ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話を中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

うた合わせ~北村薫

2018-10-16 05:05:05 | 本の少し
うた合わせ 北村薫の百人一首
クリエーター情報なし
新潮社

☆☆☆☆

北村薫の百人一首とあるので、古典の新解説本と思いきや、
現代短歌50組100首を、“うた合わせ”で言葉の糸をときほぐしていく。

“うた合わせ”という言葉を初めて知りました。
本来、歌合(うたあわせ)とは、歌人を左右二組にわけ、
その詠んだ歌を一番ごとに比べて優劣を争う遊び及び文芸批評の会らしいですが、
北村薫さんは、自ら古今東西の短歌を二首選び、その批評を行う。

短歌の良さ、読み手が自由に短歌を味わうことができること、

例えば、 ・つむじ風、ここにあります 菓子パンの袋がそっと教えてくれる (木下龍也)

東直子さんは・・・・・
街の片隅に流れてきた風が、ビルの間でつむじ風となった。
菓子パンを包んでいた薄いビニール袋が、その風で旋回している。・・・と。

北村薫さんは・・・・・
パン屋の店先。大きな窓が明るい。並んだパンの袋。それぞれの形は様々だ。
中の、うずまきパンの袋がそっと囁く。《つむじ風、ここにあります》。・・・・と。

さて、皆さんは、どちらを浮かびますか、短歌だけをみたら、
八割の方は、上の方を感じたのではないでしょうか・・・。

短歌とは、誰でも一人では味わいきれないジャンルって感じがすると、
それだけ、短歌とは、作り手と受け手の共同作業のような作品ということです。

ということは、すべての人に理解されようとするのではなく、
今しばらくは、心のおもむくままに詠んでみようと・・・

本に戻って言えば、
これほど短歌について難しく考えたことはありませんでしたが、難しくとらえるのではなく、
今迄通り気持ちのおもむくままに日記替わりに詠んでみようと・・・。

例によって、気になった歌を

エレベーター待つと並びしハイミスはわが入社時の慕情を知らず (小川太郎)

体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ (穂村弘)

金輪際会わぬと決めたる一人と夢打際で夜毎にまみゆ (道浦母都子)

たっぷりと真水を抱きてしづもれる昏き器を近江と言へり (河野裕子)

はつなつの、うすむらさきの逢瀬なり満開までの日を数へをり (横山未来子)

誤植あり。中野駅徒歩十二年。それでいいかもしれないけど (大松達知)

充実に浸りてまこと孤独なりヘッドホーンにマーラー聴くは (小原紀久子)

夕方は夕方用の地図がありキヨスクなどで売っております (天野慶)

マガジンをまるめて歩くいい日だぜ ときおりぽんと股で鳴らして (加藤治郎)

本当に愛していたら歌なんて作れないよという説もある (大田美和)


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手造りうどん・にしかわ・高取町~2018.10.14

2018-10-14 23:50:28 | グルメ

手造りうどん・にしかわ、高取町
☆☆☆☆


奈良・壺坂山・
土佐街道の町案山子を見に、壺坂山へ・・・
そこで偶然に入ったのが、ミシュランに載った有名店「うどん・にしむら」さん。


天ぷら肉うどん、
麵は細めん、それよりも天ぷらの海老の大きいこと。
海老フライでもこの大きさはなかなかでてこない。

お肉も、あっさりめの味付けで、うどんの出汁が活きる。


メニュ―、お値段は高めだが、それだけの値打ちは充分にある。


注文を聞いてから、茹でるので、15分~20分のお時間頂戴しますと・・・。

私は、あっしー君なので、嫁さんだけがビールを・・・・
その嫁さんが「何か、直ぐにできるものありますか」と聞くと、
「お肉か、きつね、ぐらいしかないですが、・・・・良かったら、前のコンビニで何か」

ミシュランに載るぐらいの味にこだわりのお店なのに、
接客に関しては、いたってお客様の立場でのサービス、凄い、好感度。
「はい、ありがとう、おうどん楽しみに待ちます」と・・・・。

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杏のふむふむ

2018-10-11 05:05:05 | 本の少し
杏のふむふむ (ちくま文庫)
クリエーター情報なし
筑摩書房

☆☆☆☆☆

ようやく、良い本が私の手元に届きました。

本屋に行くと、背表紙ではなく、棚に表表紙を向けて並んでいるのが
多いので気にはなっていたのですが、
遅まきながら、杏さんの「杏のふむふむ」、読んでみて納得、
単にタレントが書いたエッセイ本ではなく、
内容といい、語り口といい、素晴らしい本。

