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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

城南宮 神苑 ~ 「しだれ梅と椿まつり」

2012年03月18日 | 旅行記

ターゲット梅林はまだ「咲き始め」という異例の遅れ。

咲いていない梅よりも満開の梅、ということで、今が満開の京都伏見の「城南宮 神苑」の枝垂れ梅を見に行って来ました。

 

 

といっても、この天気。今にも降りそうな曇天と靄。

R0021533(天満橋。)

 

京阪と近鉄を乗り継いで、最寄りの竹田駅までは小一時間。

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昨日(土曜日)は雨で近所に買い物に行った程度。今日はプチ散策も兼ねていますので、とにかく歩きます。

 

城南宮までは徒歩15分。途中、白河天皇の御陵があります。

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あっという間に到着。鳥居をくぐると、、、

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すぐに満開の梅が迎えてくれます。

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参道を少し行くと、朱塗りの鳥居。

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「しだれ梅と椿まつり」ということのようです。

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見所は何と言っても「神苑」。社殿を取り囲むように広がる庭園で、「春の山」、「平安の庭」、「室町の庭」、「桃山の庭」、「城南離宮の庭」という5つの趣向の違う庭で成っています。

 

神苑の入口。

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入園料¥500を納めて入ると、いきなり見事な椿。自宅の庭にも2本植えている、好きな樹のひとつです。

ピンクの椿。

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白ベースの赤斑入り椿。

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そして、変わり種の椿。

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これらはほんの一部。椿だけでも結構楽しめますが、ここから数歩進むと、息を飲む光景が目に飛び込んできます。

これが第一の庭園「春の山」です。

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一面の枝垂れ梅。満開。

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すごいです。これだけ枝垂れ梅が密集しているのを見たことがありません。圧巻です。

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これぞ“梅林”ですな。

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苔蒸した小山(春の山)に無数の枝垂れ梅。素晴らしい庭です。青空ならどんなに美しいでしょう。

 

アップでも見応え十分。

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紅梅とまではいきませんが、ピンクの梅も美しい。

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散策路は梅の香りでいっぱい。「春の山」、堪能させてもらいました。

 

 

順路を進むと、七草由来の草が植えられています。「春」の演出ですね。

アサツキ。七草かぁ?

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大根(すずしろ)。

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セリ。清々しい緑が印象的。

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竹林を抜けると、、、

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また椿が迎えてくれます。

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落花も風流。

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続いて「平安の庭」。

ここは4月に催される「曲水の宴」の舞台。これ。

R0021641(神苑の入園券です。)

雨が降り始めました、、、

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この庭も苔が立派。

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「平安の庭」を出て参道を横断すると、「室町の庭」。ちょっと雨が強くなってきました。

こちらには抹茶をいただける休憩所があります。その前の松の樹の美しさに目を奪われます。

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アセビも満開。

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蘇鉄(ソテツ)は冬支度のまま。桂離宮ふうの仕立てですな。この蘇鉄島のあたりからは「桃山の庭」。

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立派な枝垂れ桜がありました。1ヶ月後には満開でしょうねぇ。お母様方がお手入れに余念がありません。

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最後は「城南離宮の庭」。枯山水の庭園。ここはかなりあっさりめ。

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これで「神苑」散策は終わりです。なかなか見応えのある庭でした。

 

 

さて、順序が逆になりましたが、お参りを。

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ここ鳥羽は一寸法師上陸の地だそうで、境内にはこんなお茶目なものもあります。

 

拝殿。

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神楽殿を見ていると、10時から神楽の奉納があるという放送が。せっかくなので、見物を。

出番を待つ巫女さん。何やら笑っています。

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始まりました。こちらの神官さんも随分と若い。

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見物客のお清めをしていただきます。

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雨はしとしと降り続いていますが、巫女さんの鈴の音に気持ちも穏やかになります。

 

城南宮の縁起を。

・・・城南宮は国土の安泰と都の守護を願い、遷都の際に平安に祀られたおで、1200年の歴史を重ねています。そして平安時代の末、白河上皇は当地に鳥羽離宮(鳥羽殿、城南離宮とも言う)を営み院政の拠点とし、孫の鳥羽上皇は離宮を拡張、四季の景色も趣き深く、現在しだれ梅が美しい「春の山」は、離宮の築山であったと伝えられます。・・・

 

 

これで城南宮を後にして、ちょっと周辺を散策して回ります。

 

 

城南宮と京阪国道を挟んで、「鳥羽離宮跡」があります。小山があるのですが、これが「春の山」に対して「秋の山」と言うようです。

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そして、ここは、幕末・維新の鳥羽伏見の戦いが始まった地でもあります。

R0021635(「鳥羽伏見の戦い(戊辰戦争)勃発の地 小枝」と碑にあります。)

 

平安から維新までの歴史がぎゅっと詰まったこの地も、今は公園。今日は小雨の中、何チームかが野球の練習をしていました。

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さて、ここからは、鴨川沿いに南下、程良いところで東に折れて丹波橋まで歩く計画ですが、、、

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写真では分かりませんが、雨のために道がグジュグジュです。さすがに断念。なんの風情もないですが、京阪国道を南下することに。

 

適当に東に折れて、丹波橋を目指して歩いていると、伏見桃山城が遠くに見えました。

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途中で良く分からなくなって、またもやスマホのナビにお世話になって無事丹波橋に到着。

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8時前に天満橋を出て、11時過ぎに丹波橋に到着。傘も持たずに濡れながらの歩きでしたので、このあたりが限界ですな。

 

天満橋に戻ってみると、、、まだ雨&靄。

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雨にたたられた土日でしたが、半日でも散策すると、気持ちいいですね。

朝干した洗濯物は当然ちっとも乾いていませんでしたが。

本日は散策のわりには軽めの16000歩。

 

 

さぁ、ターゲット梅林。いつ満開になるのか。ホームページを見ると「満開の頃には桜も咲き始めるでしょう」なんてことが平気で書かれていました。

何としても見てみたいものです。

 

 

それにしても城南宮の枝垂れ梅は見事です。梅のお好きな方は、明後日の春分の日にでもいかがですか。一見の価値はありますよ。

 

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