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黒川温泉・奥日田温泉2泊旅行④〔「奥日田温泉 うめひびき」編〕

2020年09月06日 | 旅行記

クチコミに釣られるなんて、、、という考え方もありますが、2019年の「一休.comクチコミランキング九州エリア第1位」受賞、2018年の「ミシュランガイド熊本・大分2018特別版」掲載となれば、泊まってみたいということで、今回の旅行の2泊目の宿は「奥日田温泉 うめひびき」にしました。

「うめひびき」の宿泊棟は、本館、別邸「鶯宿」(おうしゅく)、離れ「竜峡」という構成。

私たちは、別邸「鶯宿」を予約しました。

(「鶯宿」全景。「うめひびき」の象徴的建物です。)

フロントでチェックイン。豆田町から車で15分強というところですが、ちょうど汗が引いて涼しさを感じているためか、検温チェックで夫婦ともども(何度やっても)「エラー」。(笑)

上の写真の右に写っている渡り廊下を通って「鶯宿」フロアに入ります。

(渡り廊下。)

「鶯宿」フロアの入口はオートロックになっていて、ルームキー内蔵のタグに反応して自動で開きます。

入るとすぐにラウンジ「藤五郎」(とうごろう)。

(ディスプレイにはウイスキーだけでなく、名物の梅酒がずらり。)

「うめひびき」のある大山地区が「響渓谷」と「梅」に恵まれた景勝地であることが宿の名の由来です。そして、ここは天領日田の奥座敷とも言える所ですので、「奥日田温泉」とオリジナルに命名されたようです。

とにかく館内は梅づくし。

(「梅の里おおやま」。実を採る梅の樹の名前が紹介されていますが、部屋、食事処、温泉大浴場などの名前になっています。)

「鶯宿」の吹き抜けにある窓。

(楽しいですね。)

ルームキー。

(オートロック開錠のためのタグ内蔵。)

部屋の壁は、鏝絵風の梅模様。

(壁一面がこうなっていますので、なかなかの風情です。)

部屋は、前泊の「月洸樹」のように広々とした作りではなく、「よくぞコンパクトに、でも快適に作ったなぁ」と感心する機能重視。

テラスには、露天風呂があります。

(1階なので響渓谷の絶景とまではいきませんが、いい眺めです。)

テラスから視線を左に振ってみると、この景色です。

ちなみに、内風呂は普通の給湯式ですが、ジャグジー機能付き、洗い場には、普通のシャワーの他に、天井から降ってくる「レインシャワー」が備えられています。

 

さて、部屋の探索が一段落したので、宿のショップも兼ねている、徒歩3分の「梅酒蔵 おおやま」に行ってみることに。

「梅酒蔵 おおやま」の前に立派な梅の樹が植えられていますが、「鶯宿」でした。

このような枝張りです。

(幹回りの太さを見ると、結構な樹齢ではないでしょうか。)

「梅酒蔵 おおやま」の店内です。

(オシャレです。)

この建物の中に梅酒の熟成樽を寝かせている貯蔵庫がありますが、立入禁止。(予約すれば工場見学可能。)

でも、蔵出しの梅酒を試飲できるバーカウンターがあって、ほろ酔いになるくらい飲ませてくれます。(笑)

(確か5種類くらいいただきました。試飲の順序がちょっとしたコースになっていますので、途中でギブアップはできません。(笑))

こちらは有料ですが、梅を使った甘味をいただきました。

「梅酒蔵 おおやま」でお土産候補をチョイス。明日、チェックアウト後に購入することにしました。

 

部屋に戻って、源泉かけ流しの温泉大浴場へ。

男女入替制の「緑宝」と「青軸」。(梅の品種の名前です。)

温泉にゆっくり浸かって、今日一日の汗と疲れを流して、部屋に戻ると、そろそろ日没。

(部屋のテラスより。)

夕食は食事処「白加賀」。(梅の品種の名前です。)

■食前酒

(グラスの位置がお品書きと左右逆になってしまいました。)

一年ものと三年ものの梅酒の飲み比べ。三年ものの方が余韻が深いですが、好みの範疇だと思います。

■先付

トマトの冷製ガスパチョ、魚介と地野菜の酢味噌和え、豊後鶏の春巻き。

会席盆が梅の形でかわいい。

■造里

旬の鯛、鮪、間八、烏賊。(お品書き通り漢字にしてみました。)

