ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話を中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

鶴二さん・たっぷり二席~第6回稲田観音落語会

2008-06-28 23:10:09 | 稲田観音落語会
今日は、鶴二さんの会で、初めて徳庵の稲田観音禅寺ヘ。
仲の良いMさんご夫婦と一緒に。
360年の歴史ある本堂に、100名弱のお客さま。
お寺での落語会、雰囲気から重みがある。


一、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「道具屋」


最初は、会の主任、鶴二さんの登場。
今回で6回目だが、途中から、お寺さんが太鼓を購入。
後ろの方が、聞え難いとスピーカーと
高座あたりが暗いと、照明をつけて、70万の出費。
その度ごとに、お住職のお母様が
「鶴二さん、ホンマに会、続きますのんか・。大丈夫ですか・・。」
と聞かれますが・・・・・・・いやなんとも・・・・。
お客さまが、たよりで、引き続いてのご贔屓よろしくと。

マクラは、偽装問題、だましから、「道具屋」へと。
でも、噺のなかの、偽装は、かわいさいっぱい。
火事場のノコギリ、足の折れたスタンド、木刀、
首の抜けるお雛さんなど、ろくな物は無いが。
縁日での、売り物は、似たり寄ったり。

鶴二さんらしく、さっぱりと表現。
さわやかな、道具屋でした。


二、桂枝曾丸・・・・・・・・・・・・「和歌山弁落語」

和歌山弁落語も、2回目。実に楽しい。
あの、おばちゃんカツラを被った、枝曾丸さん。
あとで、素顔を見たが、別人。
あの姿、おばちゃんのキャラ、そのものがイキイキ。

ある方が、おしゃっていたが、「和歌山弁落語」をされて、
一回りも二回りも大きくなられたとか・・・。

そういう意味では、他の作者に頼む新作より、
ご自分で創り、話を練り、完成、熟成させる過程が大事。
古典の噺も、ご自分のネタにするのも同じ作業か・・・。

枝曾丸さんの話術をもって、古典落語を、ぼとぼち聴いてみたい。


三、笑福亭鉄瓶・・・・・・・・・・「四人ぐせ」

京都TVで、レギュラー出演中とか。
街中での、OLとか、電車の中での、やーさんの話とか。
日常での何気ない風景も、笑いのネタに。
感受性の豊かさ。
何も無い、見過ごすような事でも、ネタにできるのは
鶴瓶師匠ゆずりか・・。すごい才能ですなぁ。

演目は、「四人ぐせ」。
若さがあって、ビジュアルで、しぐさひとつひとつに笑い。

若さってよろしいな。

落語というのは、年輪、年の重みが大事ですが、
年にあった、落語への接し方があるのだと、教えて頂いた。
若さあふれる、素敵な、四人ぐせ、でした。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「稽古屋」

鶴二さんの、二席目。オハコの「稽古屋」
最初、色事根問いで、
「一見栄、二男、三金、四芸、五色、六おぼこ
七台詞、八力、九肝、十評判」で
四芸で、「宇治の名物ほたる踊り」を
この芸は、伝統、継承できるのは、
今や、おやじと私の、二人だけ。
おもしろいですなぁ。

いつものように、お師匠さんの艶っぽさ、芸のうまさは絶品。
「清元」のお手本をいつものごとく、えぇお声。
三味線の早川久子さんとの意気もピッタリ。
一緒に行った、友達も、感心、感激。

日頃の、鶴二さんの踊り、謡いのお稽古が
芸の真髄をささえる。
何度聴いても「鶴二さんの稽古屋」は最高。

次回は、12月とか。・・・待ち遠しくなる
たっぷり、二席聴くことのできる観音寄席でした。


第6回・稲田観音落語会
2008年6月28日(土)午後2;00開演
稲田観音禅寺

一、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「道具屋」
二、桂枝曾丸・・・・・・・・・・・・「和歌山弁落語」
仲入り
三、笑福亭鉄瓶・・・・・・・・・・「四人ぐせ」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「稽古屋」


