ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話を中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第3回・鳥はな寄席~こごろう・紅雀

2010-10-31 22:32:00 | 南天(こごろう)の会

今日は、夕方からの堺の初芝の落語会。


美味しい、旨い、遠方からも行く価値のある会場の、焼鳥屋、「鳥はな」


金屏風に、高座・・・・実は


組立て式の、頑丈なる舞台、屏風といい、店の意気込みが感じられるので、
4回、5回、と続くのは、間違いありませんな。


一、すずめ家すずめ・・・・・・・・・・・・・・「酒の粕」

すずめ家さんが主催の会、今回で三回目。
いつもは、河内長野で見かける、すずめさん。

噺は下戸の男が酒粕を二枚、黒砂糖を巻いて焼いて食べ、酔っぱらってしまう。
真っ赤な顔で、会った友達に、トンチンカンの答えを。

どれぐらい呑んだんやの問いに・・・・・・「こんなん、二枚」
アテは、・・・・・・「黒砂糖」
最後に、冷か燗か・・・・・「はふぁ、焼いて呑んだんや」のサゲ。

本来は、呑めそうな、すずめさん、無理のある、かわいい下戸ぶりでおました。


二、すずめ家ちゅん助・・・・・・・・・・・・「月に群雲」

ちゅん助さん、三喬さんがよく演る、小佐田定雄さん作の「月に群雲」。

泥棒、二人が、盗んだ物を買ってくれる、裏の道具屋へ行く。
玄人の証の合言葉が、「月に群雲」・・・
次々来る盗人の客に、道具屋のおやっさん唸っては、煙草をくぐらせ、
おもむろに、「花に風」。

此の台詞が言いたさに、この噺をしていると落語の中で、ちゅん助さんも語る。
決まり文句、「花に風」ですな。

でも、この噺、いかにも難しいんだと、よう解りましたな。


三、桂紅雀・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「七度狐」

紅雀さん、この中百舌鳥にお住まいとかで、すずめ家さんとご一緒の会。
今日は、三味線もあるので、鳴物が入った、ネタをと・・
喜六、清八の気のあいました二人伊勢詣りでもしょやないかと・・・「七度狐」へ。

紅雀さんの、一番の見どころは、おさよ後家の入歯の無い、顔が最高。
伊勢音頭と共に、踊る姿は、不気味だが、楽しい。

七遍、仇して返すという、七度狐、あと五回、どんな仕返しをしてくるのか、
一度、見て見たいですな。


四、桂こごろ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「阿弥陀池」

どんな噺を聴いても、工夫満載の、こごろうさんの落語。

まずは、強盗がピストルを持って押入った時も、
普通は、胸を肌蹴て乳の下、誤らずここを撃てで、
「盗人喜んで、乳すいよったやろ」とかがあるんですが、
こごろうさんは、胸を肌蹴る事はなく、さらりと流す。

こんな所に、こごろうさんの、落語への哲学を感じる。

象ノ処では、「パオ、印度とか、アフリカとか、耳の大きい、パオと鳴く
そこまで、云うたら自分でも、解るやろ。・・そうやなと思う・・。
ちょっとした、お客様目線がうれしくなる。

騙すというより、このおもしろいシャレで笑うてもらおうという気持ちで云うて回るオトコ。
慌てる友達夫婦への、「ウッソでーす・・・・。ウッソ・・・でーす」の言葉に、すべてが凝縮して表れる。

今日、すごく気になったので、あえて、終わってから、こごろうさんに聞いたのですが、
植木市、冷かした帰り、「スマンダで一杯、呑んだやろ」の台詞の「スマンダ」って・・一体何ですかと。
スマンダという店名か、スマンダという酒のアテか、それとも立ったままの一杯呑み屋を云うのか・・・。

答えは「スマンダ」は、「隅っこの処」と云う意味で、実際、阿弥陀池、和光寺の境内に
「すまんだ」という名の店があったらしい・・・と。

まあ落語を楽しむには、こんな些細な事は、どうでも良いことでおますで。
いつもながらに、こごろうさんの落語は、明るく楽しく、最高でおましたで。



第3回・鳥はな寄席
2010年10月31日(日)午後4:00開演
鳥はな

一、すずめ家すずめ・・・・・・・・・・・・・・「酒の粕」
二、すずめ家ちゅん助・・・・・・・・・・・・「月に群雲」
三、桂紅雀・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「七度狐」
四、桂こごろ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「阿弥陀池」

10-53-226


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万城目学さんにハマリそう~ザ・万歩計

2010-10-29 05:04:54 | 本の少し
ザ・万歩計 (文春文庫)
万城目 学
文藝春秋



前回の鹿男で、奈良に散策に行き、
今回は万城目学氏のエッセイ「ザ・万歩計」をご紹介。

結構、好みが合うのが、随所に解る。

まずは、篤史、MY,LOVE、と「「渡辺篤史の建もの探訪」での番組と
本人そのものを愛すると・・・私も、数少ない観るTVのひとつである。
「おはようございます。渡辺篤史です。」
最後には、「いかがでした。○○さんのお宅」、上品な音楽、シンプルな構成。
こんな家に住みたいというより、こんな生活をと、憧れもこめて観ている番組。

