杏のふむふむ (ちくま文庫) | |
クリエーター情報なし | |
筑摩書房 |
☆☆☆☆☆
ようやく、良い本が私の手元に届きました。
本屋に行くと、背表紙ではなく、棚に表表紙を向けて並んでいるのが
多いので気にはなっていたのですが、
遅まきながら、杏さんの「杏のふむふむ」、読んでみて納得、
単にタレントが書いたエッセイ本ではなく、
内容といい、語り口といい、素晴らしい本。
私が評価する、良きエッセイの要、最後の二行・・・・が憎い。
まさに、落語のオチのごとく、ストンと落ちる、憎い、うまい。
それと、内容が良い。
ご自分の仕事に関しては、基本全力投球、最大限の努力を惜しまずやる。
その、精一杯のスタンスが、よき人との出会い、つながりが拡がっていく。
出てきた本も、「こち亀」、「文。堺雅人」、「仏果を得ず」、「深夜特急」、と
私が読んだ本ともダブり、親近感を感じる。
まあ、同じ分野、自分の好みだけではなく、
たっぷり時間をとって、本屋さんで、余裕の中でパラパラと立見をしながら、
本を選ぶこともしないと駄目ですな・・・・・。
まずは、J-WAVE土曜日22:00~の「BOOK BAR」のFM聞いてみます。
(大倉眞一郎さんと杏さんがお薦めの本を週に一冊自由に持ち寄ってのおしゃべり)、
先週楽しみにして、ダイヤル合わせたのですが、
結局、東京だけのONAIRで、聴くことはできませんでした・・・・残念。