私が評価する、良きエッセイの要、最後の二行・・・・が憎い。
まさに、落語のオチのごとく、ストンと落ちる、憎い、うまい。

それと、内容が良い。

ご自分の仕事に関しては、基本全力投球、最大限の努力を惜しまずやる。

その、精一杯のスタンスが、よき人との出会い、つながりが拡がっていく。

出てきた本も、「こち亀」、「文。堺雅人」、「仏果を得ず」、「深夜特急」、と
私が読んだ本ともダブり、親近感を感じる。

まあ、同じ分野、自分の好みだけではなく、
たっぷり時間をとって、本屋さんで、余裕の中でパラパラと立見をしながら、
本を選ぶこともしないと駄目ですな・・・・・。

まずは、J-WAVE土曜日22:00~の「BOOK BAR」のFM聞いてみます。
(大倉眞一郎さんと杏さんがお薦めの本を週に一冊自由に持ち寄ってのおしゃべり)、

先週楽しみにして、ダイヤル合わせたのですが、
結局、東京だけのONAIRで、聴くことはできませんでした・・・・残念。





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歌集・もうちょっと生きる~三田三郎

2018-10-10 05:05:05 | 本の少し
もうちょっと生きる―歌集
クリエーター情報なし
風詠社

☆☆☆

歌集を売っている本屋が少ないので、大型店行けば必ず覗くようにして、
そこで、気に入った歌があれば、その詩集を買うようにしているのですが、
この本もその一冊。

帯にもあるように“シニックでブラックなユーモアに満ちた、気鋭の第一歌集”

死というものが常に傍にあり、それを遠ざけるでもなく近づくでもなく、
独特のユーモアの中で存在を意識している。

二十代のであるがゆえに許される、生と死。
老人であれば、生々しくて聞くに堪えない声が、
どこか微笑ましくきこえてくる・・・・・・。

いつものごとく、気になった歌を、少し・・・・・。

桜なんて散ればピンクのゴミだよと笑う僕らも死ねば生ゴミ

夕暮れに「幸せなら手をたたこう」が聞こえて僕は両手に荷物

安らかに眠れるほどの辞世の句作れないからまだ生きている

食べ放題・飲み放題で3000円泣き放題はプラス1000円

「難しい問題なので結論はすぐにでません」「とりあえず飲め」

(第一条)寝るなら帰れ(第二条)飲むなら起きて背筋を伸ばせ

帰り道ふらりとバーに寄るようにこの世に来たのではあるまいに

ゴキブリよ来るのはいいがこの部屋に友達だけは連れてこないで

悲しみを拾ってみれば何だこれただの大根おろしじゃないか

ゴミ箱にビニール傘は突き刺され台風一過を見上げるばかり



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うどん武膳・天神~2018.10.09

2018-10-09 14:14:14 | グルメ

うどん武膳・天神
☆☆☆☆


2時過ぎに、昼ごはんにと、天神パルコの地下に、
他のお肉などのお店は、インバウンドのお客さまでいっぱい。


ごぼうおろしうどん。
九州での、ごぼう天は薄くて独特の歯ごたえ?


細めんで、ツルツルと喉ごしの良いうどん、旨い❗


一味が、三種類。
どれが、どれ、 違いはなに。次はお汁で、味わってみたい。
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第28回・稲田観音落語会

2018-10-08 23:52:23 | 稲田観音落語会

稲田観音落語会

本日は、稲田観音落語会。
東京から、柳家さん喬さんの登場で鶴二さんとの二人会。







一、笑福亭鶴二・・・・・・「皿屋敷」

今日は、三味線さんも太鼓も無し。
それでいて、「皿屋敷」をして下座からの音を入れようと、
なんとCDの音をハナシに合わせてと、なかなか大胆なことを・・・・。

つれもって車屋敷目指して皆が歩いていくところ・・・。
お菊が井戸からでてくるところ・・・・。
なかなか音が流れて来ないので幽霊の手の甲をこちらに向けたまま
しばし音待ち・・・・・、出てこなかったら、どうするつもりだったのか鶴二さん。

