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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

壱岐1泊旅行②〔「壱岐リトリート海里村上」編〕

2020年09月22日 | 旅行記

14時ジャスト、「壱岐リトリート海里村上」に到着です。

(宿のサイトのトップページにも使われているショット。プロはもっとうまく撮りますが。(笑))

ロビーのソファーでチェックイン、壱岐の名物「しもん茶」と「かすまき」が出されます。

(茶器は「海里村上」オリジナルの焼き物。)

「しもん茶」というのは初めて知りましたが、ブラジル原産の白甘藷「しもん芋」(別名カイアポ芋)を使ったお茶だそうです。しもん芋は土壌の養分を吸い尽くすので、一度栽培した土地には5年は連作できないそうです。

「かすまき」は知っているつもりでしたが、①対馬藩主が参勤交代の折、道中で食べたのが始まり、②名前の由来が「寿を加える」=「加寿まき」(かすまき)、というのは初めて知りました。

壱岐と対馬のお菓子の代表格ですが、違いとしては、対馬の「かすまき」はロールケーキのような寸胴型、壱岐のは少し扁平タイプ、というところでしょうか。

 

「壱岐リトリート海里村上」は、湯ノ本湾の美しい景色を望むロケーションに、2020年6月17日、全室に源泉露天風呂付きの宿として、リブランドオープン、自慢は源泉かけ流しの湯ノ本の最上質の温泉。

部屋は和洋室。和室からはテラスの露天風呂が見えます。

洋室=ベッドルーム。

洋室の窓側にはリラックスソファが置かれ、テラスからと同じ、湯ノ本湾の眺望を室内から楽しめます。

露天風呂のあるテラスからの眺望です。

ホテルの方が言っていましたが、「今日は、対馬がはっきりと見えます」。

(ズーム。下対馬の豆酘(つつ)あたりでしょうか。)

テラスからの眺めは額縁に収まった風景画のようです。

(ただ今、浴槽に源泉を入れています。)

なかなか味のある陶器の浴槽がフレッシュな温泉で満たされました。

湯ノ本温泉の源泉を引く、海里村上の温泉は、温泉とみなされる基準値(1000gあたり有効成分1g)の約17倍という超高濃度温泉で、空気に触れると金色に染まります。

敷地内にある自噴源泉の湧出温度は69.2度ですが、加水せずに供給量の調整だけで適温(42度前後)に調節しているそうです。

部屋のお茶うけは、「ふくだ屋」さんの「鬼焼」。

(厚焼きで硬めのクッキー。1枚で食べ応え十分。)

とりあえず、部屋の露天風呂に入って落ち着いたところで、夫婦別々の次のアクションへ。

妻は「海里村上」のスパへ。

(スパ前のソファースペース。)

おそるおそる中を撮ってみました。

(この先はどうなっているのか、私は知りません。(笑))

妻とここで別れて、私は、大浴場へ。

清掃直後とのことで、おそらく一番風呂。

(内湯です。)

露天風呂。結構広いです。

なるほど、空気に触れると金色に染まるとありましたが、その通り、いわゆる「金泉」ですね。部屋の露天風呂よりも湯量が多い分、色がよく分かります。

この色に染まるので、てっきり鹿児島の桜島で泊まった「さくらじまホテル」の古里温泉と同じ「鉄泉」かと思ったら、泉質は、ナトリウム塩化物泉とのことです。(確かに、鉄臭さはなく、しょっぱいです。)

ずっと独占状態で、滞在中、結局大浴場では誰とも会いませんでした。

 

先に部屋に戻って、景色を堪能です。

夕まづめの漁か、漁船が出て行きます。

(まだ対馬がはっきり見えています。)

そろそろ夕暮れ時、どんな景色になるのか、ずっと見ていました。

17:45の景色から。

30分後。(18:15)

同じく18:15、少し左の方向。(夕陽の方向。)

ちょうど樹に隠れて直接見ることはできませんが、夕陽をズームで。

ここからは小刻みに。18:18。

18:23。

18:31。

18:33。

18:50、日没ってところでしょうか。

黒川温泉の「月洸樹」が山と森のマジックアワーだとしたら、「海里村上」は海のマジックアワー。ちょうど戻って来た妻と素晴らしい夕陽と景色を楽しませてもらいました。

 

夕食です。

夕食も朝食も食事処「玄」でいただきます。

(会席紙、誰の書か聞くのを失念してしまいました。)

壱岐ですので、飲み物は麦焼酎か日本酒の「横山50」あたりが王道とは思いましたが、ロビーのショップコーナーで見かけた、壱岐のブランドトマト「ままなかせ」を使った「ブラッディーマリー」を。

(後程、「ままなかせ」が幻級のトマトだということを知ることとなります。)

■前菜

左から、玉子味噌漬け、自家製唐墨・大根、真鯛昆布〆酒盗掛、呉豆腐、トマト蜜漬け。

お酒のチョイス、ビールではなかったですね。(笑)

