カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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B年 第27主日 

2015年09月30日 | お知らせ


 ザベリオ会の創立者であるコンフォルチ司教様のモットーは使徒パウロの言葉を借りると次のようなことでした、「in omnibus Crhistus」つまりラテン語から翻訳すれば、「すべてにおいてキリストだけです。」この世の持主、この世の光、この世の愛の魂は神様です。このような思いが心に浮かんでくると、いつも神様の恵みによって誰の心も満たされ、大きな喜びを味わう事ができます。小さいものを特別に愛される神様は自分にとって全てである事をいきなり気づき理解したことでした。さて、10月4日はアッシジの聖フランシスコの祝日です。日本人が特別に愛している聖人であり、山鹿教会の保護聖人です。アッシジの聖フランシスコの人生の中で、素晴らしい特徴はいくつもあります。ぜひ皆さんも自分で探してみてください、感動的なメッセージを発見され、自分の人生の中で踏み倣うべき聖人の足跡を見出すことになるでしょう。
1・故郷は甘いと感じた人は弱い。
2・この世は全部、自分の故郷であると感じた人は強い。
3・全世界は海外のような所だと感じた人は完全な者です。
1番目の人はこの世を愛しています。
2番目の人はこの世の中に愛を広げています。
3番目の人はこの世の中で自分の愛を全て捧げ尽くした者です。{伊―諺}
「マルコによる福音10・2-16」
 当福音書によるとイエス様が結婚生活のルール、規定、法律を説明して守らせるよりも、私たちにも参考になる神様の心を語ってくださいます。まず、神様は花婿のように花嫁である人類を愛して迎えています。この愛の特徴は忠実で、何にも捕らわれない愛です。神様は人類と一体となって、人間は神様のように聖なるものであり、神様は人間の姿を受け取って、小さいもの、弱いものの姿をしています。神様の希望、神様の愛は人類と一つになることです。このような神様の心は人間にとって、今でも私たちにとって欠かせない心の参考になっています。結婚生活でも、共同体のあり方、教会の生活の中でも、キリスト信者にとって神様の心は手本になっています。この福音書のメッセージは、洗礼によって神様と一体となった私たちも人生の中で愛し合う方法は重要な課題であるということです。
                               モヨリ神父