でも、嫁さんは、こんな白っぽい部屋、住みにくいわとか、
こんな階段、子供できたら、あぶなかっしいわとか、結構、否定的に突っ込む。

まあ、我家の連休の始まりの、ひとときですな。

そして、「トイレ本」・・・我家も同じ。

時には「風呂新聞」もあり、結構濡れるのを、防ぐには、テクニックを要する。
まあ、大事にしている本は、さすがに憚れるので、自ずから偏る。
岩城宏之とか、荻昌弘、古谷三敏などのエッセイは、
風呂本の定番で、今や表紙はボロボロ。
最高に、風呂に入った回数が多いのは、やはり落語本。
既に、表紙はないので、確か、古典落語(上方編)
、講談社文庫(昭和48年出版ぐらい)だと、記憶しているが・・・
再版、お願いしたいですな。

そして、京都、奈良と続いて、次回作は、大阪が舞台とか。
そこで、普段大阪弁で喋る著者が、小説の中ではできるだけ大阪弁を
使わないようにしているとか・・大阪弁を使うとひらがな多くて読みにくいと
でも、大阪が舞台なら、無理でしゃろ。

大阪を舞台にした小説の構想を練るとき、
愛すべき大阪弁と小説をどう折り合わせるべきか悩んでいるようである。

次回、万城目さんの大阪小説は楽しみですな。


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立川生志らくごLIVE・「ひとりブタでっせ」

2010-10-25 22:48:58 | 江戸落語
立川生志らくごLIVE・「ひとりブタでっせ」



この一ヶ月に、談春さん、談四楼さん、そして生志さんと立川流が
立て続けの落語会・・・・・どんな、高座か楽しみですな。


五十人弱の少なめのお客様。
但し、小佐田定雄さんや、やまだりよこさんの顔もみえる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
良かったですな。・・・この前の ●春さんとは、大違い。

二席でも、充実感、たっぷりでおます。
江戸落語の大ネタ「明烏」と「芝浜」を、生声でじっくり聴けるなんて幸せの極み。

二時間の間に、生志さんの良き人柄が伝わってきて、ファンに・・・・・
友人を誘って、来年の第5回・「ひとりブタでっせ」は必ずいきまっせ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


一、マクラ噺

私服で、舞台の前で、立ったままでのトーク。

今回で、4回目。普通4回目あたりになると、客の入りが落ちるもんなんですが
前回と横ばい・・・と、喜んでも、前の入りが、たいした事がなかったりして。
まあ、40名ぐらいの、入り。

チリのカプセルでの救出劇の事であったり、JALの機内で王監督と
座席が、丁度、横並びであった時の話とか・・20分程喋る。

途中、立川流のブラックユーモア話を語るが、「あれれ」の表情
こんなに少ないから辛口トークをと思うが、客はひいている。
客層をみても、米朝一門の先に江戸落語があるような、
上方でも、上品な部類のお客様である。
東京では、立川一門の位置は、やはり過激でとらえ方が違うのか。

そのあと、着物に着替える時間、年末に博多の博多座での、
談志、生志、親子会、開催の為、福岡市長への会談の時のビデオを
スクリーンで見る。生志さんの、緊張と緩和の表情がかわいい。


二、立川生志・・・・・・・・・・・・・・・・・・「明烏」

最初に、源兵衛と太助の会話から始る。
そのあと、若旦那が帰って来てから噺があじまる。

「明烏」と言えば、八代目文楽の十八番。
CDでは、たまに聴いてはいますが、若旦那を起こしにいく時
花魁の茶箪笥の甘納豆を見つけ、一粒、一粒、ぶつくさ言いながら食べる。
若旦那のウブさが、この噺の勝負どころ。

素の生志さんは、若の花みたいだが、親父さん、若旦那、お茶屋の女将と
その度に、表情が変わり、年が15才ぐらい上ったり、下がったり、
オーバーアクションではないが、人物像が浮かびあがるののは、凄い。
(一番見えないのは、花魁だが、体つきのせいか(笑い)・・・)

肩を張らずにいて、噺自体のおもしろさが伝わる。
・・・・・私は、こんな噺家さんが、好きだ。


三、立川生志・・・・・・・・・・・・・・・・・・「芝浜」

中入りをはさんで、二席目。
この会、2月、6月、10月と年三回のペースでやってますが、
来年できるかどうか、予算の都合で?・・・是非、次回、開催できますよう
各自、御友達を一名ずつ、連れって、来て頂きたいと・・・。

