ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

コピー用紙の裏は使うな~村井哲之

2014-10-30 22:21:06 | 本の少し
コピー用紙の裏は使うな!―コスト削減の真実 (朝日新書 37)
クリエーター情報なし
朝日新聞社

☆☆

息子が帰って来た時の段ボールの中から見つけて読んだ本。

まあ、コピー用紙の裏を使っても、精神的には美徳だが、
結果たいしたコスト削減にはなたないということ。

店舗を運営すると、販売員の給与、売場の家賃など最低限の経費ってかかりますよね。
一番のコスト削減は、売上アップでは・・・・・。

この本では、各種の根本的部分を見なおせと。
まずは、エネルギーコスト(電気代、ガス代、水道代など)
オフィスコスト(通信費、コピー代、郵送代、家賃、事務用品否費など)
オペレーションコスト(人件費、物流費など)
に分けて、今使っている経費項目ごとに細かく実績、データを把握せよ・・・・。


まあ、私自身は、節約意識は大事ですが、
それ自体の行為で満足してしまって終わりでは、事業も終わり。

コストを掛けてでも、それ以上の高リターンを目指さなければ・・・・・・

価値あるお金の使い方、吉本正之助さんがいうてた、
「始末してがめつく稼ぐ、そしてきれいに使う。

投資の為の節約・・・・・・何のため、どんな夢の実現のために、コスト削減はあるのか。


個人的には、節約しながらも、自分自身への投資は、まだまだ続けたいもんですな。


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マンガ落語大全 横町の事情 (講談社+α文庫)大人の落語評論: えぇぃ、野暮で結構っ! (フィギュール彩)色を奏でるいつでも90台で上がれる人のゴルフの習慣 (日経プレミアシリーズ)1%の人だけが実行している45の習慣
さりとて、落語家ちびちびごくごくお酒のはなし (PHP文庫)落語と川柳柳家喬太郎 江戸料理 平らげて一席雲助、悪名一代 芸人流、成り下がりの粋 (落語ファン倶楽部新書008)
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「好き嫌い」と経営~楠木建

2014-10-28 05:43:21 | 本の少し
「好き嫌い」と経営
クリエーター情報なし
東洋経済新報社

☆☆☆

企業の戦略ストリートは全て経営者の直感やセンスに依存して、
その根底にはその人の内からの「好き嫌い」が大きく影響している。

14人の経営者との対話をおさめているが、三か所、二人の方に附箋を付けているが、
そのお二人は、やはり私の仕事に関する方なので、自然と興味が沸くみたいで、


お一人目は、マクドナルドの原田泳幸会長、

嫌いなことを聞かれた原田さん、「企画に入るのに、理屈から入ること」
お客様の仰ることと、行動とは全然違うと、「何が欲しいですか」と聞くと、
「オーガニック、ダイエット、サラダ」といったキーワードが出てきますが、
それがヒット商品に繋がるかと言えば、真逆の「クォ―ターパウンダー」みたいなものが
売れたりする・・・・。

リサーチというのは顧客の体験や過去の検証であって、
将来を予見するインサイトではありません・・・・・と。

情報が安く手軽に集めることができる昨今だけに、
留意しないといけない教訓ですな。


お二人目は、ユナイテッドアローズの名誉会長の重松理さん。

商売の醍醐味には三つあると、その三番目で、オリジナル企画商品の中から、
デザインを変えずに、ずっと作り続けて量を拡大することの商品を生み出すこと、と。

競合他社から見れば、「あそこのあの商品はいつも置いてあるがなぜだろう」
という程度で、売れているのかどうか、外からは判然としない商品。

それを、進化する定番であり、「独自性定番商品=ストック」と呼んでいるらしい、
「ストック」とは一般的には不良在庫の響きがあるが、重松さんは、敢て
ストックをどれだけ積み上げれるかが、経営的には大事であると・・・。

