桂米朝一門会・ヴィアーレ~2019.04.29本町・ヴィアーレホテルGWの最中、オフィス街の本町、街自体静かです。
350人。大入満員。
後列四列目ですが、見やすい高座。
一、桂優々・・・・・・・・・・「平林」
二、桂歌之助・・・・・・・・「悋気の独楽」
うつらうつらのお二人の落語、聴きなれた落語だけに。
ところどころ飛んでも筋が解かっている分、寝ていることさえ気づかない。
「悋気の独楽」でいうと、袂から独楽をだしてくるところは聞いていたが、
独楽が追いかけ逃げていくところは聞いて無いような、オチだけは起きて
拍手を・・・・・失礼致しました。
三、桂南天・・・・・・・・・・「阿弥陀池」
ここからは、バッチリ。南天ワールド、全開、聞いてましたで・・・。
珍しく、かみかみの南天さん、でも、「阿弥陀池」ようできた落語ですな。
四、桂千朝・・・・・・・・・・「鹿政談」
三都の名物から、奈良の名物へ、奈良の早起き。
長いマクラから、米朝一門の格調高い「鹿政談」に。
千朝さん独特の言い回し、奈良町奉行が横領役人を凝らしめるところ、
いつ聞いても拍手喝采でおますな。
仲入り
五、桂米團治・・・・・・・・「稽古屋」
マクラは、いつものクドイぐらいの御曹司ネタですが・・・。
米團治さんの「稽古屋」、日本舞踊の仕草がたっぷり入って、
見ごたえたっぷり、独特の「稽古屋」に。
しかし、日本舞踊の素養がないとおいそれと、稽古つけてくださいと、
頼み難い仕上げになってますな。
三味線方も同じですな・・・でも、ええもん、見せて貰いましたで。
六、桂雀三郎・・・・・・・・「野崎詣り」
ヨーデル食べ放題のご紹介を、マクラに・・・。
15万枚売れたハナシです。
季節がらというか、五月の初旬の十日間、野崎観音の野崎詣り。
これまた、雀三郎さん、独特な味付けの「野崎詣り」。
「野崎詣り」といえば、三代目ですが・・・・・。
土手を歩いている参拝客よりも、
喜六、清八,のデコボココンビが際立った演出に・・・。
同じ噺でも、カメラアングルが違えば、これだけ匂いの違う噺に。
このヴィーアーレの米朝一門会はお値打ちでおます。
次回も楽しみでおます。
桂米朝一門会・ヴィアーレ
2019年4月29日(月・祝)午後2:00開演
本町・ヴィアーレホール
一、桂優々・・・・・・・・・・「平林」
二、桂歌之助・・・・・・・・「悋気の独楽」
三、桂南天・・・・・・・・・・「阿弥陀池」
四、桂千朝・・・・・・・・・・「鹿政談」
仲入り
五、桂米團治・・・・・・・・「稽古屋」
六、桂雀三郎・・・・・・・・「野崎詣り」