その月、その季節のものを演じていますが、今年はもう、お伺いすることも
ないので、早いですが、年末の噺を・・・。

「あんたー」これでは上方、「おまえさん、・・・・、おまえさん」
あっ、「芝浜」だ。・・・・・良かったですな。・・・最高。
これも、三木助さんのCDを聴いているが、「夢の皮財布」とは違い
「芝浜」として聴くのは、初めて。

おかみさんが好かったですな。

普通でいうと、三年近く亭主を騙し通せるなんて、厭味そのものだが、
生志さん、騙す動機が、拾ったお金を黙って自分のものにするのが
お上に知れたら、亭主の手が後に回ると、町役に脅され、
単に亭主を罪人にしたくないという、女の人らしい理由で一芝居をうつ。

夫が改心するためとか、ぐうたら亭主で信用できないからという
理由でないところに、ほっとする。

最高に良いのは、女房の打ち明け話に、一度は激怒する亭主が
最後には、・・・お互い「あるがとうよー」、「ありがとうよー」と礼を言いあう
二人に、この噺への温かみを感じる。

落語は、人間の業であり、落語は、落語家の人、そのものであると思う、私。
「明烏」、「芝浜」、二席だけで、生志さんのトリコになってしまいましたな。


立川生志らくごLIVE・「ひとりブタでっせ」
2010年10月25日(月)午後7:00開演
トリイホール

一、マクラ噺
二、立川生志・・・・・・・・・・・・・・・・・・「明烏」
仲入り
三、立川生志・・・・・・・・・・・・・・・・・・「芝浜」

10-52-222



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第4回・たかつガーデン寄席・たかつ笑い亭

2010-10-24 00:28:44 | 落語

第4回・たかつガーデン寄席・たかつ笑い亭

繁昌亭大賞受賞者の会と銘うっての、上六での落語会。
初代春団治さんの匂いがする文華さんの「阿弥陀池」が、楽しみですな。



大阪府教育会館の8F・・・・高い処での落語会


光輝く、沢山の金屏風・・・・・今日は結婚披露宴は無しか。

一、桂福丸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「米揚げ笊」

170名の大きな会場に、マイク無しでも、よく響き通る声。
ついに、福丸さんの「米揚げ笊」が登場。

いつもながら、端正ではあるが、デビュー当時の歯切れの良さが
無くなり、丸くなった感じ。

上がる、高い、昇るを連発するところ、調子にのって
ハチャメチャ感のある、福丸さんが見てみたい。

売り声の稽古とか、尋ね尋ねていくところなんか、
笑いが十分とれる噺だけに、福丸さんの米揚げ笊が
更なる、爆笑編になりますよう期待しますな。


二、桂文也・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「親子酒」

文也さん、初めての出会い。
味のある、熟練の職人という雰囲気。

マクラも丁寧で、客の年代層に合せて、体験的、実感のある
あるある辞典的、身体の衰えで、笑いをとる。

特に、おもしろかったのは、名古屋の大須演芸でのハナシ。
よく、お客さんが、二名とか三名とかはよく聞きますが、
演者が、8人中、3人が、80才以上とか・・・・・。

怖いもの見たさに、行ってみたい様な・・・凄い
大須の、プロモーション、トークが・・・・。

噺は、親子酒、息子が帰りの、うどん屋で、とんがらしの竹筒を
振り回す、パターン。これが、上方の基本形か、でもこの頃、
竹林さんが演る、息子と禁酒を誓った父親が、
一杯、あと一杯と言いながら、酔い潰れていくタイプの方が、
私は、好きですな。

文也さん、まさに、基本に忠実、きっちりとした噺の中に、
ふあっと、気を抜いたような軽妙さが、うれしい。

文三さんが、年をとると、このような熟成の噺家に
なるんではないかと聴いていた。

あと、文枝一門で、出会いがないのは、小軽さんと、こけ枝さんのお二人。
正統でありながら、個性派揃いに、文枝師匠の懐の深さを感じますな。


三、桂文華・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「阿弥陀池」

期待どおり、いやそれ以上の、文華さんの「阿弥陀池」、おもしろい。
文華さんの、笑いのセンスが、随所に散りばめられている。

鯛は、「東南アジアの国で・・・・・・・」
象は・・「インド、や、アフリカ、もあって、耳が大きく、鼻が長くて
パオと鳴く・・・」、「そこまでいうてたら、わかるやろ」と逆ツッコミもあり。

