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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

嬬恋バラギ温泉「高原のホテル ラパン」一泊旅行②〔ホテル編〕

2023年07月19日 | 旅行記

「白糸の滝」から車で30分ちょっと。嬬恋バラギ温泉「高原のホテル ラパン」に到着です。

(新緑のトンネル、いい感じに苔むした敷地の真ん中にレンガ敷きの道が通っています。昭和の時代のような懐かしい洋風の建物が見えます。)

エントランスの前にはこの噴水。

(アンティークなオブジェ。昔はよく見かけたものですが。)

いっぱいいっぱいの広角でようやくほぼ全景を撮ることができました。

(石造りを思わせる重厚なエントランス。屋根が鋭角なのはかなり雪が降るからか。)

いつからここにあるのか分かりませんが、いい具合に時を重ねてきている趣きを感じます。

洋館ではありますが、入るとすぐに室内用のスリッパに履き替えます。そして目に飛び込んでくるのがこの立派な柱と梁。

(一辺50cmというところでしょうか。存在感が素晴らしいです。)

建物は2階建て。階段は3ヶ所くらいあった気がします。ここはロビーにある階段。

(高原のホテルというくらいですので、例年ならエアコン要らずの夏だそうですが、ここ数日は日中はエアコンが必要だとか。こんなに❝暑い❞のは宿の方も経験がないとか。)

ロビーの奥、暖炉のあるラウンジでチェックインです。

(やはり冬期は結構な積雪だそうですが、ここ数年雪の量が減少しているとも宿の方が言ってました。)

1つ1つにストーリーがありそうな置物を眺めながら少々休憩。

(見ようによっては昭和のテイスト。(笑))

ウエルカムスイーツはわらび餅とお茶。

(洋館でわらび餅と緑茶。不思議と落ち着きます。)

宿の方から何点か説明を聞きます。チェックアウトはレイトプランにしたので12時。貸切風呂は4ヶ所で宿の両端の❝地下❞に2ヶ所ずつ。予約は不要で空いていればいつでも利用可。夕食時のドリンクは、ワインなどのペアリングはないけど、料理に合わせて、シャンパン(orスパークリングワイン)→白ワイン→赤ワインをグラスで提供可。(実質ペアリングですね。(笑))、、、などと一通り会話をして、部屋に案内していただきます。

(廊下に大きな❝出窓❞、その前にちょっとアンティーク調の長椅子。連泊すればここで外の緑を見ながらボーッとできます。(笑) ちなみに、鳥のさえずりがずっと聞こえています。)

私たちの部屋は2階の「月光」。

(「月光」の扉の前で振り返ったところ。)

「高原のホテル ラパン」は宿泊サイトの「一休.com」ではほぼ取れないので公式サイトから直接予約。全8室で全ての部屋に半露天風呂(バラギ温泉の源泉100%)付き。サイトで部屋の間取りをあれこれ見て「月光」にしました。

(扉は普通です。(笑))

いろいろな宿に泊まって気付いたことがあります。宿のこだわりや思いのようなものが(意外と)現れるのがルームキー。

(手掘りの木にシルバーのプレート、漆のような光沢を放つ彫り字。ちなみに、「森の月」は「別館」のこと。「本館」は「森の風」。)

入室すると横に廊下が伸びていて、右手側にはダイニングルーム。

(ここで夕食・朝食をいただきます。完全おこもりが可能です。翌日朝食後に妻がここで軽く仕事をしていました。ワーケーション!(笑))

左手側が食事以外の時間を過ごす部屋です。

(部屋に入る前にダイニングルームを振り返ります。)

そして、部屋の入口からの景色。

(「月光」の特徴なのか、「ラパン」全室の特徴なのか分かりませんが、とにかく窓が多い! これまで泊まった宿の中でも断トツの多さ。鳥のさえずりと相俟って、森の中にいる感覚になります。)

「月光」を選んだ理由のひとつがこちら、リビングのソファーが森の方を向いて配置されていること。

(公式サイトの間取り図では分からなかったのが、この大開口の窓。これは最高です。)

この大開口の窓を背にして内側を見ると、ベッドコーナーがあります。

(写真右下に少し写っているリラックスチェアはカリモク製。オットマン付きです。)

洗面所・脱衣場も広く、マッサージチェアが置かれています。

(ダブルボウルではありませんが、鏡は2セット。実はこれが機能的で便利。持参した洗面道具などを広げるスペースとなります。ありそうでなかった作りです。)

そして、マッサージチェアの前も、大開口の窓!