■温料理

海鮮茶碗蒸し。

■刺身

間八、剣先烏賊、本鮪、赤海胆(うに)。

赤海胆は幻のウニと言われているそうで、ちょうど漁期が今月いっぱいだとか。ラッキーにも食べることができました。

(普通のウニと全然違う味わい。雑味ゼロ、ウニの旨味のみです。)

壱岐で獲れるウニは、主に定番のムラサキウニとガゼウニ、幻のウニと呼ばれる赤ウニの3種類(赤ウニは深い場所に生息しているそうです)。今日お参りに行った寄八幡神社の芦辺町八幡地区では約60人の海女が乱獲防止のためレオタードを着用した漁を行います(=ウエットスーツ禁止)、、、偶然にも、博多で飲んだ「ツマミグイ酒場 カモシカスタンド」とつながりました。(笑)

ちなみに、赤海胆はもちろん何もつけずにそのままいただきますが、その他の刺身も、壱岐の塩だけで全ていただきました。

■箸休め

梅紫蘇大根。

このあたりで、飲み物をチェンジ。後の献立を見て、日本酒「横山50」にしました。(笑)

■焼料理

九絵の米麹焼き。

魚のクエにこの字を使うのは、大阪の「九絵家」で見て以来です。

■鮑料理

黒鮑をしゃぶしゃぶと炭火焼きの二通りの味でいただきます。(タレは、しゃぶしゃぶは自家製のハーブ醤油、炭火焼きは同じく自家製のアンチョビバター。)

(生の鮑は硬いだけであまり好きではありませんが、火を通すと大好きに変身。(笑))

しゃぶしゃぶと炭火焼き、どっちが好みかと聞かれると答えられないほど、両方とも美味しいです。永遠にリピートできそう。(笑)

■肉料理

壱岐牛ステーキ。(壱岐牛が出ることは想定していましたが、それでも昼食は「うめしま」でがっつり壱岐牛のステーキを。(笑))

■ご飯物

雲丹の炊き込みご飯、(先程の黒鮑のしゃぶしゃぶの鍋を使った)雑炊、にぎり寿司から選びますが、私は雲丹の炊き込みご飯。

妻は雑炊。

少しずつシェアしていただきました。

汁物は干し貝柱入り若芽スープ、香の物は浅漬けでした。

■デザート

アールスメロン。これまた知らなかったのですが、壱岐はアールスメロンの産地だそうです。

 

料理は私たちがいただいた会席プランの他、鉄板焼きコース、追加料理には黒鮑に赤海胆を乗せた焼物(時価)などもあります。

失礼を省みず申し上げれば、(板さんの腕よりも)素材の良さが存分に伝わってくる、壱岐の豊かな食材をそのままいただいているという満足感に浸れる会席でした。

食後は部屋に戻って、露天風呂に新鮮な温泉を入れ直して、ゆっくり浸かって就寝。

 

翌朝。

朝の海の色、空の色を撮っておきました。

(時間が進み昼近くなると、色がどんどん濃くなってきます。)

もちろん、目覚めは露天風呂から。

8時に朝食へ。

「玄」のカウンターからの朝の景色、最高です。

朝食も壱岐の食材がずらり。

右上の緑っぽいのは、特製野菜&フルーツジュース。

お米(釜炊き)は見た通りの美味しさ、野菜がこれまた美味しい。箱の中の小鉢には壱岐産の納豆も。

あおさの味噌汁も絶品で、妻が郷ノ浦港であおさをお土産に買っていました。

鯵の一夜干しと、さつま芋と鮑の天ぷら。

(鯵の一夜干しは焼き加減最高で、太い骨以外は全部食べることができます。)

ごちそうさまでした。

 

朝食後は、ロビーのこの椅子で、淹れてもらったコーヒーを飲みながらのんびりとひと時。

1時間以上経って部屋に戻ると、海と空の色が早朝よりも濃くなっていました。

(この時間帯の色が一番美しいと思いました。)

今日も対馬がはっきりと見えます。

(2日連続でこれだけ見えるのは珍しいとホテルの人が言ってました。)

部屋からのこの景色、完全に一枚の絵です。

(iPhone11の広角機能、フル活用です。(笑))

レイトチェックアウト(13時)なので、大浴場と部屋の露天風呂に何度か浸かってのんびり過ごします。

昨日の14時から今日の13時まで、約23時間、「海里村上」での滞在を楽しみました。

そうそう、「行っ得!クーポン券」1万円分は宿泊費の精算に充当しました。(お得!)

 

そして、風呂上がりに飲んだ、部屋の冷蔵庫のこの一本、「甘壱岐」が、この後、ちょっとした波乱を巻き起こします。

「壱岐の潮風」というトマト農場が作っている「ままなかせ」100%のトマトジュースです。

トマトジュースらしからぬ甘さ、独特のトマトジュース臭がほとんどなくて、めちゃめちゃ美味しいです。(個人的には過去最高です。)

 

私たちの2日目は、この「甘壱岐」を探すことから始まります。

〔観光(2日目)編(完)〕へ続く。

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