「変わらないけど、変わる」という本質的顧客創造をしなければと・・・


利は元にあり、ファッションはやはりリスク無きところに儲けはないということですな。


すべては「好き嫌いから始まる」と、自分の「好き嫌い」をまず洗いださなければと、
気づかしてくれる本でおます。


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追悼・桂春駒の会

2014-10-24 08:20:14 | 落語



ロビー正面に、在りし日の春駒さんのお写真。


国立文楽劇場・昨年はお元気に30回記念の会を同じ会場で・・・・。


文楽劇場ではいつも貼り出されるスケジュール表。

一、桂紋四郎・・・・・・・・・「千早ふる」

良ろしいなぁ。
紋四郎さんの溌剌とした、若さのエネルギーを感じさせながらも、
噺本来のおもしろさを、伝えてくれる。

多少、体のオーバーアクション気味なのは、師匠春蝶さん譲りか。

千早の説明をしながら、それを客にも感じさせない話術。

困り果てた末に隠居さんが、大ボラでつくりあげた在原業平の「千早ふる」の解釈。

百人一首、同じようなパターンで残るのは99首、
どなたか、一首ぐらい、改作に挑戦して欲しいですな。



二、桂春蝶・・・・・・・・・・・「地獄八景(前半)」

春駒さん、お父さんでもある先代の春蝶さんとは、三代目春團治師匠との兄弟弟子。
仲が良くて、週に2、3回の割りに、家に来ていたんですが、酔っては
殺す、殺せ、の大喧嘩・・・・そんな、春駒さんの想い出を。

追悼ということで、それにちなんだ噺というのもなんですが・・「地獄八景」の前半の部分を。

メイド(冥土)喫茶や、四天王の落語会や、現代の地獄を演出。
話題も新しい分、笑いも新しい。
地獄も、新しい人がドンドン入ってきて、日々変わっていってるんでしょうな。


三、桂きん枝・・・・・・・・・「看板の一」

春駒さんと、きん枝さん、共に昭和26年生まれの成城工業高校の同期生。

落ケンをつくり、その時は春駒さんが先輩格。
卒業後、しばらくサラリーマンをしていたが、きん枝さんがパンダで売れだしてるのを見て
落語への思いが沸々と湧きだし、追いかけて落語界へ。

縦社会の落語の世界で2年程先輩なのに、逢えば“立入”と呼び捨てに。

芝居が好きで、一人芝居の延長に落語が・・・・などと思い出はなしを。

きん枝さん、持ちネタが少ないので、この頃出番が後になることが多く、
話せるネタ、落語に困っていますが・・・と
朝から「狸賽」か「看板の一」あたりとは思っていましたが・・やはり「看板の一」。

ストライクなろうとボールになろうと投げっぱなしの噺っぷりの
きん枝さんの「看板の一」、味がありますな。(誉め言葉でおます)


四、北 京一・・・・・・・・・・「パントマイム」

キタ キョウイチ この方も春駒さん、きん枝さんと同じ高校の同級生。
名前から、解るように師匠は、ゼンジー北京さん。

「パントマイム」という不思議な芸。

今は、東京で活躍されているのか、何か浅草演芸場での色物さんの匂いが。

パントマイムで、あるマジシャンの一日を演じられたが、
動きよりも、言葉だけの落語に映像的拡がりを感じるのは落語ファンの性か。

「パントマイム」とは新しい出会いなのに、なぜか古く感じてしまう、
コントや“がまるちょば” と違って、一人で演じるパントマイムの限界なのか・・。



五、桂きん枝、北京一、桂春蝶、竹沢敦史(劇団往来主催者)?