(妻がずっとマッサージチェアを使っていました。横にある窓を開けて、扇風機を首振りで回してマッサージされる、最高だったようです。(笑))

浴室です。

(洋(扉のガラス)と和(目隠しの障子)が自然と調和しています、不思議。)

バラギ温泉はアルカリ性単純泉(要はクセの無い温泉です)。加温はされていますが、源泉100%。

(温泉で火照ったらテラスで休憩もできます。テラスにはこの浴室からと、ダイニングルームからも出ることができます。)

浴槽は信楽焼。サイズは私が足を伸ばしてもつっかえない大型サイズ。

(写メの印象以上に大型です。)

シャワーヘッドはリファでした。(笑)

ミラブルよりもオシャレだからでしょうね、リファの方が宿には人気のようです。(笑))

テラスはミニ過ぎて全景は撮れません。(笑)

(テーブルと椅子が2つ。)

テラスからの景色は最高です。

(下に見える屋根は、貸切風呂の棟。)

ダイニングルームからテラスを見た景色。

(滞在中、浴室からテラスに出ることは何度もありましたが、ダイニングルームから出ることはなかったです。)

さて、恒例の部屋の探検もひと段落したので、貸切風呂に行ってみます。貸切風呂4ヶ所のうちの2ヶ所はフロントに鍵が置いてあれば「空き」ということで利用可、出たら鍵を返しておく、というシステム。

(「伊豆石造り 月見草の湯」と「信楽焼き 陶器風呂」。私たちは部屋の半露天風呂が信楽焼なので、伊豆石造りの方へ。)

部屋のテラスから見えた屋根の棟です。「月見草の湯」と「陶器風呂」の入口はここから。

(なんか昭和のテイストを感じる。(笑))

浴槽の材質で私が好きな2トップは、ヒノキと、この伊豆石。

(「伊豆の青石」とも言います。)

貸切風呂、かなり大きいです。

(伊豆石だらけ。これは贅沢です。)

そして、何と障子。

(湯面に樹々が映り込んでいます。浸からずにこのまま見ていたい景色です。(笑))

で、シャワーヘッドはリファではないようですが、3段階の切り替えがあり、ファインバブルモードもあります。

(ネットで調べたところ、「MYTREX」(マイトレックス)の「HIHO(ヒホウ)FINE BUBBLE」というヘッドのようです。なかなかの使い心地でした。)

「月見草の湯」を出て、ロビーをはさんで反対側にあるもう2ヶ所の貸切風呂に行ってみます。こちらの2ヶ所は、❝現地❞に行ってみて空いていれば利用可というシンプルなシステム。

建物の端から端まで歩きますので、見物がてら行きます。ロビーを通ってそこそこ進んだ所で振り返ります。

(ピアノの演奏もあるのでしょうか。)

途中にあったワインセラー。

(チェックインの時にワインリストを見せていただきましたが、お手頃なものから高級なものまであるようです。)

素敵なくつろぎスペース。

(和むというか落ち着くというか、連泊したくなるホテルです。)

すぐ近くにはマッサージルーム。

(実は私はマッサージチェアが苦手です。(笑))

「高原の談話室」もあります。

お気に入りの本を手に取って、1階でもロフトでも好きな所で存分に読書(と昼寝(笑))、いいですねぇ。

(夏も涼しいということは、「ラパン」は避暑で連泊する宿のなのかもしれません。)

残り2ヶ所の貸切風呂に到着。2つとも空いていましたので、写メだけ撮りました。まずは「懐古の湯」。

(ステンドグラスが湯面に映り込むノスタルジックな雰囲気。特徴のある形の浴槽。浸からなかったので浸かり心地は分かりません。)

お隣にある「竹馬の湯」。

(こちらは石造り(あるいは石を貼っているのか)。竹馬の名は窓(室内に作られた窓)の外に竹格子が飾られているから。)

「懐古の湯」も「竹馬の湯」も浸かりたくなる貸切風呂ですが、窓がないので、ステンドグラスと竹格子を飾った窓を造りつけているのでしょうね。「月見草の湯」と「陶器風呂」の方が窓があって、より楽しいかも。

この後は部屋に戻って部屋の信楽焼風呂で温泉を楽しみました。温泉と森の景色と鳥のさえずりに癒されて申し分のないリフレッシュタイム。18時半、夕食です。15分前にセッティングに来てくれます。

(ワクワクします。)

本日の献立です。

(嬬恋村の名産と言えば「キャベツ」。夏秋キャベツの生産量は50年?連続日本一だとか。私としては中ほどの「キャベツのステーキ」に興味津々です。)

乾杯はシャンパンで。

(シャンパンにもワインにも詳しくないですが、このシャンパン、美味しい!)

