。
●孤独に強くなることは大事だが、孤独と孤立は違う。人間は孤立しては
生きていけない。家庭のないホームレスは悲しい。
●ちょっと質素なグループの友人と、ちょっと贅沢グループの友人たちの
二種類の友人を持て。
●今は大事なものは何かということを見つける時代。だから、大切なものを残す。
そのために大事でないものは捨てる、そうすれば何が自分に大事か見えてくる。
●本当に裸になれば、人生について一冊の本は書ける。
この世は「裏をみせ表をみせて散る紅葉」(良寛)、でも、裸になるのは難しい。
●中高年の屈折、挫折は人生再生の場、バネだと(心理学者のユング)
●自分が楽しむことが一番大事だが、二番目にはその楽しみを人に分けること。
人に分けるということは、人からも分けてもらう。だから人のネットワークは作ったほうがいい。

人生一度っきり、なにはともあれ自分の人生を思いきり楽しむ、これにつきる。
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三遊亭圓朝生誕180周年・圓朝祭(二日目)

2019-07-14 14:14:14 | 笑福亭鶴二
三遊亭圓朝生誕180周年・圓朝祭(二日目)
2019年7月14日(日)12:00開演
銀座ブロッサム中央会館

良かったですな、鶴二さん。
大舞台で、実力発揮・・・・・一人、お江戸に乗り込んで、
上方落語の真髄をご披露、感動の一席でおました。



三遊亭圓朝生誕180周年・圓朝祭(二日目)




橘左近デザイン「19年度圓朝祭」特製うちわ

一、雷門音助・・・・・・・・・・「権助芝居」
良かったですな、前座の音助さん。
上手い、充実、実力派、大事な落語会の開口一番を任されるぐらいだから、

噺は、初めて聴く「権助芝居」、権助、「試し酒」と同じで、
やはり田舎者で素朴な人物。

ドタバタ劇でありながら、そこは歌舞伎、品も格もありながらすすむ。
演目の「権助芝居」、演者の「雷門音助」さん、どちらも早く聞いてみたくなりましたな。

二、柳家三三・・・・・・・・・・「お血脈」(おけちみゃく)
良かったですな・・・三三さんの「お血脈」最高。
地噺の「お血脈」、政治も、世相も、何でもぶっこみながらの落語。
筋があって無いような噺だけに、噺家の実力、センスでどうにでもなる噺。

大阪では、佐ん吉さんで一度聴いただけですが、
是非色んな人で聞き比べしたい噺でおますな。

三、笑福亭鶴二・・・・・・・・「女の子別れ」
最高、最高の舞台で、最高の高座。
東京のお客さんもビックリされたんでは、
これほど、本格的に落語をされるかたが大阪に、笑福亭に居られるとは・・・。

圓朝祭、我らの鶴二さんが上方から一人代表して参加。
錚々たるメンバーの中、鶴二さん「子別れ」、俗にいう「子は鎹」を。
それも通常とは逆の、寅ちゃんが、お父さんに引き取られていくタイプ。
東京の方、初めて聞く方も多いのではないだろうか・・・・反応はOK。

笑い抑えながら、涙も抑え、ほどよい湿り良さ。
大阪の女の言葉もはんなりしながら、しっとりと・・・。
大阪人、ガサツな人ばかりや、おまへんで。

鶴二さん、これをきっかけに、
東京での落語会ももう少し増やして欲しいですな。
ほんと、良い落語会、良い高座に、出会えて幸せでおましたで・・・・。

四、三遊亭円楽・・・・・・・・「ちりとてちん」
ちりとてちん、「長崎名物、ちりとてちん」
と聞きなれた、
上方の人間には、段取りがすべて違い、同じ義務教育でも教科書が違い
まるっきり頭に入ってこない・・・・。

笑いの押さえところも違い、戸惑いの中で終了・・・・残念。

五、林家たい平・・・・・・・・「愛宕山」

舞台は、京都の愛宕山はそのままで、噺はすすむ。
とすれば、変な大阪弁、京都弁での落語に・・・・。

でも、山を登っていく様は、丁寧でおましろい。
でも、一八は大阪の太鼓持ち、京都の太鼓持ち、どちらともつかず
正体不明・・・・京の旦那と元は大阪の太鼓持ち、この金銭感覚などの微妙な違いが。