緞帳が上がると、八の字型に並べられた床几に四人が・・・。

最近は「劇団往来」にも参加されて役者としても活躍されていた春駒さん。

前回の独演会もこの国立文楽劇場で開催されていて、翌年もと抑えたら
去年の暮、12月31日に亡くなられて・・・・
この会、どうしようかとは思ったんですが、仲の良いものが集まって追悼ということで
今日の会を催させていただきましたと・・・・。

本名が「宮本」、「立入」「久墨」と本名で思い出話を語る方々、
一周忌の法事に集まった親友さんの語らい、そのもの。

昔の学生時代の友達って、良いもんですな。



六、笑福亭福笑・・・・・・・「葬儀屋さん」

まぁ、こんな会なので何をしようかと・・・・。

人が亡くなると淋しいですが、その後には葬儀が・・・
そのなかで起きる、家族のもめ事を・・・・・「葬儀屋さん」

この「葬儀屋さん」、主役は逆のご遺族さん。
父親を亡くた悲しみの中、各人の思いが交錯する、福笑さんの代表作。

最高におもしろい・・・・。

でも「葬儀屋」と呼び捨てにせず「葬儀屋さん」と
このさんづけ、よろしおますな。


追悼・桂春駒の会
2014年10月24日(金)午後6:30開演
国立文楽劇場

一、桂紋四郎・・・・・・・・・「千早ふる」
二、桂春蝶・・・・・・・・・・・「地獄八景(前半)」
三、桂きん枝・・・・・・・・・「看板の一」
仲入り
四、北 京一・・・・・・・・・・「パントマイム」
五、桂きん枝、北京一、桂春蝶、竹沢敦史(劇団往来主催者)?
六、笑福亭福笑・・・・・・・「葬儀屋さん」

三味線・・・・内海英華



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笑売人 林正之助伝―吉本興業を創った男~竹本浩三

2014-10-21 05:43:21 | 本の少し
笑売人 林正之助伝―吉本興業を創った男
クリエーター情報なし
大阪新聞社

☆☆☆☆

あの吉本興業を創った林正之助・・・・・副題が勤続75年。
享年91才、16才から勤め始めて生涯現役。

破天荒で、独断専行と思いきや、思いやりと情があって慎重熟考。

機を見て敏なりのごとく、近代漫才を育てあげ、日活と提携して映画を、
朝日新聞と提携し「わらわし隊」を結成、戦地慰問に、戦後進駐軍向けの
キャバレー・映画館を開店。そして翌年から洋画ロードショウの映画館を続々開場。
テレビ時代がくれば演芸場として、各放送局と専属契約で新喜劇の舞台中継を・・・・。

ああ、あの当時、大阪在阪の毎日(4)、朝日(6)、読売(10)の
各吉本新喜劇のオープニング曲って違いましたな。

吉本の歴史を知るだけではなく、ビジネス書としても価値あり。

例えば、接待費については、

「接待費? バカヤロウ、 そんなものは己の金を使わんかいな。
ええか、そのために給金というものを払ってんのや。接待費というたら、
よその人に飲み食いしてもらうついでに、お前らも同席するんやないか。
社長の僕が同席するんやあれへん。そんなもん何で会社が払わないかんのや」

「よろしいか、誰と飲み食いするか知れませんが、その人に奢って
仲良うなるのは僕やない、お前やないか。その人とお前が付きあいすることで
吉本が今後得をするという保証は、なーんもあらへんやろ。」

「けど、この人を接待して、すぐ吉本が儲かる話というのなら何ぼでも
使うたらええ。損になるか得になるかわからんお人に、危のうて大事な
おゼゼなんか出せるか。そんなアホなこと考えてる間があったら、
逆にその人にうまいこと言うて、出してもろうて、飲み食いするくらいの
才覚を養r・・人にたかる、と言えば聞こえが悪い。その人に奢らせてあげて、
優越感を持たせてあげる」のだと・・・・。

「ともかく、人を接待するなら会社の金ではなく、己の金を使うのが当たり前。
その人を自分の金で接待して、それが吉本のためになって、吉本が儲けたら
誰の手柄ですか? あんたの手柄や。 するとあなたが吉本で出世する、
出世したら給金も上がる、あんたの出した金はちゃんと会社から戻るやないか」