でも、お菊さんが一番美人に見えるのは、やはり春団治さんですな。


二、柳家さん喬・・・・・・「笠碁」

良かったですな。

この頃、上方でも聴く機会の増えた「笠碁」
でも、碁仲間の二人の無邪気さ、こどもっぽさ、
幾つ何十になってもこの様な気持にさせる友達はもちたいですな。

雨が降りしきるお店の前をいったりきたり、
二人の思いが手に取るようにわかる・・・・目で追うだけの演技。

雨音だけが聞こえる中での、モノトーンの世界がゆっくり動く。

落語の真髄を目のあたりにして、身震いがした、さん喬さんの「笠碁」でおました。


三、笑福亭鶴二・・・・・・「子は鎹」

今多くの方が演じる、女房が寅ちゃんを引き取って一緒に暮らすバージョンではなく、
亭主の方と一緒に暮らすバージョン。

いみじくもこのあと出られた、さん喬さんが
「初めて聴きましたが、母親と暮らす子は、母親に心配掛けまいと気遣いするが、
男親に引き取られた子は、元気でやんちゃで、やはり違うもんですな」と、
やはりプロの洞察力って、凄いですな。

その寅ちゃんの元気良さの分だけ、人情噺の湿っぽさはない、
鶴二さんの「子は鎹」でおました。


四、柳家さん喬・・・・・・「唐茄子屋政談」

上方ではめったに出会うことがない噺を、「唐茄子屋政談」。

勘当された若旦那、唐茄子を売りにやって来たのが、吉原近くの田んぼ、
そこから聴こえる三味の音に、吉原での思い出に浸る・・・・。

その、情緒ある風情・・・・・合間に入れる売り声「唐茄子屋ぁ~」

「紙屑屋」の若旦那を彷彿させる、江戸版「昔は良かった」でおます。

来年の是非、さん喬さんの“稲田観音落語会”への登場、お待ちしております。


第28回・稲田観音落語会
2018年10月8日(月・祝)午後18時開演
徳庵・稲田観音寺

一、笑福亭鶴二・・・・・・「皿屋敷」
二、柳家さん喬・・・・・・「笠碁」
三、笑福亭鶴二・・・・・・「子は鎹」
仲入り
四、柳家さん喬・・・・・・「唐茄子屋政談」

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落語家と楽しむ男着物

2018-10-07 05:05:05 | 本の少し
落語家と楽しむ男着物
クリエーター情報なし
河出書房新社

☆☆☆

着物の本、それもモデルさんは落語家さん。
ベテランの昇太さんに、文治さん、若手からは、体型別に
小痴楽さん、正太郎さん、八ゑ馬さん、の五人さんが着こなしをご披露。

皆さん、芸人さんだけに明るめのお着物を着られていますが、
色合わせはこなれていて、お洒落。

半襟の色合わせ、帯の色合わせ、などシックとモダンの融合で超おしゃれ。

思わず、私も着物が着たくなったんですが、病気をして体重が80㎏から60㎏へ
スーツでいうと、BB体の6号からÅ体の6号に、スーツは買い替えたのですが、
着物そのまま、前身少し折り込んで、一度だけ着たのですが、身体に添ってないので
違和感ありあり、仕立てなおしするかどうか悩んでおりますな・・・・。

本の中で「木綿でポップに」の項で、“伊勢木綿”を推奨されてるのですが、
丁度、カジュアルにとつくって、まだ一度も外へ着て出たことのない着物があるので、
それでも着て、身体に馴染ませるお稽古でもしましょうか・・・・・と。


タータンチェック風の、伊勢木綿の着物。

これから、着物にはもってこいの季節、到来ですな。



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哲学的落語論~平岡正明

2018-10-05 05:05:05 | 本の少し
哲学的落語家!
クリエーター情報なし
筑摩書房

☆☆☆☆☆

一度前に、図書館で借りて読んでいるんですが、
どうしても手元に置いておきたくて、古本屋で見つけてゲット。

2009年10月の9年前に、読んでいるんですな。

改めて読んで、附箋をつけたところで、ダブっていないところを紹介しますと、

マクラの紹介で、「日和ちがい」同様、「鷺とり」でもとんでもないマクラが
一人でしゃべって一人で返事しているおかしな商売が落語家でございますが、
地球滅亡の日の落語家はどうなるのでしょうか・・・。
「ノアの箱舟ではないですが、他の天体に行くロケットに誰を乗せるか議論します。
アチラノ星行っても、タベモノいります。オ百姓サンノセマス。着るモノ、イリマス。
洋服屋サン、テーラー、ノセマス。スムトコ、イリマス。大工サン、連れてイキマス。
後ろの方に噺家がポツンと立っております。アレ、ナンデスカ。アレ、ハナシカイイマス。
ツマラナイコト、ゴチャゴチャいう商売デス。・・・・オゥ、イリマセンネ。
置イテ イキマショウ。」 自己否定、自己卑下の思いが、根強く根底あったんですな。