■温野菜

炙り生ハム(パルマ産)、ズッキーニ、マッシュルーム、焼きトマト、ヤングゴーン、インカのめざめ。

梅の形の会席盆は引かれて、水墨で響渓谷が描かれた台紙に変わりました。

■焼物

日田天ヶ瀬産開き鮎の炭火焼き(カリフラワークリーム添え、鮎たでオリーブソース)、蓮根豆腐ちまき。

■炊き合せ

もろこし豆腐、オクラ、巻き湯葉、海ぶどう。

■洋皿

国産牛オーブン焼き、わさベーゼ(肉に添えられた黒っぽいソース)、博多すぎ茸山椒煮、人参、蓮根、コリンキー(肉の下に隠れています)。

■台の物

日田天ヶ瀬産鯉の味噌仕立て。

■ごはん

福岡県産ひのひかり。

■デザート

自家製完熟梅甘酒アイスクリーム、季節のフルーツ盛り、大分かぼす氷。

素晴らしい会席料理でした。全品とても美味しかったです。

土地柄、旬の川魚(鮎、鯉)がコースに入ってきますが、数日前に電話をいただき、川魚が苦手ではないかどうかの確認でした。

フロント、案内係、配膳係をはじめ、庭の手入れ・清掃スタッフまで、宿のみなさんがとにかく親切丁寧で、妻とも「接客が素晴らしいね。」と感心していました。

そんなお心遣いもあり、とても豊かな夕食、滞在となりました。

 

夕食の後、腹ごなしとiPhone11のナイトモードのお試しを兼ねて、外に出て「鶯宿」の夜景を撮ってみました。

ライトアップされてとてもきれいでした。

部屋に戻って、さっそく露天風呂へ。

「月洸樹」とは違って、こちらは明かりに寄ってくる虫が結構いますが、湯船に飛び込んでいる虫をすくう網がありますし、人に向かってくる虫ではないので、快適に温泉に浸かれます。

ここも静かです。秋の虫の声を聞きながら、温泉三昧となりました。

 

翌朝。今日も快晴のようです。

露天風呂に浸かってぱっちり目を覚まして、朝食へ。昨晩と同じ「白加賀」です。

お盆右上のグラス2つは、サラダのドレッシングではなく、完熟梅甘酒(左)と緑野菜の飲むヨーグルト(右)。

お盆左上の箱に入っている左の小鉢は豆腐ですが、かかっているのは黒梅だれ。

梅や地の物づくしの朝食、美味しかったです。(ご飯は釜炊き。玉子はJR九州ファームの「うちのたまご」。)

朝食のお楽しみはもうひとつ。

食事処から出ることができる「あさもやテラス」からの眺望です。

(すでに朝靄の時間帯は過ぎ、太陽がじりじり照りつけます。(笑))

ここからの響渓谷が「うめひびき」のウリのひとつ。

春や秋なら、朝食後に飲み物を持って、ここで休憩というのもいいと思いますが、夏場はまぶしいのと暑いのとで、景色を楽しんだら屋内に退散です。

水墨画にも例えられる響渓谷ですが、「あさもやテラス」から見える、2つの大きな岩壁がシンボルです。(秋の紅葉は見事だそうです。)

が、そのうちの1つ、右側の岩壁が崩落しています。

(逆光でちょっと見づらいですが。)

これは今年の「令和2年7月豪雨」による被害だそうです。

昨日の道中、山の中や天ヶ瀬でも豪雨の被害跡や、道路沿いの山肌を金網で覆う工事などの現場を見ることが多かったです。

 

響渓谷の絶景を堪能した後、部屋に戻って、露天風呂。

最後まで温泉を楽しみました。

チェックアウトは11時ですが、「うめひびき」では、混雑緩和とコロナ対策として、朝食後の「事前精算」をやってくれますので、とてもスムースです。

 

チェックアウト後は、「梅酒蔵 おおやま」で、昨日チェックしておいたお土産を購入。(「梅酒蔵 おおやま」の方もとても親切でした。)

「奥日田温泉 うめひびき」、温泉や料理も素晴らしいですが、宿のみなさんの親切さがそれ以上に印象的でした。

気持ち良く、最後の旅程に出発です。

 

〔道中編その3(完)〕へ続く。

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