こんな理屈ってあるんですか・・・・。
非の打ちどころのない説教・・・。
大阪的合理主義の神髄・・。

まさに、始末してきれいに使う。
消費と投資は違う。

ケチの精神は少しにしておいて、でもこの話術、芸人さん以上のもの。
是非、見習いたい、あやかりたい、ものにしたいもんですな・・・。


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第694回・田辺寄席~桂文枝一門会

2014-10-19 16:15:59 | 田辺寄席

第694回・田辺寄席


秋晴れの昼下がり、奥に見える近くの桃ヶ池公園はオアシスです。


今、文枝一門で一番油の乗りきった方々が勢揃い。



開口一番・・・“も”・・・(桃栗3年、柿8年)


お題に関係なく、今年の師走月には、700回目を迎える“田辺寄席”。

第一回は、昭和49年(1974年)9月6日(金)に、
南田辺駅前の「盤パン屋」の三階大広間ではじまった。

台風で一度だけ休演がありましたが、それから、40年、700回、
今や各地で開催されている地域寄席の草分け的存在。

700回目にも、既にカウントダウンに入った“田辺寄席”
文太さん、今迄の想い出を走馬灯のごとくマクラに。

お題の“も”の「桃栗3年、柿8年」の後はあるそうでと、調べてみると
「桃栗3年、柿8年、柚子は9年でなりさがる、ウメは酸いとて13年、ナシの大馬鹿18年」

なんとなんと、「田辺寄席、地域に根づいて40年」でおます。


一、桂阿か枝・・・・・・・・・・・「太田道灌」

東京では、入門時に前座時代に必ず教えられる噺らしいが、
上方で生で聴くのは、初めて・・・・。

今回お伺いしたのも、この後続く粗筋は知っているが生で聴く機会の少ない噺が、
でているので・・・・この噺、練習曲とすればリズム感とメロディの流暢さがキモ。

しかし、私は連日の仕事の疲れがでて、阿か枝さんのリズム感のある流暢な語り口に
思わずすい込まれて、・・・・後半はうつらうつらで、気が付くとサゲの部分。

あいすいません阿か枝さん・・・気持ち良くさせるのも腕でっせ・・・と。
阿か枝さんを誉める、ごまめでおました。



二、桂かい枝・・・・・・・・・・・「明石飛脚」

この噺、米朝さんの上方落語選に載っていたので、本で知っている噺。

桂ちょうばさんのをラジオで聴いたことはあるが、生では初めて。

寝て起きてからの、“オチ”。
便所で、おむすびを落として、“オチ”。
ウワバミに呑みこまれてからの、“オチ”。

噺が終ってからの、“オチ”よりも、噺が終わりではなく
また始まる、繰り返しのおもしろさ。

仁智さんの「ハードラック」を彷彿させる、「明石飛脚」、おもしろい構成。
かい枝さん、珍しい噺、ありがとさん・・・・上方落語の奥は、深いですな・・・・。



三、桂文華・・・・・・・・・・・・・「風呂敷」

これもまた、生初めての噺。

艶っぽい噺、上方ではこの頃「紙入れ」はよく演じられるが、
「風呂敷」は珍しい。

“知らぬは亭主ばかりなり”をまさにハナシにしたような落語。

風呂敷、一枚で間男の男を救いだす兄貴分。
スリルと笑いは裏表ですな・・・・。


四、桂文太・・・・・・・・・・・・・「江戸荒物」

これも、呂鶴一門の十八番の演目。

やはり、おもしろさは田舎弁のおなごしさんの喋りがキモ。

すべての噺を器用にこなす文太さんにとっては、
どの演目も、ご自分の噺として・・・「あります、あります」でおますな・・・。



五、桂あやめ・・・・・・・・・・・「夫婦善哉」(織田作之助作)