皆を楽しませるという立派なお仕事なのに・・・・
哲学的に考えすぎた、枝雀さん、惜しいですな。


そして、枝雀が「立ち切れ」を演らず、レパートリーとして六十席ののなかに
とりあげていない理由はなにか。それは「立ち切れ」は、「情」が濃いからだと。
なんぼ「情」が結構やちゅうてもおしつけがましなったらいけまへん。
良いのは、正反対の薄い薄い「情」やと思うんですわ。
それがかえって「人間の情ってええもんやなァ」 と感じられる。
薄い「情」ほど上等の「情」になることがあると思うんですよ。

この、「情」の濃い、薄い、は日頃から人との接し方では難しいとこですな。

何年か経って、こちらの聴き手の心情が変われば、
同じ演目でもその日の受けとりかたは変わります、
そういう意味でも落語は永久にライブでおますな・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2009.10.27)のブログの写し

落語の本としては、一番おもしろい本である。
そして、枝雀ファンであれば、尚更である。

第24章まであるが、一つ一つがうんちくに満ちている。

第8章の「天神山」枝雀のバサラ
第11章の「寝床」の上方への再移植
第14章の志ん朝「宿屋の富」vs枝雀「高津の富」
第18章「代書屋」松本留五郎の鼓腹撃壤」
など、題目だけで興味がわきますやろ。

例えば、第2章・枝雀初アルバム「日和ちがい/鷺とり」のなかには、

小米時代12年、枝雀時代26年、彼は二つのピークを持ったと。
「小米の頃は、押し出す芸ではなくひく芸、ひいた中で追ってくるものがあった。
枝雀になって一変したが、枝雀は、小米風と枝雀風と全く違った二つの形で
頂点を極めた。・・・こんな噺家さんは例が無い。」と

ほんと言うと、小米時代を知っている私は、当初の枝雀の芸風は肌にあわず、
いたって否定的であった。
しかし、CDなどで聴く枝雀落語は飽きることなく、何度聴いてもおもしろい。
今では、CDにて聴く一番の噺家さんである。

[日和ちがい]のマクラに、アメーバーが人生誕生までの万有進化論が語られる。
・・・・・この部分、枝雀ファン、必聴でおます。・・・・・・

この本、結構高いので、時間のあ方、図書館でも利用して、一度ご覧あれ。
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百万石うどん・金沢~2018.0.03

2018-10-03 15:15:15 | グルメ

百万石うどん・金沢近江市場
☆☆☆



仕事がつかえて、3時の昼ごはん。
近江市場は、片づけで人もまばら。


天ぷら食べたいのですが、後まだ仕事があるので、
お腹の具合で油ものは避けて、肉うどんを‼️

注文を承けてから、肉を煮るあっさり目の肉うどん。
これはこれで。また美味しいものですな。
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あつもりそば・蔵・堺筋本町~2018.10.02

2018-10-02 22:28:18 | グルメ

あつもりそば・蔵・堺筋本町~(2018.10.02)
☆☆☆☆


都会の真ん中に、まさに蔵、登場。


本日は、おろしそば、一人前。

シンプルだが、蕎麦本来の風味も味も、旨い。



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短歌ください~穂村弘

2018-10-01 05:05:05 | 本の少し
短歌ください (ダ・ヴィンチブックス)
クリエーター情報なし
メディアファクトリー

☆☆☆☆

「ダ・ヴィンチ」誌上に連載された「短歌ください」の第1回〜第30回までを
まとめたものですが、この本の発刊が2011年3月14日・・・・7年前
なぜ書いたかというと、ここで採り上げられている方が、今や短歌集を出して
私の好きな歌人のお一人に・・・・・デビューの時に出会えるなんて。

すごくたくさん気になる歌はいっぱいなんですが、
そういう訳で、私が現在進行形で気になっている方の歌をご披露

真夜中に俺が生まれた音がした燃えてる君の言葉の中に (木下侑介)

「日本野鳥の会」にいたという人よ わたしをかぞえたことありますか (やすたけまり)