サゲ前で、「留守番しといてや」・・・「はいっ」と極妙の手腕。

それと、「男の坊さん、西宮」とか、ボケル際に、
小拍子を叩いて、勢いをつける。

まさに、文華さんの噺は、音だけでも十分楽しめる。

CDを聴いていても、あの、しゃがれた声のとりこになりますな。


四、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「へっつい幽霊」

最近、山陰の学校へ落語しに行ったら、
上方落語の「熊のプーサン」と紹介がありましたが、
昼のニュースで、熊、人里に出没、注意・・・と。

へっつい、おくど、かまど、の説明から「へっつい幽霊」ヘ。

いつもながら、作ぼんが楽しいが、
でも、博打打ちの幽霊と、熊五郎のかけひきが、有るような無いような
軽妙なタッチが少なめか・・・・・・・・・・。

時間は、一時間半でしたが、実力派四人の充実の高座。
しっかりと、濃縮して、笑わせて貰いましたで。

たかつ亭、主任は文也さん。次回も楽しみでおますな。



終演後のお帰りのお客様・・・皆さん満足したお顔。
出口で、文也さんと、文華さんの、お見送り・・・・。



第4回・たかつガーデン寄席・たかつ笑い亭
2010年10月24日(日)午後2:00開演
大阪府教育会館8Fホール

一、桂福丸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「米揚げ笊」
二、桂文也・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「親子酒」
仲入り
三、桂文華・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「阿弥陀池」
四、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「へっつい幽霊」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三味線・・・・・勝正子

10-51-220





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鹿男求めて、奈良散策

2010-10-23 21:15:44 | 街で
今日は、奈良へ、嫁さんと娘と私の三人で、奈良の散策に。


東大寺の大仏さん、本名、盧舎那大仏(本尊)・・・五丈三尺五寸のお身丈とか・・。
鹿政談のマクラに出てくる
奈良の名物、「大仏に、鹿の巻き筆、あられ酒、春日灯篭、町の早起き」、


大仏殿、東大寺の金堂で、世界最大の木造建築。

裏の柱のくぐり抜けに、長蛇のの列、
でも順番がきて、穴の小ささと多くのギャラリーに、遠慮する女の方も・・。


裏にある、木造立像・・・


猿沢池から下ると興福寺、そして、五重塔。


鹿せんべいを買うと、すぐに寄ってくる・・・・かわいい鹿たち。
でも、あくまで野性動物で攻撃する事も・・、注意の看板がいたるところに・・。

肝心の鹿男、鹿の写真は無し・・撮ったんですが重たくてブログに載らず、あはは。

このあと、ならまちヘ、そして食事もしながら・・あちらこちらヘ。
そうそう、奈良町落語館の前も通りましたが、本日は素通り。

正倉院展も見ず、そしてせんと君にも、会えませんでしたが・
秋の行楽日和の奈良を、四時間半も・・・ぶらぶらと。

久しぶりに、外の清々しい空気にふれた、楽しい奈良散策でおました。


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落語の世界か~鹿男あをによし

2010-10-20 12:41:51 | 本の少し
鹿男あをによし (幻冬舎文庫)
万城目 学
幻冬舎



本書は、まるで落語の世界である。
読者の想像力に任せるままに、古の奈良の地に運んでくれる。

鹿が喋る、昔、馬が喋る、そんな馬鹿なという、海外ドラマがありましたが
狐、狸がでてくる落語の世界につながる。

この作者、万城目学さんは、大いに落語好きと見た。
主人公の下宿先の重さんが、いつも車の中で聴いているのが、落語のCD。
枝雀の「高津の富」と、米朝の「ぬの字鼠」とは、恐れ入る。