あやめさんが、織田作之助の本からのイメージではなく、
NHKのテレビドラマ(蝶子・尾野真千子、柳吉・森山未来)に触発されての展開。

笑いはいたって少なく、講談のごとく語り中心に進む。

でも、蝶子の台詞には、この役をしたいというあやめさんの気持ちが随所に表れる。

落語家“あやめ”さんより、女優“あやめ”さんの一人芝居。

こんな、「名作」シリーズが続く様な、予感をさせる
あやめさんの「夫婦善哉」でおました。



第694回・田辺寄席
2014年11月19日(日)午後1:00開演
桃ヶ池公園市民活動センター

一、桂阿か枝・・・・・・・・・・・「太田道灌」
二、桂かい枝・・・・・・・・・・・「明石飛脚」
三、桂文華・・・・・・・・・・・・・「風呂敷」
仲入り
四、桂文太・・・・・・・・・・・・・「江戸荒物」
五、桂あやめ・・・・・・・・・・・「夫婦善哉」(織田作之助作)

三味線・・・・・・・・花登益子




11月霜月席

第695回・11月15日・昼席・・・主任、花丸
第696回・11月15日・夜席・・・主任、文福
第697回・11月16日・昼席・・・主任、三喬


12月師走席

第698回・12月20日・昼席・・・主任、雀三郎
第699回・12月20日・夜席・・・主任、あさ吉
第700回・12月21日・昼席・・・主任、鶴志




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ワカコ酒・3~新久千映

2014-10-17 05:05:05 | 本の少し
ワカコ酒 3 (ゼノンコミックス)
クリエーター情報なし
徳間書店

☆☆☆

三夜連続の、ハシゴ酒でおます・・・「ワカコ酒・3」。

今回は・・・どんどん、酒のみメニューに突入・・・。

「いかの塩辛」、「ピータン豆腐」、「ホタルイカの沖漬け」、「なんこつ揚げ」に
「焼ししゃも」など、居酒屋などで皆で呑むと注文されて目の前に並ぶ事も
あるんですが、決して私は口にしない料理です・・・・・。

こう言ってしまうと、根っからの酒飲みでないのがまるわかりでおますな・・・。

でも、結構家には色んなお酒があるので・・・今から(夜の11ですが)
だし巻でも、つくって、嫁さんと日本酒でも・・・・・・と。

ああ、それから、この「ワカコ酒」がTVドラマ化されるそうです。

ワカコ役は、誰がするんでしょうか・・・逆に、名も知らない新人さんの起用か。
やはり時間帯は、10時過ぎがよろしおますな・・・・。

夜のお酒は・・・ほっこり・・・・と、よろしいな。


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ワカコ酒・2~新久千映

2014-10-16 05:05:05 | 本の少し
ワカコ酒 2 (ゼノンコミックス)
クリエーター情報なし
徳間書店

☆☆☆


昨日に続いての“ワカコ酒・2”。

今回は、ちょっとメニューが一ひねりのモノが多く登場・・・・たとえば

「海老のアヒージョ」「はもの湯引き」「なめろう」「炒りぎんなん」「レバーパテ」

このなかで、今年食べたのは「はもの湯引き」のみ、「アヒージョ」はスペイン料理か、

また、今回は飲み物も、バリエーションが増大、いや充実。

「麻婆豆腐」には、“紹興酒”、「炒りぎんなん」には、“むぎ焼酎の水割り”
「海老のアヒージョ」には“よく冷えたスパーリングワイン”
「生ハム」に“白ワイン”、「もつ煮こみ」には、“芋の焼酎の水割り”

やっぱり、ワカコは酒のみ、料理によってお酒を使い分け、

肴が美味けりゃ、酒が旨い・・・・。

私は、とりあえずビールというか、ビールオンリーが多く、
熱燗で一杯なんぞに、あこがれますな・・・・・・。



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落語教育委員会きものは、からだにとてもいい (講談社+α文庫)よなかの散歩おもたせ暦昭和元禄落語心中(6) (KCx(ITAN))
白酒ひとり壺中の天 火焔太鼓に夢見酒 (落語ファン倶楽部新書009)彦六覚え帖―稲荷町の師匠没後三〇年演技でいいから友達でいて悠々として急げ: ゴルフをもっと深く、もっと楽しむ38章 (ちくま文庫)京セラフィロソフィ

