カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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「今週の公教要理の錠剤」35 

2012年07月19日 | メッセージ(その他)
B 年 年間第十六主日          2012・7・22
  「カトリック教会の教え」から
「癒しをもたらす秘跡 ― 赦しの秘跡」
洗礼を受けることによって、罪は全て赦されます。ミサにつまり感謝の祭儀に参加した時に、その中でイエス様の言葉を素直に受け入れることにすれば、以前犯した罪は全て赦されます。キリスト信者はイエス様の呼びかけによって、イエス様の言葉を受け入れることによって絶えず自分の人生を振り返り、反省して心の回心を続けています。このようにしてキリスト信者は自分の弱さ、出来なかったこと、怠ったこと、十分に愛さなかったことを実感して神様の赦しを求めています。その時キリスト信者は赦しの秘跡を通して神様の赦しと同時に隣人からの赦しを求めています。神様の赦しと人の赦しによって、人と神様への和解の心を持って、心の平和が取り戻されます。そして、より大きな愛で赦された人はその愛の力で、新しい人生を送ることもできます。その大きな愛の中で神様も人々も迎え入れることが出来ます。実際に赦してくださるのは神様ご自身ですが、赦しの秘跡の中で司祭は神様の立場に立って、神様の姿として、神様から与えられた権威を持ってキリスト信者に神様の愛とその赦しと癒しを伝えています。秘跡の構造は次の通りです。個人的に神父の所に赦しの秘跡をいただく為に行かれた場合、お互いの挨拶が済んでから、キリスト信者は罪の告白をします。それを聞いた神父は助言を述べてから、償いの祈りを勧めます。その後キリスト信者は痛悔の祈りを唱えます。次に神父から祝福の印によって教会の典礼に勧められた特別な言葉を述べながら全ての罪を赦します。最後に、神父からの励ましの言葉にキリスト信者が感謝の心を表して、赦しの秘跡の典礼が終わります。このように赦されたキリスト信者は、神様と教会へも周囲にいる者たちにも和解と心の平和を取り戻します。
                        モヨリ神父

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