そして、小説「坊ちゃん」のパロディのごとく、随所にでてくる。
昼間は学園ドラマのようであり、夜は、暗闇の中でおきるミステリーでもある。

あれもこれもと、盛り沢山で、飽きることの無い、
サービスたっぷりの「鹿男あをによし」でおました。

先の「鴨川ホルモー」も読まなくては・・・と。



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雀三郎 with まんぷくブラザーズ

2010-10-16 23:45:53 | 音楽

まんぷくブラザーズファンのイケやんさんのお誘いで、
井上さん、辻さんと一緒に、雀三郎さんのライブヘ・・・楽しみでおます。


会場は、大きくもなく、小さくもなく、120人丁度の満員。

四人が舞台に登場・・・・早速、オープニングのテーマ曲からスタート。

順不同、曲目もいたって、あやふやですが、ご紹介を

○メンバー紹介・・・(ベースの・リストーラ久留島、作曲でギターの・リピート山中、
メインボーカルの・桂雀三郎、そして、マンドリンのボルケーノ赤木)
○ヨーデル食べ放題・・・(かの有名な、唯一のヒット曲)
○やぐら行進曲・・・・・・・(串かつ、専門テンテンテン)
○二人のやぐら・・・・・・・(ムード歌謡のやぐらのラブソング、マンドリンがいい味)
○はまかぜラヒウソディ・・(やぐらの兄さんの、白浜のペンションの唄)
○おもいでの渚・・・・・・・(ハンダース、いや、ワイルドワンズの歌)
○反逆者の歌・・・・・・・・・(カーナビに突っ込む、お前うるさいな)
○コモエスタ一人鍋・・・(独身女性の哀愁歌)
○煮えろ、水炊きよ・・・・(若者へのメッセージ)
○おばーちゃんの古時計・・・(100才以上の高齢者へ)
○大江戸物語・・・・・・・・・(越後屋、お前も、悪じゃなぁ)
○あぁ青春の上方落語・(雀さん入門の1971年の上方落語界)
○それぞれの味・・・・・・・(サッポロ黒ラベルの歌、私、これが一番お気に入り)
・・・・・・・、一、二曲、抜けてますし、曲目も適当でおます・・・。
自主的アンコール
●忘れん坊のサンタ苦労ス・・(ちょっと早いクリスマスソング)
ほんとうのアンコール
●サルサ・デ・ベツバーラ・・・・(チリの33名の生還を祝って)

二時間弱、話が多いと思いきや、歌たっぷりの、コンサート。
今日は、雀三郎さんの歌で、充分、まんぷくになりましたで・・・。

追加
「雀三郎 with まんぷくブラザーズ」のアンケート用紙があり、ご感想をと。
(1)性別、(2)年齢、(3)ご職業、(4)本日はどちらからお越しですか。
(5)講座は何で知りましたか。・・

そして(6)が受講動機は何ですか・・・と、
①趣味、教養を身につけるため、②テーマに興味があった
③受講料が安かった、④時間帯が良かった、⑤交通が便利だから
⑥講師に興味があった、⑦余暇を有意義に過ごすため、
⑧友人を得るため、⑨その他

ああ、今日の雀三郎さんは講師だったんだ、今日のLIVEで、趣味教養を
つける方もおられたんだと・・
まあ、なんと心のこもってない形だけのアンケートか。お役所仕事ですな、
まあ、安い料金で見れたので、講座の内容には、満足でおますけど。



しろきた芸術文化サロン
「桂雀三郎 with まんぷくブラザーズ」ライブ
2010年10月15日(金)午後7:00開演
城北市民学習センター

桂雀三郎 with まんぷくブラザーズ

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あいまい言葉~日本語・表と裏

2010-10-13 01:45:08 | 本の少し
日本語 表と裏 (新潮文庫)
森本 哲郎
新潮社

☆☆

日本では、あいまいな言葉が一番優れた言葉で、もっとも重んじられている。
「よろしく」、「どうせ」、「お世話さま」、「まあまあ」、「どうも」など、
「ええじゃないか」、「さっくばらん」、「もったいない」と24の言葉をあげながら
そこに、潜む、日本人特有の、かくされた気持を解き明かす。

「しとしと」のところでは、水も音を表現した、擬態語、擬声語の多さは世界的に
みても稀であり、その微妙な音をさまざまにつたえている。

春の小川は「さらさら」流れ、水で布などを洗う音は「ざぶざぶ」であり、
涙が流れる様子は「さめざめ」、水気をふくんださまは「しっとり」、
それが外ににじめば「じっとり」であり、湿気が過度であれば「じめじめ」
水が絶えず流れ出る状態は「じゃーじゃー」であり、
水が揺れ動けば「じゃぶじゃぶ」、水滴が垂れる音は「ぽたぽた」
水が跳ねる有様は「びちゃびちゃ」である。
水にひどく濡れる形容は「びしょびしょ」であり、水に何かが浮かべば「ぷかぷか」
水に沈むさまは「ぶくぶく」、雨が降り出せば「ぽつぽつ」、
水中からの泡は「ぽこぽこ」水を一気に飲み干せば「がぶがぶ」、
水に何かが吸いこまれれば「ごぼごぼ」、滝は「ごうごう」と落ち
石は水中に「どぶん」、夕立は「ざーつ」と襲い、
梅雨は「しとしと」と降りつづく。・・・・ああ、なんと多彩な水の表現なこと。

ただ、作者は、こうした多彩なオトマトペ(擬態語、擬声語)の発達は、
あくまで感覚的な言語であって、日本という小さな国で、同一民族がなせる
同質社会だこそ、伝達機能ととしてなりえたことと・・。