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ワカコ酒・1~新久千映

2014-10-15 05:05:05 | 本の少し
ワカコ酒 1 (ゼノンコミックス)
クリエーター情報なし
徳間書店

☆☆☆

息子が我家に帰って来た時に、「この本、おもしろいよ」と渡してくれたのが、
この“ワカコ酒”の三冊、いっきに読むがこの秋には第四巻が発売されるらしい。

今、テレビのBSでも“おんな酒場放浪記”があるように、
主人公の、村崎ワカコさんが居酒屋通い、26才のうら若き女の子が、
どこにでもある、居酒屋定番メニューを一話に一品ずつ紹介。

ビールやお酒を呑んだ時の口からでる「ぷしゅー」・・・。

焼き鳥をアツアツ、串のままかぶって、「かぷ」「ハフ、ハフ」・・・。

かき揚げは、箸をいれて「サク」、塩を「ちょん」口にいれて「カリ」「サクサク」

牛肉の朴葉焼き、卓上七輪の上で、「ぷつ、ぷつ、ぷつ」、しばらくすると、「ぐつ、ぐつ」
お口に入れて「はくっ」「ビールを「くい・・・」・・・「あー」・・・・し・・あ・・わ・・せ。

ほんと、読めば読むほど、冷蔵庫を覗いて、一品アテを探して、
ビールか冷酒を一杯、呑みたくなる・・・・眠る前に読むのは、ちょっと危険な本でおます・・。



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色を奏でるいつでも90台で上がれる人のゴルフの習慣 (日経プレミアシリーズ)1%の人だけが実行している45の習慣さりとて、落語家ちびちびごくごくお酒のはなし (PHP文庫)
落語と川柳柳家喬太郎 江戸料理 平らげて一席雲助、悪名一代 芸人流、成り下がりの粋 (落語ファン倶楽部新書008)かたるかたり 志ん輔出世怪噺 (廣済堂モノノケ文庫)小石川の家
落語教育委員会きものは、からだにとてもいい (講談社+α文庫)よなかの散歩おもたせ暦昭和元禄落語心中(6) (KCx(ITAN))
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吉本興業女マネージャー奮戦記「そんなアホな」~大谷由里子

2014-10-14 05:43:21 | 本の少し
吉本興業女マネージャー奮戦記「そんなアホな!」 (朝日文庫)
クリエーター情報なし
朝日新聞社

☆☆☆

この前の、吉野伊佐男さんに続いての、吉本の本。


女子大出で吉本興業に就職、そしてよりにもよって横山やすしさんのマネージャーに。
ミーハー気分の抜けきらない女の子が、癖のある芸人さんに鍛えられれ成長していく。

会社の吉本も、まだ東西合わせても30名ほどの小さな会社、
その後に会社のトップにのぼりつめた、大崎さんらがマネジャーとして
飛び跳ねているときに、何も解らず失敗続きの新人さん。

でも、持ち前の明るさとガッツで、芸人さんの信頼を得ていく“まっちゃん”。

その“まっちゃん”と共に、いくよくるよ、大助花子、こずえみどりらが売れていく。

その漫才ブームのさなか、各プロデューサーとしての芸人さんのあり方を
書いたところがおもしろいので紹介してみると・・・・。

フジテレビの横澤さんは、若い子の感性に合わせて古いものを切っていける人。
それに対し澤田隆治さんは、若いものにばっかり合わせず、昔からの芸も守らなければ
いけないという考え。そして木村さんは昔からの芸人が好きなくせに、、新しいものも
作ろうと努力をしていた・・・と。