■群馬県産トウモロコシのムース

(うまい、うますぎる。もっと食べた~い。(笑))

■石川県産キントキダイのカルパッチョ 昆布出汁のジュレ

(キントキダイが美味しいのはもちろんですが、野菜がこれまた美味しい。)

甘いトマトの他に、地元産の2種類の❝変わり❞大根が入っています。「紅くるり」と「紅しぐれ」。

(ネットより拝借。断面の模様が微妙に違うので、彩りが楽しくなります。)

パンはベーカリーで焼いてもらっているそうですが、焼き立てのような状態で出てきます。とても美味しかったので、結局4種類もいただきました。

(左から、プチフール、バケット、ラムレーズンとオレンジピールのパン、最後にプチフールをリピート。(笑) 妻が食べていた米粉パンも美味しそうでした。)

■鮎のベニエ

(鮎に衣をまとわせて揚げたもの。ソースには鮎のワタを使っているようです。絶品です。)

飲み物は白ワインへ。

(すっきりドライ。料理にドンピシャです。)

■信州産アスパラガスとホタテのポワレ

(あまり出会うことのない色の皿ですが、すごく料理を引き立てます。)

添えられているキノコはフランス産の「ジロル茸」。程良い旨みと嚙みなれた(笑)食感がいいです。

(ネットより拝借。)

■キャベツのステーキ

(土鍋でオーブンで焼かれています。土鍋の蓋を取るとまだチーズベースのソースがグツグツです。)

小皿に取り分けていただきます。

(これはうまい! キャベツとチーズでオーブン調理というシンプルなようで家庭では再現できないオーラを感じます。)

美味しい料理に外を見るのも忘れていましたが、ふと外を見ると、日没の一番きれいな瞬間でした。

■石川県から届いたスズキのポワレ 白ワインソース

(スズキの下にはリゾット風になった雑穀米が敷かれています。スズキの皮目のパリッと感、身のしっとり感のバランスが絶妙です。もう一切れほしい~。(笑))

飲み物は最後の赤ワインへ。

(重くなく赤でもスッキリタイプではないでしょうか。私は好きです。)

■上州牛のステーキ

(低温熟成された上州牛。焼き加減はミディアムレアがおススメとのことで、もちろん、ミディアムレアで。べんがら色のこのお皿もいいですねぇ。)

■桃とバニラアイス

(オシャレな加湿器のような器。(笑) 桃のソースの中には桃の果肉もしっかりと入っています。)

これで夕食のコースは終了。アイスコーヒーを飲みながらクールダウンです。ごちそうさまでした。この後、いつものことですが、温泉を何度か楽しんで就寝。いい一日でした。

 

翌朝。森の向こうから太陽が昇る頃、早朝の鳥のさえずりに自然と目覚めました。

体にいいのか良くないのか分かりませんが、起き抜けの温泉を。

(温泉に浸かって、体も頭もシャキッとさせます。)

動画なら音を再生できるのですが、数種類の鳥たちが耳に心地いいさえずりを続けてくれています。

(写メでは音は分かりませんが、何となくイメージしてください。)

昨晩夕食の後に宿の方が冷蔵庫に入れてくれていたフルーツをダイニングルームでいただきます。

(朝の陽の光が心地いい。最高の朝の過ごし方です。)

そして、リビングのカリモクのリラックスチェアに座って、絵のような窓からの景色をボーッと眺めます。

(この窓、最高です。)

朝食は8時にしました。一番早い時間帯です。夕食の時と同じように15分前にセッティング。

(手前の土鍋はご飯です。)

朝食は洋食と和食を選ぶことができます。私は和食を、妻は洋食を。私の和食です。

(野菜中心の朝食ですが、満足感いっぱい。)

TKG用に生卵も出ます。ブランド卵「浅間小町」。

(黄身をお箸でつまみ上げられるそうです。)

フルーツとヨーグルト。

(さっとかけられているハチミツはアカシアの蜜。)

妻の洋食です。

(左下には大きなパンケーキが。(笑) 洋食もボリューム満点です。)

洋食の方のデザートはオシャレです。

(右手前のれんげ風の匙にはアカシアのハチミツがたっぷり。)

伊東の「ホテルふたり木もれ陽」の朝食は和食の方が断然おススメですが、「ラパン」の朝食は和食でも洋食でも、どちらもおススメです。

チェックアウトはレイトプランにしたので12時。朝食後もかなりゆっくりできます。

(このルームキー、気に入っています。)

嬬恋バラギ温泉「高原のホテル ラパン」、素晴らしい宿でした。もっと近かったら常宿確定なのですが、遠いので、、、。それでも再訪したくなる宿です。再訪する機会があれば、春か秋、高原なら肌寒さも感じる季節に連泊したいものです。

(緑のトンネルの入り口の水のオブジェ。到着時には気付きませんでした。)

最高の一泊二日でした。お世話になりました!

 

・・・嬬恋バラギ温泉「高原のホテル ラパン」一泊旅行③[完]〔復路道中編〕へ続く。

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