そろそろ歩くは忍びやかで、ぞろぞろ歩くは大勢で騒がしい。
こんな、言葉のおもしろさは、落語の中の言葉遊びにも通じる。

日本人の心の裏が、日常使う表の言葉に表れているとすれば、
日頃のひとつひとつの言葉が更に、興味あるものにみえてくる。



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待望の吉坊の会

2010-10-11 23:30:06 | 落語



ついに、待望の吉坊の会がやってきました。
昼の部にお伺い・・・「辻八卦」に、「幸助餅」、楽しみでおます。


休日なので、都心なのに、静か、山本能楽堂。


能楽堂の舞台。


二階席もあり、お洒落度、最高。

一、桂吉の丞・・・・・・・・・・・・・・・・・・「時うどん」

羽織を着ての登場、それはそれは、堂々の高座。
今回、三回目の能楽堂の舞台ですが、何度来ても、どちらを向いて
喋ったら良いものかと、迷いますと・・・。

噺は、「時うどん」米朝の一門の形。
スコーンと伸び伸びしながら、どっしりしていて、
噺のおもしろさが直接伝わってくる。

昨年の遊山船、あたりから一皮剥けたようで、
吉の丞さんの、新しいネタを聞くのは、楽しみですな。

二、桂吉坊・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「辻八卦」

うだうだばなしが、楽しく20分。
「PhoneとMacと西郷輝彦、まさに三題噺」
ほんま、親子みたいに可愛がられているのが、話からも解る。
談志、談春、そして西郷輝彦さんと、世間でいう、強面の
おじさんに、吉坊、大人気ですな。

まあ、私も、吉坊のあの笑顔にまいっていますが。

噺は、「辻八卦」、客に、易者が、あれこれ、シャレで
兵庫船や、矢橋船での掛け合いが、辻占と客の応対に替わる。

変った、噺でおます。

三、桂吉坊・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「七段目」

やはり、歌舞伎好きの吉坊奈良ではの「七段目」
所作がきまるところが、きまり過ぎるて、
丁稚の定吉までが上手過ぎるのが、難点か。

でも、前から参列目で、山本能楽堂の音量の響きも最高でしたが、
後で、聞くところによると、後ろの方は、クーラーの音がうるさかったとか
まあ、定員以上のお客様で、熱気、ムンムンだったんでしょうな。

仲入り

四、暁照夫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「三味の響き」

昔のままの、暁照夫さんの芸。
三味線弾きながら、客をいびる。
70才で、都都逸、浪曲、三味線「まめだ」のフルコース。
まめだは、この前聞いた、英華さんの方が、女流というだけ
・・三味線の技量は解りませんが若さと、勢いが、あった様な・。

久々の舞台で、燃えたのか。モタレの立場も考えずに、大熱演。
でも、浪曲が、小中学の時聞いた、宮川左近ショーが思い出され
懐かしい舞台でおました。


五、桂吉坊・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「幸助餅」

噺の筋は、「文七元結」とことの始まりは、似ている、
ただし、お金を渡すのは、博打ではなく、贔屓の相撲取りに。

その、雷の五郎吉は、そのお金の出処を聞いても返さないので、
裏で、雷の五郎吉が、身請けに行くと思いきや・・
二年後に良き幕切れがある。

吉坊さん、後半は、西郷輝彦さんの舞台の台詞を参考にしたとか、
ほろりとさせる、人情噺、年だけに、いたって、こんなの好きですな。

でも、芸人さんと、贔屓のお客の間を繋ぐのは、形の無い、芸ごとだけに、
この関係は、いつの時代も微妙でおますな。

吉坊の会、堪能しましたで、次回は、昼夜、観てみようか・・・と。


吉坊の会
2010年10月11日(祝)午後2:00開演
山本能楽堂

一、桂吉の丞・・・・・・・・・・・・・・・・・・「時うどん」
二、桂吉坊・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「辻八卦」
三、桂吉坊・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「七段目」
仲入り
四、暁照夫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「三味の響き」
五、桂吉坊・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「幸助餅」

10-49-216



桂吉坊公式サイト




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新書サイズで十分~現代落語の基礎知識

2010-10-09 00:59:11 | 本の少し
現代落語の基礎知識
広瀬 和生
集英社



この本を購入したくて、本屋に。
新刊であるので、まず新書のコーナーで、次に単行本のコーナーで
探すが、結局見つけられず、結局店員さんに聞く。

落語評論の本らしく、みられたいと期待しての、作者の意図、みえみえの装丁。
値段は、1100円。中途半端な値段、迷ったけれど、それだけの価値ありと
期待して買うが、結論から言うと、700円の新書あたりが妥当か。

現代落語の基礎知識のキーワードとして、「落語ブーム」、「古典と新作」、
「名人」、「本寸法」、「寄席」、「ネタ」、「フラ」、「マクラ」、「サゲ」、「客」の十を
選んで、落語についてを述べている。

まあ、東京中心で、立川流賞賛は、作者のいつものパターンであるが、
読めば読むほど、落語家以外が書く落語論は、如何にもうわべだけの
言葉であり、事実の記録としての年表の域は、超えていないように思う。

でも。落語は、現代に生きる演者を楽しむものである以上、落語は常に
「今が旬」のエンターテインメントと。日々、落語の現場では、「小さな革命」が
起きている。その現場に立ち会う喜びこそが、「落語の愉しみ」なのだとも言い。

まさに、落語とは「演目」ではなく、「演目」を通しての落語家による、
自己表現を味わいある。、落語面白さは、落語家自身の中にある。
その旬に出合いたくて、落語会に足を運んでいるのだと・・・。