そういう中で、やすきよの漫才もダウンタウン、ウッチャン・ナンチャンなどの
新しい笑いの流れに、戸惑いをみせ始める・・・芸人とタレント。

一人の女の子が一人前の仕事人への成長期と、楽屋裏からみた
ちょっとした上方の漫才史でもおます・・・・お笑い好きの方にお薦めの一冊。


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RAKUGOハルカス in Artkan 公演中止

2014-10-13 17:37:26 | 落語

RAKUGOハルカス in Artkan

雀々さん大好きの嫁さんと、近鉄アート館へ。

怒涛のごとく嵐を呼ぶ男、雀々さんとは思っていましたが、
台風まで連れてくるとは・・・・・・。エ

早々とJRさん、昨日から13日の午後4時からは、JR阪和線は全線不通にと・・・
外に出るな・・・。落語に行くな・・・ということらしいですが・・・。

行くか行くまいか、行っても帰れるのか、帰れなかったら、明日は出張だし、
どうしたものかと悩んでおります・・・。(12の夜)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まあ、雀々さんはまた聴けるし、台風の最中出掛けて怪我でもしたらと、
チケット代6,000円はもったいないが、朝、嫁さんと行くのを止めよと決断。

すると、3時に帰ってきた娘曰く、近鉄百貨店が2時か3時で閉店。
「近鉄Artkanの公演も中止みたいや」と、払い戻しがあるみたい・・・。


ああ、嬉しいような悲しいような、悲喜交々の一日でおました・・・・。

替りの公演はあるんでしょうか、新春あたりで期待・・・必ずいきまっせ。(13日の夕方)




下の演目は、これだったら良かったのにな・・・・の、ごまめの期待演目を。


RAKUGOハルカス in Artkan・・・・公演中止
2014年10月13日(月・祝)午後2:00開演
近鉄アート館



一、笑福亭喬介・・・・・「道具屋」
二、笑福亭銀瓶・・・・・「宿題」
三、桂雀々・・・・・・・・・「代書」
仲入り
四、ラッキー舞・・・・・「大神楽曲芸」
五、桂雀々・・・・・・・・・「天王寺詣り」



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暮しの眼鏡~花森安治

2014-10-11 06:54:32 | 本の少し
暮しの眼鏡 (中公文庫)
クリエーター情報なし
中央公論新社

☆☆

この文庫本の解説が、大好きな松浦弥太郎さん。

この本の作者は「暮しの手帖」を創刊し、永く編集長を務めた花森安治さん。

同じエッセイでありながら、大いに違和感を感じる。

文体なのか、多用されるカタカナ使いなのか、一番は目線ではないのでは・・・。

題目だけあげても

紅茶茶碗で飯を食わせる果報
かれもナベなり、これもナベなり
男の胸先三寸はオフリミット
年来のふしぎはみな右派ばかり
叱られてよろこぶ、客のばからしさ
家を建てるハメを論じて、税法改正に及ぶくだり
サル真似を論じて、蛇足に及ぶくだり
費用はアチラが出し、馬脚はコチラが出す

キリがナイのでこのヘンあたりで終わるが・・・・

私のエッセイ好きは、落語のマクラのようなこんな失敗したよ、
こんなことに困ったよ・・・なんて、あるある風のオンパレードなんですが、

この本、最初に初版されたのが、1953年・・・今から60年以上前。
なんて、教育的、こうあるべき、こうすべき、的論理。

そうおうというより、ほっといてよの一言。

やはり、エッセイは時代と共に生きるもの。

弥太郎さんの師匠格といえども、「暮し手帖」は好きな本だっただけに
違いにがっかりと、古さを感じてしまった一冊でおました。



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さよならは小さい声で~松浦弥太郎

2014-10-09 04:05:06 | 本の少し
さよならは小さい声で 松浦弥太郎エッセイ集
クリエーター情報なし
清流出版

☆☆☆

大好きな弥太郎さんの本。

でも今回は、「すてきなひと」をテーマだが、その人たちへのラブレターであり
羨ましく、そして気恥ずかしい心もちにさせてくれる。

でもそのかっこよさは、その場所が、バ゛ークレーの街であり、サンフランスコの朝
マヨネーズ㋨島、メノルカ島。四月のまだ寒いニューヨークの朝、
そして恋人と行ったパリの街。


