カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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「今週の公教要理の錠剤」36

2012年07月26日 | メッセージ(その他)
B 年 年間第十七主日     2012・7・29
 「カトリック教会の教え」から
「癒しをもたらす秘跡―病者の秘跡」
教会のとても重要な役割は、人に神様の心と体の癒しをもたらすことです。イエス様の共同体はいろんな方法で信徒だけではなく、困っている人、苦しんでいる人の癒しを求めてきました。その癒しの方法は、まず、人の痛みをそのままに耳を傾けることです。それに自分の時間、才能、財産などを奉献することによって、人の苦しみをやわらげるのは、教会の共同体のもっとも人の救いを求める道徳的なイエス様の言葉に従う方法です。なぜなら基本的にイエス様の教会は、全面的に人の苦しみを癒す目的と権利を持っています。病者の秘跡とは、心と体の癒しの独特な印であり、それを通して教会は病気の人の心と体のやすらぎを求め与えています。そして病者の秘跡の中で、オリーブ油はシンボルとして使われています。昔から、体のけがや傷の上に油を注ぐことによって、直しています。傷んでいるところがあれば油を塗ることで癒される経験に基づいて、油は病者の秘跡の象徴的な印になりました。病者の秘跡の時に、油を体に塗られた者は悪への戦いの為に支えられていて、傷ついた心、苦しんでいる体も癒されるようになっています。例えば、素直に病気を受け入れられない時、そのために神様にも人にも反感を持つことはたしかに心の深い傷であり、病者の秘跡によって慰められ、癒されるように神様の助けを願っています。苦しみに落ち入った者は神様や人をも赦せない場合があります。その時、聖なるオリーブ油の秘跡を受けた者は神様の恵みによって癒され、悪い思いから解放されて、罪も赦され、神様の救いを経験することになっています。体の苦しみはよく心の苦しみを伴っています。心の癒しは、場合によって体の全面的な癒やしにもつながっています。教会は病者の秘跡の儀式によって、その母のような愛と深い憐れみを、弱い子らである信徒に示しています。    
                            モヨリ神父

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