このあたりは、大いに共感でおますな。

必ず、買う前に、立ち読みされて、共感できる箇所を確認してからの
購入をお勧めいたしあす。

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落語のひみつ

2010-10-07 06:15:03 | 本の少し
落語のひみつ
桂 平治,大友 浩
芸術新聞社



桂平治さんが、案内人。大友浩さんが著者。どういう関係。
まあ。桂平治さんが、語った事を、大友浩さんがまとめたという事か・・・。
楽しい、阿部伸二さんのまんがもついてるよ。

入門編のごとく、解り易い言葉で書かれているが
、随所になるほどという箇所がある。

例えば、「前座」では、前座にとって一番大事なのは、
落語を覚えることではなく、
今までの自分と決別して、新しい自分に生まれ変わることだと。
そして、師弟関係とは、前座修業を全人格的に支える
基礎的な人間関係であると。

また、噺家のあいだには「その人が売り物にしている噺は
、本人の前では演らない」という暗黙の掟があると、
人の「伝家の宝刀」みんなで尊重するらしい、
まあ、春團治師匠の前では、誰も
「代書屋」、「野崎詣り」、「いかけ屋」、「高尾」はできまへんやろ。

師匠の口調は全身染み込んでいます。
いつまでも、師匠そっくりと言われるのは、これまた複雑な気持だと。
でも、その噺家の一門は、喩えると「おでん」のようなもの
素材の味はそれぞれ違っても、長い間にくり返し継ぎ足した同じ出汁が
染み込んでいます。

本番中に、台詞を忘れるというところで、小さん師匠の話しが載っています。
小さんさんが台詞を忘れやすいのには理由があると、
それは、台詞を言葉で覚えず、腹で覚えているからだと。
「腹で覚える」・・・すなわち、登場人物の気持になって、ということらしい。
登場人物の気持になったら、言葉は自然に口をついて出てくるのに任せる。
だからこそ、小さんの描く人物には真実味があったのだと。
たまに、台詞が出てこないぐらい、ささいなこと・・・落語。

人間がそこに居ればこそ、たかが落語、されど落語ですな。

まあ、初心者用と馬鹿にしないで、落語ファンも、
一度図書館あたりで、目を通されることを、お勧めします。


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談志一門の最高傑作~雨ン中のらくだ

2010-10-05 21:30:52 | 本の少し
雨ン中の、らくだ
立川志らく
太田出版

☆☆☆☆

志らくの「雨ン中のらくだ」、談志一門の最高傑作である。
凄い、落語に対し、これほど考え、自問自答し、
すべてに自分なりの答えをだしている志らく。

談志に、「狂気の部分をお前は引き継いでいる」と言わしめた、志らく。

この本の題になっている、「雨ン中のらくだ」・・・
ある日、らくだが雨の中でぼんやりしているのを屑屋が目撃し、声を掛けます。
らくだは、「おい、この雨を買え」と言い、屑屋が勘弁してくださいよと言うと、
淋しそうに笑ってその場を去っていく。
乱暴な男の哀愁を映像的に言葉で表現した、「雨ン中のらくだ」の場面で、
談志の「らくだ」の真骨頂に到達。

聴いてみたい・・その雨ン中のらくだに遭遇してみたい・。

十八の演目ごとに、落語論と師匠談志と、「同じ価値観」を求めての
落語家人生を綴る・・・・落語ファンにとっては、「赤めだか」以上に
中身は濃く、その演目に出会う度に、何度でも読返す価値のある本である。

最後に、全てが語られている・・・師匠談志が志らくへの真打認定書を・・


・・・・・・・・・・・・・・・・真打認定書・・・・・・・・・・・・・・・・

立川談志門下の志らくを真打と認定する。
理由は家元談志の眼に叶ったからであり升。
落語は人間の持つありとあらゆる不条理な事柄を認め、
その裏に潜むイリュージョンとでもいうべきものまで内容の対象とするのです。
志らくはそれをわかっています。わかっている芸人に何も云うことはない。
落語に全人格を賭けているのだから・・・・・・・。

平成七年十一月
落語立川流家元、、、、立川談志


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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談四楼・文鹿・二人会

2010-10-02 22:42:17 | 江戸落語

あの文鹿さんが、談四楼さんとの二人会、味な組合せですな。
でも、予想するに、ボクシング繋がりか・・・。


昼席にも、談四楼さん、文鹿さん、共に出演。


会場前の、繁昌亭、指定席の為、会場前の人は少なめだが、
二階席はもとより、補助席まででる、大入り満員。


一、桂ぽんぽ娘・・・・・・・・・・・・・・「寿限無」

東西の落語会に、東京出身のぽんぽ娘さんはうってつけの出番。

演目は、「寿限無」。よくご存知の、子供の為に縁起の良い名前を付けようと、
教えてもらったのを、全部つけるが。「やぶらこうじ」あたりから
「パイポ」、「シューリンガン」、「グーリンダイ」などは、ほんとに
長生きできる名前なのか、疑問ですな。