かたつむり踏み潰すのに似ているね そんなところにキスすること (ゆず)

指たちが愛しあってのを二人は邪魔しないようじっとしてた (九羅ささら)

ビー玉をのぞけば大きくなる瞳 神様よこれが僕のいのちだ (田中ましろ)

かみなりに重曹に「ちゃん」をつけて呼ぶ母に「ちゃん」とはついに呼ばれず (虫武一俊)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実は、このほん、図書館で借りて一度読んでいるんですな。

私の読書の図書館代りにしている“読書ログ”の穂村弘さんの欄にないので
買いましたが、読むうちにみたことのある歌が続々登場。

この、“ごまめ~の~いちょかみ”でたくさんの歌を紹介しています。
更に、気になる方は、2011年06月08日をご覧あれ、

7年の隔たりはありながら、選んだ歌はほぼ一緒でおますな。

6年後に、短歌を詠いはじめるとは・・・・・・で、ございます。
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ねむらない樹・vol.1

2018-09-27 05:05:05 | 本の少し
短歌ムック ねむらない樹 vol.1
クリエーター情報なし
書肆侃侃房

☆☆☆

短歌ムックの創刊号。

もともと、ムックって何・・・magazineのmとbookのookの混成語で、
雑誌と書籍を合わせたような刊行物のこと。

その、創刊号が新鋭短歌シリーズの書肆侃侃房から発刊、
さっそく、読んでみる。

まだ短歌をかじり始めたばかりなので、体系的には知識もなにもなく、
ニューウェーブという括りがあり、加藤治郎、穂村弘、西田政史などの作品傾向に
萩原裕幸が命名し、自身もそう呼ばれたと。
ニューウェーブの定義とは「ライトバースの影響を色濃く受けつつ、
口語、固有名詞、オトマトペ・記号などの修司をさらに尖鋭化した
一群の作品に対する総称」・・・・知らなかったです。

当時、「岩波現代短歌辞典」にピックアップで一番紛糾したのが、
この「ニューウェーブ」と「サラダ日記」とは、時の流れとはおもしろいものですな。

林あまり×東直子さんの対談では、東さんが「MOE」という雑誌の投稿して、
林さんがよく採用され、温かい選評を頂いたと・・・・同じ年ぐらいなので
同時デビューと思っていたら、そんな時間差があったなんて・・・・。

私にとっては一年間の短歌の世界を、整理するのに丁度良いテキストができました。

まだまだ、豊富に楽しめる項目、いっぱいですが・・・

最後に、新世代がいま届けたい、現代短歌100から、お気に入りを

俺なんかどこが良いのと聞く君はあたしのどこが駄目なんだろう (泡凪伊良佳)

缶コーヒー買って飲むってことだってひとがするのを見て覚えたの (山崎基)

くびすじをすきといわれたその日からくびすじはそらしかたをおぼえる (野口あや子)

月を見つけて月いいよねと君が言う ぼくはこっちだからじゃあまたね (永井祐)

とても私。 きましたここへ。 とてもここへ。白い帽子を胸にふせ立つ (雪舟えま)

春だねと言えば名前を呼ばれたと思った犬が近寄ってくる (服部真里子)

人を抱く時間は冬の虹に似て一生のうちほんのわずかの (吉川宏志)

ボーダーを着てボーダーの服を買いに行くのはながいきのおまじない (橋爪志保)

みんな好きなら私の好きはいらんやろかき氷でつくるみずたまり (北村早紀)
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アーバン寄席in堺筋本町

2018-09-25 21:21:21 | 落語

アーバン寄席in堺筋本町

会社から歩いて3分の落語会。
7時半開演で、9時には終演、
働く人には、時間的にはピッタリの落語会。


仕事帰りのお客さま、ほぼ満席。



一、林家染八・・・・・・・「ちしゃ医者」

染八さんの、でてくるなりの「今日初めて落語を聞く方どれぐらい居られますか」の
問いかけに、手を挙げた方は四、五人。

まあ、それではと始めたのが「ちしゃ医者」、ししババネタの上方落語でも、
まれにみる汚い噺・・・・・初めて聞く落語が「ちしゃ医者」とは記念すべきデビューですな。

でも、若手ながら、「ちしゃ医者」を演づるとは、
染八さん、頼もしい限りですな・・・・・・・・“タッポン”。


二、桂雀太・・・・・・・・・「代書」

今日の落語会、雀太さんの「代書」、この一席で価値あり。

「代書(代書屋)」には、三つのパターンがあると思いますが、
一つは、三代目春団治さんの十八番「代書屋」、何度聴いてもおもしくてそれでいて端正。
二つ目は、米朝さんの、千朝さん、米団治さんらが演られる履歴書の後に、
老人が結納の受け取りをお願いに、そのあと韓国の方の「渡航証明書」のお客さん。
最後に老人の家のお手伝いさんがやって来るフルバージョンタイプ。
そして、三つ目が枝雀さんの「松本留五郎」、・・・「セイネン ガッピ」、「留ェ~」が
炸裂するパターン・・・雀々さんが。