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私は鶴二さんの弁慶・「けぇべんさん」・・・・~・新まる八落語会

2008-06-22 23:28:18 | 笑福亭鶴二
居酒屋の2F、70名の盛況。
かつて、まる八として、福團冶さんが主催していた落語会で、
壁のあちらこちらに、春團冶師匠の写真が。

今回、春團冶一門と、オーナーと同期である鶴二さんとで、
「新・まる八落語会」として、リニュアル、スタート。
三ヶ月に一度の開催予定との事。
日曜日の、夕方5時スタートは、よろしいなぁ。


一、桂咲之輔・・・・・・・・・・「平林」

入門2年目。春團冶一門の最初のネタは「平林」が決まり事。
うけなくても、笑いが無くても、
ひたすら、大きな声で、しゃべりまくれと。

今日も、ひたすら頑張りますと、「平林」を。
噺家のデビューの時期に立ち会えるのも幸せ。
中盤から会場から笑いがでると、こちらまでうれしくなる。

噛むことも、とちる事も無く、無事サゲへ。

同期の入門が、9名いるとの事。
落語ブームで入門してきた、繁昌亭チルドレン、頑張れ。


二、桂春之輔・・・・・・・・・・「死ぬなら今」

春之輔師匠が言う様に、不思議なネタ。
題目の「死ぬのは今」を必ず頭に入れとくようにと。

かつての我太呂師匠の得意ネタ。
閻魔さんと地獄の面々が収賄と偽金使いで捕まって、
地獄はからっぽ。

ここで落語のお題目、「死ぬなら今」・・・・。
なんとも、ひねったサゲ。

皮肉たっぷりの先代文我(我太呂)師匠が得意にしていたのも納得。
なんとも、不思議な笑いで充満した、一席でした。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・「船弁慶」

先々週の「めざせ四天王寺の会」の時病気入院の為、
聴けなかった「船弁慶」を聴きたさに、この会に。

良かったですなぁ。

雀のお松。かみなりのお松。
帰って来ていきなりのご近所への挨拶。
しゃべりぱなしの、お松さん。・・・・・いますいますこんなおばさん。

喜六の、うちの嫁さん、恐い恐いと言いながらの、のろけ。
俗に言う、かかあ殿下は、夫婦円満のひとつのかたちか。

灸と井戸端での水の熱い寒いで思い出す、買い物の焼豆腐。
どのシーンも爆笑。鶴二さんが演じる喜六、イキイキ、大好き。

でも、鶴二さんの良さは、渡しの船頭さんが艪をかくところを
じっくりと演じるところ。
手を抜かない良さが、噺の品質を上げる。

来て良かった。聴いて良かった。会えて良かった。
まさに私が、鶴二さんの「弁慶」、「けぇべんさん」になりそう・・ですな。




新・まる八落語会
2008年6月22日(日)午後5:00~
今里・居酒屋まる八

一、桂咲之輔・・・・・・・・・・「平林」
二、桂春之輔・・・・・・・・・・「死ぬなら今」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・「船弁慶」
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笑いのリハリビ~463回・田辺寄席

2008-06-21 11:17:50 | 田辺寄席
本日、2週間ぶりの落語会でございます。
体調悪く、10日間検査入院しておりまして、先週退院。
笑いをダイエットしすぎやので、
今日は、リハリビ兼ねて、大いに笑おうと・・・・。

開口0番・・・・・「き」の巻・「狂言」

能と狂言は、枝雀師匠の言う「緊張」と「緩和」の関係。
狂言からきた落語は、
「骨皮」 →「金明竹」
この噺、先月のザビエル寄席の都師匠の噺の演目が、
解らなかったが、金明竹。判明・・・・。
「花折り」→「鶴満寺」
今、上方で演じるのは、雀々、しん吉さんあたりか。
「花見(鼻見)息子」→「松山鏡」
との、紹介。
一度は、狂言も観ておかなければ・・・・。