ぽんぽ娘さん、日頃の威勢の良さは控えながら、
落語では、可憐に、いろっぽく、演じきる。

でも、この「寿限無」、談四楼さんの名作「ファイティング寿限無」に
ちなんでの、選択ならGOOでおますな。


二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・・「代脈」

昔、仁鶴さんで聴いたような、まだ子供だったので、
もっと、色っぽかったように、記憶しているが・・・。

今日の、「代脈」、さすが、もとボクサー、スポーツマンらしく
爽やかに、演じる。

でも、この弟子の失態、すべて大先生の指導がいけませんな、
お茶や、羊羹の事ばかりに執着して・・・・・

すっきり、さわやか、文鹿さんの「代脈」でおました。


三、立川談四楼・・・・・・・・・・・・・・「井戸の茶碗」

談四楼さん、初めて観る。
既に、「ファイティング寿限無」、とか、「シャレのち曇り」、「師匠」
「ガチンコ人生論」など数冊読んで、私なりの談四楼さん像はできていたし、
帰りに頂いた色紙には、「不良長寿」と書かれていましたが
今日、お会いしての印象は、優しくて、常識ある、大人。

この、「井戸の茶碗」はようできた噺。
貧乏をしていても、清貧で生きる、千代田ト斎と、若侍の高木作左衛門の
武士の意地の張り合い・・上方では「強情」になって、おもしろいが軽くなる。

物語りは、最初に出てくる清楚なお嬢さんで始まり、
そのお嬢さんの結婚話で終わる。

ハッピイエンドの人情噺で、誠によろしゅうございます。


談四楼&文鹿・座談会

そもそも、二人の関係は、予想していた通り、ボクシング繋がり、
文鹿さんは、プロボクサーから落語家ヘ、立川談四楼さんの小説
「ファイティング寿限無」の主人公は、落語家からチャンピオンに、
何年か前に、談四楼師匠から直接、文鹿さんに電話があり、
それからの、おつきあいとか。

談四楼さんの息子さんは、今や、ボクサーで大阪で修行中。
ランキングの一歩手前とかで、息子の話をすると、
単なる親バカの父親の顔になる。

座談会の終わりに、5冊「ファイティング寿限無」のプレゼントがあり抽選。
当たったのが、2階席の方ばかり、何で、よくかき混ぜてと思っていたら、
同じ料金で見え難くくて申し訳ないと、2階と立見だけ、箱に入ってましたと、
こんな、心配りに、談四楼さんの、人間味を感じましたな。




四、立川談四楼・・・・・・・・・・・・・・「ぼんぼん唄」

八丁堀の小間物屋の源兵衛とお光の間には子供ができず、
浅草の観音さんに、21日の願掛けの帰り、三才ぐらいの女の子を
拾うってきて、神様の授かりものと、「おひろ」と名をつけ、我が子
として、育てる。
一年後、近所の子とお盆の祭に、家で遊んでいて、「ぼんぼん唄」を
近所の子は、「江戸一番の踊りは、八丁堀」と唄うのに、おひろは、
「江戸一番の踊りは、相生町」と唄う・・・・。それを聞いて
実の親は、さぞ悲しんでいるだろうと、探しあてると・・・・・という人情噺。

初めて聴いた噺だが、かつて談四楼さんで聴いた事がある気にさせる、
おだやかで、しっとりとした、噺っぷり。

暖かみのある高座姿と相まって、良い落語聴かせてもらいましたで。


五、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・・「鍬潟」

一番の聴かせどころは、褌を締めるときに唄う「相撲甚句」
やはり、師匠ゆずりか、上手くはないが、味がある。

小柄な男が、昔の小さなお相撲さん「鍬潟」の話を聞き、
自分も相撲取りをと、知合いの相撲部屋に稽古にいく。

相撲部屋が中心の噺、笑いは少ないが、トリネタとして文鹿さんが、
もってきただけあって、ニンにあっている噺。
「あー、ドスコイ、ドスコイ」

普段とは違う、江戸の匂いがする落語会、良かったですな。
「鍬潟」ではないが、大きな舞台での活躍で、文鹿さん
一回りも二回りも大きく見えましたで・・・・
次回も引続きの開催、期待してまっせ。、


立川談四楼・桂文鹿 二人会
2010年10月2日(土)午後5:30開演
天満天神繁昌亭

一、桂ぽんぽ娘・・・・・・・・・・・・・・「寿限無」
二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・・「代脈」
三、立川談四楼・・・・・・・・・・・・・・「井戸の茶碗」
中入り
談四楼&文鹿・座談会
四、立川談四楼・・・・・・・・・・・・・・「ぼんぼん唄」
五、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・・・・・「鍬潟」




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