四つ目の「代書」登場か・・・・もちろん、雀太さん、師匠の枝雀さんの形なんですが、
なぜか骨太で、笑福亭がすれば、こんな形になるのではと・・・・。

おもしろい、噺って、この様に練られて練られて、進化していくんですな。



三、桂あやめ・・・・・・・「妙齢女子の微妙なところ」

あやめさんの、OL、やおばさんの、飲み会、井戸端会議の会話がそのまま落語に。
客席は、仕事帰りなんですが、お近くにお住みの老夫婦も居られ、年代層は高そう
ということで、妙齢女子とはちと、かけ離れてるような・・・。

微妙な反応、笑いで、おましたな。


アーバン寄席in堺筋本町
2018年9月25日(火)午後7時30分開演
堺筋本町・ビジネスプラザおおさか

一、林家染八・・・・・・・「ちしゃ医者」
二、桂雀太・・・・・・・・・「代書」
三、桂あやめ・・・・・・・「妙齢女子の微妙なところ」
三味線・・・・花登益子 太鼓・・・・桂治門



隔月ごとに、梅田と堺筋本町で交互に開催。

梅田は無理ですが、本町は都合つけて参加したいですな。

次回
アーバン寄席 in 梅田 RAKUGO SHIP
2018年10月16日(火)午後7:30開演
笑福亭銀瓶、桂阿か枝、笑福亭大智


次々回
アーバン寄席 in 堺筋本町 RAKUGO BANK
2018年11月29日(火)午後7:30開演
桂小春団治、桂しん吉、桂治門

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本日の高座~橘蓮二

2018-09-24 04:03:02 | 本の少し
本日の高座 演芸写真家が見つめる現在と未来
クリエーター情報なし
講談社

☆☆☆☆

橘蓮二さんの噺家さんの高座写真は、活き活きしている。
上方落語で馴染みの方が、五名、春蝶、吉弥、かい枝、雀々、文珍。

噺の演目が飛びだしてくる・・・・・。

一番最後には、二つ目さん、前座さんが、60名が登場。

10年後、20年後、皆さん大看板に、こんな時もあったんだなぁ。
と、良き思い出になること間違いなし。

落語の愉しみ方の一つに、長い年月をかけて
噺家さんの成長ぶりを見続けることですな・・・・・・・。

三三さんのはなしではないですが、
「自分(三三)は噺をするのが仕事。お客様は聴くのが仕事」
まさに、そうでおますな・・・・。

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2018・和泉の国JAZZstreet

2018-09-23 07:07:07 | 音楽

2018・和泉の国JAZZstreet

私の社会人の大先輩の荻野さんが、このJAZZstreetに参加。
ほん近くなのに、初めてお伺いさせていただく。

なんと、今年で13回目、そして昨日今日の二日間に、
9か所の会場で、88バンド、725名のミュージシャンが集う。

こんな大規模のJAZZ FESTIVAL が近くであったとは。



YMO Jazz Unit

中島アキラ(P)、荻野純一(b)、山田一仁(dr)さんの本格的ピアノ・トリオ。


りそな銀行のまさに、中のロビーで。


荻野純一(b)さんの素敵なベーシスト姿・・・・・・・かっこいい。

YMO Jazz Unit
2018年9月23日午後2:45~
和泉中央・りそな銀行和泉中央支店

中島アキラ(P)、荻野純一(b)、山田一仁(dr)


曲目

Tin Tin Deo (Gill Fuller)
Nardis (Miles Davis)
Feel like making love (Eugene McDaniels)
Foot prins (Wayne Shorter)
Well you needn't (Thelonious Monk)
Root 66 (Troup Bobby)


以上6曲、なかなかの選曲で・・・・・・、

次の出会いが待ち遠しい、トリオでおます。




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