カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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「今週の公教要理の錠剤」25

2012年05月10日 | メッセージ(その他)
B年 復活節第六主日   2012・5・13
 「カトリック教会の教え」から
「教会のあゆみ」
イエス様の姿が弟子達の前から消えて天国に昇られた時から、弟子たちはイエス様がおっしゃったように全世界に広がりました。勇気を持ってイエス様に従った信者たちは、当時のあらゆる所に生まれた最初の小さな共同体として、わずかな人数でも集まり、イエス様がおっしゃったように記念として、パンをさいてイエス様の死と復活を思い起こし、イエス様の体をいただきました。イエス様の教会は小さな共同体でしたが問題や苦しみも少なくなかったのです。共同体の中から発生した問題は、イエス様のメッセージを忠実に述べる方法について議論したり、イエス様の心を実行する為にどうすればいいのかなどのいくつかが悩みの原因でした。けれどもイエス様がご自分の小舟のような教会からはなれられないで、ご自分の小さな共同体を見守り、聖霊によって導いてくださいました。しかし同時に力強く聖霊が働く小さな共同体も、所によって迫害されたり、追放されたり、また受け入れられなかった所もありました。時にイエス様の信仰を持った証人が殉教することになりましたが、彼らの血は新しい教会の種になりました。このように教会は少しつつ当時の世界中に広がりました。そして、イエス様の教会は一つの所に留まらないで、時代を渡ってあらゆる形でも広がって成長しました。キリスト信者になった王様達は、自分の国民にイエス様の信徒になるように命令を下しました。それである時はキリストの教会は人間の経済、武器の力で広がると思われたかもしれません。しかし実際にはイエス様が絶えず自分に従う者たちに愛を注ぎ、愛の弱さを通して、ご自分の心と言葉が広がるように教え続けました。イエス様がこのように間違った人間をご自分の方にいつも呼び寄せてくださいました。現在の社会でもイエス様の教会は広がろうとしていますが内的、外的な圧迫で悩みと苦しみは絶えないのが現実です。しかし、それでも今日イエス様がご自分の共同体をご自分の命より愛して、守り、成長させ、全世界に広げようとしておられます。
                        モヨリ神父

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