でも、笑点の影響って大きいんでしょな、なんといっても全国版。
落語といえば、笑点が落語と思っている方にたまに出会いますな。

六、柳家権太楼・・・・・・・・「心眼」

良かったですな・・・・・「心眼」
目が見えないとみえるもの、目が見えると逆にみえないもの。
人のこころとはいかに卑しいものか。

苦労するのは恥ずかしいことじゃない。
恥ずかしいのは、苦労したときに
助けてくれた人のことを
忘れちゃうことだよ。

きちんと感謝する、そうすれば過去の苦労も人生の宝物になる。

「心眼」、大事にしたい言葉ですな。

三遊亭圓朝生誕180周年・圓朝祭(二日目)
2019年7月14日(日)12:00開演
銀座ブロッサム中央会館

一、雷門音助・・・・・・・・・・「権助芝居」
二、柳家三三・・・・・・・・・・「お血脈」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・「女の子別れ」
四、三遊亭円楽・・・・・・・・「ちりとてちん」
仲入り
五、林家たい平・・・・・・・・「愛宕山」
六、柳家権太楼・・・・・・・・「心眼」




終演後、大阪から駆けつけた、鶴二ファンと鶴二さん。

鶴二さん、晴れ晴れとした、良い顔されてますな。


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ちんとんしゃん・高円寺~2019.07.13

2019-07-13 19:19:19 | グルメ・スイーツ

ちんとんしゃん・高円寺~2019.07.13
笑福亭鶴二・圓朝祭・激励会

あの、柳家紫文さんのお店、高円寺の“ちんとんしゃん”
芸人さんのお店らしく、千社札と提灯、
それと懐かしい昭和のレコードがいっぱい。


大坂から乗り込んで来た、鶴二さんファンのご贔屓の方々

明日の圓朝祭を控えて、笑福亭鶴二さんの激励会を、
高円寺の、紫文さんのお店「ちんとんしゃん」で
大阪からのお仲間とご一緒に。

女将さんと鶴二さん


美女三名と鶴二さん
偶然、女性三人のお名前が同じ・・“のりこ”さん。


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上野鈴本演芸場・昼席~2019.07.13

2019-07-13 14:15:16 | 江戸落語

上野鈴本演芸場・昼席~2019.07.13
昼からは、上野鈴本演芸場です

夜席の主任は喬太郎さん。
夜は、前売指定で完売のよう。

上野鈴本演芸場・昼席
2019年07月13日午後12:30開演

一、柳家小もん・・・・・・・・・・・・「強情灸」
2013(平成25)入門、今年で六年目二つ目さん。
前座修行中の失敗をマクラに・・・縦社会での理不尽な関係。
絶対なる師匠の一言、一言に、気を使いながらの修行。
一般企業では、初日にパワパラと訴えられそうでおます。



二、翁家社中・・・・・・・・・・・・・・「太神楽曲芸」
翁家小楽さんと小花さんの師弟コンビ。
茶碗積みから、土瓶の曲芸、最後は小刀の投げ渡し。
二人の息が必要な芸でおますな・・・・。
嫌なことがあると、手元は狂うのか、何事も一緒ですが体調管理必要ですな。

三、柳家三之助・・・・・・・・・・・・「夢の色事」?
浮世床みたいな設定、寝ているやつを起こして色っぽい話をと、
惚気ばなしを散々聞いて最後は、・・・・・・・。

お題。解りません>

四、古今亭菊丸・・・・・・・・・・・・「たがや」
夏らしい、噺。
まず、大阪では掛からないハナシ。
江戸はやはり、武士世界、町人との日頃の接触も多く、
そこでの悲喜こもども、いろんなことがあったんですな。
「たがや~」、で終わる、良いオチでおますな。

五、立花家橘之助・・・・・・・・・・「浮世節」
橘之助というので男の方と思いきや、妙齢の女性が・・・。
三遊亭あす歌、小円歌、そして二年前にこの名跡の立花家橘之助を襲名。
若く見えますが、結構なキャリア、結構なお年、なんですな。