そう言えば、彼のエッセイはどの街でも、朝からはじまる。

清々しくて、ゆっくりと動きはじめる人々、希望に満ちた何かが始まる予感が・・・・。

すてきな人との出逢いを愉しむがゆえに、別れるの心惜しい
これからは小さい声で「さようなら」って言って・・・・、余韻に浸ってみようでおます。


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情と笑いの仕事論~吉野伊佐男

2014-10-07 05:55:55 | 本の少し
情と笑いの仕事論 -吉本興業会長の山あり谷あり半生記- (ヨシモトブックス)
クリエーター情報なし
ワニブックス
(
☆☆

現吉本興業(株)の代表取締役会長の吉野伊佐男さんの、
ビジネス本というより、吉本の半世紀に亘る歴史がかたられる。

1970年代のテレビブーム、1980年代のマンザイブーム、
その後の仁鶴さんの“ボンカレー”からはじまったCMへの売りこみ、
1990年からの「新喜劇やめようかキャンペーン」、でリニュアル。

その中で、1982年にタレント養成学校、NSCの開校。
第一期生に、ダウンタウン、トミーズ、ハイヒール、その後に
今田耕司、ナインティナイン、ブラックマヨネーズ、フットボールアワー
漫才だけに留まらない幅広いタレントを生みだしている。

彼らを武器に、東京進出、いつのまにやら大阪のお笑事務所が、
全国を制覇するお笑いの大会社に・・・・・。

読んでいて思うのは、常にチャレンンジ「やってみなはれ」の精神。

仕事論についても、社長就任の際、「調整型」「緊急登板」とかあったようですが、
現場主義、それでいて商品である芸人さんとの慣れあいではない「情の交わし合い」
芸人さんの「魂」や「心」と、会社のビジネスとのバランス、融合、その絶妙さが
認められて、トップになられたんでしょうな・・・・。

どちらの会社もどなたの人生も、山あり谷ありでおますな。


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第14回・ラジ関寄席

2014-10-06 23:59:59 | ラジ関寄席





第14回・ラジ関寄席
2014年10月6日(月)午後7:00開演
道頓堀角座

一、桂小梅・・・・・・・・・・・・・「犬の目」
二、笑福亭喬若・・・・・・・・・「天狗裁き」
三、笑福亭伯枝・・・・・・・・・「花筏」
仲入り
四、桂福車・・・・・・・・・・・・・「饅頭こわい」
五、桂福團治・・・・・・・・・・・「くっしゃみ講釈」
三味線・・・・佐々木千華



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幸田文の箪笥の引き出し~青木玉

2014-10-04 05:21:15 | 本の少し
幸田文の箪笥の引き出し (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社

☆☆☆☆

このまえの「小石川の家」に続いての
祖父に幸田露伴、母に幸田文にもつ、青木玉さんの本。

今、着物をお願いして仕立て上がるのを心待ちにしている私。
文さんのこだわりの数々の着物を興味深く見させて頂いた。

写真だけでも紹介すると、

玉さんの結婚式に、母文さんが調えた赤紫の色留袖。

半纏などに仕立て直した、祖父の羽織裏。

きれいな色糸で刺繍して楽しんだ加賀紋。

蔦の家紋を中かげ鬼蔦の紋にした羽織。

袖先に小花模様をあしらった母の意匠による黒の羽織。

母が好きだった黄八丈の着物。

小紋の着物にすがれの菜の花の塩瀬の帯を・・。

表と裏の違う柄の竺仙の浴衣。肌に馴染んだ絞の浴衣。

地味な着物に映えるように後見帯に結ばれた帯。

袖の振りに赤いもみを付けた縞の着物。

光と影で華やかにも大人しくもなる無地の地柄の綸子(リンズ)。

鈍色に染めた紬の着物。

縮麺の風呂敷や絽の留袖を座布団に・・・。

和風インテリアのはしり、その古風でありながら、シックな装いや
時折みせる大胆なモダンな配色、四季折々に季節を感じ、相手を楽しませ
そして自ら独自の美意識を着物、一枚一枚に込められる。



街中で着物の姿の女性をみると、興味深く目が留まる今日この頃でおます。


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