一、桂雀五郎・・・・・・・・・・・「七度狐」

この噺、狐の出るところ、山道を進むところ、など、
鳴り物が入って、噺に奥行きがでて、
やはり、上方落語の定番ですなぁ。

雀五郎さん、
毎回出会うたびに、「宿屋町」、「手水回し」、「桜の宮」など、違うネタ。
勉強熱心さで、好演。

雀五郎さんの飄々としたボケぶりがストレートに発揮できる、
「向う付け」とか、「宿替え」など聴いてみたい。


二、桂こごろう・・・・・・・・・・・「書割り盗人」

素晴しい。
落語会の楽しみの一つに、良い噺家さんとの出逢いがある。
今年、初めて出会った噺家の中では、ピカイチ。
おもしろい、声にはりがある、表情豊か、いやみが無い、
登場人物が自然で、高座そのものを楽しんでいる。

寄席の笑いが、ドンドン、エスカレート。
40年前の仁鶴師匠以来の「書割盗人」、
こんなに、おもしろい噺であったのか。

甚兵衛さんが、やもめのリクエストに応えて次々に
書割として、家財道具を書くところがポイント。

「床の間」「山水の掛け軸」「茶棚」「金庫」「札束」
「猫」「桐の箪笥」「水屋」「下駄箱」「蜘蛛の巣」などなど。
細かいところまで、本当に書割がうまいなぁと感心。
どんどん、壁いっぱいに家財道具が増えていく様。
注文する方もする方なら、受ける方もそれを楽しんでいる。

落語の世界に、ドップリと私達を引き込んでくれる。
「こごろう」さんとの、次の出逢いが楽しみ。
探してでも、いくぞ。


三、桂文太・・・・・・・・・・・・・「崇徳院」

若旦那と熊のシーン。
熊と親旦那。
熊とおかみさん。
散髪屋でのシーン。
すべて、あっさりめ。
もっと、笑いのこってり感、欲しいですな。

出来すぎている噺だけに、筋書き以上の笑いを期待するのは、
贅沢か?。


四、笑福亭鶴笑・・・・・・・・・パペット落語「立体西遊記」

おもしろいなぁ。
次に出てきた、雀松さんが「今のは落語ですか」と。
難しいですな。でもおもしろいのは間違い無し。

「紙切り」、と「パペット落語」。このパペットの意味は・・・。

小さい時に、子供がおもちゃで対決させたのを思い出させる
誰もがした、懐かしい遊び。

でも、おもしろい。
芸風というか、ひとつの型を完成させたのは、凄い。

出囃子の「ハリスの施風」もよろしいな。


五、桂雀松・・・・・・・・・・・・・「星野屋」

貫禄の高座。
マクラは「紙入れ」と同じ、おめかけ、おてかけのはなし。

本来は、お花はんが、試されたと策略と知って、
もっと悔しがり、その後の居直りの部分が・・・・。

何となく、急いでいる部分もあり、
何度も噛んで残念。

気象予報士だけに、雨が降り出すのが気になるのか。
落語会終了後、会場を出ると、予想どおり、雨がパラパラと・・。


三週間ぶりの、落語会。
「こごろう」さんを筆頭に、実力揃いの噺家さんで充実の一日でした。

第463回・田辺寄席
2008年6月21日(土)午後6:10~
阿倍野青年センター

開口0番,桂文太・・・・・・、「き」の巻・「狂言」
一、桂雀五郎・・・・・・・・・・・「七度狐」
二、桂こごろう・・・・・・・・・・・「書割り盗人」
三、桂文太・・・・・・・・・・・・・「崇徳院」
仲入り
四、笑福亭鶴笑・・・・・・・・・パペット落語「立体西遊記」
五、桂雀松・・・・・・・・・・・・・「星野屋」
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