高座は、女三味線・・・。
小菊さんに、あずみさん、上方では英華さんに友美さん。
噺家さんと同じように、三味線の女漫談、まだまだ多くおられるんでしょうな。

六、古今亭文菊・・・・・・・・・・・・「やかん」
知ったかぶりをする奴を“やかん”と・・。
見たことがあるような無いような、“文菊”さん、前の名前が“菊六”さん。
でも、2012年の真打の際の襲名とあれば、聞いてないような、
こんなのを“やかん”って云うんでしょうな。

七、柳亭市馬・・・・・・・・・・・・・・「道具屋」
東京の寄席の良さは、真打、それも大トリクラスの方が間の出番に。
結構長時間なので、仲入り前にも贔屓の方の出番で山を作って、
いつ入っても、いつ出ても、良いようになってますな。

ということで、市馬さんの登場。
噺もさらりと「道具屋」を、こんなの楽しい限りですな。
まあ、持ち時間がほぼ均等の15分、短くコンパクトに、
それでいて、噺のおもしろさを凝縮して伝える。
寄席は、寄席の、おもしろさですな。

八、すず風 にゃん子・金魚・・・「漫才」
何とも言えない、年齢不詳のお二人さん。
踊りたっぷりの舞台で、息切れするのもネタではなく、本当に息切れ。
幾つ何十なっても体当たりの舞台なんですな・・・尊敬。
お身体、お大事に・・・最後はいつもの金魚さんのチンパンジーの猿真似がでてくると、
最前列のお客様が、バナナを手渡しで差し入れ。
この間合い、寄席の良さですな。

九、柳家はん治・・・・・・・・・・・・「妻の旅行」
三枝さんの作「妻の旅行」、
結構「鯛」や「宿題」、「読書の時間」、東京で聞くことの方が多いかも。
東京ではほぼ定席の寄席なので、バリエーションからも創作落語との出会いが。

十、林家楽一・・・・・・・・・・・・・・「紙切り」

横綱の土俵入り

小手調べの最初の作品、頂きました。


もちろん、逆バージョンも一緒に・・・。

十一、桂小ゑん・・・・・・・・・・・・「流れ星・天の川」
これも、季節にちなんだお話。
短冊に書かれたお願い事を、織姫と彦星が片づけていく。
まあ、赤い糸で結ばれているとよく言われますが、
もつれる糸も、今の人は、出していない様で、
人との関わりもあっさりめ・・・どこか、淋しい世の中ですな。

十二、春風亭正朝・・・・・・・・・・「京都と江戸」?
京都と江戸の比較論。
まあ、大阪人にとっては、どちらも癖があって難しいですな。
京都と江戸の方に言わせれば、一番癖があるのは大阪の人やと
いわれそうですが・・・。

十三、ダーク広和・・・・・・・・・・「マジック」

本当はロケット団さん、結構好きなんですよ。

代演はマジックのダーク広和さん、とぼけたトークしながら、
紐マジックをあざやかに、舞台で遠くの人も見えるように、
紐ではなくロープで。
最後は、Tシャツを黒から赤に早替り、どうなってるんでしょうか。
(ジャケットの裏地あたりが、あやしいんですが・・・・)

十四、柳亭燕路・・・・・・・・・・・・「青菜」
本日の昼席の主任、柳亭燕路(えんじ)さん。
夏の噺をと「青菜」を、
でも上方の「植木屋はん、植木屋はん、あんたもう仕事は済んでやったんかいな」
の台詞を聞かんと「青菜」が始まった様な気がしませんな。
「わさびの、あんな小さな蘇鉄」「大名酒に、大名魚」「教育が行き届いて漢語を志して・・・」など、こちらでいうお決まりの台詞が無いと、気の抜けたコーラみたいで、何かさびしおますな。

でも、夏の寄席らしく、季節感たっぷりの噺を・・・・沢山に。
たまに、朝風呂、筆からのお酒のように・・・・・
東京の昼席、ゆったりとひたるのも良いもんですな。



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